
目次
「ソードアート・オンライン アリシゼーション」は2018年に放送されたライトノベル『ソードアート・オンライン』のアニメ化第3期作品です。
本作でも仮想世界でのキリトの戦いが描かれます。
「1期も2期も面白かったので続きも観たい!」「でもこれまでと作風が違うと聞いたので不安」
様々な声にお答えするため、本記事ではSAO-Aのあらすじや魅力、全話の感想をまとめ、さらにSAO-Aを実質無料で観る方法をご紹介します。
これを読んでまだまだ続くSAOシリーズを楽しんでいきましょう!
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」とは?
TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第1弾PV
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の基本情報
ソードアート・オンライン アリシゼーション(以下SAO-A1と表記)はライトノベル『ソードアート・オンライン』を原作としたアニメ化第3弾作品、その第1部です。
2012年7月に放送された1期に続き、2014年7月に2期が放送されました。
2018年10月に本作が放送され、2019年10月にその続編、『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』が放送されます。
本記事ではSAOシリーズでも屈指のスケールを誇る、SAO-A1のあらすじや魅力、感想を振り返ります。
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」のあらすじ
SAO事件、死銃事件など、様々な事件を解決に導いた英雄キリト/桐ヶ谷和人は新しいVRシステムの開発に協力していました。
ある日和人は不審な男に襲われ、毒物によって昏睡状態に陥ります。
目を覚ましたキリトはいつの間にか見知らぬ仮想世界にフルダイブしていました。
ログアウトの方法を模索するキリトですが、この世界に迫る危機を知り、立ち向かっていきます。
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の主要登場人物
入院後、行方不明になった和人を探して行動する。
連れ去られたアリスを取り戻すためにキリトと旅に出る。
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」以前に起きた過去の事件
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の主題歌情報
第1話~第13話オープニングテーマ『ADAMS』LiSA
第1話~第13話エンディングテーマ『アイリス』藍井エイル
第14話~第24話オープニングテーマ『RESISTER』ASCA
第14話~第24話エンディングテーマ『forget-me-not』ReoNa
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の魅力と評価
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の魅力~神のごとき視点で旅する異世界冒険譚~
1期、2期に続いて今期も仮想世界が舞台となりますが、決定的に違うところが『仮想世界内のほとんどの人物が自分たちが仮想世界の住人だと知らない』ということです。
これまでのシリーズはVRゲームが舞台であり、そこにいる人々はゲームのプレイヤーであり、当然自分たちのいる世界が仮想世界であることを認識しています。
一方、今作の舞台となる仮想世界《アンダーワールド》はゲームではなく実験のために造られた仮想世界であり、そこに暮らす人々も単純なNPCではなく、《人工フラクトライト》という仮想的な魂を与えられています。
そのことを仮想世界内で知っているのはキリトを除くとごく一部の人物のみです。世界の真実を知っている数少ない人物の一人として、キリトはある意味で神のような視点でこの世界を冒険することになります。
しかし、キリトに悪しき神のような傲慢さは無く、仮想世界の住人に心を寄せて接します。
その一方で、仮想世界ならではの武器や術のシステムも用意されており、キリトはそれを見抜いて難関を突破していきます。これまでと同じく仮想世界を舞台にしながら、まったく異なる設定での冒険を観ることができます。
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の評価
SAO最新話今見たんじゃがキリトとユージオの旅が悲しい結末を迎えることを知っていてもヴッってなったわ(語彙力皆無)
— 黒夢@ヨシュキチ《不運の絶傑》 (@kuromu1117) March 31, 2019
SAOめちゃ良かった〜
— おかずや (@okazu_ya_gohan) March 31, 2019
続き決まってることに驚いた。そんな長編なのね
やっぱ世界観暴いてく系の作品が好きなんやなぁて思った
SAO前期最終話みたけどさ…
— Shiori - しおり -@ロマサガRS (@A_Y2030_) March 31, 2019
若干グロかったけど、
めちゃくちゃ続きの気になる終わり方…
泣きそうだったよ( ´•̥ ̫ •̥` )
SAOアリシゼーションの最終回が全然最終回じゃないんですけどおおおぉおおおお???????
— もか〜KONNICHIWA NIPPON TOUR 福岡参戦~ (@hscrjusjusmk) March 31, 2019
いや最高やけど!
SAOあるあるっちゃあるあるやけど
こんなんで2019.10まで待てるかよ!!!!!泣
ゲームしようかなぁもう!!
