【ワンピースネタバレ考察】ボニーはくまにとってのニカ?ルフィとの共通点も踏まえ考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ボニーが有する「トシトシの実」は、その能力によってニカの姿すら再現してしまいます。

しかし、なぜボニーはニカの力を再現できるのか?気になりますよね。

そこで今回は、なぜボニーはニカになれるのか?その理由についても考察していきます。

ボニーは女版ルフィとしてデザインされている?

第1話の旅立ちのシーンが酷似している

歪んだ未来でアルファを倒すボニー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ボニーとニカについて話す前に、まずボニーとルフィの共通点について解説していきます。

というのも、ルフィとボニーは意図的に似たキャラとしてデザインされているからです。

まず第1話の旅立ちのシーン。
ルフィは恩人から受け取った帽子と共に出航し、立ち塞がった近海の主をゴムゴムの能力でいなしました。

そしてボニーもコニーから帽子を受け取り、CP8をゴムのような腕を再現したパンチで倒して出航しています。

父親が革命軍

ドラゴンは革命軍にいた
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ボニーとルフィの共通点2つ目は、父親が革命軍という点です。

言わずもがなボニーの父親であるくまは、ボニーが病気になる前は革命軍に所属していました。

そしてルフィの父親も革命軍のトップであるドラゴンです。

他にも大食いキャラや、純粋なキャラクター性など、ボニーは女版ルフィのように描かれていると感じられる点は多々ありますね。


父親の対応が明暗を分けた

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ボニーとルフィ、2人とも革命軍の父親を持つ者同士ですが、父との関係については全く違います。

ルフィは長らく自分の父親のことは知らず、ガープ以外の肉親はいませんでした。

それはドラゴンにとって子供の存在が、自分の弱点になると考えたからです。

もしドラゴンとルフィの血縁関係がバレれば、ルフィはドラゴンを狙う者に人質に取られるかもしれませんよね?

くまはボニーと共に暮らし、病気になってからは側に寄り添い続けていました。

そしてボニーの病気を治すことを条件に、世界政府の奴隷となってしまいます。
「子が親の弱点」と身をもって証明してしまった訳です。

ボニーの「トシトシの実」はニカになれる能力?

トシトシは「想像する未来」を再現する能力

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからはボニーとニカの関係について考察していきます。

そもそもボニーが有するトシトシの実の能力で、なぜニカの姿を再現することが出来るのでしょうか?

答えは簡単で、トシトシの能力は、ただの年齢操作ではないからです。

トシトシの能力の本質は「自分が想像した未来を再現できる」ことにあります。

つまり、ボニーはくまから聞いていた情報を元に、ニカの姿になった未来の自分を再現したのです。

勿論ボニーそのものがニカとして成長する未来はありません。

だからこそ想像した未来を再現する技名が「歪んだ未来ディストーションフューチャー」なのでしょう。

ニカの能力とトシトシの実の能力は酷似している

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「自分の想像した未来」を再現するトシトシの実の能力。

実はルフィが有する、ヒトヒトの実・モデルニカと非常に酷似しています。

それは「想像力」が鍵になる能力という点です。

ニカはゴムのような性質を持った体を活かし、自分の空想のまま戦いました。

そしてニカの力を手にしたルフィもその自由な発想力を活かし、ゴムの体で空想のまま戦っています。

ボニーも聞かされたニカの情報を元に想像を膨らませ、あり得ない未来を再現し戦いました。

能力者自身の想像力次第で、自由な戦い方が出来るという点で、ニカとトシトシは非常に似ているのです。


ボニーの想像力が真の力を引き出す

トシトシの能力を引き出せるのは、能力者がボニーだからこそなのでしょう。

ボニーはまだ10歳ほどの子供です。

子供の想像力と未来は無限大で、大人が思いつかないようなことすら描き出します。

もし大人がトシトシの実を手に入れても、「なりたい未来」を想像するのは難しいでしょう。
生きていれば未来が確定してくる瞬間は、必ず訪れるものです。

しかし、まだ大人になっていないボニーだからこそ、「こんな大人になりたい」という未来を再現できる。
こうしたボニーの自由さも、ルフィに酷似していますね。

くまにとってのニカはボニー?

バッカニア族を解放する戦士がニカ

バッカニア族はニカを知っている
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

くまの血筋であるバッカニア族は「世界に対して罪を犯した」とされ、世界政府からは敵視されていました。

そのため、自身の血がバレたくまは、幼少期天竜人の奴隷となっています。

そんな虐げられてきたバッカニア族には、ニカの伝説が伝承として語り継がれていました。

自分達を解放してくれる戦士だと信じて。
そして今、ニカの力を持つものと、ニカの力を再現できる存在がいます。そう、ルフィとボニーです。

くまを解放し笑顔に出来るのはボニーだけ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

なぜボニーがニカの能力を再現できるキャラとして描かれているのか?

それはバッカニア族のくまにとってのニカが、ボニーだからです。

ニカは空想のままに戦い、人々を笑顔にする戦士として描かれてきました。

ではくまに笑顔をくれる存在とは誰でしょう?
そうボニーです。

ボニーの存在はジニーを失ったくまにとって、まさしく希望でした。

例え感情を失うことになっても、くまはボニーが助かるだけで笑顔を見せています。

ボニーこそくまにとってのニカなのです。
そして改造され奴隷となってしまったくまを解放し、笑顔を取り戻せるのはボニーしかいないでしょう。

ボニーがニカの姿を見ることが鍵?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ニカの力を再現できる力を持ったボニーですが、まだ真の力を発揮しきれているとは言えません。

というのも、ボニーはまだニカの姿を見たことがないからです。

断片的な情報で膨らませた「空想のニカ」の力しか、今のボニーでは再現できません。

だからこそ、ルフィの戦闘を見た時こそ、ボニーの空想は更に膨らみ、完璧にニカの力を再現することができるでしょう。

実はまだ、ボニーはルフィがニカの姿で戦う姿を見たことがありません。

気絶していたり、別の場所にいたり、意図的にルフィの戦闘を見ないように描かれています。

そのため、この先ボニーがルフィの戦いを見て、完全にニカの力を再現する展開がほぼ確実にあるでしょう。

ボニーとニカの関係性に関する考察まとめ

シャボンディ諸島で登場した時、ボニーはただの年齢操作能力者だと思われていました。

しかし能力が明らかになるにつれ、ルフィにも負けないポテンシャルの能力者だと判明し、驚いた方も多いでしょう。

ルフィと同じく空想のままに戦う戦士。

まさしくニカの在り方そのものです。
この先ニカが2人並んで共闘するという展開も、見ることができるかもしれませんね。

おすすめの記事