【チェンソーマン】マキマの正体は支配の悪魔?本性や目的、能力をネタバレ解説!
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

ミステリアスな雰囲気と思わせぶりな言動で、デンジだけでなく多くの登場人物を魅了したマキマ。
その衝撃的な正体には多くの読者が度肝を抜かれました。

今回はそんなマキマの正体や目的、能力などを徹底解説していきます。

【チェンソーマン】マキマとは何者?

マキマのプロフィール

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

マキマは公安対魔特異4課のリーダーを務めるデビルハンターで、主人公デンジの上司に当たる存在です。

また内閣官房長官直属のデビルハンターでもあり、その立場上契約している悪魔の情報は秘匿されています。
素性に関しても、年齢、身長、体重など一切が不明になっており、掴みどころのない人物です。

唯一判明しているのは趣味の映画鑑賞。
作中では映画を見て泣く描写も見られ、掴みどころのないマキマの素顔が垣間見えます。

赤髪が特徴的なミステリアス美人!

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

マキマは『チェンソーマン』作中で特別美人な存在として描かれており、長い赤髪と吸い込まれそうな円状の瞳は見る人を釘付けにします。

更に面倒見のいい性格と、自分のことは見せたがらないミステリアスな一面。
これらの要素から、マキマを「追いかけたくなる女性」と評するファンは多くいます。

実際作中ではデンジやアキを始め、多くの人物がマキマに惹かれていました。


手段を選ばない冷酷な一面も?

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

基本的には優しい性格をしているマキマですが、時折冷酷な一面を覗かせることもあります。

例えばヤクザを脅すために、組員関係者の目玉を繰り抜き手土産にするなど、目的のためなら手段を選びません。

また自身の目的のため、ヤクザによる特異課襲撃を分かってて見逃すなど、味方すら切り捨てる一面もあります。
そんな冷酷な一面を知ってか知らずか、パワーのようにマキマへ恐怖を抱いている人物も少なくありません。

【チェンソーマン】マキマの正体は支配の悪魔!【ネタバレ有り】

単行本9巻75話で判明

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

長らくベールに包まれていたマキマの素性ですが、『チェンソーマン』第1部終盤にて判明します。

その正体はなんと「支配の悪魔」
原作75話にてマキマを恐れた合衆国大統領の口から、その正体について語られました。

根源的恐怖に由来する悪魔で、その実力は作中トップクラス。
大統領が「銃の悪魔」に合衆国の全国民1年分の寿命を捧げてまで倒そうとしていることから、その力がどれほど強大か分かるでしょう。

目的は世界平和!?

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

「最悪の未来をもたらす」とされたマキマですが、彼女の目的は「より良い世界を作ること」。

そのために、死や戦争、飢餓など人を不幸にするものを無くそうと企んでいたのです。
これだけだと、とても「最悪」をもたらと、大統領に恐れられた悪魔の思考とは思えません。

しかし、マキマの言う「不幸にするもの」は、あくまでマキマの価値観によって決められます。
つまり、他人にとって大切でも、マキマが気に入らなければ消されてしまう可能性があるということです。

こう考えるとマキマの理想は善意から来るものではなく、ただ「自分の理想とする世界を作りたい」という子供じみた願望と言えるでしょう。


目的のためにチェンソーマンの力を欲していた

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ですがマキマといえど、「存在そのものを消す」能力までは保持していません。
そこでマキマが欲したのがチェンソーマンの能力でした。

チェンソーマンには「食べた悪魔の由来となった概念を消し去る」という唯一無二の力が備わっています。

例えば「ナチス」や「核兵器」といった概念は既にチェンソーマンによって抹消され、作中ではマキマだけがかろうじて覚えている状況でした。

そんな能力をマキマが自由に振るうには、チェンソーマンを支配することが必要不可欠
そのためにデンジに近づき、デンジがチェンソーマン=ポチタと結んだ契約を破棄させるため、様々な裏工作を行ったのです。

【チェンソーマン】マキマの能力について解説

「自分より程度が低い存在」を支配できる能力

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ここからはマキマの持つ能力について解説していきます。

マキマの能力は「支配の悪魔」の名に違わず、「支配」に由来するものです。
命令一つで自分より格下と思った対象を支配し、思うがままに操ることが可能となります。

シンプルですが、それ故に応用も効く能力で、手数の多さで言えば全悪魔の中でもトップレベルです。

その手数の多さから幾つもの対抗策を要しなければならず、作中では多くの犠牲を強いる前提でマキマ暗殺作戦が行われていました。

小動物を支配して監視役にできる

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

まず「支配」を使った応用技として、「小動物による監視」があります。

マキマはネズミや鳥など、どこにでもいる小動物を支配し、動物を通して人の会話を盗み聞きする事が可能です。
つまり街中で不用意にマキマへの悪口を言えば、反乱分子としてマキマに目をつけられてしまいます。

