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スリラーバーグ編ではゾンビとして登場し、ルフィ達を苦しめたキャプテン・ジョン。
実はあのロックス海賊団に所属していたことが原作957話にて明かされました。
そこで本記事では、キャプテン・ジョンの正体や強さについて、徹底考察していきます!
キャプテン・ジョンの初登場は何話?
スリラーバーグ編で登場

キャプテン・ジョンが初めて言及されたのは、原作233話です。
バギーがキャプテン・ジョンの残した財宝を探し、"伝説の洞窟"を探索していた時。
そこから暫くは、名前だけが存在するキャラクターでした。
しかし原作450話スリラーバーク編にて、初めてその姿が披露されます。
ですがこの時登場したキャプテン・ジョンは、肉体だけ本人で中身は別人でした。
見た目は紫色の長い髪と、シャくれた顎、ロジャーを思わせるような赤いコートが特徴的です。
影を入れられモリアのゾンビ兵に!

実はスリラーバーク編にて登場したジョンは、ゲッコー・モリアによって作られたゾンビ兵だったのです。
モリアは遺体に人間の"影"を入れることで、ゾンビとして蘇らせる事ができます。
生前名を挙げた人物を用いて作られた将軍ゾンビとして、キャプテン・ジョンはルフィ達の前に立ちはだかりました。
しかし入れられた影の持ち主がアルコール中毒だったようで、しょっちゅう酒を飲んでいます。
ただ腹に穴が空いている為、飲んだ側から酒が抜ける様子。
しかしアル中の影を入れられたと言っても、体はあのキャプテン・ジョンです。
当時のルフィ達が苦戦するほどの実力を見せました。
ですがオーズのゾンビの強烈なパンチに潰され、戦闘不能となってしまいます。その後、モリアに影を抜かれ、退場となりました。
トレジャーマークがバギーの手に

スリラーバーク編の後に、ルフィ達はモリアが所持していた財宝の山を手に入れます。
その中に、キャプテン・ジョンのトレジャーマークが紛れ込んでいました。
恐らくキャプテン・ジョンの遺体とともに、モリアが管理していたのでしょう。
その後はルフィが気に入り、アクセサリーとして身につけることとなります。
転機となるのはインペルダウン編にて、ルフィがバギーと再会した時です。
バギーはキャプテン・ジョンの残した莫大な財宝を探していたため、ルフィを案内する代わりにトレジャーマークを譲り受けます。
その後、バギーは「海賊派遣組織」を運営し、七武海入りを果たしているため、財宝は組織設立のための元手になったと思われます。
キャプテン・ジョンは生前ロックス海賊団の一員だった?
ワンピース957話にて判明

莫大な財宝を残したことで知られていたキャプテン・ジョンですが、実は「ロックス海賊団」の一員だったのです。
原作957話にて、元海軍元帥センゴクの口から、金獅子のシキや、王直に並んで語られました。
後に四皇と語られる海賊が、3人もいた海賊団にいたのですから、実力も相当のものでしょう。モリアがゾンビ兵として、死体を欲しがったのも分かります。
ゴッドバレー事件にも関与していると思われますが、今のところ詳細は不明です。
ただ、スリラーバークで戦ったキャプテン・ジョンが生前と同じ力を持っていたのなら、間違いなくルフィ達は敗北していたでしょう。
財宝のために何でもする残忍さ

キャプテン・ジョンは作中で「財宝のために残忍の限りを尽くした」と語られていました。
そのため、ロックス海賊団に所属していたのも納得がいきます。
ロックス海賊団といえば、「仲間同士の殺し合い」が絶えなかった恐ろしい海賊団です。
またテロ組織のように世界政府に牙を剥いた、類を見ない海賊団でもあります。
そんな「世界を敵に回す」海賊団に、なぜキャプテン・ジョンは所属していたのか?
考えられる理由はひとつです。ロックス海賊団のような巨大な海賊団なら、「多くの財宝に巡り合える」からでしょう。
それに「仲間殺し」が許されているような環境なら、仲間から財宝を奪うことも可能なはずです。
まさにキャプテン・ジョンが所属するのに、うってつけの海賊団といえます。
キャプテン・ジョンの強さや能力を考察!
ゴロゴロの実の能力者?

作中で一切能力・強さについて語られていないキャプテン・ジョンですが、「先代のゴロゴロの実の能力者なのでは?」と噂されています。
ゴロゴロの実といえば、空島編で登場したエネルが有していた体を"雷"に変える実です。
なぜキャプテン・ジョンがゴロゴロの能力者だったと言われているのか、その理由は2つあります。
ひとつ目はキャプテン・ジョンのトレジャーマークが、「絶縁体」であると言う点です。
トレジャーマークはガラスで覆われており、電気を通さない素材で作られています。
これはキャプテン・ジョンがゴロゴロの実の能力者だったため、財宝の在処を記すマークを守るために、ガラスで作られたのでは?と予想できますね。
2つ目の理由は「ライジン島」の存在です。新世界にはライジン島という、常に雷が降る島が確認されました。
悪魔の実には、その力で島の気候を変えてしまうほどのものが存在しています。
これらの要素から、キャプテン・ジョンは自身の能力で自身以外近づけない島を作り出し、財宝を隠したのでは?と考えられているのです。
懸賞金は四皇並み?

