「こんばんはサンタクロース 私は宇宙の魔人です」

精神世界ではまるで別人のコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

精神世界で、サンタクロースに自己紹介した時のセリフです。
今まで「ハロウィン」としか言わなかったコスモが、普通に話し始めたのはかなりインパクトがありました。

その後も流暢に長いセリフを話し始め、コスモは急に知的なキャラになってしまいました。
ハロウィンの悪魔の魔人だと思われていたコスモが、宇宙の魔人だと発覚した瞬間でもあります。

「死ぬまでハロウィンのことしか考えられなくなるのです」

「ハロウィンの事しか考えられなくなる」の文字が怖いコスモの図書館
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

全てを理解すると自分はどうなるのか尋ねたサンタクロースに、コスモが言った言葉です。
この言葉を聞いた後、余裕に見えたサンタクロースは冷や汗を流した後、「ハロハロ」と言い出します。

精神世界のサンタクロースは悲鳴を上げて本棚の下に落下していき、現実の世界のサンタクロースは「ハロウィン…ハロウィン…」と呟きながら消滅

世界中のサンタクロースの人形も「ハロウィンハロウィン」と連呼しており、コスモの能力の恐ろしさがはっきりとわかります。

【チェンソーマン】コスモに関する考察

脳が露出しているのは膨大な知識で頭がパンクしたから?

ポーズを取るコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモの脳が剝き出しになっているのは、脳が肥大化して頭がパンクしたのかもしれません。
コスモの精神世界には宇宙の膨大な情報があり、宇宙の悪魔はその全ての知識を把握している存在考えられます。

魔人の人格は悪魔のものであるため、宇宙の悪魔が人間の死体を乗っ取った時に膨大な知識が人間の脳に流れ込む可能性が高いです。

宇宙の魔人になった人間の脳は、宇宙の全ての情報を処理するために肥大化し、頭蓋骨を破壊して飛び出したのかもしれません。

人間の脳では宇宙の全ての情報は処理できないため、宇宙の全てを知った人間と同じようにハロウィンしか言えなくなったのでしょう。

精神世界の図書館はアカシックレコード?

コスモの図書館
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモが能力を使用した際に登場する図書館は、アカシックレコードの可能性が高いです。
アカシックレコードとは、宇宙誕生から未来までの全ての情報が記録されたデータベースのことです。

コスモが使用する「本気のハロウィン」は、宇宙の情報の全てを相手の脳に流し込みます。
コスモは、本気のハロウィンで宇宙の全てを理解させることを図書館の本の内容が全て流れ込むと表現していました。

コスモの図書館には、宇宙の全ての情報が記録されていることになるため、アカシックレコードと同じものと考えられます。

ハロウィンの意味は宇宙の真理?

図書館のコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ハロウィンの意味は、宇宙の真理なのかもしれません。
コスモはサンタクロースに能力を使用する前に、「本当に全てを理解でき、全てを理解したものはハロウィンのことしか考えられなくなる」と言っています。

つまり、ハロウィンは、宇宙の全ての情報を一言で表した言葉とも解釈できます。
なぜ、宇宙の全てを表した言葉がハロウィンなのかは不明です。

コスモの図書館のハロウィンと書かれた本には、カボチャの絵が描かれていたので、10月31日のハロウィンと関係があるのは間違いないでしょう。

【チェンソーマン】コスモについてまとめ

チェンソーマンに登場するコスモについて解説しました。
独特な外見や強力な能力を持ち、存在感のあったコスモですが、マキマに殺されてあっさりと退場しています。

ただ、魔人は死亡すると悪魔として地獄に転生することがわかっています。
第1部で登場した台風の悪魔やコウモリの悪魔などは、第2部でも再登場しました。

今後、宇宙の悪魔が第2部で再登場する展開もあるかもしれません。

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