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乗っ取られた人物の頭部には縫い目がある
術式で体を乗っ取られた人物の頭部には、共通して傷跡を塗ったような跡が確認されています。
加茂憲倫の頭部にも縫い目がありましたが、初登場時は陰に隠れて見えませんでした。
乗っ取る時の様子などは描かれていませんが、頭を切り開いで脳を入れ替えると思われます。
縫い目がある人物は、体を乗っ取られている可能性が高くなります。
ただし、加茂憲倫は反転術式が使えるので、頭部に縫い目を残さずに乗っ取ること自体は可能です。
縫い目を残しているのは、何らかの縛りであることがわかっています。
乗っ取った相手の術式も使用可能
加茂憲倫本来の生得術式は体を乗っ取る術式ですが、体を乗っ取った相手の術式も使用可能です。
戦闘では、主に夏油の呪霊操術を使用しています。
また、虎杖香織の術式反重力機構も使用しており、複数の術式を使うことが可能です。
ただし、複数の術式を同時に所有すると脳への負担が多すぎます。
脳のメモリがはち切れるため、同時に使える術式は4つが限界と九十九由基は予想していました。
【呪術廻戦】加茂憲倫が呪胎九相図を生み出した経緯と目的
呪霊の子を妊娠する女性が加茂憲倫の寺に来たのがきっかけ
約150年前の明治時代に、呪霊の子供を妊娠する特殊な体質の女性がいました。
身に覚えのない妊娠をした女性は、異形の子供を出産しました。
女性は親戚からひどい扱いを受け、子供の亡骸を抱えて加茂憲倫の寺に助けを求めました。
加茂憲倫は呪霊の子供を産む女性の体質に、強い興味を持ちさまざまな実験を行います。
女性に呪霊の子を妊娠・堕胎させて呪胎九相図を生み出す
加茂憲倫は、9回にわたって呪霊の子供を妊娠させ堕胎させたようです。
加茂憲倫によって、堕胎させられた呪霊と人間の子供が受胎九相図となりました。
強い呪力を持った胎児は特級呪物となり、封印されて100年以上の間保管されました。
受胎九相図のうち、4番と9番は封印されたまま死亡したようです。
受胎九相図は、2018年に加茂憲倫の手で受肉し、脹相・壊相・血塗として登場しました。
母親の記憶を持つ脹相の態度から、加茂憲倫の実験は相当ひどいものだったようです。
呪胎九相図を作ったのは呪力の新たな可能性を探求するため
加茂憲倫が受胎九相を作ったのは、呪力の新しい可能性を追求するためでした。
加茂憲倫は人間と呪霊が一体になることで、自分の予想を超える存在が生まれることを期待していたようです。
しかし、生まれた呪胎九相図が予想の域を越えなかったことで失望し完全に興味を無くしました。
後に「自分の手で生み出すものは自分の可能性の域を出ない」と語っています。
【呪術廻戦】加茂憲倫と関連のあるキャラクター
虎杖悠仁は息子!宿儺の器として作ったが自分で産んでいる
呪術廻戦の主人公虎杖悠仁も、加茂憲倫によって生み出されたことがわかっています。
加茂憲倫は虎杖を宿儺の器として作ったようですが、詳しいことは描かれていません。
ただ加茂憲倫は虎杖香織の体を乗っ取り、母親として虎杖を産んだことがわかっています。
そのため、加茂憲倫は虎杖の父親ではなく、母親ということになります。
以下の記事では虎杖悠仁の正体についてくわしく解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
呪胎九相図長男の脹相とは親子でもある
脹相は受胎九相図の長男で、八十八橋編で受肉しました。
脹相に取って父親は呪霊で、母親は受胎九相図を産んだ女性です。
ただし、加茂憲倫は自分の血を混ぜて脹相を生み出したため、脹相は加茂憲倫も自分の親と認識しています。
脹相が虎杖を自分の弟と見なしているのは、2人とも加茂憲倫の子供だからです。
そのため、虎杖は受胎九相図ではなく、脹相以外の受胎九相図とは兄弟ではありません。
以下の記事では腸相についてくわしく解説しています。
興味のある方は是非ご覧ください。
加茂憲紀は同音異字の子孫で名前の由来
加茂憲紀は呪術高専京都校の3年生で、加茂憲倫の子孫です。
憲紀は側室の子ですが、相伝の術式を使える男児が生まれなかったために次期当主として育てられました。
次期当主候補なのに汚点である加茂憲倫と同音異字の名前を付けられている理由は、側室の子への嫌がらせだと思われていました。
実際に名付けたのは憲紀の母親で、自分を追い出した加茂家への意趣返しと我が子への愛情が込められた名前です。
読みが同じせいで、加茂憲倫が現れた際に本人や周囲が混乱するシーンがギャグとして描かれました。
加茂憲紀は次期当主のはずでしたが、偽夏油の姿をした加茂憲倫に25代当主の座を奪われています。
以下の記事では加茂憲紀について詳しく解説しています。
加茂憲紀に興味のあるかたはぜひご覧ください。