【ワンピースネタバレ考察】サテライトはクローンじゃない?ベガパンクについて考察
出典:「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

1100話で、サテライトは作られてから数年しか経っていないことが確定しました。
サテライトはベガパンクのクローンではない可能性もあり、謎の多い存在です。

サテライトとはどんな存在なのか、ベガパンクの人格などについて考察します。

ベガパンクに関して最新話で判明した事実

サターン聖の追加条件に激怒するベガパンク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

サテライトが作られたのはボニーの治療が終わった後

1100話で、サテライトが作られたのはボニーの治療が終わった後であることが確定しました。
ボニーがエッグヘッドで治療を受けている時点で、ベガパンクはサテライト無しで作業をしていました。

作業に追われるベガパンクは「猫の手も借りたい」と言っており、こうした不満がサテライトの開発に繋がったようです。

正確な時期は不明ですが、ボニーがエッグヘッドを去った後にサテライトは作られたことになります。

ベガパンクはくまを改造することに反対だった

1100話では、ベガパンクがくまを改造するのに反対だったことも明らかになりました。
ベガパンクがボニーの治療の対価に求めたのは、くまの血液とクローン兵を作る許可だけです。

しかし、サターン聖がくまに対して、3つの条件を追加します。
追加条件は、七武海の加盟・くま自身がサイボーグ手術を受ける・自我と思考を一切捨てるの3つでした。

これに対してベガパンクは「私に人を殺せというのか!⁉」と激怒して、サターン聖に抗議しています。
反対すること自体はともかく、サターン聖に対する強気な態度はかなり意外でした。


ベガパンクはあと5人自分がいればと思っていた

1100話でベガパンクはあと5人自分が欲しいと言っていますが、これは実際のサテライトの人数より少ないです。

ベガパンクは自分1人では作業が間に合わず、食事やトイレを誰かに代わってもらいたい、暴れたいほど忙しいなどと叫んでいました

この不満を解消するためにサテライトを作ったと思われますが、想定していた人数は5人だったようです。
回想の時に欲しかった人数より、実際のサテライトが多いのは何かの伏線かもしれません。

何らかの出来事で、ベガパンクが作るサテライトが1人増えるとも考えられます。

ベガパンクのサテライトについて考察

サターン聖の追加条件を受け入れるベガパンク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

サテライトがどうやって作られたかは語られていない

サテライトがどうやって作られたかについては、まだ作中で説明がありません。
サテライトは、ベガパンクステラのクローンのように思われています

しかし、サテライトはベガパンクの分身としか説明がありません
また、外見もステラとサテライトは全く違います。

人間のように見えても体の内部が機械になっているサテライトが多く、かなり謎に満ちた存在と言えます。

サテライトはクローンではない?

サテライトは普通に考えたら、ベガパンクのクローンではありません。
クローンとは同じ遺伝子を受け継いだ複製体で、外見がオリジナルに非常に近い個体が誕生します。

基本的に、オリジナルとクローンは性別も変わりません。
血統因子は現実の遺伝子とは違いますが、ワンピースの世界のクローンも基本的に外見はオリジナルの人間とそっくりです。

サテライトは外見がベガパンクと異なり、性別も違うため、クローンとは思えません
そもそも、完全に機械の体のサテライトがいるなら、生物ではないのでクローンではないです。

ワンピースの世界におけるクローンの定義がわからないので断言はできませんが、サテライトがクローンの可能性は低いです。


サテライトはサイボーグとロボット?

サテライトは、サイボーグとロボットから構成されているのかもしれません。
シャカは撃たれた際に血が飛び散っており、生体の使われたサイボーグの可能性が高いです。

ピタゴラスは破壊された際に爆発しただけなので、機械だけのロボットかもしれません
アトラスは人間に見えますが、攻撃を受けた際に出血していないので生体部分がない可能性もあります。

機械が使われていない人間のサテライトがいる可能性もありますが、サテライトにはサイボーグとロボットがいるのは間違いなさそうです。

サテライトには切り取られたベガパンクの脳が使われている?

サテライトは、切り離されたベガパンクの脳が使われている可能性があります。
ベガパンクはノミノミの実の力で肥大化した脳を切り取って、パンクレコーズに収納しています。

ただ、切り離されたベガパンクの脳が全てパンクレコーズに収納されているわけではなく、一部はサテライトの脳になっているのかもしれません。

脳がベガパンクのものなら、ステラとサテライト全員がベガパンクと呼ばれているのも当然です。
シャカが頭部を打ち抜かれて血が飛び散ったのも、脳が人間だからかもしれません。

ただ、脳が使われているなら、完全な機械のロボットはいないことになります。

ベガパンクステラとサテライトの人格の関係について考察

サテライトは6人いる
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

サテライトはベガパンクの人格の一部をコピーした存在

サテライトは、ベガパンクの人格の一部をコピーした存在と考えられます。
サテライトの型番と名前は以下の通りです。

型番名前
PUNK_01シャカ
PUNK_02リリス
PUNK_03エジソン
PUNK_04ピタゴラス
PUNK_05アトラス
PUNK_06ヨーク

名前は、サテライトの性質を表していると考えられます。
それぞれがベガパンクの欲求や性質を司っており、ベガパンクの人格の一部をコピーした存在でしょう。

サテライトとステラは経験や感覚を共有できるため、サテライトが行動することでベガパンクは自分1人では満たせない欲求を満たせます

また、サテライトはそれぞれの特徴に特化した人格のため、ベガパンク同士でお互いに刺激を与えあうことが可能です。

人格の一部をコピーする技術は不明ですが、ノミノミの実が関わってくる可能性が高いでしょう。

ステラはサテライトを作る前と人格は変わっていない?

