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スラーが使用する武器と戦闘技術
スラーの主力武器は刃付き鋼鉄製の鞭です。
12メートル以上の長大な刃圏を持ち、柔軟な動きで敵を翻弄。
その攻撃速度は伝説の殺し屋・坂本太郎でさえ見切れないほどの速さを誇ります。
小型ナイフの扱いも、非常に巧みです。
坂本やアパートに対しても、急所を正確に攻撃できる高度な技術を持っています。
サカモトデイズのスラーが持つ特殊な能力
スラーの最も恐ろしい能力は、新たな人格を生み出せる特殊能力にあります。
当初は、学生時代と全く異なる性格や言動から解離性同一性障害が疑われていました。
その後、赤尾リオンの人格が有月の中に存在することが明らかになります。
さらに、最強の実力者である篁との戦いで追い詰められた際、有月は自身の中に篁の人格を生成することで窮地を脱しました。
この能力は、極度のストレス状態で発動すると考えられています。
人格を取り込み、自分の中に新たな人格として、相手の実力まで再現できる特異な力を持っているのです。
【サカモトデイズ】スラーの過去
サカモトデイズのスラーの生い立ちと転機
有月憬は、アルカマルという殺連直属の児童養護施設で育てられました。
その後、坂本太郎や南雲、赤尾リオンと同じJCC暗殺科に入学。
普段は目立たない存在でしたが、3人の進級任務に追加メンバーとして参加したことで関係が始まります。
進級任務では順調な活躍を見せていました。
しかしキンダカからの要人護衛任務の際、兄・麻樹栖の指示で要人暗殺を試みます。
要人が殺連会長の家族だと判明すると、一般人への殺害を避けてキンダカの殺害へと計画を変更。
任務は成功したものの、その様子を赤尾リオンに目撃され、有月は姿を消してしまいます。
サカモトデイズにおけるスラーと坂本の因縁
リオンと有月が失踪してから1年後、有月の情報を得た坂本は、赤尾リオンの遺体と共にいる有月と対峙します。
有月は自らの手でリオンを殺害したことを認めました。
その後の戦いで、坂本の圧倒的な実力の前に有月は敗北。
最後に「頭部は避けてほしい。死ぬまで空を眺めていたい。疲れた」という言葉を残し、坂本によって命を絶たれたとされています。
この過去の出来事が、現在のスラーと坂本太郎の複雑な因縁の始まりとなったのです。
【サカモトデイズ】スラーの名シーン
初登場シーン
スラーの姿が初めて読者の前に描かれたのは、部下の鹿島の黒幕としてです。
原作4巻で描かれた初登場シーンでは、独特の威圧感と近づきがたい雰囲気を纏っていました。
スラーと坂本の再会
原作6巻では、JCCの同期だった坂本太郎との再会が描かれています。
スラーの正体が、有月憬だと明かされる重要なシーンです。
長い時を経て再会した2人の胸中は、読者の想像に委ねられています。