【ワンピースネタバレ考察】ゾオン系能力者の羽衣は「神」の証!?羽衣の正体について考察

ルフィを始め動物系悪魔の実の能力者には、覚醒後羽衣を纏う存在がいることが確認されています。
ただ全てのゾオン系に発現するわけではなく、能力者ごとに羽衣の色が違ったりと、謎の多い描写です。

今回はそんな羽衣を纏う条件など徹底考察していきます。

羽衣を背負えるのは神に関係する能力者!?

羽衣を纏った能力者一覧

ルフィ「ギア5」
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

現在羽衣を纏っている能力者は5人。
所持している悪魔の実の能力と共に一覧化しました。

モンキー・D・ルフィヒトヒトの実 モデルニカ
ヤマトイヌイヌの実 モデル大口真神
ロブ・ルッチネコネコの実 モデルレオパルド
ジェイガルシア・サターン聖不明
エネルゴロゴロの実

どうでしょう?並べてみると羽衣を纏う能力の共通点が見えてきませんか?

結論から言うと筆者は「神」に関連性がある能力者が、羽衣を纏うと考えています。
ここからはその理由について、具体例を挙げながら解説していきましょう。

羽衣を纏えるのは幻獣種とは限らない?

マルコ鶴爪(オングル)
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

よく羽衣を纏う能力者は「幻獣種の覚醒者」と語られますが、筆者はこれだけでは言葉足らずだと考えています。

というのも、幻獣種であるにも関わらず、マルコやカイドウなど羽衣を纏っていない者も多くいるため、幻獣種共通の特徴とは考え難いです。

またルッチの能力は通常のゾオン系でありながら覚醒後は羽衣を纏っているため、幻獣種だけに見られる特徴ではない可能性もあります。

しかし、ルッチの実がルフィのゴムゴムのように、真の名前を隠しているという線も十分考えられますね。


センゴクは羽衣を纏っていない

モデル大仏のセンゴク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

またルフィのように「神」と関係のある者が必ず纏うと断定するにも、些か疑問が残ります。

というのも、神と関連性がありながら、羽衣を纏っていない能力者がいるからです。

例えばセンゴクの能力である「ヒトヒトの実 モデル大仏」も、神仏をモチーフにしているにも関わらず、羽衣を纏っていません。

能力の覚醒も羽衣を纏う条件のひとつとも考えられますが、海軍元帥を務めたセンゴクが能力を覚醒させていないとは考え難いです。

そのため、神に関連する能力者の中でも、更に羽衣を纏うための条件が存在していると考えられます。

能力者ごとに神との関係性について考察

エネルの「ゴロゴロの実」は雷神がモチーフ?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからはルフィとヤマト以外の羽衣を纏っている能力者と、神との関連性について考察していきます。

まずエネルです。
エネルは現在羽衣を纏っている能力者の中では、最も異質な存在となっています。

なぜなら、エネルの「ゴロゴロの実」は、羽衣を纏う能力の中では唯一超人系パラミシアの能力に分類されているからです。

そのため、羽衣を纏うには、必ずしも神に関する能力である必要はないとも考えられます。

ただ、エネルの能力がゴムゴムのように真の名前を隠している可能性も捨てきれません。

例えば「ヒトヒトの実 モデル雷神」などであれば、「羽衣は神に関係がある能力者が纏う」という仮説にも当てはまります。

ルッチの「ネコネコの実」も神と関係がある?

ルッチ 覚醒
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

また筆者はエネル以外にも真の名前を隠した能力者がいると考えています。
それがルッチです。

ルッチの有する悪魔の実の能力は「ネコネコの実」。
そして猫と言えば、古代から神聖な生き物として崇められてきました。

例えば古代エジプトにおいて崇められた猫の女神として、バステトが挙げられます。
そしてバステトを信仰していた地域は、猫をミイラにして埋葬していたりと、猫と神は古来から切っても切れない間柄でした。

そのため、ルッチの有する能力が猫の神に関する能力である可能性は十分に考えられます。


五老聖サターンの能力もモチーフは神?

怪物化した姿でエッグヘッドに上陸したサターン聖
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

筆者は五老聖の1人、サターン聖の能力も神に関係するものであると考えています。

サターン聖といえばその姿から、西日本に伝わる妖怪・牛鬼をモデルにした能力ではないか?と考察されていますね。

そして牛鬼は妖怪でありながら、神との関連性を示唆した説が多く残っている存在です。
例えば信仰されなくなった神が怨霊として変化した姿、水神の化身であるなど、元は神であったとする説も多く見られます。

そのため、サターン聖の能力も、牛鬼に残る信仰の要素を踏襲している可能性が高いでしょう。

サターン聖の能力について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

羽衣の色の違いは思想の違い!?

海賊と政府側の人間で羽衣の色が違う

特定の能力者が纏う羽衣ですが、もうひとつ大きな謎が隠されています。
それは能力者によって羽衣の色が違うことです。

例えばルフィとヤマトは神聖な白色、ルッチとサターン聖は黒色。
ここまで来ればお気づきの方もいますよね?そう、政府側の人間と海賊で羽衣の色が分かれているのです。

エネルの羽衣は黄色ですが、そもそもどちらにも属さない人物であるため今回はあえて触れません。

ここからはなぜ政府と海賊で羽衣の色が分かれているのか?について考察していきます。

Dの意志が関係している?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

まず、能力者によって羽衣の色が変わる原因として考えられるのはDの意志です。

Dの一族といえば、かつて世界政府の前身と戦った存在。
Dは血縁を超え「意志」として受け継がれており、勿論その思想はDの名前を持たないものにも伝播しています。

Dを受け継ぐルフィ。
そして、ルフィのように自由を求めるヤマトは、DではないけどDの意志の仲間と言える存在です。

そのため、Dの一族、もしくはその意志に賛同して戦う存在は羽衣の色が白、敵対する政府側は黒に染まるとも考えられます。

悪魔の実の意志が関係している?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

もうひとつ筆者が羽衣の色を分ける可能性として考えているのは、悪魔の実の意思です。

作中ではゾオン系悪魔の実には、意思が宿っていることが仄めかされてきました。
ルフィのゴムゴムが800年もの間、世界政府に回収されなかったのも実の意思が原因とされています。

逆に言えば、世界政府の人間が回収できた実は「政府の考えに賛同した悪魔の実」とも言い換えられるでしょう。

そして世界政府から逃れる実は「政府の考えに反抗する悪魔の実」。

悪魔の実の中でも立場や思想の違いがあるのなら、羽衣のように色の違いが発言するのは当然と言えます。

ゾオン系能力者の羽衣についてのまとめ

以上が能力者の羽衣についての考察になります。

羽衣を纏った姿は非常に神々しく、初見時は他の能力とは一線を画す存在であると感じられました。
まさしく神に相応しい姿です。

ただ神に関する能力者全てに共通する要素ではないことから、まだ謎の多いギミックではあります。

皆さんはこの羽衣についてどう考えますか?
ぜひコメント欄に皆さんの考えを書き込んでみてください。

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