【チェンソーマン】コスモとは?最強説もある能力やハロウィンの意味を徹底解説
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

コスモはチェンソーマンに登場する魔人で、「ハロウィン」としかしゃべらない謎の多い存在です。
あまり強そうに見えないのに、サンタクロースを精神攻撃で倒したシーンは衝撃的でした。

コスモの能力やハロウィンの意味について考察します。

【チェンソーマン】コスモとは?

グロテスクなデザインなのにかわいい宇宙の魔人

観光を楽しむコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモは脳が露出し眼球が飛び出したグロテスクデザインなのに、かわいらしさを感じさせる外見の女性の魔人です。
飛び出した脳の一部を蝶結びにしており、外に出た眼球にはハートマークが浮かんでいます。

飛び出した脳や眼球に現実味がなく、コスプレをしているような感じなのがかわいく見える原因かもしません。
基本的に普通の言葉を話すことはなく、「ハロウィン」としか言わないのが最大の特徴です。

外見からは全く予想ができませんが、宇宙の悪魔が死体を乗っ取った宇宙の魔人です。
クァンシの愛人の1人で、他にもピンツイ・ロン・ツギハギという魔人がクァンシの愛人として登場しています。

ハイテンションな性格だが精神世界では理知的

ポーズを取るコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

現実世界のコスモは「ハロウィン」と叫びながらポーズを取ったり、はしゃいだりとハイテンションな性格ですが、精神世界のコスモはかなり理知的な性格です。

現実世界のコスモは回転ずしを見て興奮したり、走り回ったりとかなり感情豊かな性格に見えます。
また、ハロウィンしか言えないことや行動から知能が高いようには見えません。

しかし、能力を使用した時に精神世界に登場するコスモは、非常に理知的で落ち着いた性格でした。

仲間を殺されたことに関しても怒りを感じるほど強い感情ないとも言っており、本来は感情の起伏が乏しい性格のようです。


宇宙の悪魔の魔人でハロウィンの悪魔の魔人ではない

回転寿司店に入るクァンシ一行
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

誤解されがちですが、コスモは宇宙の悪魔の魔人であって、ハロウィンの悪魔の魔人ではありません。
何の悪魔か明かされる前はハロウィンの悪魔の魔人と予想されていましたが、作中で宇宙の魔人と明言されました。

なぜ、宇宙の魔人が、「ハロウィン」と言うのかについては作中でも一切説明がありません。

【チェンソーマン】コスモの登場回が何巻何話かご紹介

7巻54話:クァンシの取り巻きとして登場

54話のクァンシと4人の魔人
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモは、7巻54話でクァンシの取り巻きの魔人の1人として初登場しました。
中国のデビルハンタークァンシは、中国政府からデンジを捕まえて連れてくるように依頼されます。

クァンシは4人の女性の魔人を愛人にしており、コスモはその中の1人でした。
ショッキングな外見、望みを聞かれても「ハロウィ~ン!」としか言わないコスモは、他の魔人と比べてもかなりインパクトがあります。

クァンシの取り巻きの魔人は、コスモの他にピンツイ・ロン・ツギハギの3人がいます。
4人の魔人の中で、何の魔人か判明しているのはコスモだけです。

7巻58話:話しかけた人間をハロウィンとしか言えない状態にする

<a href="https://www.shonenjump.com/j/rensai/chainsaw.html">出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社</a>
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

7巻58話で、クァンシとコスモ・ピンツイ・ロン・ツギハギの4人が日本に来た様子が描かれます。
コスモの乗った車は、いきなり追突事故を起こしてしまいます。

しかし、文句を言う運転手にコスモが「ハロウィン」と声をかけると、運転手は「ハロウィンハロウィン」としか言わない状態に

その後は、回転寿司店に入ってクァンシ一行は回転寿司店に入ります。
店員は魔人を見て驚きますが、コスモが話しかけると「こちらの席でハロウィン」と言って席に案内していました。

