【ワンピースネタバレ考察】800年前のイム様はどんな姿?世界政府創設時の最初の20人と虚の玉座の秘密

世界政府の最深部に隠された最大のタブー、イム様。

虚の玉座に座る謎の人物は、800年前の世界政府創設時からその姿を隠し続けてきました。

最初の20人の王の一人とされるネロナ・イム聖は、現在とは異なる姿で歴史に関わっていた可能性があります。

本記事では、イム様の800年前の姿と世界政府創設の秘密、そして虚の玉座に隠された真実を徹底考察します。

イム様の正体と本名

ネロナ・イム聖とは

原作1086話で明らかになった本名は「ネロナ・イム聖」。革命軍のイワンコフが保管していた書物によって、800年前にこの世界を創造した最初の20人の中にネロナ家のイム聖という王がいたことが判明しました。

天竜人の称号である「聖」が使われていることから、イム様の性別は男性である可能性が高いと思われます。女性の場合は「宮」という称号が用いられるためです。

あにま
最初の20人の一人だったなんて驚きですね!

800年前から生き続ける理由

イム様が800年以上生きている理由として、オペオペの実の「不老手術」を受けた可能性が非常に高いと考えられます。この手術を施すと術者は命を落としますが、対象者は永遠の命を得られるのです。

原作1085話でイワンコフが「この世に不老の能力がある」「世界のどこかに死なずに生きている者がいる」と明言しています。コブラ王もイム様の名が最初の20人の中にあったことを知っており、驚愕していました。

ただし、特別な種族であるという可能性も完全には否定できません。作中には様々な長寿種族が存在するため、今後の展開で明かされるかもしれませんね。

800年前のイム様の姿

現在の姿との違い

イム様の素顔は現在もシルエットで隠されており、その全容は明らかになっていません。黒ずくめの服装で、特徴的な目が印象的です。アニメでも声にエフェクトがかかっており、性別や年齢を悟られないよう徹底的に秘匿されています。

800年前の姿については具体的な描写がまだありませんが、不老手術を受けているとすれば見た目年齢は若いままで固定されているのでしょう。一人称が「ムー」、二人称が「ヌシア」という独特な言葉遣いも、古い時代の名残かもしれません。

イム様と似た特徴的な目を持つキャラクターに、1000年以上前に罪を犯したズニーシャ(象主)がいます。ネロナ家との関連性も指摘されていますね。

コブラ王とサボが驚いた理由

原作1085話で、コブラ王は虚の玉座に座るイム様を見て驚愕の表情を浮かべました。その理由は主に二つ考えられます。

一つ目は、誰も座ってはいけない虚の玉座に堂々と座っている人物がいたこと。二つ目は、イム様が「リリィ」と呼び捨てにしたことで、800年前の人物だと確信したことです。

サボもまた、世界のてっぺんに地獄があることを目の当たりにして衝撃を受けました。五老星とイム様の異形の姿、そして圧倒的な力を持つ存在を知ってしまったのです。

最初の20人とイム様

世界政府創設時の立ち位置

イム様は最初の20人の中でただ一人、800年後まで生き残った存在です。当初は他の19人の王と対等な立場だったのか、それとも最初から特別な地位にあったのかは定かではありません。

あにま
不老だから自然と頂点に立ったんでしょうか?

興味深いのは、他の19人は既に死亡しているはずなのに、イム様だけが不老手術を受けられた理由です。当時から特別な立場にあったか、あるいは20人の中で争いが起こり、その勝者がイム様だった可能性もありそうです。

現在、イム様は五老星すらも跪かせる世界の真の支配者として君臨しています。その存在は極秘事項で、世界政府内でも知る者は限られているようです。

リリィ女王との因縁

イム様とリリィ女王の関係は非常に複雑です。リリィの本名は「ネフェルタリ・D・リリィ」であり、実はDの一族でした。イム様はこの事実を知っていたかどうかは不明ですが、リリィへの特別な感情を抱いていたことがうかがえます。

原作1085話で、イム様はリリィが「あの日」ポーネグリフを世界中に散らばらせた大失態について語っています。それが本当にミスだったのか、計画的だったのかを今も疑問視しているのです。

イム様は現代のビビにも執着を見せており、それはビビがリリィの子孫で見た目が似ているためかもしれません。800年前の感情が今も残っているとすれば、イム様にとってリリィは特別な存在だったのでしょう。

