一度は特級認定されていた
夜蛾正道は、完全自立型人工呪骸を制作したことで特級認定されたことがあります。
特級呪術師に認定される条件は、単独で国家転覆を狙えることです。
完全自立型人工呪骸は呪力供給が不要なので、製作可能ならいくらでも戦力を増強できます。
夜蛾本人がそれほど強くなくても、完全自立型人工呪骸の軍隊を作れるなら特級認定も当然でしょう。
夜蛾は完全自立型は偶然できた突然変異呪骸と主張したため、特級認定は取り消されました。
しかし、実際は製作できるため、夜蛾は事実上特級呪術師と言えるでしょう。
1つの呪骸に、相性の良い3つの魂を宿した核を入れることで、完全自立型人工呪骸は制作できます。
3つの魂がお互いを観測することで、魂が安定し自我が生まれるようです。
呪術廻戦の等級については以下の記事で詳しく解説しています。
特級呪術師の条件も解説しているので興味のある方はぜひチェックしてみてください。
夜蛾正道の制作した呪骸は?
パンダ
パンダは、夜蛾正道が開発した最高傑作で完全自立型人工呪骸の成功例です。
見た目は本物のパンダのようですが、感情豊かで日本語で人間とコミュニケーションも取ることができます。
呪術高専東京校の2年生で、準2級呪術師でもあります。
コミュニケーション能力が高く、2年生の中ではまとめ役になることが多いです。
感情を持って生まれた突然変異呪骸とされていますが、夜蛾は製造方法を確立していました。
通常の呪骸が、1つしか持たない核を3つ持っています。
夜蛾はパンダを息子と呼んだことがあり、夜蛾の息子の魂が核に入力された呪骸の可能性が高いです。
キャシィ
カッパのぬいぐるみのような見た目の呪骸です。
サイズも大きめのぬいぐるみ程度ですが、一般人を殴り倒せる威力のパンチで攻撃してきます。
虎杖悠仁が入学する際の面接で使用された呪骸で、虎杖を攻撃してきました。
初登場時は、夜蛾の左にぬいぐるみのように座っていました。
ツカモト
ボクシンググローブを付けた熊のぬいぐるみのような呪骸です。
平常時は寝ているように見えますが、触れている人間が一定量の呪力を流し続けないと攻撃してきます。
虎杖は呪力出力を保つために、映画を見ながらツカモトに呪力を流し続ける訓練を行いました。
アニメでは夜蛾を演じる黒田崇矢が、ツカモトの声も担当しています。
タケル
パンダ以外は存在しないはずの完全自立型人工呪骸で、犬のような顔でネクタイを付けています。
日下部篤也の妹の息子であるタケルと性格も口癖もそっくりの呪骸です。
死んだ本物のタケルの魂の情報が、呪骸の核に入力されています。
タケルの母である日下部の妹は、息子の死後は抜け殻のようになっていました。
しかし、呪骸のタケルと再会したことで、日下部の妹は生きる力を取り戻したようです。
完全自立型人工呪骸はタケル以外にも数十体おり、天元の守る森で隠れ住んでいます。
夜蛾正道の内通者説を考察
夜蛾正道は、内通者説が根強い人物です。
内通者説の根拠などを挙げながら、内通者説について考察します。
内通者の根拠:学長以上の上層部で内通者に最適の術式
夜蛾正道が内通者と疑われるのは、学長であることと傀儡操術を使えることが大きいです。
学長以上の上層部に内通者が1人以上いるとされてきました。
作中の人物で名前が分かっている上層部の人間は、夜蛾と楽巌寺嘉伸だけです。
立場的に夜蛾が疑われるのは当然と言えるでしょう。
また呪骸を操る傀儡操術は、情報収集が行いやすく内通者に最適の術式と言えます。
作中で判明した内通者のメカ丸も、傀儡操術の使い手でした。
また、五条悟が漏瑚に襲撃されたのは、夜蛾が情報を漏らしたからとも言われています。