コスモの正体不明の能力に、不気味さを感じた読者は多かったようです。


7巻61話:岸辺と戦い逃亡する

4人の魔人と戦う岸辺
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

61話ではクァンシと離れたコスモたち4人の魔人は、公安のデビルハンターと戦うことに。
1人で戦おうとする岸辺に対して、コスモたちは余裕の表情でした。

しかし、次のシーンではピンツイとロンは捕まっており、コスモとツギハギ2人は逃げてしまったようです。
その後、ツギハギは首だけになったクァンシを復活させる活躍をしますが、コスモは70話で登場しませんでした。

8巻70話:サンタクロースを撃退するもマキマの攻撃で死亡

マキマに降伏するクァンシ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

70話でコスモはサンタクロースを撃退しますが、マキマの攻撃で死亡します。
岸辺から逃亡していたコスモですが、70話でクァンシと共に再登場。

人形の悪魔と契約していたサンタクロースは、世界中の人形が全て倒さないと完全には倒せない難敵でした。
クァンシの命令で、コスモは「本気のハロウィン」でサンタクロースを攻撃

サンタクロースは「ハロウィン」しか考えられない状態にされ、世界中の人形も「ハロウィンハロウィン」と叫んで廃人状態になっていました。

サンタクロースを倒すことに成功したコスモたちの前に、マキマが登場。
クァンシは魔人たちを助けるために降伏しますが、マキマの手によってコスモたちは全員首を切り落とされて死亡しました。

【チェンソーマン】コスモの能力や強さを考察

直接的な戦闘能力は低い

単独行動しようとするコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモは、直接的な戦闘能力は低いと思われます。
コスモは強力な精神攻撃が使えますが、物理的に相手を攻撃する特殊能力はない可能性が高いです。

一応岸辺と戦っているので普通の人間よりは強いのかもしれませんが、戦闘シーンが描かれずに敗北しています。
特異4課最強のデビルハンターである岸辺から逃亡しているので、逃げ足は速いのかもしれません。

非常に強力な精神攻撃を持つコスモですが、格闘戦が強くないため、最強とは言えないでしょう。

人形までハロウィンハロウィンとしか言えなくする能力が強い

人形までハロウィンを連呼する
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモは、相手が「ハロウィン」としか言えない状態にする能力を持っています。
作中では文句を言ってきた相手に「ハロウィン」と声をかけて、「ハロウィン」しか言えない状態にしていました。

サンタクロースに対して使用した「本気のハロウィン」は、宇宙の全ての情報を脳に流し込み、相手を「ハロウィン」のことしか考えられない廃人にする技です。

本気のハロウィンを受けたサンタクロースの人形まで、「ハロウィン」を連呼しており、非常に強力な能力であることがわかります。

少し話しかけただけで相手が「ハロウィン」と言い出すシーンもありますが、一時的なのかずっとハロウィンとしか言えないのかは不明です。

本気のハロウィンはマキマに通用しない?

マキマと向かい合うコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

70話ではコスモが「ハロウィン」と言ってもマキマが何ともなかったため、マキマには本気のハロウィンは効かないという意見もあります。

マキマとコスモの姿が交互に描かれているので、コスモが能力でマキマを攻撃したのは間違いなそうです。
ただ、一般人相手でも何度も「ハロウィン」と言わないと効かなかったので、一度言われただけのマキマが何ともないのは当然でしょう。

この描写だけでは、マキマが能力を無効化しているのか、弱すぎて能力が効いていないのか判断できません。
本気のハロウィンを使ってないため、マキマに能力が効かないのかは不明です。

本気のハロウィンを使っていたら、マキマと日本国民全員が「ハロウィン」と叫んでいた可能性もあります。

【チェンソーマン】コスモの名言・名セリフ

「ハロウィン!」

店員を洗脳?するコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモを代表するセリフであり、現実世界の彼女は「ハロウィン」しかしゃべりません
仲間に対して「ハロウィン」と言っても何ともないので、精神攻撃にならない「ハロウィン」もあるようです。

