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【チェンソーマン】なぜデンジはマキマを食べる必要があったのか?
「支配の悪魔」であるマキマに攻撃は通じない
ここからは「なぜデンジはマキマを食べたのか?」について解説していきます。
結論から言うと、マキマには攻撃が通じず殺せないからです。
もう少し正確に言うと、マキマへの攻撃は通るのですが、その全てが適当な日本人へと肩代わりされます。
これはマキマが内閣総理大臣と結んだ契約によるもので、マキマの不死性を象徴する能力となっていました。
このチート能力により、マキマを殺そうと「攻撃」する限りマキマを殺せません。
最強ですね。どう考えても倒しようがありません。
しかしデンジはこの「攻撃は肩代わりされる」という契約を、上手く突くことによってマキマを倒すことに成功しました。
「攻撃」と認識しないダメージなら通じる
マキマの契約を突く方法。それは「攻撃」と認識されないダメージなら、肩代わりされないというトンチの効いたものでした。
そこでデンジが決行したのが「マキマを食べる」ことです。
しかし、「マキマを殺そう」として食べれば、そのダメージは日本国民にフィードバックされるはずですよね?
しかし、デンジにはマキマへ危害を加えようなんて想いはありませんでした。
結果、デンジがマキマを食べる行為は攻撃として認識されず、見事マキマを食べ切ることに成功したのです。
マキマがタバコを吸うシーンに伏線が?
少々無理矢理に見える戦法でしたが、実はマキマ解体直前のシーンにこの戦法を納得させるための伏線が貼られていました。
一度はデンジを倒すことに成功したマキマは、落ちていたタバコを手に取り徐に火をつけます。
しかし吸い慣れていないのか、思わず咳き込んでしまいました。
そう、体に悪い煙を吸い込んだダメージが、ちゃんとマキマに通っています。
ですが、当然攻撃として認識されないダメージなので、日本人に肩代わりされなかったのでしょう。
これがマキマを食べることで、復活できなくさせる裏付けになっているとも考えられています。
【チェンソーマン】マキマを食べることはデンジの愛!?
デンジはアキやパワーを殺されてもマキマが好きだった?
ではなぜ、デンジがマキマを食べることは「攻撃」として認識されなかったのか?
その理由は至ってシンプルです。
なぜならデンジは、自分の大切な人たちを殺されてもマキマが大好きだったから。
デンジは作中で幾度もマキマに厳しい試練を与えられます。
家族同然のアキを銃の魔人へと変えられた上に殺し合いをさせられ、妹分のパワーをデンジの目の前で殺されました。
それでもデンジは、マキマのことが好きで好きで堪らなかったのです。
マキマを食べることは「攻撃」ではなく「愛」
けれど、マキマに殺された人々は、マキマのことを許しはしないでしょう。
その為、デンジはマキマの罪を背負うことにしました。
そこでデンジが思いついた方法が、マキマと文字通り一つになることです。
猟奇的な手段とは裏腹に、マキマへの純粋な愛だけを持っていたデンジ。
勿論マキマを食べる時も、一切の敵意を持っていませんでした。
これによりマキマが結んだ契約から、デンジの行為は攻撃ではなく「愛」として認識され、無事マキマを食すことに成功します。