アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話のネタバレと感想を紹介!
出典:ID: INVADED イド:インヴェイデッド|The Official Site for Animation

本記事では、アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話を見逃してしまった方の為に、ストーリーのネタバレと感想、さらに動画配信情報をご紹介します。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」は監督:あおきえい、脚本:舞城王太郎によるオリジナルSFミステリです。
連続殺人鬼の殺人衝動から作り出した「殺意の世界(イド)」を利用して犯罪事件を捜査する特殊組織・「井戸端」と名探偵・酒井戸が頻発する凶悪事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていきます。

第1話と第2話では連続殺人犯・穴空きの事件について描かれます。
「殺意の世界(イド)」などの本作の根幹になる要素についても解説されていくため、絶対に見逃せない内容になっています。

なお、テレビ放送では第1話と第2話が連続して放送されました。
本記事でも第1話と第2話をまとめてご紹介致します。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話のあらすじ

道路や家が細切れになって繋がっていないだけでなく、自分の体すらも輪切りになっているバラバラの世界で男は目覚めます。
男は自分の名前すらも思い出せませんでしたが、ある少女の遺体を見つけることで断片的に記憶を取り戻します。
自分は名探偵・酒井戸、少女の名はかえる、そして自分はかえるの死の謎を解かなければならないことを。
酒井戸は謎を解くために行動を開始します。

場面が変わって酒井戸のいる「殺意の世界(イド)」の外側では特殊組織・井戸端のメンバーが連続殺人犯・穴空きについての捜査を進めています。
酒井戸の行動を基にして穴空きの潜伏先に目星を付け、外務分析官の松岡と本堂町を向かわせて穴空きを追い詰めました。
かと思いきや、被害者と巧みに入れ替わった穴空きは本堂町をさらって逃走してしまいました。

一方、酒井戸もイドの中で犯人を突き止めましたが、こちらも犯人は逃走してしまいました。
酒井戸は犯人を追おうとしますが、そこに井戸端が探し求める連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」が現れます。
犯人はジョンウォーカーを恐れて逃走したようです。

さらに場面が変わってイドの外、捕らわれの本堂町の決死の行動によって新たなイド、本堂町のイドが発生します。
酒井戸は穴空きのイドから強制排出され、本堂町のイドに潜り込むみます。
そこでの酒井戸の行動を基に井戸端が居場所を特定して穴空きこと富久田を逮捕、事件は解決しました。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」の動画配信サービスは?

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」は、下記の動画配信サービスにて、視聴することができます!

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アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話のネタバレ

ネタバレ① 「殺意の世界(イド)」について

イドとは殺人衝動から出来上がる世界です。
「ワクムスビ」という道具で殺人衝動を採取、「ミヅハノメ」というシステムで殺人衝動からイドを形成するという仕組みです。
第1話と第2話ではイドについて次のことが分かりました。

  • イドは無意識の殺人衝動から作られるものであり、その中では何でも起こり得る
  • イドの中では「かえる」という少女が必ず死んでいる
  • イドに入れるのは殺人を犯したものだけ
  • さらに名探偵として活躍するには特別な素質が必要
  • 酒井戸がかえるの死の謎を解くまでに井戸端が殺人犯の情報を読み取る

今回の事件で注目したいのは1番目と2番目です。

・イドは無意識の殺人衝動から作られるものであり、その中では何でも起こり得る
穴空きは自分の内心がバラバラになっていることに気付いていない、もしくは自分の頭に穴が空いていることで脳の一部が欠損していることにより異常が発生しているのではないかと井戸端は推理します。
つまり、穴空きはバラバラなことこそが正常であると誤認しており、無意識が作り出す世界はバラバラの世界になっているということです。

・イドの中では「かえる」という少女が必ず死んでいる
注目したいのはかえるの死因です。
最初に酒井戸が潜り込んだイドは穴空きの殺人衝動から作り出されたものであり、穴空きの犯行の特徴と同じようにかえるの頭部には穴が空いていました。
2つ目のイドは本堂町の殺人衝動、自らドリルで頭に穴を空けるという自殺衝動から作られたものであり、かえるは首を吊って自殺していました。

この1番目と2番目はそれぞれ殺人衝動を持った人間固有のものであり、今後の事件では別の形となり、事件を解くための鍵になると考えられます。

ネタバレ② 名探偵・酒井戸こと鳴瓢 秋人

名探偵・酒井戸は鳴瓢 秋人(なりひさご あきと)がイドに潜り込んだ時の名前です。
酒井戸と鳴瓢については次のことが分かりました。

  • 酒井戸はイドに入るたびに記憶を失っている状態に戻る
  • 鳴瓢はその記憶を保っている
  • イドでかえるに会うことを鳴瓢は『娘との面会みたいなもの』と発言している
  • 鳴瓢の娘は亡くなっており、鳴瓢が収監されている部屋には娘と思われる少女の無数の写真が貼られている
  • 鳴瓢は他人を何度も自殺に導こうとした

