目次
死後、呪いと化して真希のもとに現れた禪院直哉。
その圧倒的な速度は真希だけでなく、加茂憲紀も翻弄します。
しかも呪胎の状態で、あの速度だったことが今回判明しました。
さらなる進化(?)を遂げた直哉は、どんな力を秘めているのでしょうか。
真希と加茂がピンチに陥る第192話「桜島結界②」のネタバレです。
呪術廻戦前回191話のおさらい
渋谷事変後すぐ、加茂宗家の屋敷を訪れていた加茂憲紀。
しかし、一足先にそこには羂索がやってきていました。
総監部への発言権や処罰内容など、加茂が押さえたかったものはすべて羂索に奪われていたのです。
さらには、加茂家跡取りの地位まで、羂索は手に入れていました。
無力な加茂に、「君が生きていても何にもならない」と羂索は告げます。
ここで始末するほどの価値すらない。
加茂はそう宣言されてしまったのでした。
一方、桜島の結界には謎の呪霊が出現していました。
信じられないほどの速度を持つその呪霊は、真希を明確に狙っていました。
なすすべなく吹っ飛ばされた真希に、呪霊はとうとうその正体を見せます。
「こんにちは、真希ちゃん」
現れたその顔は、かつて真希に敗れた禪院直哉のものでした。
呪術廻戦ネタバレ最新話192話の考察
呪術廻戦ネタバレ最新話192話考察|なぜ直哉は呪霊になったのか
直哉が呪霊になった理由は、「呪力で殺されていないから」だと考えられています。
これまでに作中では、「術師は呪力で殺す」必要があることが語られています。
そして、術師本人が呪霊にならない限り、術師から呪霊は生じません。
直哉は禪院家壊滅の際、真希の母親の手で命を落としています。
それも、背後から包丁で刺される、という形で。
術式や呪力が死因ではないんですよね。
しかも、五条悟や伏黒甚爾、そして真希に、大きな執着を持ったまま最期を迎えました。
負の感情を持った術師が、呪力以外の力で命を落とした。
そのため呪霊になったのでは、との説が、現状では有力です。
呪術廻戦ネタバレ最新話192話考察|呪霊直哉の一人称について
一方で、あの呪霊は本当に直哉なのか?説も浮上しています。
191話ラストで真希に話しかけていた際の、一人称がその根拠とされています。
以前、禪院直哉の一人称は「俺」でした。
ところが今回、呪霊の直哉は「僕」と言っています。
このため、「直哉の怨念を取り込んだ呪霊」であって、直哉そのものではないのでは?説が上がっているんですね。
ただ、この一人称についても、ユニークな解釈をしている読者もいます。
その解釈とは、「五条悟に対する感情がそうさせたのでは」というものです。
直哉は以前、伏黒甚爾と五条悟のことを、別格扱いしていました。
そして、自分もそちら側に立ちたいという主旨の考えを持っていましたよね。
そういった思いが、呪霊になった際の一人称に現れたのでは?という見方をする読者が見られました。
直哉が今後、どのようなことを語るのかによって、このあたりは判明しそうですね。
呪術廻戦ネタバレ192話
呪術廻戦ネタバレ192話|術師が死後、呪いに転ずる
直哉が死にそうになった時にこれ言ってやりたい #呪術本誌 pic.twitter.com/wpc90QjZVj
— あ (@mas_oO0) July 31, 2022
交流会の際、京都校の学長が、加茂に問いかけたことがありました。
「敵対術師に止めを刺す際に気をつけねばならんことは?」
加茂は、こう答えています。
「死後呪いに転ずることを防ぐために、呪術で殺します」
真希は直哉の死因を、「自分が拳で殺したせいだ」と思っていました。
真希は、呪力を持っていません。
つまり、直哉が死後、呪いになる可能性のある殺し方をしたことになります。
しかし、直哉は真希に、真相を伝えました。
自分を殺したのは、真希の母親である、という真相を。
動揺を見せる真希に、「気持ちブレブレで今の俺に勝てると思ってるん?」と、直哉は畳みかけます。