そのため、マキマに聞かれたくない会話をするには、動物がいない密閉空間もしくは筆談を強いられるのです。

他人の身体と記憶を支配することが可能

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

他にも動物だけでなく、人間も支配下におく事が可能です。

しかもただ操るだけでなく、記憶すらマキマの都合のいいように改竄することが可能です。
作中では「天使の悪魔」のように、マキマに記憶を改竄され利用されていた存在が確認されました。

また死体も操ることが可能なようで、死亡したはずのサムライソード、レゼ、クァンシなどがマキマの傀儡として再登場しています。

支配した相手の契約悪魔の能力も使用できる

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

マキマは支配した相手の契約悪魔の能力を使うことも可能で、作中ではアキの「未来の悪魔」や、沢渡アカネの「蛇の悪魔」の能力を使用していました。

そのためマキマの手数は、支配下にある人間の数だけあると思っていいでしょう。
つまり支配さえできれば、存在する全ての悪魔の能力をマキマは使用できるのです。

この能力がマキマを作中最強格たらしめている要因でしょう。能力の同時発動も可能となっており、物量でゴリ押しする戦法が取れるのも驚異的です。

マキマへのダメージは日本国民が肩代わり

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

「支配」の力だけで最強格のマキマですが、その耐久性も作中トップクラスです。

結論からいうとマキマは死にません。
正確に表現すれば、「日本国民がいる限り」マキマは殺すことが出来なくなっています。

実はマキマは内閣総理大臣と「マキマのダメージは日本国民が肩代わりする」という、とんでもない契約を結んでいるのです。

これによりマキマは頭を撃ち抜かれようとバラバラにされようと、そのダメージを適当な日本人に肩代わりさせ復活してしまいます。

つまりマキマを倒すには、日本国民を全員殺さなければならないという訳です。

【チェンソーマン】マキマは死亡した?

マキマはデンジに食べられ死亡

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

能力を見る限り不死に見えるマキマですが、作中でデンジによって意外な方法で倒されています。

その内容は、なんと体を解体され髪の毛までデンジに食べられるというショッキングなものでした。

しかし、ただ「食べる」だけであれば、攻撃として認識されてダメージは日本人に肩代わりされるはずです。

ですが、デンジはその認識の落とし穴をつき、マキマを食べることに成功しています。

「攻撃では倒せない」という点を逆手に取った

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

結論から言うと、デンジがマキマを食べる行為は、「攻撃」ではなく「愛」として認識されました。

どんなに酷いことをされても、マキマを大好きだったデンジ。
故にデンジは、心の底からマキマを傷つけるつもりはありませんでした。

その為、デンジのマキマを食べる行為は「攻撃」ではなく、マキマと一つになりたいという愛情表現として認識されたのです。

契約の認識を上手く突いた形となりましたが、マキマを一途に想っていたデンジだからこそできた行為と言えますね。

死に様は「マキマ定食」として話題に

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

そんなマキマの死に様は、最初に作った献立が生姜焼き定食だったことから、「マキマ定食」として話題となっています。

また97話冒頭では、見開き一面にマキマ肉を使った献立が描かれ、多くの読者を驚愕させました。

余談ですが2021年の3月にチェンソーマンのコラボカフェが開催。
その際に、「マキマ定食を思わせるメニューがあるのでは?」と、開始前から多くのファンを戦々恐々とさせました。

一応実際のカフェにマキマ関連のメニューはなかったので、ご安心ください。

【チェンソーマン】マキマの現在はデンジの妹分!?

悪魔は死んでも輪廻転生をする

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

多くの犠牲の上、なんとか「支配の悪魔」を倒すことに成功しましたが、これで終わりではありません。

そう、悪魔は死んだとしとも、チェンソーマンに存在を消されない限り、何度でも輪廻転生を繰り返します。

しかし、悪魔は生まれ変わる際に記憶を失うため、全くの別人として転生するのです。
「支配の悪魔」も例外ではなく、再びデンジ達の前に姿を現した際には……。

マキマの転生体はナユタ

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

再びデンジの前に現れた「支配の悪魔」は、ナユタという年端もいかない少女でした。

元々中国あたりで転生したようで、それを発見した岸辺によって保護。
国に育てられ、第二のマキマになることを恐れた岸辺によって、デンジに託されることになります。

こうしてデンジは幼女へと生まれ変わった憧れの女性と、同棲生活を送ることになったのです。

デンジの妹分として育てられる

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

その後はデンジの妹分として育てられ、『チェンソーマン』第2部では小学校に通っている姿も見られます。

「支配の悪魔」らしく独占欲の強い部分もありますが、デンジのお陰で陽気なお転婆娘として育っているようです。

しかし悪魔らしい一面も持っており、「悪魔の時代」が来ることには好感触な反応を示していました。

ただ、デンジや学校など大切なものもあるため、基本的には人間の味方と思っていいでしょう。

【チェンソーマン】マキマについてのまとめ

ここまでマキマについて解説してきました。序盤のミステリアスな年上美人の雰囲気。
中盤終盤にかけて不気味な本性が垣間見えて、最期は定食になるという印象が何度も変わった面白いキャラクターとなっています。

そのショッキングな最期も含めて、『チェンソーマン』でも屈指のインパクトあるキャラクターではないでしょうか?

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