
転スラに登場するガドラは、東の帝国の大魔法使いと呼ばれた人物です。
あっさりとテンペストに寝返った彼が帝国に仕えていた理由は何だったのでしょうか。
ガドラの実力・魔法・過去・登場シーンなどを解説します。
【転スラ】ガドラとは
魔法軍団の団長だった東の帝国の大魔法使い

名前 | ガドラ |
存在値 | 112万6666 |
種族 | 人間→死霊=上位聖魔霊ー金属性悪魔族 |
称号 | 下僕弍号・ポチ |
魔法 | 暗黒魔法 |
究極贈与 | 魔導之書 |
ガドラは東の帝国の大魔法使いで、30年前まで魔法軍団の軍団長をしていました。
人間の魔法使いでしたが、転生を繰り返すことで何百年も魔法の研究を続けています。
ファルムスの宮廷魔導士ラーゼンの師匠で、実力ははるかに上です。
帝国とテンペストの戦争直前で、テンペストに寝返ることになりました。
元々は人間ですが、ディアブロの眷属として悪魔に転生。
精神生命体としては、かなり上位の上位聖魔霊に進化しています。
アダルマンの親友で魔法を愛する

ガドラは魔法研究を第一に考える性格で、ルミナス教の枢機卿だったアダルマンの親友です。
ガドラは西方諸国を渡り歩きさまざま主に仕えてきましたが、本心から忠誠を誓うことはありませんでした。
魔法の研究のために仕える相手を選んでおり、かなり自分勝手な変人でもあります。
アダルマンとは人間だった頃からの親友で、彼にも輪廻転生を施していたようです。
アダルマンが殺されたと知った時は、長い時間をかけて復讐の機会をうかがっていました。
テンペストでアダルマンと再会した後は、2人で魔法研究を行っています。
【転スラ】ガドラの実力や魔法を解説
正体は輪廻転生(リインカーネーション)で転生を繰り返す存在

ガドラは神秘奥義の輪廻転生で何度も転生を繰り返し、膨大な時間を魔法研究に捧げています。
輪廻転生は記憶と能力を持ったままで、生まれ変わる魔法です。
弟子のラーゼンが使用する憑依転生が別人の肉体を奪い取って転生するのに対して、輪廻転生は全く新しい存在として転生できます。
作中では老人として登場しますが、元々どんな人物だったのかは描かれていません。
身体を用意する必要が無いのがメリットですが、憑依転生よりもはるかに難易度が高いです。
ガドラは最終的に悪魔に転生しており、別の種族に生まれ変わることもできます。
絶牙虚無災害(ニヒリスティックハザード)の使い手
ガドラは最強の暗黒魔法絶牙虚無災害を使用します。
絶牙虚無災害は最強の神聖魔法・霊子崩壊と対になる魔法です。
霊子崩壊が最強の破壊力を持つ対個人用なのに対して、絶牙虚無災害は非常に広範囲を攻撃できます。
天魔大戦では、一撃で10万の天使の軍勢の半数を撃破しました。
ただし、非常に難易度が高く危険な魔法で、制御に失敗すると世界が滅びる可能性があります。
究極贈与の魔道之書(グリモワール)を与えられる

究極贈与名 | 魔導之書 |
権能 | 思考加速、万能感知、魔王覇気、詠唱破棄、解析鑑定、森羅万象、精神破壊、知識閲覧、概念共有 |
魔導之書は忠誠を誓ったことにより、シエルから与えられた究極贈与です。
シエルが管理する魔法を使用でき、シエルの魔法の知識を閲覧できます。
同じ文字列の究極贈与を持つアダルマンと共有されており、お互いに補完し合う能力になっています。
ガドラは地下迷宮でアダルマンと共に魔法の研究に勤しんでおり、研究用にも非常に役立つ能力です。
【転スラ】ガドラの過去
アダルマンの復讐のために東の帝国に仕える

親友のアダルマンを殺されたガドラは、ルベリオスに復讐するために東の帝国に仕えるようになります。
アダルマンを七曜の老師に殺されたガドラは、ルベリオスへの復讐を考えます。
しかし、1人でルベリオスと戦うことはできないため、世界征服を企む東の帝国に移住。
東の帝国の大魔法使いと呼ばれるようになり、魔法軍団の軍団長まで出世します。
ここまではガドラの復讐計画は順調に進んでいました。
魔導兵器を開発したことで魔法軍団を解体される

