呪術廻戦ネタバレ214話|激突!虎杖vs宿儺!!

来栖を葬り、虎杖を見下ろす宿儺。
虎杖は宿儺に挑み、直接対決が始まります。

規格外の頑丈さを見せる虎杖でしたが、宿儺の斬撃に耐えられたのは本人の丈夫さだけが理由ではありません。
伏黒も、内側から宿儺に抵抗していたのです。

それでは、第214話「呪胎戴天ー陸ー」のネタバレです。

呪術廻戦前回213話のおさらい

伏黒を器とし、宿儺は受肉してしまいました。
実は伏黒にも、器としての素質があった、とのこと。
自分への耐性があることに気づいた宿儺は、以来ずっとチャンスを伺っていたのでした。

虎杖を吹き飛ばし、特大の鵺を召喚して、真希と髙羽を一掃する宿儺。
そこへ駆けつけたのは、気絶から回復した来栖でした。
彼女は天使の受肉体のため、意識を回復するのも早かったのです。

受肉体となった伏黒を見て、取り乱す来栖に天使は言います。
「完全に根を下ろす前に引きはがすしかない」
その言葉を聞いた来栖は、術式「邪去侮の梯子」を発動。
光を浴びた宿儺は苦しみ悶え始めます。

「返せ」と繰り返す来栖に、不意に『伏黒』が声をかけました。
「もう大丈夫」という『伏黒』の言葉に、不用意に来栖は駆け寄ってしまいます。

「まだだ!」と制止する天使の声は、来栖の耳には届いていませんでした。

飛び込んで来た来栖を抱きとめた『伏黒』は、次の瞬間来栖に襲い掛かります。
その表情は、伏黒ではなく『呪い』である宿儺のものにしか見えませんでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話214話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話214話の考察|虎杖は天使の器になれるのか

宿儺のだまし討ちにより、どうやら退場の可能性が濃厚となった来栖華。
仮に彼女が脱落するとして、天使はどうなるのでしょうか。

器が死ねば受肉した呪いも死ぬようですが、事切れる直前で別な器に受肉することができれば、少なくとも呪いの方は生き残れるはずです。

そうなると、器としての素質の高い虎杖であれば、天使を受肉し、救うことが可能そうに思えますね。
天使が反転術式も使えるのであれば、来栖も虎杖も助かる流れも期待できます。

問題は、虎杖が宿儺に「檻」と言われている点です。
呪いの王を抑え込むことができるほどの素質のある虎杖に、天使が受肉することはそもそもできるのでしょうか。

器の自我を守ろうとする天使が相手ですから、スムーズに話がまとまる可能性は十分考えられます。
しかし、結果として譲り合いが発生したような状況になり、虎杖の頑健さも、天使の術式も両方中途半端になってしまう。
みたいなことにもなりかねないと思われるのですが、どうなるのでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話214話の考察|「邪去侮の梯子」の詳細について

呪いの王にも確かな効果を見せた術式「邪去侮の梯子」。
恐らくは天使の術式と思われますが、まだ詳細は語られていません。

そもそも天元に言わせれば、「すべての術式を消滅させる術式」を持っているのが天使だったはず。
受肉体から呪いを引きはがすのは本来の効果ではなかったはずですよね。

「邪去侮の梯子」がこの「術式を消滅させる術式」であるとするならば、伏黒に受肉した宿儺に影響するのは不自然なようにも見えます。

ここで思い出したいのが、かつて虎杖が「自分が堕天だ」と宿儺に明かされたときの考察です。
あのとき虎杖は、「天使は完全に宿儺を消滅させる力を持っている」のではないかと考えていました。

そうなると「邪去侮の梯子」が術式の消滅ではなく、対宿儺専用の術式であるという可能性はないでしょうか?

