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九十九由基は考え方が近い相手として意識していた

偽夏油に女性の好みを聞く九十九由結
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

九十九由基は、現代で4人しか登録されていない特級呪術師の1人です。
九十九は、呪霊のいない世界を作ろうと考えていました。

呪霊のいない世界を作るには全ての人類を呪術師にするか、呪力そのものを無くす必要があるというのが九十九の考えです。

加茂憲倫は九十九は、人類全体のレベルで呪力について考える九十九の考え方を自分に近いと評価しています。

ただし、加茂憲倫は呪霊のいない世界を作ろうとはしておらず、人類の平和などは考えていません。九十九は呪霊のいない平和な世界を望んでいるようで、加茂憲倫とは決定的に対立しています。

下記の記事では九十九由基について詳しくまとめています。
興味のある方は是非ご覧ください

【呪術廻戦】初登場は何巻何話?加茂憲倫の登場巻・登場話をご紹介

7巻60話で呪胎九相図を生み出した最悪の呪術師として紹介

加茂憲倫のエピソードが初めて描かれたのは、呪術廻戦7巻60話です。
呪胎九相図を作り出した人物であり、史上最悪の術師・御三家の汚点として紹介されました。

呪霊と人間の子供に強い興味を示し、受胎九相図を作り出したことが解説されています。
受胎九相図の記録が一切破棄されたとの説明が、より実験の非道さを強調していました。

傘を差した加茂憲倫の姿が描かれましたが、この時点では目から上の部分は影で見えませんでした。

16巻134話で偽夏油の体を乗っ取ったのが加茂憲倫と判明

偽夏油と加茂憲倫の中身は同一人物
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

16巻134話で、偽夏油の体を乗っ取った呪詛師が加茂憲倫と判明します。
偽夏油の体に別人の脳が入っていることはわかっていましたが、134話で初めて何者か明かされます。

呪胎九相図長男の脹相が偽夏油のこと「加茂憲倫」と呼んだため、偽夏油と加茂憲倫が同一人物だと発覚

加茂憲倫の頭部に偽夏油と同じ東部の縫い目があったことも判明し、加茂憲倫も乗っ取られた人物だとわかりました。

偽夏油は加茂憲倫はいくつもある名前の1つと話しており、加茂憲倫よりはるか以前から生きていることが示唆されます。

17巻145話で名前が羂索と判明

羂索と天元が組んでいることを警戒していた天元
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦17巻145話で、偽夏油の本当の名前が判明します。
ついに登場した天元の口から、夏油傑と加茂憲倫の体を乗っ取った術師の名前は羂索だと明かされました

一応、羂索が本当の名前と断言されたわけではありません。
ただ、天元と羂索は同時代の術師で天元の方が年上の可能性が高く、羂索が本当の名前と考えられます。

羂索の名前を聞いた九十九は、「慈悲の羂 救済の索か…皮肉にもなってないね」と呆れた様子でした。

加茂憲倫は男性ですが、羂索の性別は不明です。
偽夏油の口調が時々女性的になることや虎杖の母親になっていることから、羂索は女性という予想もあります。

【呪術廻戦】加茂憲倫の目的と動機

呪力の最適化で日本の非術師と天元を同化させるのが目的

偽夏油は呪力の最適化が目的
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

加茂憲倫の目的は、呪術廻戦137話で呪力の最適化と明かされていました。
呪力の最適化は非術師を術師にするためと思われていましたが、実際は違います。

加茂憲倫は、日本の非術師と天元を同化させようとしていました。
天元は既に呪霊に近い存在のため、呪霊操術で取り込むことが可能です。

加茂憲倫は、天元を呪霊操術で操ることで一億人の非術師と同化させるつもりでした。

非術師と天元が同化すると一億人の呪力を孕んだ呪霊が生まれる?

1億人の呪力から生まれた呪霊を想像する偽夏油
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

非術師と天元を同化は一種の実験であり、同化するどうなるかは加茂憲倫にもわからないようです。
加茂憲倫は人類の進化と呪霊を上の存在に昇華させることに興味がありました。

そのため、呪霊に近い天元と非術師を同化させることで、どんな存在になるのか見届けたいようです。
加茂憲倫は、非術師と天元を同化させれば1億人の呪力を孕んだ呪霊が生まれると予想しています。

非術師と天元が同化して生まれた呪霊が、呪術廻戦のラスボスになる展開もあるかもしれません。

非術師と天元を同化させるのはあくまで面白いから

偽夏油の動機はあくまで好奇心
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

さまざまな非道な実験を行う加茂憲倫ですが、本人はあくまで好奇心に動かされているだけのようです。
脹相がなんのためにこんなことをするのか聞いた際には、「面白いと思ったから」と発言

「一億人の呪力の塊が捧腹絶倒の間抜け顔だったら君はどうする?」と腸相に言っていました。
加茂憲倫は好奇心のためなら、どんなことでもする人物だったと言われています。

分かりやすい理想や野望があるわけでなく、加茂憲倫は好奇心だけで動くマッドサイエンティストののような人物の可能性が高いです。

【呪術廻戦】加茂憲倫についてまとめ

呪術廻戦の加茂憲倫についてまとめました。
加茂憲倫は物語の黒幕のように登場しましたが、さらに秘密が隠されていました。

呪術廻戦のラスボスが誰になるのかはさまざまな意見がありますが、加茂憲倫は有力ならラスボス候補の一人です。

呪術廻戦のラスボスが宿儺になるのか、加茂憲倫なのか、1億人の呪力を孕んだ呪霊なのかはまだわかりません。
終盤を迎えた呪術廻戦の今度の展開に注目が集まります。

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