
目次
「メイドインアビス」とはベルオスカ島という島にある巨大な大穴「アビス」を舞台に、探掘見習の少女リコと、大穴で発見された謎の少年レグと大穴に住む不思議な獣人ナナチの三人の活躍を描く冒険ファンタジーです。
マルルクは、リコとレグがアビスの第二層にあるシーカーキャンプで出会った子どもです。
どう見ても可愛らしい女の子に見えるのですが、このマルルクには秘密があるようです。
今回は、このマルルクが何者で、どんな秘密があるのかを解説していきましょう。
題名 | 収録巻 |
メイドインアビス アニメ1期 | 漫画1巻〜4巻26話「新たなるスタート」まで収録 |
メイドインアビス 劇場版「深き魂の黎明」 | 漫画4巻27話「禁断の花畑」〜5巻38話「挑む者たち」まで収録 |
メイドインアビス アニメ2期「烈日の黄金郷」 | 漫画6巻39話「還らずの都」〜11巻60話「黄金」まで収録 |
メイドインアビス アニメ3期(未定) | 漫画11巻61話「どこにでも行ける」〜 |

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【メイドインアビス】マルルクとは
マルルクのプロフィール
マルルクは、アビスの第二層にあるシーカーキャンプにいる探掘家で、普段は見張り役をしています。

見習のリコやレグとは違って、マルルクは蒼笛の探掘家なのですが、蒼笛は15歳にならないとなることができないのに、マルルクはどう見てもリコと同じくらいの年頃(12歳)くらいにしか見えません(「どんな仕事をしているのか?」の項を参照)。
見た目は可愛らしい女の子のようですが、なぜか、性別は未だに語られていません。
恰好も仕草も女の子そのものですが、一人称は「ボク」です。
詳細は語られていませんが、太陽光線が苦手であり、地上には出たことが無いようです。
白笛の称号を持つオーゼンの弟子で、事故で行倒れていた時、彼女に助け出されてから、一緒にシーカーキャンプで暮らすようになったようです。
マルルクを演じている声優
マルルクを演じている声優は、豊崎愛生(とよさき・あき)です。
【朝11:00抽選しめきり】「豊崎愛生 コンサート2021~Camel Back hall~」追加公演
— ANIME SEIYU (@animeseiyu) June 23, 2021
7月17日(土)神奈川県民ホールhttps://t.co/Q5B73yGQum pic.twitter.com/JTA2UObZZs
2007年に初のレギュラー役として、「ケンコー全裸系水泳部ウミショー」の蜷川あむろ役を会得し、以後、多くのキャラクターを演じるようになります。
2011年には、「けいおん!」の平沢雅で、東京国際アニメフェア2011・第10回東京アニメアワード個人部門声優賞を受賞しました。
また、自身が所属しているミュージックレインの声優で構成された声優ユニット「スフィア」の一員となり、歌手としても活動をしています。
その他に演じたアニメのキャラは、「ToLoveる-とらぶる-」のモモ、「ラストエグザイル-銀翼のファム-」、「めだかボックス」の黒神めだか、「シドニアの騎士」の科戸瀬イザナなどが挙げられます。
豊崎愛生は、多くの女性キャラを演じていますが、マルルクを演じる際は、女の子の声にも男の子の声にも聞こえるような、微妙な匙加減で巧みに演じています。
興味深いことに、「シドニアの騎士」の科戸瀬イザナは、マルルク同様性別不詳のキャラでもあります。
【メイドインアビス】マルルクは何者?
マルルクは普段どこにいるのか?
マルルクがいるのは、アビス第二層(別名:誘いの森)と呼ばれる場所にある、シーカーキャンプ(監視基地)という所です。

