
目次
チェンソーマンに登場する武器人間は、悪魔とも魔人とも人間とも異なる謎の存在です。
武器人間は不死の存在で、作品の根底に関わりそうなさまざまな謎があります。
本記事では武器人間の謎などについて徹底考察します。
【チェンソーマン】武器人間とは?
名前を持たない悪魔とも魔人とも異なる存在

武器人間は悪魔とも魔人とも人間とも異なる存在で、名前が付けられていません。
悪魔に変身する能力を手に入れた人間ですが、悪魔が人間の体を乗っ取った魔人とも別の存在です。
本来は名前がありましたが、チェンソーマンに食べられたことで名前が消滅し、存在だけが残ったとされています。
第1部87話ではチェンソーマン以外の武器人間全員が、公安対魔特異5課のメンバーとして登場。
公安対魔特異5課の武器人間になった悪魔は、かつてチェンソーマンと戦ったことがあるようです。
公安対魔特異5課が登場した回のサブタイトルが「チェンソーマンVS恐怖の武器人間」だったことから、便宜上武器人間と呼ばれています。
悪魔の心臓を移植された人間が変身する

武器人間に変身できるのは、悪魔の心臓を移植された人間の可能性が高いです。
武器人間に変身できるようになる方法は、作中では語られていません。
ただ、デンジは心臓にポチタの心臓を貰ったことでチェンソーマンに変身できるようになり、サムライソードの心臓も刀の悪魔になっています。
また、ポチタはデンジと契約して心臓になったため、武器人間になるには悪魔と契約する必要があるのかもしれません。
死なない存在でトリガーを引くと復活する

武器人間は首を切り落とされたり、身体をバラバラにされてもトリガーを引くことで復活します。
呪いの悪魔のような即死系の能力で倒されても、トリガーを引けば復活可能です。
トリガーは身体のどこかにあり、武器人間によって場所が異なります。
ダメージを受けた状態から、自分でトリガーを引くことで回復も可能です。
ただし、肉体の損傷が大きい場合は復活しても動けないため、ダメージを回復するには血を飲む必要があります。
また、トリガーを引かないと復活できないため、行動不能になると自力では復活できません。
武器人間と魔人との大きな違いは人格

武器人間と魔人の大きな違いは人格です。
武器人間と魔人はどちらも人間の身体に悪魔が取り憑いており、頭部が変化することが似ています。
ただし、魔人は人間の死体を悪魔が乗っ取った存在で、人格は悪魔のものです。
武器人間は人間と悪魔が融合していますが、人格は人間のままです。
また、武器人間は変身しないと外見は人間のままですが、魔人は悪魔と人間が一体化したような外見をしています。
魔人は普通に死亡しますが、武器人間は死んでも復活可能です。
【チェンソーマン】名前が判明している武器人間一覧
チェンソーマン(デンジ)

主人公のデンジは胸のスターターを引くことで、チェンソーマンに変身します。
ポチタ(チェンソーの悪魔)が心臓と融合したことで、チェンソーマンに変身できるようになりました。
頭からチェンソーが生えており、両手・両足からチェンソーを出すことも可能。
真のチェンソーマンになった際は、他の武器人間全員を1人で蹴散らすほどの強さを誇ります。
チェンソーマンはデンジと一体化する前から復活する能力を持っていたことが示唆されており、武器人間とは異なる存在の可能性もあります。
各国や闇の悪魔もチェンソーマンの心臓を狙っており、何か秘密がありそうです。
食べた悪魔を名前や概念ごと消滅させる規格外の能力を持っており、武器人間の名前を消滅させた存在でもあります。
デンジに関しては以下の記事でくわしく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
爆弾の悪魔の武器人間(レゼ)

喫茶店で働くデンジと同年代の少女で、首のピンを引き抜くことで爆弾の武器人間に変身します。
正体はソ連が送り込んだ工作員で、チェンソーマンの心臓を持ち帰ろうとしていました。
体の一部を爆弾に変えることが可能で、手に触れたものを爆発させることも可能です。
水中では爆発を起こせない弱点はありますが、圧倒的な火力を誇ります。
レゼは台風の悪魔を従えており、爆弾の悪魔は銃の悪魔の仲間だったようです。
第2部では唯一未登場ですが、武器人間なので生存しているのは確実でしょう。
レゼに関しては以下の記事でくわしく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
弓の悪魔の武器人間(クァンシ)