懸賞金に関しても謎に包まれているキャプテン・ジョンですが、筆者は四皇幹部並みの懸賞金があったと考えています。
まず「ロックス海賊団」に所属していたと言う点です。先述した通り、ロックス海賊団には後の四皇海賊や、伝説級の海賊が多数所属していました。
共に名を挙げられた金獅子は、かつて四皇のような存在として、カイドウ達と新世界の覇権をかけて、争いを繰り広げています。
また王直も、ロックス海賊団の本境地であったハチノス島を、ロックス亡き後支配していた海賊です。
この面子と共に名を挙げられる以上、キャプテン・ジョンも相当大物だったと思われます。
更に海賊の懸賞金は、戦闘力だけでなく、民間人に被害を出すなど、凶悪性にも左右されると語られました。
そのため、財宝のために残忍さを極めたキャプテン・ジョンであったなら、30億ほどはあると予想します。
キャプテン・ジョンの死因は?
部下に刺殺された

数々の伝説を残しているキャプテン・ジョンですが、その最後はあっけないものでした。
原作49巻のSBSによると、財宝を独り占めしようとして反感を買い、部下に刺殺されたのです。
確かにキャプテン・ジョンの遺体を見てみると、無数の穴や、刺さったままの剣が見て取れます。
多くの部下達に囲まれ、悲惨な最後を遂げたのでしょう。
しかし財宝のために残虐の限りを尽くした男が、最後は財宝の為に死ぬとはなんとも皮肉です。
同じ船にいたクルーでも、自分の取り分は故郷に送金していた白ひげとは、対局的に見えます。
キャプテン・ジョンの死に様を見ていると、船長の器が如何に大事かを再認識させられますね。
罠に嵌められた可能性も

部下に刺殺されたと解説されたキャプテン・ジョンですが、ひとつ疑問が残ります。
果たしてロックス海賊団に所属したほどの男が、あっさり部下に刺殺されるでしょうか?
それにキャプテン・ジョンが能力者だったとしたなら、殺すのにも一苦労のはずです。
海楼石を嵌めるか、覇気を使用した攻撃でなければまず不可能でしょう。
その為、相当な手練れの部下にやられたか、かなり計画的なものだったと考えられます。
もしくはキャプテン・ジョンの財宝を狙う外部の海賊の、部下を使った暗殺計画だったのかもしれません。
その候補の1人がカイドウです。モリアはカイドウとワノ国で戦った末、剣豪リューマの遺体を盗んでいました。
その際にキャプテン・ジョンの遺体も、運び出したのでは?とも考えられます。
そしてその遺体を管理したのが、ジョンを暗殺したカイドウだったのでしょう。
キャプテン・ジョンの今後の活躍は?
王直や銀斧と共に言及される可能性

ゾンビとしてのみ姿を披露したキャプテン・ジョンですが、まだ生前の姿を披露される可能性があります。
それは王直や銀斧の存在です。
王直といえば、ロッキーポート事件で黒ひげに倒されたと言う情報が、1059話にて明かされました。
しかし王直も銀斧と共に、未だその容姿についても言及されていません。
重要な人物として何度も名前が上がっているはずなのに、動向に関しては作中で一切明かされていないのです。
「ワンピース」は最終章に突入し、多くの謎が解き明かされつつあります。
その為、これから先なんらかの形で、彼らと共に言及される可能性が非常に高いです。
ゴッドバレー事件との関係性

最もキャプテン・ジョンについて触れられる可能性があるのは、ゴッドバレー事件について言及される時でしょう。
かつて最強と呼ばれていた海賊団が、ロジャーとガープによって滅ぼされた重要事件。
しかし未だに船長ロックスの容姿も、どういった経緯でロジャーとガープが共闘したのかも明かされていません。
事件概要が判明しているのみで、詳細は語られていないのです。
その為、ゴッドバレー事件に関しては、過去回想のような形で描かれる可能性が高いでしょう。
そして間違いなくキャプテン・ジョンは、この事件に関与していると考えています。
財宝の為になんでもする男が、天竜人という格好のターゲットを、見逃すはずがないからです。
キャプテン・ジョンについてのまとめ
ここまでキャプテン・ジョンについて解説してきましたが、如何だったでしょうか?
発表されている情報は少ないながらも、財宝の存在も含め印象に残る存在です。
今後、ゴッドバレー事件などを通して、その素性が明かされることを、多くの読者が望んでいるでしょう。今後の展開に期待です!