呪術廻戦ネタバレ192話|連携攻撃
余裕の舐めプから3コマで攻撃当てられてんの草だし、真希さんに鷲掴みでブン投げられるとか矢が当たった時のおもしろフェイスとかこの2ページだけで死ぬほど笑った。割と緊迫感ある回のハズなのに直哉くんのせいでどうあがいてもおもろいの罠だろ。#呪術本誌#wj35 pic.twitter.com/zE0fHlVhQE
— szm (@gesszm_1030) July 31, 2022
加茂は得意武器の弓で、遠距離から直哉を狙っていました。
直哉のいる位置は、気配で分かりやすいためです。
ただし、厳密な射撃は難しく、勘に頼らざるを得ません。
うっかりすると、真希に攻撃が当たってしまう可能性もありました。
加茂の放った矢に向け、直哉を放り投げる真希。
2人が連携することで、直哉の目には「トロい」と見える攻撃も当てていくことができます。
加茂の矢が刺さった直哉を、呪具で両断する真希。
攻撃は、確かに通用しているように見えました。
呪術廻戦ネタバレ192話|「穿血」
大好きな甚爾君の実の息子に当主の座を易々と奪われて、息子殺すために渋谷行ったけど会えずに返り討ちにあって、挙句甚爾君の生写しに成った真希に惨敗して、自分より下だと思ってる女にトドメを刺された直哉君本当に人生丸ごと可哀想。報われてほしい。
— 朽ち果てた猿 (@motu19820618) July 31, 2022
思ってへんけど。
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攻撃を受けた直哉は、消失反応のような状態になりました。
が、真希の目の前で、繭のような形へと変貌していきます。
これは、「変態」の合図でした。
直哉は呪胎の状態から、別な姿に変わろうとしていたのです。
(ちなみにここで真希が言っている「変態」は、「動物が幼生から成体になる過程で形態を変えること」を指します。)
(オタマジャクシがカエルになるアレのことですよ)
真希の合図で、血液パックを取り出す加茂。
赤血操術の「穿血」で、彼は直哉を狙いました。
攻撃は、見事命中。
何とか祓うことができた、かのように見えました。
呪術廻戦ネタバレ192話|直哉、羽化する
直哉の受胎とかDグレのレベル4生まれた時の絶望感以来の絶望味わってる#呪術本誌 pic.twitter.com/FKpYkXXYlA
— 普通のポチタ (@Snowbloomo) July 31, 2022
しかしそこには、さらに異様な形態になった直哉の姿がありました。
髑髏のような顔面部分と、外骨格のように見える異形です。
真希が反応するより速く、加茂へ拳を振るう直哉。
拳のように見えるのは、外骨格状の部分から伸びた触手のように見えます。
圧倒的な力で、遥か後方へ加茂は吹き飛ばされました。
「カスが。空気読めや」
直哉のこの発言からは、狙いはあくまで真希であることがわかります。
呪胎の状態で、すさまじい速度を見せた直哉。
新たな姿となった彼には、どれほどの力が秘められているのでしょうか?
呪術廻戦ネタバレ192話のまとめ
いかがでしたか?
呪霊直哉は、イモムシ状の姿だったことから、冗談交じりに「羽化しそう」と言われていました。
「まさか本当に羽化するとは……」「あの見た目はヤバい」などなど、今回も話題になっていましたね。
真希と加茂の連携も見事でした。
2人の素の能力が高いだけでなく、お互いに協力体制が取れているのが強みでしょう。
その2人がかりで、まだまだ直哉にはしてやられている状態です。
反撃の糸口は、あるのでしょうか。
また、呪胎から姿を変えた直哉の能力も気になります。
お得意の「投射呪法」は使えるのでしょうか?
使えるとしたら、威力のほどはどの程度なのでしょう。
真希と加茂の、ここからの反撃に期待ですね。