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ワンピースの主人公であるモンキー・D・ルフィのトレードマークと言えば、「麦わら帽子」です。実は、この麦わら帽子には、特別な意味が込められていることを知っていましたか?じつは、ジョイボーイと麦わら帽子には関係があるのです。
今回は麦わら帽子の重要性について解説し、なぜルフィに託されたのかについて考察していきます。
【ワンピース】ジョイボーイとは?
まずはジョイボーイについておさらいしていきましょう。
空白の100年に実在した人物

ジョイボーイは空白の100年に実在したと言われている地上の人物です。
現状詳細は不明のままですが、魚人島の人魚姫に謝罪文を残していたり、ワノ国の開国に関わっていたりしていたことが明らかになっています。
なお、第1014話にてカイドウが「お前も…ジョイボーイには…なれなかったか…!!」と発言していたことから、「ジョイボーイ」とは何らかの称号か通り名のようなものだと考えられます。
ジョイボーイについては、下記の記事をご参考にしてください!
ジョイボーイがひとつなぎの大秘宝を残した

第967話にて、ラフテルにたどり着いたロジャーは「ジョイボーイおれは…!!お前と同じ時代に生まれたかった とんでもねぇ宝を残しやがって…!!!」と発言しています。
この発言から、ジョイボーイがラフテルにひとつなぎの大秘宝を残したことが明らかになりました。
また、ポーネグリフを紐解くことでラフテルにたどり着くことができ、そのポーネグリフは世界政府に解読を禁じられています。
このことから、ラフテルは世界政府と敵対していた「ある巨大な王国」が残したものであると考えられます。
つまり、ジョイボーイは「ある巨大な王国」の人間だったのでしょう。
ジョイボーイはヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”の前任者

第1048話にて、ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を覚醒させ、ルフィがニカの姿になった際、ズニーシャは「ジョイボーイが…!! 帰ってきた!!!」と発言しました。
この発言から、ジョイボーイもまた、ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”の能力者であったことが分かります。
また、ルフィは現代のジョイボーイとしての役割を担っているのでしょう。
【ワンピース】ジョイボーイと麦わら帽子の関連性
次に、ジョイボーイと麦わら帽子の関連性について解説していきます。
聖地マリージョアの国宝

おれが”聖地マリージョア”内部にある
重大な「国宝」の事を知っているからだ!!
それは存在自体が世界を揺るがす
第761話でドフラミンゴが発言した聖地マリージョアの「国宝」は、第906話でイム様が見つめていた巨大な麦わら帽子であると考えられます。
この巨大な麦わら帽子は大切に冷凍保存されています。
つまり、巨大な麦わら帽子には、なにか重大な秘密が隠されているのでしょう。
ルフィに受け継がれた麦わら帽子

麦わら帽子といえば、やはりルフィが思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。
ルフィはフーシャ村にてシャンクスから麦わら帽子を預かりました。
そして、この麦わら帽子はロジャーから受け継いだものであると明らかになりました。
おそらくシャンクスは、ルフィがロジャーの意志を引き継いでいると考え、麦わら帽子を託したのだと考えられます。
つまり、この麦わら帽子も単なるトレードマークではなく、何らかの意味があるのでしょう。
太陽と麦わら帽子

そもそも麦わら帽子とは、太陽光を避けるためのアイテムです。
そして、「太陽」はワンピースの世界で重要なものであると考えられます。
- 太陽の神ニカ
- アラバスタ王国のシンボル
- 光月家の家紋
- 魚人族が夢見る「タイヨウの下」
アラバスタ王国のネフェルタリ家は、Dの一族であり、空白の100年に世界政府側を裏切ったと考えられます。
つまり、ジョイボーイ側の手助けをしていたのでしょう。
そして、光月家や魚人族はジョイボーイと関わりの深いことが分かっています。
これらから、「太陽」とジョイボーイには関連があると考えられます。
【ワンピース】ジョイボーイは麦わら帽子を被った巨人族?
次に、ジョイボーイの正体について考察していきます。
夜明けを求めるDの一族

光月家やミンク族の発言から、ジョイボーイ含むDの一族は”世界の夜明け”を求めていると考えられます。
これは、空白の100年以後から始まった世界政府体制の現状を「夜」とし、それ以前の「朝」に戻ることを求めているということでしょう。
「朝」は太陽が昇ることで始まります。
前章で説明したように、ジョイボーイ側は太陽をシンボルとすることが多いことからも、”世界の夜明け”はジョイボーイ達が中心だった空白の100年以前の世界だと考えられます。
聖地マリージョアにある麦わら帽子はジョイボーイのもの?

ジョイボーイは太陽をシンボルにしていることからも、麦わら帽子を被っていたと考えられます。
そして、それは聖地マリージョアにある麦わら帽子でしょう。
ドフラミンゴがいう「国宝」はその存在を知られるだけで世界を揺るがすようです。
そして、それが聖地マリージョアにある麦わら帽子であれば、ジョイボーイの存在が知られ、空白の100年について知られてしまう恐れがあるでしょう。
この点から、聖地マリージョアにある麦わら帽子はジョイボーイのものであると考えられます。
ジョイボーイは巨人族だった?

聖地マリージョアにある麦わら帽子は巨大なものです。
まさに巨人サイズと言えるでしょう。
ここから、ジョイボーイは巨人族だったと考えられます。
古代巨人族の子孫であるリトルオーズJr.は、「太陽に近いから」という理由でエースから笠をプレゼントされました。
巨人族はその巨体から一般人に比べて太陽に近く、日差しに弱かったのでしょう。
同じように、ジョイボーイも巨人族であるため、麦わら帽子を被っていたと考えられます。
【ワンピース】現代のジョイボーイであるルフィに麦わら帽子が託された理由
最後に、シャンクスがルフィに麦わら帽子を託した理由の候補を3つ解説していきます。
1.ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を食べたから

ルフィはシャンクスが手に入れたヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を食べました。
そして、ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を覚醒させることで、ジョイボーイと同じ太陽の神ニカの姿になれます。
シャンクスはわざわざ1年間東の海に滞在したり、世界政府の護衛船を襲撃してヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を手に入れたりしていることから、ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”の重要性を知っていたと考えられます。
そして、偶然にもヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”を食べたルフィに期待し、麦わら帽子を託したのではないでしょうか。
2.Dの一族だから

ロジャーは白ひげと酒を酌み交わしている際、自身のミドルネームにある”D”を強調し、白ひげに”D”について教えていました。
そのため、ロジャー海賊団に乗っていたシャンクスが”D”の意味を知っていてもおかしくないでしょう。
そして、ルフィはDの一族であるため、Dの意志を受け継いでいかせるために麦わら帽子を渡したのかもしれません。
3.夢の果てがロジャーと重なったから

上記2点の考察は、ルフィそのものではなく、悪魔の実や血筋にしか目を向けられていません。
メタ的に考えると、自由を求めるルフィに悪魔の実や血筋による使命を与えることは、自由と反対の道に進むことになってしまいます。
ルフィそのものに注目すると、ロジャーと同じ夢の果てを話していたことが鍵になると考えられます。
ロジャーが果たせなかった夢の果てをルフィに託すため、麦わら帽子を預けたのでしょう。
夢の果てについては下記の記事をご参考にしてください。
【ワンピース】麦わら帽子とジョイボーイの関係のまとめ
いかがだったでしょうか。今回は麦わら帽子とジョイボーイについて解説しました。
麦わら帽子は単なるトレードマークではなく、ワンピースの物語において重要なアイテムです。そして、麦わら帽子とジョイボーイにも深いつながりがあると考えられます。