【ワンピースネタバレ考察】ロックス海賊団の真の目的は?ヤミヤミの実で挑んだ世界の王への復讐

ワンピースの歴史に闇として刻まれた伝説の海賊団「ロックス海賊団」。

39年前にゴッドバレー事件で壊滅したとされるこの組織の真の目的とは一体何だったのでしょうか。

船長ロックス・D・ジーベックが掲げた「世界の王」への野望の裏に隠された、ヤミヤミの実を使った壮大な復讐計画の全貌に迫ります。

現在の黒ひげの行動パターンからも見えてくる、ロックス海賊団の本当の狙いを徹底考察していきます。

ロックス海賊団といえば、38年前にガープとロジャーによって壊滅した伝説の海賊団として知られています。白ひげ、ビッグマム、カイドウといった後の四皇を輩出した最強の海賊団でありながら、その真の目的は多くの謎に包まれています。

ロックス海賊団の表向きの目的とは

世界の王を目指した野心家ロックス

ロックス・D・ジーベックが掲げた野望は「世界の王」になることでした。これは原作957話でセンゴクによって明かされた事実です。

センゴク「奴らの船長 ロックス・D・ジーベック!野望は世界の王!!」(原作957話)

ロジャーが海賊王を目指したのとは根本的に異なり、ロックスは権力そのものを求めていました。彼の野心は単なる財宝や名声ではなく、世界全体を支配下に置くという壮大なものだったのです。

この野望の背景には、Dの一族としての使命感があったのかもしれません。世界政府に対する根深い敵意と、失われた100年の真実を知る者としての責任感が、彼を突き動かしていたようです。

世界政府に牙を剥いたテロ組織

ロックス海賊団の活動は、通常の海賊とは一線を画していました。テロ組織のように世界政府に牙を剥き、政府が揉み消すほどの重大事件を次々と引き起こしていたのです。

センゴクの証言によれば、「世界の禁忌(タブー)に触れ過ぎた」とされており、その活動内容は現在の若い海兵にも知らされていません。単なる略奪行為を超えた、世界の根幹を揺るがすような行動を取っていたことがうかがえます。

あにま
まさに史上最悪の海賊団だったってことね

隠された真の目的①:世界政府への復讐

世界の禁忌に触れた本当の理由

表向きの野望の裏には、より深い動機が隠されていたと思われます。ロックスが世界の禁忌に触れ続けた理由は、単なる権力欲ではなく復讐心だった可能性が高いでしょう。

Dの一族として失われた100年の真実を知っていたロックスは、世界政府による歴史の隠蔽と支配に憤りを感じていたのかもしれません。彼の行動は世界政府の根幹を揺るがすものであり、それは偶然ではなく意図的なものだったようです。

失われた100年とは、900年前から800年前までの歴史が完全に抹消された期間のこと。世界政府設立に関わる重大な秘密が隠されているとされる

天竜人を狙った復讐の動機

ゴッドバレー事件で天竜人が襲撃対象となったことは偶然ではないでしょう。ロックスにとって天竜人は復讐すべき相手だったと考えられます。

天竜人は世界政府の象徴的存在であり、失われた100年に関わる真実を隠蔽し続ける張本人です。ロックスがゴッドバレーで天竜人を狙ったのは、単なる略奪ではなく明確な意図を持った復讐行為だったのではないでしょうか。

この復讐心は現在、息子である黒ひげに受け継がれている可能性があります。黒ひげの行動パターンを見ると、父と同様の世界政府への敵対心がうかがえますね。

隠された真の目的②:ヤミヤミの実による支配計画

仲間殺しとヤミヤミの実の関係性

ロックス海賊団内で「仲間殺し」が絶えなかった理由について、新たな視点から考察してみましょう。これはヤミヤミの実の能力と深く関係していたのかもしれません。

黒ひげがサッチを殺してヤミヤミの実を奪ったように、ロックス自身も同様の方法で能力者から実を奪取していた可能性があります。仲間殺しは単なる粗暴さではなく、悪魔の実の能力を集める戦略的行為だったのかもしれません。

ヤミヤミの実の前任者がロックスだった場合、能力者狩りの手法も黒ひげに受け継がれていることになる

能力者狩りの原型となった戦略

現在の黒ひげ海賊団が行っている「能力者狩り」は、ロックス海賊団時代に確立された戦略の継承と考えられます。複数の強力な悪魔の実の能力を集約することで、圧倒的な戦力を構築する計画があったのでしょう。

ロックスがヤミヤミの実の能力者だったとすれば、他の能力者から実を奪う方法を知っていた可能性があります。白ひげ、ビッグマム、カイドウといった強力な能力者を船員にしていたのも、この戦略の一環だったのかもしれませんね。

あにま
能力者のコレクション的な発想だったのかも

ロックス海賊団壊滅後の意志継承

黒ひげに受け継がれた復讐計画

最新話で明らかになった通り、黒ひげはロックスの息子です。この血縁関係は、単なる偶然ではなく運命的な意味を持っているでしょう。

黒ひげの行動パターンを見ると、父ロックスの意志を確実に受け継いでいることがわかります。世界政府への敵対姿勢、能力者狩り、そして海賊島ハチノスを拠点とする選択まで、すべてが父の遺志を継ぐものとなっています。

黒ひげの船名「サーベル・オブ・ジーベック号」は、明確に父ロックスへの敬意を表している(原作では作者が関係性を示唆)

ハチノス島の重要性と現在の状況

海賊島ハチノスは、ロックス海賊団発祥の地であり、現在は黒ひげの拠点となっています。この島の選択は偶然ではなく、明確な意図があると考えられます。

かつてロックスが「一つの儲け話」のために海賊たちを集めた聖地を、息子である黒ひげが再び支配下に置いたのです。これは父の計画を完成させるための第一歩だったのかもしれません。

ハチノス島では現在も能力者狩りが続けられており、ロックス時代の戦略が現代に蘇っているといえるでしょう。島そのものが復讐計画の拠点として機能しているのです。

ゴッドバレー事件で阻止された真の目的

ロジャーとガープが守ったもの

ゴッドバレー事件では、海軍の英雄ガープと海賊王ロジャーが手を組んでロックス海賊団を阻止しました。しかし、彼らが本当に守ったものは天竜人だけではなかったのかもしれません。

もしロックスの真の目的が世界政府の転覆と支配だったとすれば、ガープとロジャーは世界そのものの均衡を守ったことになります。ロックスの野望が実現していれば、現在とは全く異なる世界秩序が生まれていたでしょう。

ゴッドバレー島は事件後に地図から消されており、何らかの重大な秘密が隠されていた可能性が高い

未完に終わった世界支配計画

ロックスの世界支配計画は、ゴッドバレー事件によって未完のまま終わりを迎えました。しかし、その計画は完全に消滅したわけではないようです。

息子である黒ひげが同じ野望を抱き、同じ手法で世界政府に挑戦を続けています。能力者狩り、強力な仲間の収集、戦略的な行動すべてが、父の未完の計画を完成させるためのものかもしれません。

最終的に黒ひげがルフィと対峙することになれば、それはロックスとロジャーの因縁の再現となるでしょう。歴史は繰り返されるのか、それとも新たな結末を迎えるのか。ロックス海賊団の真の目的は、現在進行形で明かされ続けているのです。

あにま
父子2代にわたる壮大な復讐劇ってことね
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