
目次
メイドインアビスの遺物とは、アビスの内部で発見された謎の古代文明の遺産であり、古代人たちが作り出した不思議な力を持つ道具のことです。
遺物のほとんどが、現代の科学水準をはるかに超えた技術で作られており、古代人がいかなる存在であったのかわからないため、本作にある謎の一つとなっています。
今回はアビスの遺物について、名前や効果など等級別に解説していきます。
題名 | 収録巻 |
メイドインアビス アニメ1期 | 漫画1巻〜4巻26話「新たなるスタート」まで収録 |
メイドインアビス 劇場版「深き魂の黎明」 | 漫画4巻27話「禁断の花畑」〜5巻38話「挑む者たち」まで収録 |
メイドインアビス アニメ2期「烈日の黄金郷」 | 漫画6巻39話「還らずの都」〜11巻60話「黄金」まで収録 |
メイドインアビス アニメ3期(未定) | 漫画11巻61話「どこにでも行ける」〜 |

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【メイドインアビス】遺物とは?
遺物とはオーパーツのこと
オーパーツとは、その時代に合わない、もしくは、凌駕した技術で製造された物品のことです。
一般的に有名なものとして、アステカの水晶髑髏(インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国の元ネタとして有名)やコスタリカの石球などがあります。
メイドインアビスの舞台になっているアビスは、直系役1000メートル、深さは2万メートル以上もある巨大な大穴です。
ここでは未知の生物や、謎の古代文明の遺跡が存在し、この遺跡で発見される様々な物品の事を「遺物」と呼んでいます。
この遺物の中には、特殊な力を秘めた物もあり、そのどれもが、現在の科学技術をはるかに凌駕した技術で作られています。
アビスにある古代文明は、二千年以上前から存在していたので、その当時に、現代の科学技術の水準をはるかに上回る技術があったという矛盾があります。
そのため、アビスの遺物は一種のオーパーツであると言えます。
アビスに存在する謎の遺跡
アビスにある古代文明は、2000年以上前から存在しており、詳しい解説は、原作ではまだされていません。
深界五層には、古代人が作ったと言われる祭祀場が存在し、そこにはより深い階層に行くために建造された昇降機のようなものがあります。
昇降機を降りると、深界六層の「還らずの都」という、都市型遺跡に到着します(第2期の冒険舞台)。この還らずの都こそアビスの古代文明遺跡なのです。
古い時代では「ショウロウ」 と呼ばれており、行ったが最後、戻ってくることができない所と言う意味です。
この還らずの都は、黄金郷とも呼ばれています。
黄金郷とは、現実の世界だと、大航海時代に伝説として伝わっている金が豊富にある都市のことです。南米にあると言われており、別の名でエル・ドラードと呼ばれていました。
また、日本も、マルコポーロの東方見聞録では「黄金の国ジパング」と書かれており、ヨーロッパ人から黄金郷と思われていたことがあるようですが、これは日本には金があると誤解して伝えられてしまったものと思われます。
アビスにある古代文明は、一度行ったら戻ってくるのが困難であるため、わずかな情報しか伝わらず、「黄金郷」として伝わってしまったのではないかと思われます。
古代人類がいかなる存在かは、語られていませんが、深界一層にはお祈りの骸骨という、祈りを捧げるポーズでなくなっている遺骨が多数存在していることから、彼らでも解決できない災厄のようなもので滅びてしまったようです。
黄金郷は冒険ものの定番であり、本作以外だと、ワンピース(黄金都市シャンドラ)やダンジョン飯などに黄金郷がでてきます。
遺物を回収したらどうなる?
