【ワンピースネタバレ考察】ゴッドバレー事件にハラルド王参戦!ロックスとの引き分け戦が示す驚愕の実力

ワンピース最新話でついに素顔が明かされたハラルド王。

エルバフの歴史上最も偉大な王と称される彼の正体には、多くの謎が隠されています。

カイドウを彷彿とさせる威圧的な外見、古代巨人族の血筋、そして神の騎士団との関係性—。

さらに14年前にロキによって殺されたとされる王の死には、重大な秘密が隠されている可能性があります。

本記事では、ハラルド王の驚異的な実力と、ワンピース本編に与える影響について徹底考察します。

エルバフ編において、突如として浮上したエルバフ王国の前国王ハラルド。その圧倒的な存在感と謎に満ちた正体が、読者の間で大きな話題となっています。古代巨人族の血を引く王の隠された戦闘力や、彼が物語に与える影響について深く考察していきましょう。

ハラルド王の基本情報と正体

エルバフ王国の名君の素顔

ハラルド王は、エルバフ島の巨人族の国『ウォーランド王国』の王で、ハイルディンとロキの父親であり、ドリーとブロギーとは幼馴染という設定が明かされています。作中では既に故人となっていますが、国民からは今なお名君として慕われている人物です。

カイドウのような厳つい見た目が特徴でありながら、戦いに明け暮れる巨人族の未来を案じて「戦いよりも他国との交易を」と改革を目指していた温和な人物だったようです。この思想は、かつてエルバフで活動していたマザー・カルメルの影響を受けている可能性があります。

しかし、109年前時点で45歳という若さでエルバフの王になった頃は、ナレーションすらも「クズ」と称される暴れん坊でした。回想シーンでも「足が滑った」という名目で部下諸共他国の城を踏み潰す暴虐さを見せていたというから驚きです。

あにま
暴君から名君へと変わった理由が気になりますね!

古代巨人族の血を引く王の秘密

古代巨人族の血を引き、巨体かつ「大戦士」と名を馳せる程強かったハラルド王は、古代巨人族の名残である角を「古代巨人族は戦争の時代を想起させてしまうから」という理由で引きちぎったという衝撃的な事実が判明しています。

この勢にはゾロも「なんて覚悟だ」と唸っていたほどで、自らの過去と決別する覚悟がいかに凄まじかったかがうかがえます。古代巨人族といえば、オーズやリトルオーズJr.のような圧倒的な戦闘力を誇る種族として描かれており、その血を引くハラルド王の潜在能力は計り知れません。

角を引きちぎるという行為は、単なる見た目の変化ではなく、戦争と暴力の象徴との決別を意味していたのかもしれません。これが、彼の人格変化と密接に関わっている可能性があります。

古代巨人族は一般的な巨人族と比べても3倍以上の体の大きさを持つことが明らかになっており、「角」はその特徴的な証とされています。

ハラルド王の戦闘能力分析

カイドウに匹敵する見た目と実力

ハラルド王のビジュアルが判明したがあまりにもカイドウに似ていると話題になっており、つり上がった鋭い目・鼻の下から生える2本のヒゲ・あごの周りに生えたギザギザなヒゲなど、似ている箇所が多々存在することが指摘されています。

この類似性は単なる偶然ではないかもしれません。カイドウも古代巨人族の血を引いている可能性が高く、両者の間には何らかの血縁関係があるのではないかと推測されています。実際に、ハラルド王は14年前の死亡時点で140歳、カイドウが59歳なので、年齢的には父子関係も不可能ではないという興味深い指摘もあります。

海軍本部大将を余裕を持って倒せるロックス・D・ジーベックと互角に戦える実力者だったという記述からも、ハラルド王の戦闘力が如何に凄まじかったかがわかります。当時の世界最強クラスの海賊と渡り合えるということは、四皇クラスの実力を持っていた可能性が高いでしょう。

あにま
ロックスと互角って、想像以上に強かったんですね!