虚の玉座に隠された秘密

19本の武器が意味するもの

虚の玉座の周囲には19本の武器が地面に突き立てられています。これは800年前に世界政府を創った最初の20人の王による平等の誓いの象徴です。

しかし、なぜ20本ではなく19本なのでしょうか。答えは簡単で、ネフェルタリ家のリリィ女王がマリージョアへの移住を拒否し、アラバスタに帰国したためです。そのため、リリィの武器は虚の玉座に突き立てられていないのです。

イム様の花の部屋には1本の武器があるという考察もあります。それがリリィの武器を保管しているのではないかという説も興味深いですね。

平等の誓いと矛盾する真実

虚の玉座は「各国の王達は皆平等であり、独裁の欲は持たないという誓い」の象徴とされてきました。誰も座らない事が平和の証であり、この世界にたった一人の王などいないことを意味するはずでした。

しかし、実際にはイム様という唯一無二の王が密かに存在し、虚の玉座に座っているのです。平等の誓いは完全に反故にされ、世界は秘密裏に一人の独裁者によって支配されていたということになります。

この事実を知った者は抹殺されます。コブラ王がイム様と五老星に殺されたのも、秘密を知ってしまったからです。虚の玉座にまつわる真実は、世界政府最大のタブーなのです。

イム様の不老不死説

オペオペの実との関係

オペオペの実の「不老手術」がイム様の長寿の秘密である可能性が最も高いでしょう。この能力は現在トラファルガー・ローが所持していますが、800年前にもオペオペの実の能力者がいたはずです。

あにま
不老手術には術者の命が必要なんですよね…

興味深いのは、五老星も不老の可能性があるという点です。過去の回想シーンでも彼らの見た目が変わっていないため、同じく不老手術を受けているのかもしれません。

ドフラミンゴが言及した「マリージョアの国宝」とオペオペの実の関係も気になるところです。もしかすると、不老手術に関連する何かが国宝として隠されているのかもしれません。

800年以上生きる方法

不老手術以外にも、イム様が長寿である理由はいくつか考えられます。一つは特別な種族説。ワンピースの世界には巨人族、魚人族、ミンク族など様々な種族が存在し、それぞれ寿命が異なります。

もう一つは悪魔の実の能力説です。最新話では、イム様が悪魔のような姿に変身する描写もあり、何らかの特殊な悪魔の実の能力者である可能性も浮上しています。

また、「ムー大陸」との関連を指摘する声もあります。イム様の一人称「ムー」は、かつて存在したとされる幻の大陸「ムー大陸」を彷彿とさせますね。もしイム様がムー大陸出身だとすれば、そこに長寿の秘密が隠されているかもしれません。

イム様とDの一族の戦い

800年前の敵対関係

原作1085話で、イム様は「Dとはかつて我々が敵対した者達の名だ」と明言しました。つまり、800年前の空白の100年において、Dの一族は世界政府(当時の20の連合王国)と戦争をしていたということです。

Dの一族は「ある巨大な王国」に与していたと考えられます。しかし、戦争に敗れ、王国は滅亡しました。イム様から見れば、現在のDの一族は「己の名の意味も知らぬ抜け殻ども」に過ぎないのです。

原作77巻764話のローの回想で、元天竜人のコラソンが「ある土地ではDの一族を神の天敵と呼んでいる」と明かしています。Dは天竜人にとって脅威的な存在なのです。

空白の100年の真実

空白の100年とは、900年前から800年前までの歴史が完全に消されている期間のことです。この時期に何があったのか、世界政府は必死に隠し続けています。

リリィ女王がポーネグリフを世界中に散らばらせたことで、空白の100年の真実を記した歴史の本文が残ってしまいました。イム様はこれを「大失態」と呼び、今もその影響に悩まされています。

おそらく空白の100年には、世界政府にとって都合の悪い真実が隠されているのでしょう。Dの一族の本当の意味、ジョイボーイの正体、古代兵器の秘密など、ワンピースの物語の核心がそこにあるはずです。

イム様はルフィや黒ひげなど、現代に現れたDの一族を警戒しています。特にルフィは太陽の神ニカの能力を覚醒させており、かつてのジョイボーイとの関連も指摘されていますね。800年前の因縁が、今まさに再燃しようとしているのかもしれません。

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