キャラクター人気が絶大!

出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

最後に紹介したい『推しの子』が人気な理由として、「キャラクターの人気」が挙げられます。

本作では多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、その中でも特筆したいのは有馬かなの人気です。
彼女の愛され方は、社会に影響を及ぼすレベルとなっています。

その最たるものが、公式やファンから親しまれている「重曹ちゃん」というあだ名です。
これは有馬が「10秒で泣ける天才子役」と呼ばれていたのを、ルビーが「重曹を舐める天才子役」と聞き間違えたことが発端となっています。

何気ないコメディシーンの一幕ですが、このあだ名は人気を博し、なんと重曹とのコラボ商品まで発売。
アニメでは原作になかった「重曹を舐めるイメージ」が追加されるなど、本作に絶大な影響を与えました。

【推しの子】面白くないという感想も紹介

「2.5次元舞台編」が長い

出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

多くの読者に愛され、人気を誇っている『推しの子』ですが、ネット上では面白くないという声も多く見られました。

その理由の一つとして、「2.5次元舞台編の長さ」が挙げられます。
2.5次元舞台編はアクアのトラウマとの向き合い方、アクアの父親の正体など、物語の核心に迫る重要な章になっていました。

しかしその本筋に至るまで、復讐に関係ないキャラの深堀りが多く描かれたのです。
また舞台の本番が始まってもアクアにスポットが当たるまで長く、人気もある反面、中弛みした章という評価もされています。

キャラクターの扱いが悪い

出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

他に『推しの子』が面白くないとされる理由として、「キャラの扱いが悪い」点が指摘されていました。

中でも読者に不評なのは、「有馬かなの扱いが悪い」ことです。
その理由として、アクアへの想いの報われなさ、理不尽な仕打ちなどが挙げられます。

作中で有馬は主人公のアクアへ想いを寄せているのですが、アクアは黒川あかねと番組の流れで付き合ってしまいました。

更にアクアが有馬と距離を取ったことで、有馬は「アクアに嫌われた」と深く傷つくことになります。
そんな傷心状態の中、流れに身を任せ枕営業をしそうになり、現場を記者に抜かれるなど、散々な目に会っています。

そのため、ネットでは有馬に同情の声と、作品への批判が多く見受けられました。

キャラ崩壊が激しい?

出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

次にネットで多く見られた感想として、「キャラ崩壊が酷い」というものについて紹介しましょう。

前章で「有馬の扱いが悪い」と紹介しましたが、「有馬のキャラ崩壊が酷い」との声も多く見られました。
その原因となったのが、スキャンダル編での動向です。

スキャンダル記事を抜かれた有馬でしたが、アクアが出版社に「アイの死の真相」と交換したことでことなきを得ました。

後にアクアに有馬がお礼を告げるシーンがあるのですが、そこでの有馬の様子が「恋する乙女」のように浮き足立ったものでした。

そのため、読者から「仲間であるルビーの気持ちを考えていない」。
「母親の死の情報と引き換えに庇ってもらった人の態度とは思えない」と、厳しい声が相次いだのです。

【推しの子】の評価についてのまとめ

ここまで『推しの子』が人気な理由と、ネット上での評判について紹介してきました。
いかがだったでしょうか?

人気作の裏には必ず批判意見があるもので、筆者としてもどんな意見があってもいいと思っています。
しかし行き過ぎた批判で、作者や他の読者に対して攻撃するのは、決してあってはならないことです。

ぜひ「作品へのリスペクト」を忘れず、『推しの子』を楽しんでください。

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