遺物は、探掘家達にとって、遺物は貴重な収入源であり、回収されると競売にかけられることになります。
ガラクタのような遺物でも、外国には高く売れるようであり、探掘家が勝手に持ち出すのは厳禁となっています。
遺物の力は計りしれず、手に入れれば、生活や暮らしを変えることさえできます。
「特級遺物」となると、村や町が潤い、国同士のパワーバランスが崩れるほどの特殊な力があるため、国が探掘家に命じて手に入れようとします。
そのため、アビスでは遺物をめぐって、他国の探掘家との争いが時折起きているようです。
【メイドインアビス】遺物の分類について
原作によると、遺物の審査基準は多岐にわたり、時代とともに変化するという解説がある通り、今後の物語展開によっては、遺物に秘められた能力が出てくる可能性もあり、もしかすると、ガラクタのような四級遺物にもとんでもない力が備わっている可能性もあります。
ここで記されている遺物の分類と解説は、原作初期、もしくはアニメ第一期、劇場版の時点で判明されているものと思ってください。
また、遺物の名前は競売にかけられた時につけられるようです。
【メイドインアビス】四級遺物一覧
使用用途がわからず、役に立たなさそうな遺物が該当します。平たく言えばガラクタのことですが、それでも外国には高く売れるようです。深界一層に多くあります。
星の羅針盤

用途:方位探知?
透明なケースに入った、手のひらサイズのホロスコープのような遺物です。中に入っている針は常に上を向いています。主人公であるリコが所持していましたが、深界二層で無くしてしまいます。
ウロコ傘
太陽玉は五層の水中でレグがモンスターを引き寄せるために使ったし
— もしやま(28) (@takuboon_20S) September 2, 2017
ウロコ傘はタマちゃん戦で役には立ってなかったけど使ってたし星の羅針盤もなんかありそうだよな pic.twitter.com/pT1H1AkITy
用途:不明
ウロコのような金属片が多く付いた傘。リコが所持しており、探掘の際は防御に使っています。
太陽玉
オースのすぐ下にあった「四級遺物」の太陽玉ってあれ「揺籃の卵」なのでは🤔
#メイドインアビス考察 pic.twitter.com/Bp499K9TY5— さこんじ (@sakkonji) August 5, 2021
用途:不明
卵のような形をした遺物で、発光する力があるようです。これもリコが所持していましたが、使用用途はわかっていません。リコやレグはアビスの原生生物の目くらましに使っていました。複数発見されている遺物で、それぞれ違ったデザインをしています。深層で発見されたものほど、複雑な形をしています。
【メイドインアビス】三級遺物一覧
高い価値や実用性がある遺物です。シンプルな形状の遺物が多く、汎用性の高そうなものが多いようです。
姫乳房
メイドインアビスがもう少しメジャーになったら絶対に姫乳房がグッズ化されると思うんだ pic.twitter.com/0Alikh4sR3
— 和田アキホ (@akiho_wada) February 1, 2016
用途:愛玩用?
一層で発見される遺物で、複数存在します。レグが初めての探掘で発見した遺物で、とても柔らかい材質でできています。
霧織り
こんな感じ~で~なシーンのナナチ描きました。
— adamo (@adamo_nica) June 6, 2020
透明な霧織りの表現もっと上手くなりたい。
#メイドインアビス
#ナナチ
#クリスタ pic.twitter.com/d3v7GtDkDO
用途:縫製用品?
三層に住んでいる不思議な獣人の子供、ナナチが所持していた遺物です。驚くほど柔らかく、周囲が透けて見えるほど薄い布です。
ナナチはアビスに流れている「力場」をレグに解説する際、霧織りを力場に見立てるのに使っていました。
【メイドインアビス】二級遺物一覧
探掘の際に有効的に使われるものです。 ユアワースや、ファーカレスのようにアビスでしか手に入らない原材料を使っているものが多いようです。
命を響く石(ユアワース)
命を響く石(ユアワース)を並べてみた、お気に入りの写真。みなさん個性があって可愛いですね。この子達は一人を残してワンフェス会場から旅立ちました。良い冒険を。#メイドインアビス pic.twitter.com/Xcgh2GJzdk
— mystt (@mystt2012) August 4, 2019
