【ワンピース】シャッキー(シャクヤク)の最新まとめ!正体は九蛇海賊団の元船長!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

最終章に突入してから、毎週のように謎が紐解かれ、また新しい謎が生まれ続けている『ONE PIECE』。
そのひとつがレイリーの相方であるシャッキーの存在です。
そこで本記事では、シャッキーの正体や過去について、徹底解説していきます!

シャッキー(シャクヤク)のプロフィール!レイリーとは夫婦の関係?

「シャッキー'sぼったくりBAR」店主

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

シャッキーはシャボンディ諸島の13番GRに店を構える「シャッキー’S ぼったくりBAR」の店主です。
店名の通りに客へ法外な代金を請求しており、支払いを拒んだ客をボコボコにして無理やり払わせるなど、腕っぷしの立つ人物です。

しかしルフィ達には「はっちゃんの友達からは料金は取らない」と語っており、顔見知りの人間には気前のいい姿を見せています。

また共に暮らしているレイリーが、船が潜水するためのコーティング依頼を、シャッキーの店で引き受けることもあるため、実質的な共同経営店と言えるでしょう。

ルフィのことを「モンキーちゃん」と呼ぶなど、人物の呼び方が少々特殊となっています。また作中で頻繁に呼ばれる「シャッキーは」あだ名で、本名は「シャクヤク」です。

40年前は海賊として活動

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

40年前は海賊業を営んでいたようで、ルフィの祖父であるガープには、しょっちゅう追い回されていたようです。今はすっかり海賊からは足を洗い、ルーキー海賊の応援をしています。

しかし民間人に被害を与えるような海賊は嫌っているようで、キッド達のことは「カワイくない」と評していました。
そのためルーキー海賊の中でも、ルフィのことを特に気に入っているようで、「カッコいい」「モンキーちゃんのファン」と自ら語っています。

因みに40年前に海賊をしていたことから分かる通り、実年齢は64歳とかなり高齢となっています。実年齢を全く感じさせない美貌には、ルフィも「オバハンいくつだ?」と困惑していました。


レイリーとの関係

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

ジャー海賊団の副船長だったレイリーとは、作中の発言からすると同居しているようです。またレイリーのことを「レイさん」や「うちの人」と呼ぶこともあり、熟年夫婦のようなやりとりも見られました。

しかし、レイリーは1度家から飛び出すと長い間戻らず、初登場時は半年間帰ってなかったそうです。
しかもそこら辺で女を作って寝泊まりしているようですが、その事に関してシャッキーは気にしていません。

むしろ女の家で寝泊まりしているから、長く帰ってこなくても「体の心配はしていない」と語っており、その器の大きさが伺えます。

実はこの2人が結婚しているかどうかは、公式でも見解が異なっています。まず原作57巻にて送られてきた2人のファンアートに対しては、「熟年夫婦」とのコメントがつけられていました。

しかし『ONE PIECE』のキャラクター解説が掲載されたONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD』においては、2人の関係性は「友達」と記されているのです。この公式情報のズレから、2人の関係性は不明のままとなっています。

シャッキーの正体は?元ロックス海賊団メンバー!?

原作90巻SBSで尾田氏がうっかり…

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

実はシャッキーに関して、あの「ロックス海賊団」との関係が、作者の尾田栄一郎氏から仄めかされています。

「ロックス海賊団」といえば、38年前に起こった「ゴッドバレー事件」で、ガープとロジャーによって滅ぼされた海賊団です。
そう!壊滅が38年前ということは、ちょうどシャッキーが海賊から足を洗った時期と重なりますよね。そしてシャッキーが、よくガープに追われていたのも、ロックス海賊団に参加していたからと考えられます。

SBSでは絶妙にはぐらかされていますが、何かしらの関係があることは間違いないでしょう。またレイリーとはロックス海賊団時代に出会い、ロジャー海賊団解散後共にシャボンディ諸島に移り住んだとも考察できます。

ロックス海賊団については下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!

シャッキーの強さや能力を紹介!ルフィの100倍強いって本当?

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

シャッキーの強さに関してですが、作中で戦闘描写がないため詳細は不明です。
よくネットでは「ルフィの100倍強い」と言われますが、これはシャッキーがレイリーのことを「ボーヤ達の100倍強い」と語ったコマが、1人歩きしていることが原因と考えられます。

しかし初登場時に自身よりずっと大柄な男を一方的に痛めつけており、その腕前は確かです。かつてガープに追われ続けても捕まらず、そのまま海賊から足を洗えたことを考えても、かなりの実力者であることもわかります。

またロックス海賊団といえば、「仲間同士の殺し」が絶えなかったことで有名です。シャッキーがロックス海賊団の一員だったとすると、後の四皇達がひしめく組織内で生き残り続けたという証でもあります。

これらのことから、新時代に乗り込む海賊達にも、引けを取らない実力はあると考えられるでしょう。


ロックス海賊団時代に生まれた隠し子がいるとの説も…

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

実はシャッキーには「隠し子がいるのでは?」との考察が、以前から多くされています。その候補としてよく上がるのが、赤髪のシャンクスと鷹の目のミホークです。

シャンクスに関しては、本名のシャクヤクと名前が似ていること。ミホークは、シャッキーともみ上げのデザインが非常に似ていることなどが挙げられますが、どれも根拠と呼ぶには薄いです。

またアマゾン・リリーが産む子供は、みんな女の子であることが作中で明言されていました。このことから男性である2人が、シャッキーの子供という線は薄いのでは?と筆者は考えます。

しかし女ヶ島という特殊な環境が、女しか生まれない環境を作っている可能性も0ではありません。つまり島から飛び出し、皇帝の立場を捨てたシャッキーなら、男の子を産んでもおかしくはないのです。

シャッキーの過去はアマゾンリリーの「先々代皇帝」!?