作戦通りかよ!!!w
でもゲームしながら泣きそうやな←#sao_ainme #SAO
SAOアリシゼーション前期
— はるちゃん (@haluca0425) March 31, 2019
最終回やけど
終わり方が中途半端。
めっちゃ続き気になるヤツ。
今年10月に後期やるんやけど
めっちゃ待ち遠しい。#SAO #ソードアート・オンライン #桐々谷和人 #ユージオ #キリト
高評価であることより、続きが非常に気になっているコメントが多いです。
放送終了の時点で第2部の製作が明言されていたものの、一つの事件が終わった後に急展開が発生して放送終了、という次の展開を気にせずにはいられない終わり方でした。
筆者評価:41点/50点 | |||
---|---|---|---|
作画 | |||
音楽 | |||
ストーリー | |||
独自性 | |||
メッセージ性 |
アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の全話あらすじ、感想(ネタバレ注意)
#01 アンダーワールド
《ルーリッドの村》で育ったキリト、ユージオは大樹ギガスシダーを切り倒す天職を背負い、今日も斧をギガスシダーに斧を振ります。
ある日、二人の幼馴染のアリスとともにキリトはふとした思いつきから、食料を冷やすための果ての山脈に向かうことにします。
ユージオは村の掟や禁忌目録に背くことになるのではないかと躊躇いますが、渋々同行します。
無事に氷を入手した三人ですが、帰路で道に迷ってしまいます。
そこでアリスは禁忌目録で定められている掟に背いてしまいました。
ほんの少し、立ち入りを禁じられているダークテリトリーに指先が触れてしまっただけなのですが、翌朝、公理教会から派遣された整合騎士に捕縛、連行されてしまいます。
その光景を見た後に、桐ヶ谷和人は目を覚まします。その瞳からは涙が溢れていました。
見慣れないキャラクターに見知らぬ世界。
1期、2期と合計50話近く続いてきたソードアート・オンラインシリーズですが、3期は全く見覚えの無い光景から物語が始まりました。
見慣れたアニメだと思っていたら見知らぬ世界に投げ込まれて筆者は困惑しています。
いかにもゲーム的なインタフェイスにユージオの瞳に映る『SYSTEM ALERT』の文字。
ここがゲームの世界であることには間違いないようですが、果たして。
場面が変わって、ガンゲイル・オンライン《GGO》の世界で戦ういつものメンバー。安心感があります。
アイテム狙いでもなく赤字も承知でひたすらPK(プレイヤーキル)を繰り返している物騒な集団の正体を突き止めるために戦いますが取り逃がしてしまいました。
後日、和人と明日那はGGOでの大会、バレット・オブ・バレッツ《BoB》で協力してもらうように詩乃から頼まれます。
和人と明日那は快諾し、その流れで三人は和人が協力している新型フルダイブシステムソウル・トランスレーター(STL)について話し合うことになります。
現行のフルダイブシステムであるアミュスフィアとは技術が全く異なり、和人にもそのシステムが作り出す世界が仮想世界だと分からないほどだそうです。
実験中の記憶は和人も思い出せないのですが一つだけ、その仮想世界の名前を教えてもらっています。
そのコードネームはアンダーワールド(UW)。
ざっくり書きましたが専門用語多めで今作の鍵となるVR技術が詳細に語られます。詳細は本編動画でご確認ください。
詩乃との会話を終えて帰路につく和人と明日那。
道すがら今後のVR技術の技術のこと、その勉強のために和人は渡米すること、そしてアメリカに明日那もついてきてほしいこと等々を語っているところ、不審な男に襲われます。
その男はジョニー・ブラック、かつてのSAO事件で殺人を繰り返したギルド《ラフィン・コフィン》の生き残りです。
和人はとっさに構えようとするがそこに剣はありません。
現実世界で剣を持たない和人はジョニー・ブラックの用意したデス・ガン、現実の毒薬に撃たれます。
見知らぬ世界、初めて出会うキャラクター、一話にして倒れる主人公と、これまでのシリーズを観てきた方ほど驚きの連続の一話でした。
#02 悪魔の樹
前回デス・ガンに倒れた和人はUWで目を覚まします。
STLでのダイブ中には遮断されるはずの現実世界での記憶があることに違和感を覚えた和人は実験の中止を呼びかけますが、その声には誰も応えません。
森を散策する和人、もといキリトは成長したユージオに出会います。
一話で幼少期をともに過ごしていたような描写があった二人ですが、お互いその頃の記憶は無いようです。
