アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第11話のネタバレと感想を紹介!
出典:アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」公式サイト

本記事では20191219日に放送された「俺を好きなのはお前だけかよ」第11話を見逃してしまった方に、ストーリーのネタバレや感想をご紹介します。

 11話では利用者が少ない図書室の閉鎖が決定したため、ジョーロたちは阻止のために行動していきます。コスモスが学校と話し合った結果、利用者を10倍以上にすれば白紙に戻すことが決まりました。

 図書室はパンジーにとって大切な場所。コスモスやひまわりたちは人脈を駆使して対策を練る中、ジョーロはある友人を大きな戦力として頼っていきます。

アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第11話のあらすじ

コスモスから、「利用者が少ない図書室を閉鎖する」という決定を告げられたジョーロとパンジー。いつも図書室で集まっているメンバーは、口を揃えて閉鎖阻止のために協力すると言い出し、それぞれができる範囲で行動していきます。

しかしジョーロは友達が少ないため、サンちゃんやひまわりのように人脈を駆使することができなければ、コスモスのように対策を練ろうとする頭脳を持っていません。

周りの人たちは何かしらの行動を起こしているのに対して、ジョーロは何もできず途方に暮れていました。

すると葉月と再会することになり、ジョーロは彼に図書室の件で相談を持ちかけます。どうやら葉月は、過去に似たような状況に遭遇したことがあり、無事に解決へと導いた実績を持っている様子。

ジョーロは葉月に協力を要請し、彼もまたジョーロの依頼を快諾しました。しかしこれが、パンジーにとって最悪の再会となってしまいます。

アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第11話のネタバレ

ネタバレ①:ジョーロの完全上位互換

ジョーロたちが昼休みなどにたまり場として利用している図書館は、利用者が低いことを理由に閉鎖の危機に瀕していました。

コスモスやひまわりたちは、パンジーの大切な居場所である図書館を守るため、それぞれ人脈や知識を活かして行動してきます。しかしジョーロだけは、何も行動を起こすことができなかったことから、途方に暮れて帰っていくことに。

何もできない無力さを痛感していたジョーロでしたが、そこに葉月が現れます。パンジーの本を壊してしまった際に相談に貰った彼に対し、ジョーロは図書館の閉鎖阻止の協力を依頼しました。

葉月は過去に似た経験を持っており、さらには閉鎖阻止を回避させた実績があります。さっそくジョーロは、翌日から葉月に学校へと来てもらうことにしました。

約束の時間になると、葉月はチェリーとつきみを連れて現れます。2人とも葉月を慕って行動している様子で、同時に好意を抱いている様子でした。

また、図書館で作戦会議を開くことになると、葉月は持ち前である善意に溢れた輝きを放ち、たちまち周りの人間たちを引き込んでいきます。さらには、率先して物事を進めていくなど、手際の良さも目立っていました。

誰かのために行動するという点では、葉月とジョーロは似た者同士と言えるでしょう。しかしジョーロには裏の顔がある一方、葉月には表の顔しかありません。

まさにジョーロの完全上位互換と呼べる存在です。ところがパンジーだけは違った様子を見せており、葉月に怯えているような素振りを覗かせているのでした。

ネタバレ②:チェリーとつきみのお願い

ある程度の作戦が形になったものの、時間は夜になっていました。校門前で別れようとする一同でしたが、チェリーとつきみはジョーロに話があると呼び止めます。

ジョーロだけでなく、コスモスやひまわりたちも一緒に話があると言うチェリーとつきみ。そしてパンジーと葉月だけを残し、久しぶりに再会した2人のために時間を作ってあげようという計らいを見せたのでした。

しかしそこに、あすなろが割って入りこみます。パンジーとの打ち合わせがあると言っては、そそくさとその場を去っていきました。残されてしまった葉月もまた、1人になってしまったことで家へと帰っていきます。

一方でジョーロ・コスモス・ひまわりと、チェリー・つきみの5人はファミレスで話をしていました。その内容は、ジョーロはパンジーのことが好きなのか、そしてその気がなければ、パンジーと葉月を恋人にしてほしいというもの。

ところが、チェリーとつきみは葉月に好意を寄せていました。しかし葉月がパンジーのことを気にかけていることを知ると、2人は愛情よりも友情を優先することにして、彼の恋路を応援しようと決めたのだと語ります。