回転寿司店では「ハロウィン」と声をかけた店員にテーブルまで案内させており、相手を洗脳する「ハロウィン」もあるのかもしれません。

「こんばんはサンタクロース 私は宇宙の魔人です」

精神世界ではまるで別人のコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

精神世界で、サンタクロースに自己紹介した時のセリフです。
今まで「ハロウィン」としか言わなかったコスモが、普通に話し始めたのはかなりインパクトがありました。

その後も流暢に長いセリフを話し始め、コスモは急に知的なキャラになってしまいました。
ハロウィンの悪魔の魔人だと思われていたコスモが、宇宙の魔人だと発覚した瞬間でもあります。

「死ぬまでハロウィンのことしか考えられなくなるのです」

「ハロウィンの事しか考えられなくなる」の文字が怖いコスモの図書館
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

全てを理解すると自分はどうなるのか尋ねたサンタクロースに、コスモが言った言葉です。
この言葉を聞いた後、余裕に見えたサンタクロースは冷や汗を流した後、「ハロハロ」と言い出します。

精神世界のサンタクロースは悲鳴を上げて本棚の下に落下していき、現実の世界のサンタクロースは「ハロウィン…ハロウィン…」と呟きながら消滅

世界中のサンタクロースの人形も「ハロウィンハロウィン」と連呼しており、コスモの能力の恐ろしさがはっきりとわかります。

【チェンソーマン】コスモに関する考察

脳が露出しているのは膨大な知識で頭がパンクしたから?

ポーズを取るコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモの脳が剝き出しになっているのは、脳が肥大化して頭がパンクしたのかもしれません。
コスモの精神世界には宇宙の膨大な情報があり、宇宙の悪魔はその全ての知識を把握している存在考えられます。

魔人の人格は悪魔のものであるため、宇宙の悪魔が人間の死体を乗っ取った時に膨大な知識が人間の脳に流れ込む可能性が高いです。

宇宙の魔人になった人間の脳は、宇宙の全ての情報を処理するために肥大化し、頭蓋骨を破壊して飛び出したのかもしれません。

人間の脳では宇宙の全ての情報は処理できないため、宇宙の全てを知った人間と同じようにハロウィンしか言えなくなったのでしょう。

精神世界の図書館はアカシックレコード?

コスモの図書館
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

コスモが能力を使用した際に登場する図書館は、アカシックレコードの可能性が高いです。
アカシックレコードとは、宇宙誕生から未来までの全ての情報が記録されたデータベースのことです。

コスモが使用する「本気のハロウィン」は、宇宙の情報の全てを相手の脳に流し込みます。
コスモは、本気のハロウィンで宇宙の全てを理解させることを図書館の本の内容が全て流れ込むと表現していました。

コスモの図書館には、宇宙の全ての情報が記録されていることになるため、アカシックレコードと同じものと考えられます。

ハロウィンの意味は宇宙の真理?

図書館のコスモ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ハロウィンの意味は、宇宙の真理なのかもしれません。
コスモはサンタクロースに能力を使用する前に、「本当に全てを理解でき、全てを理解したものはハロウィンのことしか考えられなくなる」と言っています。

つまり、ハロウィンは、宇宙の全ての情報を一言で表した言葉とも解釈できます。
なぜ、宇宙の全てを表した言葉がハロウィンなのかは不明です。

コスモの図書館のハロウィンと書かれた本には、カボチャの絵が描かれていたので、10月31日のハロウィンと関係があるのは間違いないでしょう。

【チェンソーマン】コスモについてまとめ

チェンソーマンに登場するコスモについて解説しました。
独特な外見や強力な能力を持ち、存在感のあったコスモですが、マキマに殺されてあっさりと退場しています。

ただ、魔人は死亡すると悪魔として地獄に転生することがわかっています。
第1部で登場した台風の悪魔やコウモリの悪魔などは、第2部でも再登場しました。

今後、宇宙の悪魔が第2部で再登場する展開もあるかもしれません。

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