右目に眼帯をした女性で、右目の中の弓を引き抜くことで弓の悪魔の武器人間に変身します。
頭部と両腕が弓になっており、無数の弓矢で広範囲に攻撃可能です。
変身前でも素手の戦いなら、人類最強と呼ばれるほどの強さを誇ります。
初登場時は生身の状態で、視認できないほどのスピードで移動して49人切りを披露。
第1部は中国政府の依頼で動くデビルハンターでしたが、第2部では公安に所属しています。
第2部では変身するシーンはありませんが、ウエポンズの武器人間3人を一瞬で倒す活躍を見せました。
クァンシに関しては以下の記事でくわしく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
剣の悪魔の武器人間(須郷ミリ)

公安対魔特異5課のメンバーとして初登場した武器人間の1人で、変身すると頭部が剣の形をした姿に変身します。
右手を引き抜くことが、変身のトリガーです。
第2部では武器人間のコミュニティ・ウエポンズに入っており、チェンソーマン教会に所属しています。
デンジの同じ高校に転校生として現れ、須郷ミりという本名が判明しました。
チェンソーマンには好意を持っており、チェンソーマンを真似してソードマンと名乗っています。
上からの指示で一般人を襲撃しようとしたところで、クァンシに倒されました。
一般人を襲うことに嫌悪感を示しており、ウエポンズの中ではまともな感性の持ち主です。
火炎放射器の武器人間(バルエム・ブリッチ)

公安対魔特異5課として初登場した1人で、変身すると両手が火炎放射器で頭部が燃料タンクの形をした武器人間になります。
変身のトリガーは、口の中にあるスイッチです。
第2部ではチェンソーマン教会の副総裁をしており、死の悪魔を倒して世界を救おうとしていることが明かされました。
ただし、目的の為なら一般人でも簡単に殺そうとする危険人物です。
公安に逮捕されそうになった際に、フルネームがバルエム・ブリッチと判明しました。
【チェンソーマン】名前が不明の武器人間一覧
刀の悪魔の武器人間(サムライソード)

サムライソードは、刀の悪魔の武器人間です。
左手首が引き抜くことがトリガーになっており、頭部が刀の形をした武器人間に変身します。
両手を日本刀に変化させることが可能で、居合の構えを取ることで視認できない速さで敵を両断する技を使用します。
作中で2番目に登場した武器人間ですが、デンジを雇っていたヤクザの孫という情報だけで本名は不明です。
ゾンビ化した祖父をデンジに殺されたことで、チェンソーマンの命を狙っています。
第1部では公安のデビルハンターを殺して逮捕されましたが、第2部では公安に所属しています。
サムライソードに関しては以下の記事でくわしく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
槍の悪魔の武器人間

公安対魔特異5課として初登場した眼鏡をかけた短髪の男性で、背中からトリガーの槍を引き抜くことで槍の悪魔の武器人間に変身します。
現時点での描写では手が武器化することはなく、取り出した槍を武器として使用する珍しい武器人間です。
第2部ではウエポンズの一員で、チェンソーマン教会に所属しています。
口調は穏やかですが、チェンソーマンを呼び出すために、子供や女性の手足を切り落とそうとしていました。
一般人を襲う前にクァンシに倒され、公安に逮捕されたと思われます。
鞭の悪魔の武器人間

公安対魔特異5課として初登場した跳ね髪の女性で、指パッチンすることで鞭の武器人間に変身します。
若々しい外見をしていますが、本人が言うには82歳らしいです。
「老化せず死なない自分のことを人間の上位種だと思っている」と語っていました。
チェンソーマンを呼び出すために一般人を襲う寸前でクァンシに首を切り落とされ、公安に捕まった可能性が高いです。
【チェンソーマン】武器人間に関する考察
武器人間になるには武器の悪魔の心臓が必要?