用途:遺物の起動、材料。
アビスで製造される特殊な石です。
こすると、特殊な音波が出て、遺物に秘められた力を起動させることができます。
伝説級の実力を持つ白笛の探掘家は、この遺物を笛に加工して、遺物の力を起動させるのに使っています(遺物加工品の「白笛」項を参考)。
暁に至る天蓋

用途:防具
伝説級の腕前を持つ白笛の探掘家の一人、ボンドルドが所持している遺物です。
全身を覆っているパワードスーツのような遺物で、ボンドルドだけでなく、彼の探掘隊である「祈り手(アンブレラハンズ)」も身に着けています。
月に触れる(ファーカレス)
https://twitter.com/Lueshallot/status/1295958095584083973
用途:捕縛
本来は遺物加工品ですが、原材料に使われているのはアビスの原生生物なので、二級遺物に該当されています。
触腕を持つ、アメーバ状の生物が仕込まれた武器で、投網のように敵を絡め取ることができます。
所有者はボンドルドで、かなり扱いにくい遺物ですが、ボンドルドは難なく使っています。
【メイドインアビス】一級遺物一覧
国同士のパワーバランスすら変えてしまうほどの力を秘めた遺物です。
呪い除けの籠
アンハードベルを諦めた #miabyss #メイドインアビス #bs11 pic.twitter.com/HsQKHcs9Ij
— 蒼鋼@3 (@khnk_gnd_) January 5, 2020
用途:生命維持
外観は、巨大な立方体の箱で、表面に複雑な紋様が刻まれています。白笛を使って起動させると、独りでに解体し、内部に人が入れるだけの空間ができます。
この空間の中に生き物を入れると、その生き物はアビスの呪い(アビスに流れている力場のことで、上に上がろうとすると抵抗力が生じて、身体に負担がかかってしまう。別名、上昇負荷)を免れることができると言われています。
実際には、呪いを免れるわけではなく、入れた死体が動き出すか、場合によっては蘇ることがあるとのことで、現時点でも謎の多い遺物です。
所有者はリコの母で白笛の探掘家のライザですが、現在は彼女の戦友で、同じ白笛の探掘家のオーゼンが預かっています。
無尽槌(ブレイブリープ)
メイドインアビスの無尽槌かんせぇい!
— イワシ (@Sardine119) July 15, 2021
まさか今頃ハマるとは思わなんだ#SubstancePainter #Maya #3DCG pic.twitter.com/BUlJhzvTBN
用途:武器、掘削
ライザが所持していた遺物で、巨大なツルハシ状の遺物です。内部に「ピースフォビア(尽きない火薬)」という爆薬が仕込まれており、対象物に当たると強力な爆発を起こすことができます。
ライザは探掘に使うほか、多くの外敵と戦うのに使用していましたが、無尽槌自体の痛みも激しく、不発も多かったと事。
現在はリコが所持しています。
千人楔
千人楔ができたよ!(о´∀`о) pic.twitter.com/9kuCLx5myq
— Dai@次は秋例大祭 (@Dai_Herreria) May 18, 2020
用途:身体強化、回復
複数存在する遺物で、ひし形の形状をした小さな楔です。これを身体に打ち込むと、千人力の力を得ることができます。
また大けがを負った際、身体を回復させる効果もあります。
所有者はオーゼンで、彼女が探掘の際に事故にあって大けがを負った際に使ったため、やむなく買い取るはめになりました。
現在彼女の身体には、120本の千人楔が打ち込まれているそうです。
【メイドインアビス】特級遺物一覧
世界を変えるほどの力を秘めた遺物です。白笛の探掘家でも持つことはできないようで、基本は国の所有物になると思われますが、ゾアホリックのような例外もあるようです。
時を止める鐘(アンハードベル)
用途:不明
名前のみ登場。深層で発見された遺物で、ライザが回収しました。
当時、ライザはリコを身ごもっていたにも関わらず、回収の任に向かわねばならないほど、貴重な遺物で、海外の探掘隊も狙っていたようでした。
探掘には、オーゼンとライザの夫であるトーカを含めた大人数の探掘隊を組織して向かいましたが、アンハードベルをめぐって、海外の探掘家達と壮絶な戦いを繰り広げる事態となってしまいます。
精神隷属機(ゾアホリック)
頭をすげ替えてない!?まさか、、、ゾアホリック!精神隷属器!