探掘家達のために建造された施設で、周辺の監視と、探掘家達の停留所としての役割を持った施設で、シーカーキャンプにいる防人は、周辺の監視と探掘などを行っています。
また、リコの母親である、白笛の探掘家ライザの封書と白笛を、一時的に保管していたのもシーカーキャンプです(発見したのはオーゼン)。
シーカーキャンプは、誘いの森のなかでも、上昇負荷(アビスの中に流れている力場のこと、上方に上がろうとすると、身体に急激な負担がかかる)の薄い場所である、「逆さの森」に建てられています。
逆さ森はその名の通り、アビスの岸壁から下側に向かって生えている木々に覆われた場所で、高い所にあるため、迂回するための中継地点として、シーカーキャンプが建造されました。
アビスの力場は、視界を悪くさせる効果もあるのですが、逆さの森周辺は力場が薄いので、見通しが効き、周辺の監視に向いた拠点と言えます。
施設そのものは、逆さ森に生えていた、大ポルタという樹のウロ穴を利用して造られており、樹は、現在でも成長しているため、時折建て増しをしています。
マルルクはどんな仕事をしているのか?
シーカーキャンプでの任されている、マルルクの仕事は見張り番です。
シーカーキャンプには、周囲を見渡せる高度な望遠鏡と、シーカーキャンプを訪れた探掘家を迎え入れるための、ゴンドラがあります。
マルルクは、望遠鏡でシーカーキャンプを訪れる探掘家のチェックと、ゴンドラの操作、すなわち、シーカキャンプの受付業務の仕事をしています。
アビスの世界では、笛の色ごとに探掘できる深度が決まっており、赤笛が第一層、蒼笛が第ニ層、月笛が第四層、黒笛が第五層までが探掘できる限界深度です(白笛は限界なし)。
そのため、シーカーキャンプに訪れた探掘家を、確認したり、検閲する必要があると思われます。
また、探掘家組合に所属していない盗掘者のような存在を警戒しなければならないため、見張り番が必要ではないかと思われます。
尚、蒼笛の称号は、15歳にならないと得ることができませんが、マルルクは白笛のオーゼンの直弟子ということで、特別に蒼笛であることを許可されています(第二層のシーカーキャンプで暮らすための措置と思われます)。
また、シーカーキャンプを訪れた、探掘家達の接待もマルルクの仕事です。
マルルクは、探掘家としての能力はそれほど高くはないようですが、接待は得意のようで、リコとレグがシーカーキャンプを訪れた際も、案内役をそつなくこなしています。
マルルクの師、オーゼンとは
マルルクの師であるオーゼンは、白笛の称号を持つ探掘家で、マルルクは彼女を「お師さま」と呼んでいます。

見た目は妙齢の女性にみえますが、50年以上も白笛の地位を維持し続けている探掘家の大ベテランで、現在の彼女は、シーカーキャンプの防人として活動しています。
探掘家は、見習の「赤笛」、一人前の「蒼笛」、師範代の「月笛(紫)」、達人の「黒笛」という順で、昇格していき、白笛は達人である黒笛よりも、さらに上位の存在で、アビスで探掘できる深度の制限はなく、腕前は伝説級の実力を持った者ばかりです。
オーゼンも高い実力を持った探掘家で、30人乗ったゴンドラを引き上げるほどの怪力を持っているので、「不動卿(ふどうきょう)」の異名を持っています。
性格はややひねくれていますが、リコやレグに厳しいながらも、探掘家としての手ほどきを授けたりするなど、基本的には面倒見の良い女性です。
マルルクを弟子としたのは、幼いころ事故で行倒れたマルルクを引き取ったのがきっかけで、太陽光線が苦手なマルルクのために、シーカーキャンプの防人となったようです。
【メイドインアビス】マルルクの性別は?
かわいいけれども、実は男?
マルルクの見た目は可愛らしい女の子ですが、どういうわけか、性別は未だに本編で語られず、本作の謎の一つとなっています。
ファンの間では、男の子ではないか?と言う説が流れていますが、マルルクは立ち居振る舞いや仕草も、女の子そのもので、とても男の子には見えません。
むしろ、本編のヒロインであるリコの方が、ガサツで男の子っぽい性格をしています。

