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週刊少年ジャンプ2022年11月14日(月)発売号の『ワンピース』本誌1066話のネタバレをご紹介します。
ワンピース1065話前回のおさらい
ワンピース1065話では、ベガパンクと共に研究所内に入ったメンバーがジンベエの姿をしたセラフィムと遭遇・交戦する事態となり、ヒヤリとする回でしたね。
結局は戦闘データ収集のためだったため大事に至らずよかったです。
セラフィムを開発したベガパンクの正体もどんどんと明かされていき、「空白の100年」「巨大な王国」というワードを連想させるようなPUNK-01「正」の話には、続く1066話への期待が大きく膨らんだ読者の方も多かったのではないでしょうか。
ルフィたちが発見した超巨大で古びたロボットとたくさんの人工物の残骸も、一体誰がいつ造ったものなのか謎が多く、これから解き明かされるのが楽しみになる展開でした。
ワンピースネタバレ1066話
シャカにより空白の100年の歴史が明かされる!?
ワンピース1066話のタイトルはオハラの意志です。
扉絵のジェルマ66のあゝ無感情海游記では、ジェルマへの帰還、オマケつきというタイトルです。
ホールケーキアイランドに囚われていた組が戻ったのでしょう。オマケというのはおそらくシーザーの事だと思います。
本編はサンジ達とシャカの会話の続きで、900年前に未来都市が実在したことについて語るところから始まります。
シャカは仮説ではあるものの、空白の100年について、高度な文明を誇る「ある王国」と「20の王国」の戦いの歴史であると語ります。
そして、戦いに破れた「ある王国」の思想を誰にも継がせないために、政府は歴史から全てを消し去ったと言います。
20の王国は後に天竜人となる19の一族とネフェルタリ家の国の事でしょう。
さらに、22年前のオハラが海軍のバスターコールで壊滅した原因が「ある王国」の存在に気づいてしまったためではないかと言います。
オハラの住人たちは島の中央にある湖に大量の歴史の文献(オハラの意志)を残し、未来に残すべき財産を守り抜いて死んでいきました。
その文献は今もなお存在し、オハラの意志を継ぐ者もいるため、オハラは政府に勝利したのだとベガパンクは言います。
バスターコール後のオハラにてドラゴンとベガパンクが遭遇
ここからロビンの故郷オハラの話に移ります。
世界政府によるオハラへのバスターコール事件の数カ月後、ドラゴンとベガパンクは別々にオハラを訪れており、偶然遭遇しました。
二人ともクローバー博士と面識があったようで、花を手向けるためにオハラを訪れていたようです。
モンキー・D・ドラゴンは自勇軍の隊長で33歳、Dr.ベガパンクはパンクハザード研究所の所長で43歳の時でした。
そして、当時のDr.ベガパンクの姿も判明します。アインシュタインのようにベロを出しており、知能が高いためか頭がとても肥大化しています。
また、ドラゴンの容姿は現在とあまり変わりませんが、顔の刺青がありません。
ドラゴンは自勇軍にベガパンクを勧誘したそうですが、ベガパンクは自勇軍に入ったところで貧乏な軍隊では自身の知恵と技術を活かすことができないという理由で断ったそうです。
ベガパンクが政府側に付く理由は、自身の知能を活かした発明のためのようですね。
ドラゴンは戦争を嫌っていたようですが、オハラは暴力で政府に叩き潰されたため、世界政府に対抗する組織である革命軍を作ることを決意します。
そして、その年の内にイワンコフやバーソロミュー・くまと共に革命軍を作ったようです。
ハウロ率いる巨人たちがオハラの書物をエルバフに運び出す
ドラゴンとベガパンクは、巨人の集団がオハラの湖に避難された全ての文献を取り出しエルバフまで運ぼうとする様子を目撃します。
全身に包帯を巻いたハグワール・D・サウロが巨人たちを先導したようです。
どうやらサウロは凍傷を負いながらも生還していたようですね!
生存が知られれば危険なため、現在は身を潜めているとのことです。
その後、ベガパンクは内密にエルバフへ訪れ、全ての資料を読み込み、彼の脳にオハラの文献を受け継ぎ研究を進めてきたそうです。
ベガパンクの知識の源はオハラの考古学者が書いた本にあったようですね。
ルフィの前にベガパンク本体が登場!
ルフィ達はたまたま見つけた巨大ロボを動かそうと試行錯誤している様子。
すると、ロボが爆発し、身体の半身が埋もれて助けを求めている人物と遭遇します。
ルフィが助けると、その人物はSSG(海軍特殊科学班)班長のベガパンク本体であることが判明し、1066話は終了します。
ベガパンクは、ボニーが赤ん坊だったころに会ったことがあるのか、「大きくなったな」と言っています。
また、22年前当時の肥大化した頭は小さくなっていました。猫(サテライト)に分割したためでしょうか。
今回でCP-0が空白の100年の歴史を知っている可能性のあるベガパンクを消しに行く理由がわかりましたね。その歴史を知ってしまった麦わらの一味たちはどうなるのでしょうか。
ワンピースネタバレ1066話の考察
ここでは、ワンピース1066話発売前の展開予想考察を記載してあります。
ベガパンクとドラゴンの関係は?