東の帝国での地位を高めたガドラですが、魔導兵器を開発したことで魔法軍団は解体されてしまいます。
魔法軍団は帝国でも3大軍団と言われるほど重要視されていましたが、帝国にはあまり魔法を使える人間がいませんでした。
ガドラは誰でも魔法を使える魔導兵器を開発しますが、魔術師の価値が下がる結果に。
自分が開発した兵器のせいで、ガドラの魔法軍団は解体されてしまいました。
ガドラは落胆し、帝国に不信感を持つようになります。
【転スラ】ガドラの登場シーン
帝国に見切りをつけてリムルの配下に

戦争前夜編のガドラは帝国に見切りをつけて、リムルに忠誠を誓います。
テンペストと帝国の戦争が迫り、密偵のガドラは弟子のラーゼンに連絡を取ることに。
ラーゼンの口から七曜の老師は全滅し、ロッゾ一族も壊滅した事実を聞かされます。
さらに帝国を苦しめた原初の悪魔が4人もいることを知り、ガドラはテンペストとの戦争は無謀と判断。
ガドラはリムルと謁見して仮雇用となり、使者として戦争中止を訴えることになります。
しかしガドラ説得に失敗し、命からがらテンペストに逃げ帰ることになりました。
テンペストの地下迷宮攻防戦で活躍して迷宮十傑入り

ガドラは地下迷宮攻防戦で活躍した功績を認められ、正式に迷宮十傑の一員となります。
帝国の説得に失敗したガドラは、地下迷宮60階層を守護する暫定の迷宮十傑に任命。
魔法の研究を行いながら、地下迷宮を守護することになりました。
手柄を上げれば迷宮十傑の筆頭にもなれると聞かされたガドラは、帝国軍との戦いにやる気をみせます。
地下迷宮に誘い込まれ帝国軍との戦いは、テンペストの一方的な勝利。
ガドラは異世界人のルキウスとレモンドを説得し、テンペスト側に引き入れることに成功します。
迷宮十傑筆頭はゼギオンでしたが、ガドラも正式に迷宮十傑になりました。
悪魔に転生してメタルデーモンに

深淵解放編のガドラはディアブロの眷属として、悪魔に転生してメタルデーモンになります。
ガドラは魔法を熱心に研究する態度とリムルの魔法を絶賛したことをディアブロに気に入られていました。
ディアブロはガドラがリムルに真の忠誠を誓った時は、眷属に迎えると約束します。
魔獣軍団との戦いでガドラは、三将の1人のゴウザリンに苦戦。
リムルから信頼を得るための正念場と考えたガドラは、ゴウザリンに自爆魔法を使用します。
ディアブロの眷属に転生してメタルデーモンになったガドラは、魔導之書も獲得。
ガドラはベニマルの極小黒炎獄を使用し、ゴウザリンに止めを刺しました。
【転スラ】ガドラと関係の深いキャラ
ラーゼン

ガドラの弟子で、叡智魔人と呼ばれるファルナメス王国の魔術師長です。
輪廻転生が使えないため、憑依転生で他人の肉体を乗っ取って転生していました。
あくどい手段もとりますが、本来は国の繁栄と人々の幸せのために行動する人物。
ファルムスの王宮魔術師長としてディアブロと対決し、格の違いを思い知って忠誠を誓いました。
ファルムスがファルムスになった後も、初代魔術師長に就任して国王のヨウムを支えています。
テンペストに来たガドラを説得し、リムルと引き合わせました。
奇しくも師弟揃って、ディアブロに仕えています。
ディアブロ

ディアブロは原初の悪魔の1人で、原初の黒の異名を持つリムルの第二秘書です。
ヴェルダナーヴァの次に世界に生まれた存在の1人で、途方もなく長い時間を生きています。
ノワールの眷属は数が少なく自分勝手な変わり者が多いと言われていますが、ガドラは態度を気に入られて眷属に向かい入れられました。
ガドラには、ディアブロから下僕弍号・ポチの称号が贈られています。
自己中心的で魔法研究第一のガドラは、ディアブロの眷属に向いていたようです。
ディアブロに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
【転スラ】ガドラついてまとめ
転生したらスライムだった件に登場するガドラについて解説しました。
ガドラは人間の中では最強クラスの魔術師でしたが、黒の眷属になるだけあって性格もかなり面白いキャラです。
裏切りを心配されそうなキャラですが、リムルに対して自爆するほどの忠誠心を見せたので裏切ることはないでしょう。