唯一男の子らしい箇所があるとすれば、一人称が「ボク」というくらいです。
振る舞いや見た目は、完璧に女の子のマルルクですが、女の子と言い切るには奇妙な点があります。
それは、リコがシーカーキャンプに泊った際、マルルクは、シャワーを浴びて裸になったリコを見て、顔を赤らめていたことです。
また、探掘家の教育係で、リコ達の師であったジルオがシーカーキャンプに訪れた際(オースで発生した謎の奇病の項を参照)、マルルクの恰好を見て、大変驚き、「確か君は…」と言いかけている場面があります。
このことから、マルルクは、前から女の子の恰好をしていたわけではないと思われ、本当は男の子ではないのか?と思われます。
なぜ、「男の娘」になっているのか?
女の子の恰好をしている男の子を、一般的に「男の娘」と呼んでいますが、マルルクが男の子であるとすれば、彼は、立派な(?)男の娘ということになります。
では、なぜ、マルルクは女の子の恰好をしているのでしょうか?
女装癖に目覚めたのか?あるいは、オーゼンの趣味なのか?
前述した通り、マルルクは、現時点だと「性別不詳」なので、はっきりとした理由は明かされていませんが、一番の可能性は魔除けのために、女装をしているのではないのかと思われます。
昔、日本でも、西洋でも、昔は男の子に女装をさせていた風習があります。
これは、子供を早死にさせないように、男の子に憑りつく悪霊から守るため、女装させて、悪霊を騙す意味合いがあるのです。
実は絵画などに、そうした例を見ることができます。例えば、ルノアールが描いた「シャルパンティエ夫人とその子どもたち」に描かれている子供のうち、真ん中の子は、れっきとした男の子なのです。
ピエール=オーギュスト・ルノワール『シャルパンティエ夫人とその子どもたち』1878年 メトロポリタン美術館 pic.twitter.com/HmMxvhoaCJ
— 美術ファン@世界の名画 (@bijutsufan) August 31, 2020
日本だと、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の主人公である、犬塚信乃などにその例が見られます。
実際、マルルクは太陽光線が苦手ということもあり、何か魔除けのようなことをしなければならない理由があるのかもしれません。
また、原作の第九巻の巻末には、西方にあるジスェクーという国の王族に関する解説とイラストがあり、その王族には、時折、日の光に弱い子供が生まれてくるという説明が書かれていますが、イラストの子供はどう見てもマルルクです。
さらに、子供は日の光を欺くための衣装を身に纏っていると書かれており、マルルクが女装しているのは、やはり魔除け、もしくはまじないである可能性があるようです。
【メイドインアビス】マルルクは今後どんな活躍を?
オースで発生した謎の奇病
マルルクは、原作でも、第三巻以降出番が無いようですが、第六巻の番外編のエピソードで再登場しました。
そのため、今後は、リコ、レグ、ナナチとは別に、ジルオ、オーゼン、マルルクを中心としたエピソードが出てくる可能性があるようです。
そのエピソードとは、オースの街で発生した原因不明の奇病をめぐるものです。
リコ達がシーカーキャンプを去った後、リコが育ったオースの街では、原因不明の奇病が発生しました。
原因はわからず、唯一わかることは、、誕生日に亡くなってしまう事でした。
リコとレグが暮らしていた、探掘家を育てるベルチェロ孤児院でも、リコと仲良しだったキユイという幼い少年が、病魔に侵されてしまったのです。

ジルオは、船団キャラバンで薬師をしているミオという女性に頼んで、キユイを診療船に運び込むと、キユイは途端に元気になりました。
原因を探るために、ジルオはシーカーキャンプに訪れて、オーゼンに意見を伺いに来ました。
奇病とアビスとの関係は?
シーカーキャンプに訪れたジルオに、オーゼンはアビスにある古代文明遺跡に発見されている、祈りを捧げるポーズで亡くなった多数のお祈りガイコツの話をしました。
お祈りガイコツは2000年前や、4000年前、6000年前など、2000年の周期で発見されており、死んだ理由は、現在のオースに起きている誕生日に死ぬ病と同じものではと推察し、そして祈りのポーズで死んでいるのは、病気の原因が分からなかったからと言いました。
そして、病の原因はアビスにあるようで、死んだ古代人たちは、アビスから離れるのを拒んだもの達なのでは、と言ったのです。
現在では(第九巻時点)、これ以降、この奇病に関するエピソードは出てきていませんが、今後はこの病気に関するエピソードで、ジルオ、オーゼン、マルルクが活躍するエピソードが語られるかもしれません。
また、誕生日に死ぬ病とお祈りガイコツは、序盤(単行本第一巻参照)のエピソードにもすでに出てきているので、チェックしてみてください。
また、マルルクがなぜ太陽光線が苦手で、どうして行倒れてたのかも、本編では未だに語られていないので、今後のエピソードで語られる可能性があるかもしれません。
【メイドインアビス】マルルクのまとめ
マルルクは、まだ序盤にしか登場していないキャラクターですが、愛らしいキャラクターと、多くの秘められた謎でファンの心を鷲掴みしました。
性別のことも含めて、彼(?)にはまだまだ秘められた魅力や秘密があるかもしれません。
今後の物語の展開に期待しましょう。