ワンピース1064話のラストで、通話する様子が描かれたベガパンクと革命軍リーダーのドラゴン。
ベガパンクが革命軍のメンバーであるバーソロミュー・くまを人格のない人間兵器に改造していることから、敵か味方か微妙なラインだったベガパンクですが、今回の通話で味方である可能性が高くなったと思われます。
これまでにも、ベガパンクは革命軍に所属しているのではないかという考察はよくありました。
世界政府を嫌っていたと言われるバーソロミュー・くまが改造を受け入れているという点と、くまが希望した麦わらの一味を手助けするプログラムをベガパンクがきちんと組み込んでいたという点が大きな理由です。
しかし、他の革命軍のメンバーはくまが人格のない人間兵器にされてしまったことに憤慨しており、麦わらの一味を手助けするプログラムのことなども知らなそうなため、革命軍の味方かどうか怪しいところだと思われていました。
1064話でドラゴンと直接会話しており、会話でも親しげな様子が描かれていたため、もしかしたら他のメンバーにも知られていない革命軍の影のメンバーか、所属はしていないもののドラゴンと縁があって外部から協力しているという立場なのかもしれません。
世界政府がベガパンクを消したい理由とは?
ワンピース1062話では、CP-0の3人が「ベガパンクを全員消す」という任務のためにエッグヘッドに向かっている様子が描かれていました。
しかし、ベガパンクは現在海軍に雇われており、新兵器セラフィムを開発するなど世界政府と海軍にとっても非常に重要な人物であるはずです。
そのため、そんな「世界一役に立つ男」を消すという任務内容に、実際に任務にあたっているルッチでさえその理由を怪しんでいる様子でした。
これだけ世界政府に貢献していると言えるベガパンクが、なぜ世界政府に消される必要があるのでしょうか。
大きく分けて二つの理由が考えられます。
天才すぎるから
ベガパンクはワンピース作中で「世界一の科学者」と言われています。
その名前のすごさといえば、人の名前を覚えられないルフィでも即座に知っている名前だとわかるほどで、ベガパンクが世界にもたらした影響もとてつもないものでしょう。
だからこそ、世界政府はベガパンクを消したがっているのかもしれません。
1059話ではベガパンクが開発した新型兵器セラフィムが実践に投入されその強力な力を発揮しましたが、実戦で使えることが分かったため、開発が終わったベガパンクを用済みと判断したという可能性が考えられます。
そして、もしもベガパンクが世界政府に敵対するようなことがあれば、強力な武器を作れる強大な敵となってしまうため、今のうちに消しておきたいということかもしれません。
世界政府にとって不都合な事実を知ってしまった
1062話では、ルッチが任務内容の意図を詮索しており、「先日のルルシアの件と……何か繋がりが………?」と話していました。
これに対してステューシーとカクは、自分たちが面倒ごとに巻き込まれてしまうことを危惧して詮索をやめるように言っています。
このルッチのセリフから、1060話でルルシア王国が壊滅させられた理由とベガパンクが狙われている理由が、同一のものである可能性が示唆されました。
ルルシア王国が壊滅させられた理由はまだ判明していませんが、「8か国革命」に参加していた国だったことと、壊滅の決定にはイム様もしくは五老星の意思が反映されている可能性が判明しています。
そのため、ベガパンクを消すという任務にも、イム様もしくは五老星の意思が反映されている可能性がありそうです。
そうなると、五老星がイム様に対して言った「歴史より消すべき”灯”がまたお決まりでしょうか?」というセリフの消すべき灯に、ベガパンクも含まれていた可能性も考えられそうですね。
不都合な事実=空白の100年について?
ワンピース1065話では、ベガパンク”シャカ”の口からこんなセリフが飛び出しました。
「高い文明を持つ「王国」が”900年前に実在してた”と言ったら…信じられるか?」
この王国というのは、十中八九オハラのクローバー博士が言っていた「巨大な王国」のことで間違いないでしょう。
政府がベガパンクを消したい理由は、その不都合な歴史が広く知れ渡ることを危惧しての行動なのかもしれませんね。
ワンピースネタバレ1066話のまとめ
今回はワンピース1066話のネタバレについて紹介してきました。
1066話はとんでもない情報量の回でしたね。
ワンピースの長年の謎だった「空白の100年」に始まり、オハラが考古学の聖地になった経緯、クローバー博士の人物像に加えてドラゴンとベガパンクを入れた3人の関係性、革命軍の設立経緯にベガパンク本体の姿など…。
特に、ロビンの過去を思い出すシーンとサウロ生存という事実、それに泣きながら笑顔を見せるロビンを見て泣いてしまった読者も大変多かったでしょう。
ルフィたちもベガパンク本体と出会い、何やら歓迎されている様子だったため、次回以降も怒涛の情報開示が進むものと思われます。
まだまだ明かされていない数多くの謎や、これから出てくるであろう謎もどんどん考察していきますので、お楽しみに!