— ラピス (@rapis_nadesico) February 6, 2020
と聞いて( ̄▽ ̄);#メイドインアビス #ゾアホリック #精神隷属器 pic.twitter.com/zlcBITi62o
用途:精神干渉
部屋いっぱいある巨大な花びらのような形をした遺物で、自らの精神を、他人に植え付ける力があります。
しかし、意識の分裂に人間が耐えることができず、使用後に廃人になってしまうというケースが後をたたなかったようです。
なんと、人間以外でも使用することができ、発見された際は、小動物が虫を捕らえるのに使っていたそうです。
国も持て余していたのか、持ち主が点々とするようになり、最終的にはボンドルドが所有することになります。
【メイドインアビス】等級不明
厳密に言えば、遺物加工品ですが、所有者であるボンドルドによって、秘匿されているため、目録などには記録されていないものです。
枢機へ還す光(スパラグモス)
『枢機へ還す光(スパラグモス)』 #メイドインアビス pic.twitter.com/ic7XLPYQuk
— 吉岡よしこ (@a_kar_te) May 24, 2017
用途:武器
物体を消滅させるだけの力を持った光の刀剣を発生させる遺物です。シェイカーとは違い、強力な生命力を持つアビスの原生生物さえも消滅させるだけの力を持っています。
ボンドルドは、この遺物を自らの肘に装着しています。
明星へ昇る(ギャングウェイ)

用途:武器
ボンドルドの仮面に装着されている遺物です。周囲に反射しながら、ジグザグに動きつつも、目標に向かって確実に射抜くことができる特殊な光線を発射することができます。
元は「光の階段」と呼ばれる遺物を加工したもので、非正規の競売にかけられていたところをボンドルドが手に入れました。ボンドルドによって、秘匿されているため、詳しい原理などは一切謎に包まれています。
光線は、強く意識して狙ったもののみを破壊し、それ以外の物があたっても傷つくことはないそうです。
【メイドインアビス】絶界の祭壇(昇降機)

深界五層にある巨大地底湖「なきがらの海」の中央には、古代人が建造した巨大な祭祀場があります。
この祭祀場の中央にあるものこそ、絶界と呼ばれている深界六層から七層に行くための遺物があります。
球体の昇降機のような遺物で、ユアワースで作られた遺物、すなわち、白笛でないと起動させることができません。
この祭祀場は、現在、探掘家達の前線基地「イドフロント」として、改造されています。
祭祀場にある昇降機を使わないと、六層以降に行けないからです(ただし、他の遺物を使って、六層以降に行っている探掘家もいます)。
作中では、古代人がいかなる目的で、このような祭祀場を作ったのかはっきりと解答されていません。
メイドインアビスの古代文明は謎だらけなのです。
例えば四級遺物に該当されていた、星の羅針盤には秘密があったのです。
アビスの淵にあるオースの街に住んでいたリコには気づかなかったようですが、実は、星の羅針盤の針は、アビスのある所のみ上を向くという仕掛けになっています。
これは、第2期に登場するキャラクターによって明かされる事実なのですが、遺物の中には一見役に立たなさそうなものの中に、ストーリの鍵になっている重要な遺物が登場する可能性もあるので、注意が必要です。
【メイドインアビス】遺物加工品
遺物を原材料に加工、もしくは改良して作られたものです。
白笛
メイドインアビス ペンダントトップコレクション
黎明卿の白笛/殲滅卿の白笛/不動卿の白笛本日、弊社を出荷致しました!🙇♂️
これがあれば、アビス何層にだって降りられます。レッツ探掘!⛏️🧗#メイドインアビス pic.twitter.com/tt7of4QKRu— キューズQ (@quesq_info) October 15, 2020
用途:遺物起動
白笛の探掘家が持っている笛で、ユアワースを原材料として作られています。
遺物の秘められた力を引き出す力がありますが、ユアワースの状態より精度が高くなっています。
所有している白笛の探掘家しか使えず、たとえ家族であっても使うことはできません。また、デザインも所有者ごとに違っています。
呪い針(シェイカー)
用途:武器(対人)
「呪いの鋼」という遺物を加工して、武器に作り変えたものです。
身体に打ち込まれると、アビスの呪いが発現されます。完全な対人用武器で、アビスの原生生物には通じないようです。
所有者であるボンドルドは、袖に仕込んだ射出機に装填して使っています。
【メイドインアビス】遺物まとめ
メイドインアビスは冒険ものというだけでなく、博物学要素もある漫画であるため、遺物だけでなく、アビスに生きる原生生物の生態も詳しく描かれています。
アクションだけでなく、物語に登場する遺物やアイテム、生物などにも注目してみると面白い発見がありますよ。