角に秘められた古代巨人族の力

ロード曰く「でかい骨は古代巨人族の血を引く戦士の物」「純血の者はもういないがその血を引く者はまだいる」「古代巨人族の名残である角(つの)」という重要な情報が明かされています。

つまり、角を持つ者達は濃薄はあれど古代巨人族の血を引いているということになります。ハラルド王が角を引きちぎったということは、古代巨人族としての強大な力を封印したと考えることもできるでしょう。

それでもなお、ロックスと互角に戦える実力を維持していたということは、封印状態でもその戦闘力は計り知れないものがあったということです。もし角を引きちぎらなかった場合、どれほどの力を発揮していたのか想像に難くありません。

尾田先生は57巻のSBSでキャラクターの角について「個性というかちょっとした特徴でしかない」と言っていましたが、ここに来て角に大きな意味が出てきたのは興味深い展開です。

ハラルド王と世界政府の関係

神の騎士団との繋がりの真相

五芒星(アビス)によって上陸した神の騎士団のメンバーが自分達がエルバフに召喚された理由に「ハラルドの墓参りでも?」と聞く奇妙な事態が発生していることから、ハラルド王と神の騎士団の間には何らかの深い関係があったことがうかがえます。

赤髪のシャンクスとは聖地マリージョアで関わりがあったらしく、そこでお互いに友人になったという情報も重要です。シャンクスがフィガーランド家の血筋である可能性を考えると、ハラルド王もまた世界政府の上層部と何らかの関係を持っていた可能性があります。

神の騎士団がわざわざハラルドの墓参りを口にするということは、単なる知人関係以上の深い繋がりがあったことを示唆しています。もしかすると、ハラルド王は神の騎士団の元メンバーだったのかもしれません。

あにま
シャンクスとの関係も気になるポイントですね!

裏切り者説の根拠と反証

そのため、伝統を重んじる長老達とよくぶつかっていたが、国民からは今なお名君として慕われているという記述から、ハラルド王の改革路線が必ずしも全ての巨人族に受け入れられていたわけではないことがわかります。

世界政府との融和を図ろうとした姿勢が、一部では「裏切り者」と見られる可能性もありました。実際に、その後もエルバフと政府の融和について何度も交渉するも、「エルバフ国内で飢饉が起こった際に非加盟国を友好国とした」事実は変わらず、ある時は海軍が友好国の一つである「エニシ」にて国の人間を人質に取った事に激昂して軍艦を沈めるという複雑な関係性が描かれています。

しかし、神の騎士団が墓参りを口にするほどの敬意を示していることから、最終的には政府との良好な関係を築いていた可能性が高いでしょう。

ハラルド王の政府との関係は複雑で、完全な味方でも敵でもない微妙な立場にあったと考えられます。この中途半端な関係が、後の悲劇につながった可能性もあります。

ハラルド王の死の真相と謎

ロキによる王殺しの疑惑

ロキが生まれた直後に「息子に殺される」と予言されており、14年前に国の秘宝である伝説の悪魔の実を狙ったロキに殺害された……とされているという公式の説明があります。しかし、この「……とされている」という表現には、何か裏があることを匂わせています。

エルバフ島の住民は「ロキがハラルドを殺した」と認識しているのは確かですが、物語が進むにつれて、それが真実ではない可能性も浮上してきています。ロキが身勝手な理由でハラルド王を殺したのではなく、そうせざるを得ない状況を作り上げた人物がいる可能性があります。

「呪われた王子」として忌み嫌われているロキが、実は父を守ろうとして汚名を被ったという展開も考えられるでしょう。

あにま
ロキの真実が明かされる日が楽しみです!

14年前の事件の隠された真実

ハラルド王の死から14年… この城には誰も寄りつかぬのでござるというロードの証言から、ハラルド王の死が14年前の出来事であることが確定しています。

興味深いことに、この時期はシャンクスが政府の船を襲い、ゴムゴムの実を奪ったタイミングと非常に近いのです。シャンクスがゴムゴムの実を強奪したのは13年ほど前とされており、時系列的な一致は偶然とは思えません。

悪魔の実能力者が死ぬと世界のどこかに現れるため、14年前にハラルド王死亡→しばらくして実が復活→13年前にそれを手に入れた政府からシャンクスが強奪したという可能性も考えられます。つまり、ハラルド王は太陽の神ニカの能力者だった可能性があるのです。

