
幽霊の悪魔は、早川アキの先輩である姫野が契約する悪魔でした。
悪魔としてのデザインの評価も高く強力な力を持ちますが、弱いと言われることも多いです。
チェンソーマンの幽霊の悪魔の能力やなぜ弱いと言われるのかを解説します。
チェンソーマンに登場する幽霊の悪魔とは
花に包まれた胴体に女性の顔が乗った悪魔

幽霊の悪魔は長髪の女性のような顔を持ち、胴体は無数の花に包まれています。
無数の足が胴体を支えているように見えますが、上半身を支えているのは全て腕です。
顔は笑顔に見えますが、目と口が縫い合わされたような姿をしています。
ただし、基本的に透明で姿が見えません。
目に見えない攻撃を行い触れることもできないため、基本的には強力な悪魔と考えられます。
完全な姿の幽霊の悪魔を使役するのは代償が大きいため、腕1本しか登場しないことが多いです。
契約者は姫野先輩

幽霊の悪魔の契約者は、公安特異4課で早川アキの先輩だった姫野です。
姫野がトレードマークの眼帯を付けているのは、幽霊の悪魔の契約の対価で右目を失ったからです。
姫野が幽霊の悪魔と契約した正確な時期は不明ですが、3年前かもしれません。
3年前の姫野は右目に包帯を付けており、右目を幽霊の悪魔に食べさせたばかりだった可能性があります。
姫野について以下の記事で詳しく解説しています。
興味の方はぜひチェックしてみてください。
正体はゴーストの悪魔ではなく名前がゴースト

姫野は幽霊の悪魔をゴーストと呼んでいますが、これは幽霊の悪魔の名前がゴーストという意味です
悪魔は何の悪魔であるかとは別に、本人の名前があるようです。
支配の悪魔・マキマも生まれ変わった際に、名前がナユタに代わっています。
姫野が契約しているのは幽霊の悪魔で、ゴーストの悪魔ではありません。
性格は臆病

幽霊の悪魔は不気味な外見をしていますが、性格は結構臆病です。
沢渡アカネと戦いになった際は、「あの…女恐ろしい」と言って戦うの拒否していました。
その後、全身を表して戦ったのにあっさり負けたため、自分より強い相手との力の差を理解していたとも言えます。
幽霊の悪魔が活躍する回
2巻15話:永遠の悪魔との戦いで初登場

幽霊の悪魔が初登場したのは、チェンソーマン2巻の15話です。
永遠の悪魔の力でホテルの8階に閉じ込められた際に、姫野は幽霊の悪魔の力を使用します。
15話では透明な右手で敵を捕まえ、17話では遠隔操作で永遠の悪魔の肉をえぐり取っていました。
ただ、急所を隠していた永遠の悪魔に対して、有効打にはなりませんでした。
3巻25話:サムライソードを圧倒するも蛇の悪魔に丸呑みにされる
チェンソーマン3巻の特異課襲撃事件で幽霊の悪魔は、蛇の悪魔に丸呑みにされてしまいました。
24話で特異課襲撃事件が起こり、姫野は不意を突かれて重傷を負います。
アキもサムライソードの攻撃で重傷を負うことに。
25話で姫野はアキを守るために、自分の全てを対価にして幽霊の悪魔の全てを使える契約を結びます。
右手だけでなく、幽霊の悪魔の全身が姿を現し、サムライソードを圧倒するほどの強さを発揮。
しかし、幽霊の悪魔は、沢渡アカネの操る蛇の悪魔に丸呑みにされ倒されてしまいます。
姫野も全てを捧げた代償で、服と眼帯だけ残して死亡してしまいました。
5巻34話:敵として登場

チェンソーマンの34話では幽霊の悪魔は敵として、早川アキの前に立ちはだかります。
特異4課は悪魔と魔人を全て動員し、沢渡のアジトを襲撃。
アジトにいたゾンビは全滅し、アキは沢渡アカネに迫ります。
しかし、沢渡は蛇の悪魔が飲み込んだ幽霊の悪魔を操り、アキを殺すように命令。
アキは先輩の姫野が契約していた幽霊の悪魔と戦う羽目になってしまいました。
5巻35話:敵のはずなのにアキにタバコを手渡す

チェンソーマン35話では幽霊の悪魔は、アキにタバコを手渡すという味方のような行動を取りました。
アキは幽霊の悪魔に締め殺されそうになりますが、なぜか途中で解放されます。
その後、幽霊の悪魔の手の1本が、アキに姫野のタバコを手渡します。
そのタバコには、「気楽に復讐を」というメッセージが書かれていました。
姫野のメッセージで冷静さを取り戻したアキは、恐怖心を持たすに戦い幽霊の悪魔の首を切断しました。
全てを捧げて幽霊の悪魔と一体化した姫野の意志が、アキを助けたのかもしれません。
幽霊の悪魔の能力・強さを解説
姫野は右目を代償にして幽霊の悪魔の右手を使える