武器人間になるには、ただの悪魔でなく武器の悪魔の心臓を人間に移植する必要があるのかもしれません。
武器人間になっている悪魔は、武器や武器として使える道具の名前を持った悪魔です。
偶然の可能性もありますが、武器の悪魔以外の悪魔の心臓を人間に移植しても、武器人間のような存在にはなれないのかもしれません。
武器人間が消滅しないのは人間と融合しているから?

武器人間が消滅しないのは、悪魔と人間が融合した存在だからかもしれません。
チェンソーマンに食われた悪魔は、名前や概念ごと消滅しています。
作中ではさまざまな概念が消滅し、誰もその名前を思い出せないようです。
しかし、武器人間だけはチェンソーマンに食われても存在が残ったとされています。
悪魔は人間の恐怖心から生まれており、人間は悪魔を生み出す存在といえます。
人間がチェンソーマンに食われても、悪魔を生み出す人間という存在は消えないのかもしれません。
武器人間は、人間と悪魔が融合した存在だから存在を消すことができないとも考えられます。
武器人間の殺し方は悪魔との契約を破棄させる?

心臓になった悪魔と人間の契約を破棄させれば、武器人間を殺せるかもしれません。
デンジは心臓を取り出されても生きており、武器人間は心臓を取り出されても生きている可能性が高いです。
ただ、マキマはデンジとポチタの契約を破棄させることで、チェンソーマンとデンジを分離できると考えていました。
心臓になった悪魔と人間を分離できるなら、武器人間を殺せる可能性が高いです。
ただ、武器人間になったままだと、殺す方法はないともいえます。
武器人間は不老不死の可能性も

武器人間は、不老不死の可能性があります。
クァンシは岸部の若い頃から外見が全く変化しておらず、少なくとも30年ほど若い外見のままです。
鞭の悪魔の武器人間は自称82歳ですが、見た目は10代でも通用するでしょう。
老化しないとも言っており、武器人間は歳を取って死ぬことはなさそうです。
老化もせず、殺す方法もはっきりしないため、武器人間が不老不死に近い存在なのは間違いありません。
早川アキは銃の魔人で武器人間ではない

早川アキは武器人間ではなく、銃の魔人と考えられます。
アキはマキマによって銃の魔人になり、デンジと戦いました。
ただ、アキの人格は人間のままで、外見も武器人間に似ていました。
このことから、アキは魔人ではなく銃の悪魔の武器人間になったではないかとも考えられます。
ただアキは不死身ではなく死亡しており、武器人間ではなく魔人だったことになります。
未来の悪魔はアキが死んだと断言しており、アキが死んだのは確実でしょう。
人間の脳が残っていると魔人が人間だったの時の記憶がある場合もあるため、銃の魔人のアキに人間としての意識が残ってるのは不自然ではありません。
元ネタは映画の「武器人間」

チェンソーマンに登場する武器人間の元ネタは、ホラー映画の「武器人間」と言われています。
作者の藤本タツキはB級映画が好きで、さまざまなB級映画のネタをチェンソーマンに取り入れています。
映画「武器人間」は、死体を改造した兵士にソ連軍偵察部隊が襲われるという内容です。
死体に武器を取り付けた兵士が登場する設定が、チェンソーマンの武器人間を連想させます。
【チェンソーマン】第1部のその後の武器人間はどうなった
全員生きてる可能性が高い

武器人間は、第1部の後も全員生きている可能性が高いです。
対魔5課の武器人間は全員チェンソーマンに倒されましたが、特別な倒され方はしていません。
武器人間が完全に死亡する理由がないため、全員生きてると考えるのが自然です。
第2部でもレぜ以外全員登場

チェンソーマン第2部では、最新149話の時点で武器人間はレゼ以外全員登場しています。
サムライソード・クァンシは公安の所属になっており、須郷・バルエム・槍・鞭はチェンソーマン協会に所属していました。
レゼのみ登場していませんが、今後登場する可能性が高いと思われます。
【チェンソーマン】武器人間についてまとめ
チェンソーマンの武器人間について解説しました。
武器人間は謎の多く、真のチェンソーマンとも因縁のある存在です。
死亡することもないので、今後も登場し続けると思われます。
リゼの再登場も含めて、今後の武器人間の活躍に期待しましょう。