
目次
サカモトデイズにおいて、殺連に10億円の懸賞金をかけた謎の人物「スラー」。
その正体は、坂本太郎のJCC時代の同期生、有月憬でした。
サカモトデイズのラスボス候補の過去や驚きの能力について解説します。
【サカモトデイズ】スラーとは?
プロフィール

スラーの基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
名前 | スラー |
年齢 | 27歳 |
身長 | 179cm |
出身校 | JCC・アルカマル |
所属 | スラー一派 |
スラーは、殺連の殺し屋殺しとして知られる人物です。
殺害現場にX印を残すことから「スラー」という通り名がついています。
坂本太郎に、10億円の懸賞金をかけた張本人としても有名です。
独自の目的を持って仲間たちと行動しており、その影響力からORDERから抹殺対象とされています。
スラーの外見と性格的特徴

白髪と青い瞳が特徴的なスラーは、周囲を魅了するカリスマ性を持つキャラクターです。
白いコートとタートルネックを好んで着用し、黒ずくめの楽とは対照的な印象を与えます。
作中でも指折りの美形で、坂本派の虎丸尚さえ魅了するほどの容姿の持ち主です。
目的のためなら、手段を選ばない冷徹な性格です。
一方で読書や映画を好む一面も持ち合わせており、発言からもその教養を感じることができます。
スラーと重要人物との関係性

坂本太郎
主人公・坂本太郎との関係では、個人的な恨みが示唆されています。
伝説の殺し屋だった坂本太郎に10億円の懸賞金をかけた背景には、重大な秘密が隠されているのかもしれません。
赤尾リオン
赤尾リオンはJCCの同級生で、親密な関係にありました。
リオンはスラーを追って失踪し、スラーによって殺害されたとされています。
しかし南雲の調査により、殺連のシステム上では坂本への懸賞金の依頼者がリオンになっているという事実が判明しました。
リオンの生存とスラーへの関与を示唆する可能性として注目されています。
【サカモトデイズ】スラーの正体・目的
スラーの驚きの正体

スラーは元JCCの学生、有月憬という人物でした。
坂本太郎、南雲、赤尾リオン、そしてORDERの豹と同期だったことが明らかになっています。
学生時代は控えめな性格で、周囲から注目されることの少ない存在でした。
彼の素性が明かされたのは、殺連関東支部への襲撃事件の際です。
坂本太郎との再会によって、有月憬という本名が明らかになりました。
サカモトデイズにおけるスラーの真の目的

スラー一派の最終目標は、殺連という組織の完全な崩壊です。
有月は「尊い正義のために世界を自然な形に戻す」という独自の信念を持っています。
現在の殺し屋業界では、殺連による市場の独占が進んでいます。
新規参入企業は、必ず殺連への申請とマージンの支払いが必要です。
有月は、殺し屋業界における殺連の管理体制と独占状態に強い不満を抱いています。
殺連に管理された殺し屋業界を変革し、新たな秩序を生み出そうとしているです。
【サカモトデイズ】スラーの能力・強さ
スラーが使用する武器と戦闘技術

スラーの主力武器は刃付き鋼鉄製の鞭です。
12メートル以上の長大な刃圏を持ち、柔軟な動きで敵を翻弄。
その攻撃速度は伝説の殺し屋・坂本太郎でさえ見切れないほどの速さを誇ります。
小型ナイフの扱いも、非常に巧みです。
坂本やアパートに対しても、急所を正確に攻撃できる高度な技術を持っています。
サカモトデイズのスラーが持つ特殊な能力

スラーの最も恐ろしい能力は、新たな人格を生み出せる特殊能力にあります。
当初は、学生時代と全く異なる性格や言動から解離性同一性障害が疑われていました。
その後、赤尾リオンの人格が有月の中に存在することが明らかになります。
さらに、最強の実力者である篁との戦いで追い詰められた際、有月は自身の中に篁の人格を生成することで窮地を脱しました。
この能力は、極度のストレス状態で発動すると考えられています。
人格を取り込み、自分の中に新たな人格として、相手の実力まで再現できる特異な力を持っているのです。
【サカモトデイズ】スラーの過去
サカモトデイズのスラーの生い立ちと転機