原作1059話にて判明!

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

謎多き女であるシャッキーですが、最終章ではとうとうその正体が判明しました。なんと先々代アマゾン・リリー皇帝にして、元九蛇海賊団の船長だったのです!つまり先々々代皇帝だった「グロリオーサ」ことニョン婆の、次の皇帝に当たるわけですね。

衝撃の事実ですが、シャッキーがアマゾン・リリー皇帝だったことを考えれば、レイリーが女ヶ島の場所を知っているのも、ハンコック達と関わりがあるのにも納得がいきますね。

しかし先述した通り、シャッキーにはロックス海賊団との関わりがあります。そのため、九蛇海賊団はかつてロックス海賊団の傘下であった可能性も浮上してきました。謎がひとつ明かされれば、また新たな謎が生まれるのは、流石『ONE PIECE』といったところですね。

︎先々代の皇帝は死んだと語られていた

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎/集英社

 

しかしシャッキーが先々代アマゾン・リリー皇帝であったため、矛盾する事実が出てきました。かつて原作53巻で語られた「先代皇帝と先々代皇帝は死んだ」という話です。

ですが、当の先々代皇帝であるシャッキーは、この通りピンピンしています。そのため「尾田先生が忘れていたのか?」と考える人もいるでしょう。

しかし筆者はニョン婆と同じく、「恋煩い」をして島を飛び出し皇帝の身分を捨てたため、「(皇帝としては)死んだ」と表現したのでは?と考えています。そう考える理由はレイリーの存在と、原作60巻でのやり取りです。

シャッキーはマリンフォード頂上決戦から姿をくらませたルフィの行き先を、女ヶ島と予想していました。更にシャッキーは「ハンコックがルフィに惚れて匿った」と推察を展開し、それに対してレイリーは「主観的」と返しています。
「主観的」という言葉はかつて、「シャッキーもレイリーに同じことをした」経験があるからこそ、シャッキーに対して放たれた言葉ではないか?とも考えられるのです。

本名の「シャクヤク」は伏線だった

さて、アマゾン・リリー皇帝だったシャッキーですが、実は本名の「シャクヤク」にも伏線が隠されていました。彼女の名前の由来は、ボタン科の花である「芍薬」と考えられます。
そして、この「花の名前が由来」というのが、彼女がアマゾン・リリーだった伏線なのです。

実はアマゾン・リリーの女性達は、全員が花に由来した名前を持っています。ONE PIECE BLUE DEEP CHARACTERS WORLD 』によると、アマゾン・リリーは「この様に成長してほしい」と願う花の名前を子につけているとのことです。

そのため、本名が花に由来していることからも、「シャッキーはアマゾン・リリーだったのでは?」と長く考察されていました。

シャッキーの声優は誰?なぜ交代した?

初代声優は鶴ひとみ!

実はシャッキーの声優は、1度交代しています。そこでここからは、歴代担当声優を順番に解説していきます。

まず初代声優を担当したのは、鶴ひろみ氏です。代表作は『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃんや、『ドラゴンボール』のブルマ役として知られています。どれも国民的アニメのメインキャラばかりで、「この人の声を聞いて育った」という方も多いでしょう。

明るくおてんばな少女を演じさせたら、鶴ひろみ氏の右に出るものはいないと語る人もいます。また声優の堀川りょう氏とは夫婦や、カップル役で共演することも多く、その代表が『ドラゴンボール』のベジータとブルマでした。

しかし2017年11月16日に大動脈解離で急逝したため、多くの役が後任に引き継がれることとなります。

2代目声優は浅野真澄!

そして鶴ひろみ氏の後を継ぎ、2代目シャッキー役となったのが浅野真澄氏です。代表作としては『GO!プリンセスプリキュア』のキュアマーメイド役や、『一騎当千シリーズ』の孫策伯符役として知られています。

実は作家としても優秀で、漫画家で夫でもある畑健二郎氏と、かつて共同制作した『それが声優!』という作品は、アニメ化までされる人気作となりました。

受け継いだシャッキーの演技に関しては、鶴ひろみ氏よりも、大人の色気が増したアプローチで演じられています。よりタバコが似合う女性に感じられ、引き継ぎは大成功と言えるでしょう。
これから先アマゾン・リリー先々代皇帝として描かれた際に、どのように演じていくのかも非常に楽しみですね。

未だ謎多き女帝、シャッキーの今後の活躍は?

ここまでシャッキーの正体や、過去について解説してきました!謎多き女性であるシャッキーが、500話以上の時を経てようやく正体が明かされたことに、興奮した読者も多いでしょう。

しかし正体がわかったことで、ますます謎が深まったのも事実です。しかしその掴みどころのなさも、シャッキーらしいと言えますね。
これから先ロックスとの関わりを持つものとして、そして元アマゾン・リリー皇帝として、どのように物語に関わってくるのか、目が離せません!

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