呪術廻戦ネタバレ214話

呪術廻戦ネタバレ214話|「つくづく、人間」

伏黒に戻ったフリをして、来栖を仕留めることに宿儺は成功します。
翼と片腕を失った来栖には、もはや抵抗らしい抵抗をする力も残されていませんでした。

宿儺に放り投げられ、落下する来栖。
高所から叩き落された彼女からは、「グチャ」という音がしている描写のみが残されました。

その様子を、下から眺めていた虎杖。
奇妙なことに、ビルを貫通する勢いで吹き飛ばされたにも関わらず、だいぶ軽傷に見えます。

しかし、そんなことを気にする余裕は、虎杖本人にはないようでした。

おそらくは、もう助からないだろう来栖を見つめる虎杖の表情は、何かに絶望しているようにも見えました。

呪術廻戦ネタバレ214話|虎杖の覚醒

虎杖が立てた音を聞きつけ、「まだいたのか」と宿儺は忌々しそうな顔をします。
その宿儺のもとへ、一足飛びで駆けつける虎杖。
宿儺が一瞬目を見張るほどの速度で殴りかかったのでした。

怒りを込めた虎杖の拳は、ビルを破壊するほどの威力を見せます。
そのパワーに、宿儺も不審そうな表情を浮かべていました。

一方の虎杖は、大きな瓦礫を放り投げるほどの力を見せ、宿儺への攻撃を続けます。

その様子を見た宿儺は、何かを察したようでした。
どうやら虎杖には、羂索によって何らかの細工が施されていたようなのです。
宿儺に言わせれば「気色の悪いことをする」という類のことのようですね。

呪術廻戦ネタバレ214話|呪いと人間

「どうして普通に生きられない」
「どうして不幸を振り撒かずにはいられないんだ」

宿儺に問う虎杖でしたが、宿儺の答えは冷ややかなものでした。

宿儺に言わせれば、人間の弱さの方こそ理解できないことであるようです。
弱いくせに生に執着し、永く幸福でありたいと口にする。
「身の丈にあった不幸を生涯噛み潰していればいい」というのが宿儺の言い分です。

両者の発言が、まるでかみ合っていないことがわかりますね。
このかみ合わなさ、お互いに理解できないことを虎杖は、「こいつらはどこまでいっても“呪い”なんだ」と感じるのでした。

似たような流れは真人のときのもありましたが、まだまだ虎杖の、呪いに対する認識は甘かったようですね。
これにはおそらく、虎杖の生来の気質である人の良さが、影響しているのではないでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ214話|伏黒の抵抗

「オマエも不幸を噛み潰してみろ」と言い、宿儺に向かう虎杖。
容赦なく宿儺は、斬撃の術式を浴びせます。

しかし、全身に攻撃を受けてなお、虎杖の足は止まりません。
さすがの宿儺も、そのあまりの硬さに違和感を覚えます。

厳密には、虎杖が硬かったばかりではありませんでした。
内側から、伏黒が宿儺に抵抗し、呪力出力を下げていたのです。

伏黒と虎杖が、それぞれ内と外から宿儺を挟撃する形となり、不意を突かれた宿儺は虎杖の拳を食らいます。

宿儺の一方的に有利と言える状況は、どうやら大きく狂ったようでした。

呪術廻戦ネタバレ214話のまとめ

いかがでしたか?

来栖の安否の心配、虎杖の異常な頑丈さなど、気になることがまた増えた回と言えましたね。
真人との激突を経験したにも関わらず、まだ“呪い”に対する理解が甘かった虎杖の認識も、明らかになりました。

そしてどうやら、虎杖という存在の根幹に、大きく関わっているらしい羂索。
宿儺がこの時点まで気づけないような、何らかの細工をしていたらしいことは示されましたね。

本当に、何時から何を目的として、どんな細工を仕込んでいたのか気になります。
そしてここまで大掛かりな仕込みをして、結局何が目的なのかもはっきりはしていない現状です。

8号の作者コメントのこともあり、物語は畳まれていく段階へと進んでいることとは思います。
が、それにしては気になることがたくさんあるなあ、と感じるのは、私だけでしょうか?

先々の展開に関しての疑問も尽きませんが、まずは眼前の宿儺vs虎杖&伏黒戦ですね。
内側から宿儺に干渉できるという伏黒の力は、どこまで虎杖を助けてくれるのでしょうか?

次回以降も、注目していきたいですね。

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