有月憬は、アルカマルという殺連直属の児童養護施設で育てられました。
その後、坂本太郎や南雲、赤尾リオンと同じJCC暗殺科に入学。
普段は目立たない存在でしたが、3人の進級任務に追加メンバーとして参加したことで関係が始まります。
進級任務では順調な活躍を見せていました。
しかしキンダカからの要人護衛任務の際、兄・麻樹栖の指示で要人暗殺を試みます。
要人が殺連会長の家族だと判明すると、一般人への殺害を避けてキンダカの殺害へと計画を変更。
任務は成功したものの、その様子を赤尾リオンに目撃され、有月は姿を消してしまいます。
サカモトデイズにおけるスラーと坂本の因縁

リオンと有月が失踪してから1年後、有月の情報を得た坂本は、赤尾リオンの遺体と共にいる有月と対峙します。
有月は自らの手でリオンを殺害したことを認めました。
その後の戦いで、坂本の圧倒的な実力の前に有月は敗北。
最後に「頭部は避けてほしい。死ぬまで空を眺めていたい。疲れた」という言葉を残し、坂本によって命を絶たれたとされています。
この過去の出来事が、現在のスラーと坂本太郎の複雑な因縁の始まりとなったのです。
【サカモトデイズ】スラーの名シーン
初登場シーン

スラーの姿が初めて読者の前に描かれたのは、部下の鹿島の黒幕としてです。
原作4巻で描かれた初登場シーンでは、独特の威圧感と近づきがたい雰囲気を纏っていました。
スラーと坂本の再会

原作6巻では、JCCの同期だった坂本太郎との再会が描かれています。
スラーの正体が、有月憬だと明かされる重要なシーンです。
長い時を経て再会した2人の胸中は、読者の想像に委ねられています。
希望と思惑

スラーは、殺連に不満を持つ人々にとって希望の象徴です。
単なる殺し屋ではなく、殺連という巨大組織に対峙する革命の旗手として描かれています。
真意は不明ですが、行動の裏には深い思惑が隠されていそうです。
【サカモトデイズ】スラーが登場する巻数
登場巻数とエピソードの概要

スラーの初登場は、単行本4巻です。
6巻50話では、坂本太郎との衝撃的な再会シーンが描かれています。
その際、スラーは瞬時に坂本に大きなダメージを与える実力を見せつけました。
単なる黒幕としてではなく、実力を伴った強大な敵としてのスラーの存在感を読者に印象付けました。
【サカモトデイズ】スラー一派について
リーダー:有月憬(スラー)

14歳で、JCC編入試験に合格した天才的な実力者です。
アルカマル出身で、ナイフと鋼鉄の鞭を巧みに操ります。
坂本たちの同期生でしたが、現在は殺連から「スラー」として恐れられています。
主要メンバーの特徴と能力

メンバー名 | 出身 | 武器/能力 | 特記事項 |
鹿島 | 不明 | 全身改造人間 | 人工骨格で不死身の肉体を持つ。スラーへの忠誠心が強い |
楽 | アルカマル | トゲトゲのハンマー | 2分で40人を倒す戦闘力の持ち主 |
宇田 | アルカマル元職員 | 拳銃 | スパイ活動が得意。篁との戦いで自爆し死亡 |
キャロライナ・リーパー | 不明 | ガス切断機 | 体内でガス生成が可能。大佛との戦いで死亡 |
クラブ・ジャム | 不明 | 両刃斧 | 洗脳能力を持つが、現在は殺連に捕縛 |
熊埜御 | アルカマル | 電磁石グローブ | 唯一の女性メンバー。磁力を自在に操る |
ハルマ | アルカマル | 砲丸 | 豹に匹敵する怪力の持ち主 |
アルカマル出身者の多さ

スラー一派の特徴は、アルカマル施設出身者が多いことです。
未知の実力者である牛頭(ゴズ)と天弓(てんきゅう)も、アルカマル出身として知られています。
組織の特徴

メンバーそれぞれが独自の戦闘能力を持ち、高い実力を誇ります。
スラーへの忠誠心が厚く、組織としての結束力も強いのが特徴です。
特に鹿島や宇田は、スラーに対して非常に強い信頼を寄せています。
まとめ
サカモトデイズのスラーは、殺連の支配体制に反旗を翻す革命的な存在として描かれています。
JCC時代の坂本太郎の同期生である有月憬がその正体で、アルカマル施設出身の仲間たちと共に行動しています。
12メートルの鋼鉄の鞭を武器に持ち、極度のストレス下で新たな人格を生み出す特殊能力を持つスラー。
赤尾リオンとの因縁や坂本太郎との確執など、複雑な背景を抱えながら、今後も強力な敵として坂本たちの前に立ちはだかることになりそうです。