姫野先輩は自分の右目を代償にすることで、幽霊の悪魔の右手を使用できるようになっています。
姫野が使えるのは右手だけですが、何回使用してもそれ以上の対価を要求されることはありません。
また幽霊の悪魔の右手には口があり、右手だけで会話することも可能です。
右目以上の対価を捧げれば、幽霊の悪魔の右手以外も使用できるようになります。
不可視の手で攻撃できる

幽霊の悪魔の手は透明になっており、敵の不意を突いて攻撃することが可能です。
力もかなり強いため、掴むだけで永遠の悪魔の肉をえぐり取っていました。
幽霊の悪魔の全体像が現れた際は、体についた無数の手全てで相手を攻撃していました。
無数の手による攻撃はかなり強力で、サムライソードは完全に圧倒されていました。
倒し方がわからない?姿が見えず触れることもできない存在

幽霊の悪魔は見えないだけでなく、触れることもできない存在です。
姫野が右手で攻撃した際は、相手は右手に締め上げられても反撃することができませんした。
目に見えず触れることもできないため、幽霊の悪魔の右手を倒すことは不可能です。
ただ、幽霊の悪魔がアキと戦った際は、首を切り落とされました。
幽霊の悪魔の体全てに、触れることができないわけではなさそうです。
幽霊の悪魔はなぜ弱いと言われるのか?
姫野先輩が全てを捧げたのに簡単に負けたから

幽霊の悪魔が弱いと言われるのは、姫野先輩が自分の全てを対価にしたのに簡単に負けてしまったからです。
幽霊の悪魔は、姫野の全てを食べることで自分の全身を出現させて戦いました。
姫野が自分を犠牲にしたのに、蛇の悪魔に簡単に丸呑みにされて負けてしまったから弱いと言われているわけです。
蛇の悪魔にあっさり負けたことだけを考えると、弱いと言われるのは仕方ないでしょう。
ただ、サムライソードを完全に圧倒していたので、弱いとは言えません。
相性の問題で蛇の悪魔に負けたとも考えられます。
しかし、蛇の悪魔に飲み込まれた後は、操られて敵になってしまいました。
アキの敵として再登場したことで、イメージがさらに悪化しているでしょう。
目が見えないため恐怖心がない敵を攻撃できないのが弱点

幽霊の悪魔は、恐怖心の相手を攻撃できないという弱点もあります。
目が見えない幽霊の悪魔は、恐怖心を見ることで相手の位置を掴んで攻撃します。
そのため、敵が恐怖心を持たない場合は、敵を認識できないので攻撃できません。
アキと戦った際は、恐怖心を克服したアキの接近に反応できずに簡単に敗北してしまいました。
アキに簡単に負けてしまったことも、幽霊の悪魔が弱いと言われる利用の1つでしょう。
幽霊の悪魔に関する考察
死亡して地獄に転生したなら第2部で再登場の可能性も

幽霊の悪魔はすでに死亡していますが、チェンソーマン第2部以降で再登場する可能性があります。
幽霊の悪魔はアキに殺されたため、地獄に転生したはずです。
地獄で死亡すればさらに地上に転生することになり、地獄から地上に来る方法もあります。
幽霊の悪魔と戦って死亡した永遠の悪魔も、第2部で別個体として再登場しました。
第1部の悪魔は第2部で再登場するという考察もあり、幽霊の悪魔が再登場する展開は十分に考えられます。
ただ、生まれ変わった幽霊の悪魔は、第1部とは姿が違うかもしれません。
死んだ後にマキマに操られなかったのは支配されていないから?

マキマに操られた人間や悪魔の中に、姫野や幽霊の悪魔の姿がないのは支配されていないからでしょう。
マキマは、死亡した公安職員の契約悪魔の能力や公安の悪魔の能力を使用して、銃の悪魔を撃退しました。
しかし、マキマは姫野を操っておらず、幽霊の悪魔の能力も使用していません。
マキマは、支配した悪魔や支配した人間の契約悪魔の能力を使えます。
単純に幽霊の悪魔の能力を使うつもりがなかったとも考えられますが、マキマは姫野や幽霊の悪魔を支配していなかったのでしょう。
幽霊の悪魔についてまとめ
チェンソーマンに登場する幽霊の悪魔について解説しました。
幽霊の悪魔は、蛇の悪魔にあっさりやられてしまったことで弱いと言われています。
ただ、幽霊の悪魔が倒され姫野先輩が死亡したことのインパクトは大きく、チェンソーマンの物語を盛り上げてくれたことは間違いありません。
第1部の悪魔が第2部で登場することは多いので、今後幽霊の悪魔が活躍する展開もあるかもしれません。