今度は3,4番目と5番目に注目したいと思います。

・イドでかえるに会うことを鳴瓢は『娘との面会みたいなもの』と発言している
・鳴瓢の娘は亡くなっており、鳴瓢が収監されている部屋には娘と思われる少女の無数の写真が貼られている
かえるはミヅハノメが作り出しているものですが、必ず死亡している状態とのことです。
イドにデフォルトで用意されている何らかの記号ではないかと井戸端のメンバーは推測しています。
しかし、鳴瓢はかえるに亡くなった娘を重ねているように思えます。
ミヅハノメの仕組みについては未だ誰も解き明かしていないという点も踏まえ、覚えておきたいポイントだと思います。

・鳴瓢は他人を何度も自殺に導こうとした
これが前項で挙げた『名探偵として活躍するための特別な素質』ではないかと思います。
『連続殺人鬼の殺人衝動の世界で活躍する名探偵がまともなはずがない』とも作中で発言されており、鳴瓢の異常性はここにあるのではないかと考えられます。
未確定なところもありますが、こちらも覚えておきたいポイントです。

ネタバレ③ 連続殺人鬼メイカー・ジョンウォーカー

井戸端のメンバーは複数の連続殺人鬼のイドの中で現れるジョンウォーカーを追っています。
その人物は実在するのか、かえるのようにイドにデフォルトで用意されているのではないかと疑問視されていましたが、今回の事件で実在する可能性が濃厚になってきました。
イドの中で穴空きはジョンウォーカーを恐れて逃走しました。
これは連続殺人鬼が実在するジョンウォーカーに無意識に残るほど強い印象を植え付けられ、殺人衝動にも影響を与えているのではないかと井戸端のメンバーは推測しました。

イドの中ではジョンウォーカーは酒井戸のパンチ一発で倒れてしまうほどひ弱な存在でした。
しかし、『連続殺人鬼メイカー』の名が示すように、人々の無意識に影響を与えて連続殺人鬼に仕立て上げているとしたら恐ろしい存在です。

今回の第1話と第2話で一つの事件を解決しました。
次回第3話以降も連続殺人鬼が現れ、そのイドにはジョンウォーカーが存在するのではないでしょうか。
一つ一つの事件を解決していき、徐々にジョンウォーカーに迫っていくことが本作の本筋になると考えられます。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話の感想

筆者感想

アニメの感想、の前に、この記事を書いた感想になってしまうのですが書くのが非常に難しかったです。

まず、穴空きのイドのバラバラの世界。
家や道路だけでなくその中にいる人々までバラバラの輪切りになっている映像は筆舌に尽くしがたいほど衝撃的なものでした。
そして、もう一つはイドの中と外の世界の二つの面で物語が進行していくことです。
あらすじの項はこれでもまとめている方であり、作中ではこれ以上に頻繁にイドの中と外の描写が交互に切り替わって話が進んでいきました。

ですが、この二つこそが本作の魅力ではないかと思われます。
文章だけでは表現が難しい世界もアニメならではの映像表現で詳細に描いていました。
今回のバラバラの世界は穴空きが作り出したものなので、次回以降は連続殺人鬼が作り出す殺人衝動に基づき、それぞれに違った形のイド、映像表現がなされることでしょう。
イドの中と外の世界の両面で進む世界も本作独特のものです。
互いに連絡を取り合えるわけでなく、イドの中をイドの外にいる井戸端のメンバーが一方的に観測し、その情報を基に事件を捜査するという物語が新鮮に感じられました。

この二つの魅力について今後も注目していきたいところです。

みんなの感想・口コミ

https://twitter.com/0707kamna/status/1214205529431527424

話がどうも難しい。だけど、とにかく引き込まれるだけの魅力を持っている。そういった印象を持った方が多いです。
この直感で面白さを嗅ぎ取るということは実際に視聴しないことにはどうにもなりません。
まずは自分の目で確かめてほしいです。
輪切りになっている酒井戸の見た目だけでも興味を引かれることでしょう。

話の難しさについては筆者ががんばって説明していくので、どうかお付き合い下さい。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」第1話と第2話のまとめ

以上、アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」の第1話と第2話についてでした。
専門用語も多く、理解するには難解で人によっては手を出しづらい作品かと思われます。
今回に関してはその専門用語の解説のため登場人物にとにかく語らせるという、ともすれば視聴者が退屈になってしまうという手法を取ってしまいました。
しかし、ただ語らせるだけではなく映像表現にも力を入れており、視聴者を飽きさせない、画面から目を離せないようにすることにも注力していました。
食わず嫌いをせずにまずは第1話、第2話を見てください。
きっと独特の世界に引き込まれるでしょう。

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