ジョーロは2人の抱えている気持ちや感情に違和感を覚えていました。そしてパンジーへの気持ちを改めて問われたタイミングで、ジョーロは2人のお願いを断ります。

コスモスとひまわりも同様の気持ちでした。友達としてパンジーの気持ちを優先したいという想いがあるため、チェリーとつきみのお願いを聞き入れることはできません。

断られたチェリーとつきみは、何も不満を言うわけでもなく、ただただ無理なお願いを持ちかけたことに謝罪をします。葉月と同様、2人もまた良い人ではありますが、ジョーロはそのことすら気になっているのでした。

ネタバレ③:パンジーが葉月を避ける理由

第10話では、たんぽぽがパンジーに恋人を作らせようとしていました。それは先輩である彼女のことを想っての行動でしたが、なぜそうするのかという理由が不明のまま。

しかしパンジーは、ジョーロに過去のできごとを話し始めます。

中学生の頃のパンジーは、男女問わず大人気でした。友達になりたい、付き合いたいという様々な思惑が入り混じった色眼鏡で見られており、その状況を苦痛と感じていたようです。

そんな状況を救ってくれたのが、他の誰でもない葉月でした。葉月、そしてチェリーとつきみもまた、パンジーと同じ中学校に通っていたのです。

葉月のおかげで多くの人に取り囲まれていた日々が改善されることに。しかしそれは、パンジーにとって最悪の状況であり、彼の最大の欠点である“善意”に触れ続けなければならなくなります。

葉月は誰にでも分け隔てなく接することができ、誰にでも親切にできる善意の塊です。しかしその善意は、時として人を傷つけることもあり、特に女性たちにとっては毒のようなもの。

誰もが葉月に善意に触れることで、正しさに押し潰されてしまいます。それは個性が無くなることも同然で、ジョーロがチェリーとつきみに対して感じた違和感の正体でした。

やがて葉月はパンジーに好意を寄せていくことになります。しかしパンジーにとって葉月は、彼の正しさや善意を理解しているものの、傍にはいたくないという想いの方が勝っていました。

チェリーとつきみのように、誰もが葉月の恋を応援しようとして、パンジーと付き合わせようとします。その状況にパンジーは苦しみ、逃げ出すように彼から離れては、メガネと三つ編み、胸にさらしを巻いた絶壁ブスの姿をするようになったと話すのでした。

アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第11話の感想

  筆者感想

ついにパンジーが絶壁ブスの姿をしている理由が明らかになりました。しかしそこには、彼女の辛い過去がきっかけになっており、内容には感慨深さを感じずにはいられません。

たしかに葉月はジョーロの完全上位互換です。傍から見ても、誰にでも同じように接することができ、何でもこなしてしまう器用さなど、憧れや羨ましいと感じない人はいないでしょう。

葉月は善意で他人と接していますが、そこに悪意がないのは不思議に思うところではあります。ただ悪意がないにしても、善意だけしかないというのは、人間的にどこか欠如していると思ってしまうばかり。

実際に葉月は善意だけしかないため、パンジーを傷つけてしまっています。葉月はその事実をしっかりと理解している様子ですが、どうすればいいのか分からない様子。

その一方で、ジョーロは善意も悪意も下心も持っている主人公。カッコいいと感じる瞬間の前には、悪意や下心が見え隠れしていますが、それらを感じさせない強い善意を持っています。

善意という一つの個性を持っている葉月よりは、様々な思惑で行動ができるジョーロの方が、より魅力的に感じるのは当然ではないでしょうか。

そして最終回に向けて、ジョーロはパンジーのために初めて行動を起こします。果たして葉月の善意からどのように守ってあげるのか……ラブコメ主人公らしい活躍に期待したいばかりです。

 

  みんなの感想・口コミ

https://twitter.com/mizuhararyou/status/1207336155802263553

 

ついにパンジーが絶壁ブスの姿をする理由が判明した一方で、その内容はとても意味深であると、感慨深い気持ちにさせられた視聴者が多かった様子。

 完全上位互換として登場した葉月ですが、彼もまたひと癖もふた癖もあるキャラクターと言えるでしょう。

 一方であすなろやサザンカの動向に注目していた人も。

 果たしてジョーロがどのようにパンジーを守っていくのか……今か今かと待ちきれない気持ちになっていました。

おすすめの記事