エルバフにはニカの伝承がハッキリと残されており、これはニカの伝承がハッキリ残されているのは、エルバフとニカが切っても切り離せない密接な繋がりを持っているからと考えられます。

ハラルド王とゴッドバレー事件の関連性

38年前の伝説的事件との接点

ゴッドバレー事件は38年前に西の海のゴッドバレー島で起きた事件で、ロックス海賊団、ロジャー海賊団、ガープ率いる海軍、神の騎士団の四勢力がぶつかり合った伝説的な戦いです。

本人も頭を丸めて誠意を見せようとしたり、「ジョン・ジャイアントをはじめとした戦士達を政府に送り込めば人々の役に立てるだろう」という考えを見せており、度々イーダの酒場に訪れたロックスに対してもその不満を語っていたという記述から、ハラルド王とロックスの間には直接的な交流があったことがわかります。

ロックスがエルバフを訪れていたという事実は非常に重要で、ゴッドバレー事件にハラルド王も何らかの形で関わっていた可能性を示唆しています。

あにま
ロックスとの関係も物語の重要な鍵になりそうですね!

ロックス海賊団との関係性

海軍本部大将を余裕を持って倒せるロックス・D・ジーベックと互角に戦える実力者だったという記述は、単なる実力比較以上の意味を持つかもしれません。

ロックスがエルバフを訪れて不満を語っていたということは、ハラルド王がロックスの相談相手的な存在だった可能性があります。当時の世界最強クラスの海賊が相談できる相手として認めていたということは、ハラルド王の人格と実力が相当なものだったことを物語っています。

ゴッドバレー事件でロックス海賊団が壊滅した後、ハラルド王の心境にも大きな変化があったのではないでしょうか。親しい人物の死や、世界の混乱を目の当たりにして、より平和を求める姿勢を強めたのかもしれません。

ロックス海賊団には後の四皇である白ひげ、カイドウ、ビッグ・マム、シキなどが在籍していました。これらの人物とハラルド王の間にも何らかの関係があった可能性があります。

ハラルド王が物語に与える影響

エルバフ編のキーパーソンとしての役割

ハラルド王は「神の騎士団」「古代巨人族」「ニカ」といった、ワンピースの物語の根幹に関わってくるであろうキーワードが深く結びついたキャラクターとして位置づけられています。

彼の存在は、エルバフ編における重要な謎解きの鍵となっています。古代巨人族の血統、神の騎士団との関係、そしてニカの伝承という三つの要素が交差する点に、ハラルド王がいるのです。

死者でありながら、これほど物語の中心に据えられるキャラクターは珍しく、彼の過去が現在の事件と密接に関わっていることがうかがえます。

あにま
過去と現在をつなぐ重要な人物なんですね!

今後の展開に与える影響

ハラルド王の真実が明かされることで、エルバフの歴史、世界政府の秘密、そして古代巨人族の謎が一気に解明される可能性があります。特に、彼がニカの前任者だった場合、ルフィの能力覚醒と直接的な関係を持つことになるでしょう。

また、イタズラとして暴虐の限りを尽くしていた幼少期のロキのストッパー役だったらしく、民衆曰く「ハラルド様の不在時は地獄だった」という記述から、ロキの暴走を止められるのは父親の存在だけだった可能性があります。

ハラルド王の真実が明かされることで、ロキの心境にも大きな変化が訪れ、エルバフ編のクライマックスに向けた重要な転換点となるかもしれません。

ハラルド王の正体と死の真相は、エルバフ編だけでなく、ワンピース全体の物語の核心に迫る重要な要素となる可能性が高いです。今後の展開から目が離せません。

ハラルド王という人物は、単なる過去のキャラクターではなく、現在進行形で物語に大きな影響を与え続けている存在です。彼の隠された真実が全て明かされた時、ワンピースの世界観がさらに深く理解できるようになるでしょう。

古代巨人族の血を引く王として、神の騎士団との謎めいた関係を持ち、ロックスという伝説の海賊とも交流があったハラルド王。その全貌が明らかになる日を心待ちにしたいと思います。

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