下界を生き抜いた者との差

ドラゴンが「神の騎士団が動き出してからが本当の闘いだ」と語ったのは原作作中の描写です。しかしこの発言は、単なる警戒の言葉ではないかもしれません。むしろ「それまでは戦いにならない」という自信の裏返しでもある気がします。

ドラゴンはかつて海軍に在籍し、その後下界を渡り歩いて革命軍を立ち上げた人物です。世界の現実を骨の髄まで知っている彼が、騎士団の動向を冷静に分析できているのは、相手の「経験値の薄さ」を見抜いているからではないでしょうか。ドラゴンはおそらく、騎士団が持つ3つの穴──油断・覇気の怠慢・経験不足──を既に把握していると思われます。

エルバフ戦が示す逆転のシナリオ

1176話のエルバフの戦いは、その逆転シナリオが実際に動き始めた瞬間といえます。不死身の敵に対して、覇気の使い手がダメージを与え、ドミ・リバーシの解除法まで判明した。この一話で攻略の糸口が一気に広がりました。

革命軍が騎士団と正面から衝突する局面も、現在のマリージョアの戦況を見ると遠くない話かもしれません。覇王色を扱える使い手が革命軍に存在するかどうかが今後の鍵となりそうですが、ドラゴンという「世界最悪の犯罪者」がそれを持っている可能性は十分あります。

【ネタバレ注意】現在マリージョアでは革命軍と世界政府の間で本格的な戦争状態に突入していることが作中で間接的に示されています。エルバフに潜入していたシャムロック聖が呼び戻されるほどの混乱が聖地で起きており、神の騎士団との直接対決は目前に迫っていると考えられます。

革命軍の勝利条件を考察する

革命軍が騎士団に勝つために必要な条件は、おそらく3つに絞られます。まず覇王色を扱える戦士の存在、次に不死の体を持つ相手への致命的なアプローチ(致命傷による一時的な戦闘不能など)、そして天竜人社会の内情に精通した情報力です。

革命軍はこの3つのうち、少なくとも情報力については相当なアドバンテージを持っているはずです。マリージョアへの潜入経験、イム様の存在の把握、騎士団の動向の監視。これだけの情報を持った組織が、正面から戦うだけとは考えにくいでしょう。革命軍の真の強みは、知識と経験から生まれる「戦い方の引き出しの多さ」にあるのかもしれません。エルバフ編が深まるにつれ、その戦略が見えてくる日も近そうです。

あにま
ドラゴンの本気、そろそろ見せてほしい!
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