内通者でない根拠:動機不明で死亡している
立場や術式的に怪しい夜蛾正道ですが、具体的に怪しい行動を取ったことはありません。
作中で描写されている範囲で、夜蛾に内通者をする動機はありません。
完全自立型人工呪骸を作成するために、羂索と通じたとも考えられます。
ただ羂索は呪骸に詳しい描写が一切ないため、夜蛾が協力を求める可能性は低いでしょう。
そして、夜蛾は渋谷事変後に死亡しています。
内通者と判明する前に死亡するとは考えにくく、内通者の可能性は低いです。
殺された夜蛾は偽物で、呪骸だったとする考察もあります。
ただ、夜蛾を倒した楽巌寺嘉伸が、呪骸だと見抜けないとも思えません。
学長以上の内通者は夜蛾正道ではなく総監部だった?
呪術廻戦191話で、呪術総監部全体が内通者になっていることが判明。
総監部全員が羂索の下についたのは渋谷事変後ですが、以前から総監部の中に内通者がいたのは確実です。
夜蛾を死罪認定したのも総監部なので、夜蛾が内通者の可能性はほぼなくなりました。
総監部という呪術界のトップに内通者がいたため、学長の中に内通者がいなくても矛盾はありません。
用済みの夜蛾を始末したとも考えられますが、夜蛾が死ぬ前に内通者について何も発言しないのは不自然です。
後述しますが、夜蛾を死罪認定された理由もはっきりしています。
なぜ死亡した?夜蛾正道の死亡理由と経緯
渋谷事変後に死罪認定される
渋谷事変後、夜蛾正道は渋谷事変を起こしたとして死罪認定されます。
教え子の夏油傑と五条悟が渋谷事変共同正犯とされ、夜蛾は2人を唆して渋谷事変を起こしたことにされたのです。
罪状はでっち上げであり、夏油に封印された五条が夏油と渋谷事変を起こしたというのも、かなり無茶苦茶な話です。
しかし、封印された五条は、何も弁解することはできません。
五条がいなくなったことで、夜蛾も総監部に対抗する方法を失いました。
完全自立型人工呪骸の製造方法を話すように要求されるも拒否
呪術廻戦147話で、夜蛾正道は完全自立型人工呪骸の製造方法を話すように要求されます。
夜蛾は、拘束されたパンダを助けに行こうとしていました。
その夜蛾の前に上層部の刺客が現れ、死罪から助かりたいなら完全自立型人工呪骸の製造方法を話せと要求します。
上層部は、完全自立型人工呪骸の製造方法を知るために夜蛾が死罪認定したのです。
その気になれば、呪骸で軍隊を作れる夜蛾を恐れていたのもあるでしょう。
製造方法を教えようとしない夜蛾の前に、もう1人の刺客が現れます。
楽巌寺嘉伸に処刑されて死亡
夜蛾正道の前に現れたもう1人の刺客は、呪術高専京都校学長の楽巌寺嘉伸でした。
夜蛾は楽巌寺と戦いますが、戦闘シーンは描写されずに敗北。
夜蛾は楽巌寺に処刑されて、呪術廻戦147話で死亡しました。
最後に夜蛾と楽巌寺は2人だけになりますが、夜蛾は完全自立型人工呪骸の製造方法を教えます。
なぜ早く話して助かろうとしなかったと尋ねる楽巌寺に、夜蛾は「私からアナタへの呪いです」と答えます。
完全自立型の製造方法を聞かされた楽巌寺は、誰にも話すことができずに苦しむことになります。
夜蛾正道についてまとめ
呪術廻戦の夜蛾正道について解説しました。
夜蛾正道は教育者にふさわしい人格者ですが、完全自立型人工呪骸を作ったことで上層部に狙われました。
内通者だと疑われましたが、内通者の可能性はほとんどないでしょう。
夜蛾は死亡しましたが、残された完全自立型人工呪骸が物語に関わる展開はあるかもしれません。