しかし、キリトはおぼろげながら何かを感じています。
キリトはユージオがNPCか他のテストプレイヤーなのか見極めるため、様々な会話を試みます。
そこでの会話や行動から以下のことが描かれました。
- #01でも登場した操作パネルからキリトがこの世界が仮想世界であることを確信したこと。
- アリスが整合騎士に連れ去られたことなどの出来事は過去に起こったが、そこからキリトの存在は抜け落ちていること。
- ユージオや他のプレイヤーはNPCでもテストプレイヤーでもない、内部時間で数百年は続いている仮想世界の中で成長させた人工的な魂のようなものでないかとキリトが推測したこと。
今後の動向について考えを巡らせながら眠りにつく中で、キリトは次のようなことを思います。
『現実に戻る前にここで一生を終えたらどうなるんだろう』
長い時間をゲーム内で過ごし、そこで死ぬとはどういう結果になるのか。
かつてのSAO事件を思い起こさせる疑問です。
また、今回キリトは剣を振るい、その輝きからこの世界にもソードスキルがあることに気づきます。
今後の戦闘に期待です。
#03 果ての山脈
#01でも描かれた天職に従い、今日も今日とてユージオはギガスシダーに斧を振るいます。
もっと強力な斧は無いかと聞くキリトですが、そんな物は無いと言いつつユージオはキリトに見せたいとある物を差し出します。
青薔薇の剣。#01でも登場した剣です。
この剣を見つけた当時の話をユージオが語りますが、やはりそこからはキリトの姿だけが抜け落ちています。
この剣を使えばより早くギガスシダーを切り倒せると挑みますが、この剣はキリトにも使いこなすことができませんでした。
彼女はセルカ。前回から登場しているアリスの妹です。
キリトは彼女からアリスとユージオのことを聞きます。
彼女いわく、かつては笑顔の絶えなかったユージオですがアリスがいなくなってから笑わなくなったそうです。
キリトが、筆者が抱く彼のイメージとはだいぶ異なります。
また、セルカはアリスがいなくなった理由を知りませんでしたが、キリトはその詳細を話します。
それを聞いて何かを思ったのか、翌日セルカは姿を消します。
セルカが果ての山脈に行ったに違いない思ったキリトとユージオは彼女を連れ戻すために果ての山脈に向かいます。
そして、果ての山脈で彼らが見たものはゴブリンに捕らえられたセルカでした。
ゴブリンに襲われそうになりますが、ユージオは身動き一つ取れず、次回に続きます。
次回、ゴブリンを相手にUWでの本格的な戦いがついに描かれそうです。
まだまだ不慣れな世界でキリトはどのように立ち向かうのでしょうか。
また、今回の気になったポイントとして、ユージオが『システムコール』の声とともに神聖術なる力を行使しました。システムコマンドは神がもたらす奇跡として扱われているようです。
#04 旅立ち
果敢に戦うキリトですが、ゴブリンのボス、ウガチの剣がキリトを切りつけます。
従来の仮想世界よりもリアルなUWでの傷はこれまでの痛みを遥かに上回ります。
ウガチを辛うじて斬り倒すキリトですが、その戦いの中でキリトを庇ってユージオが倒れました。
朦朧とする意識の中、ユージオはキリトとアリスの三人の、#01での記憶を呟きます。そして、キリトの記憶も蘇ります。
その後、セルカの神聖術による治療を受けて一命を取り留めました。
一日休んですっかり快復したユージオですが、過去の記憶はまたおぼろげな物になりました。
再びギガスシダーを切り倒そうとする日々を過ごしますが、先日の戦闘で剣を扱うレベルが上ったキリトは青薔薇の剣を使ってギガスシダーの幹を大きく削ります。
ユージオも使ってみろとキリトは剣を渡しますが、ユージオはキリトに剣の教えを請います
ギガスシダーを切り倒すのではなく、アリスを守れなかったことを悔い、同じ間違いを繰り返さないために。
キリトの教えを受けながら日々ギガスシダーに向かって剣を振るうユージオはある日ついに、ギガスシダーを切り倒しました。
天職を果たしたユージオには新たな天職を選ぶ権利が与えられます。
ユージオは自らの天職を剣士とし、アリスを取り戻すためにキリトともに央都に旅立ちます。
村で過ごし、初めての戦いを経験し、使命を帯びて旅に出るという実にファンタジーらしい旅立ちが描かれました。
キリト視点ですと様々なゲーム的要素が見られますが、ユージオ視点で見ると純粋な冒険譚です。
しかし、ユージオはUW、ゲーム内の人物であることが明示されているわけで、この先どうなることでしょうか。