ステラは、サテライトを作る前と人格が全く同じ可能性が高いです。
サテライトは、ベガパンクの中のさまざまな側面を取り出した存在と考えられます。

ベガパンクから欲や暴力性などを取り出した可能性もあるため、ステラは元の性格と変わっているという考察もありました。

ただ、回想のサテライトを開発する前のベガパンクと現在のステラに、人格的な違いあるようには見えません

ステラも「6人合わせて私一人分の人格」と言っているので、サテライトを作る前のベガパンクと人格は同じと思われます。

ベガパンクの倫理観について考察

ベガパンクは青玉鱗の手術費を要求しない
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

基本的には善人

ベガパンクが、基本的に善人なのは間違いありません。
1100話でくまの自我を消すようにサターン聖に言われた際、ベガパンクは激怒していました。

元気になったボニーとくまを会わせるつもりがないとわかった時も、抗議しています。
研究に関しても人の役に立つことを意識しており、善良な科学者に見えます。

ただ、クローン人間の扱いに関しては、明らかにおかしな面も見えます。

クローンを人間と認めているのに人間として扱っていない?

一方でベガパンクはクローンを人間として認めているのに、人間扱いしていないように見えます。
ベガパンクはクローンが初めて誕生した時、間違いなく人間であると明言していました。

しかし、ベガパンクは七武海のクローンを改造し、セラフィムとして世界政府の兵器にしています。
しかも、セラフィムは威権チップを持った人間の言いなりで、自我を奪われているとも言えるでしょう。

セラフィムにしていることは、ベガパンク自身が反対していたくまの自我を奪う行為に近いです。
くまのクローンのパシフィスタも、セラフィムと似たような扱いでしょう。

クローンを人間だと認めているのに、こんな扱いをするベガパンクは何を考えているのか不気味です。

自分の欲求を実行することが一番大事?

ベガパンクは基本的には善人でも、善悪よりも自分の欲求を優先する人間のようです。
ドラゴンは、ベガパンクを「自分の欲求に正直で信用できる男」と考えています。

1100話ではくまを改造することに反対しているのに、その直後に夢の兵器のアイディアを考えるのに夢中になっていました。

くまの改造と兵器開発が同じというわけではありませんが、この行動は矛盾しているように見えるのも事実です。

ベガパンクにとって、善悪よりも自分の好奇心や探求心と言った欲求を優先することの方が大事ということでしょう。

欲を担当したヨークが裏切ったことを考えても、ベガパンクは欲求に従って暴走する危険性を持った人物と言えます。

以下の記事ではヨークの裏切りが発覚した1078話について解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

ベガパンクに関する今後の展開予想

猫の手も借りたいベガパンク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

シャカとピタゴラスは復活する?

シャカとピタゴラスは、復活する可能性があります。
シャカはヨークに撃たれ、ピタゴラスはS-スネークに踏みつぶされました。

この2人は死んだものとして扱われており、海軍にもベガパンク2人死亡と報告が入っています。
ただ、サテライトは人工的に作られた体に、ベガパンクの人格の一部をコピーしたものでしょう。

シャカとピタゴラスの記憶はパンクレコーズにある可能性が高いため、体を作って記憶を移せば復活させることは可能と思われます。

ただ、パンクレコーズは海軍に占拠される可能性が高いため、復活は難しそうです。
また、サテライトにベガパンクの脳の一部が使用されていたなら、復活はできないかもしれません。

ベガパンクが麦わらの一味の仲間になる?

世界に「衝撃ショック」を与えるというエッグヘッド事件の結末は、ベガパンクが麦わらの一味の仲間になることかもしれません。

エッグヘッド事件の結末は最終的に、世界に思いもよらぬ「衝撃」を与えるとされています。
最終的にベガパンク死亡・サターン聖死亡などの予想もされています。

ただ、思いもよらぬ「衝撃」を与えるとなると、全く予想外の結末になる可能性が高いです。
麦わらの一味の人質だったはずのベガパンクが仲間になったら、世界中に予想外の衝撃を与えるのではないでしょうか?

ベガパンクに関して以下の記事でも詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

ベガパンクとサテライトについての考察まとめ

ベガパンク・正(シャカ)死亡
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ベガパンクとサテライトについて考察しました。
サテライトは謎が多いですが、ベガパンクステラを考察する上でも重要な存在と言えるでしょう。

サテライトは基本的に麦わらの一味に対して好意的なので、エッグヘッド脱出に関して今後も活躍する可能性が高いです。

ただ、ベガパンクの倫理観を象徴していたと思われるシャカが死亡しているのは、サテライトが暴走するのを示唆しているようでもあります。

今後のベガパンクステラやサテライトの活躍に注目しましょう。

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