【ワンピース】古代兵器ウラヌスはイム様と関係が?正体や能力を徹底考察!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ワンピースの世界に古くから存在する古代兵器の中でも、唯一情報が全く明かされていない古代兵器ウラヌス。

これまでその正体について様々な考察がありましたが、1060話で国一つが丸ごと壊滅するという事態に、ウラヌスによる攻撃ではないかと注目が集まっています。

今回はそんなウラヌスについて、正体や強さを徹底的に解説・考察していきます!

ワンピースのウラヌスとは

まずはウラヌスについて、基本的な情報をみていきましょう。

ウラヌスとは古代兵器の一つ

ウラヌスとは古代兵器と呼ばれる、古くから存在し強大な力を持つと言われる兵器のうちの一つです。

ウラヌスを含めて3つの古代兵器があり、全てに神の名前がつけられています。

その中でもウラヌスは、唯一情報がほとんど明かされていない謎に包まれた代物です。

古代兵器とは

古代兵器とは前述のように、ワンピースの世界に古くから存在する兵器のことですが、詳しい情報はあまり明かされていません。

世界政府が研究を固く禁じていることも古代兵器について明かされていない理由の一つで、禁じている理由は古代兵器の復活を恐れているからだと言われています。

プルトン

古代兵器プルトンとは
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

作中で一番初めに登場した古代兵器で、世界最悪の戦艦と呼ばれています。

かつてウォーターセブンで造られたこと、設計図があったが現在は燃やされてしまったこと、実物はワノ国に眠っていることが判明していますが、実物は未だ描かれていません。

プルトンが眠っているのはワノ国の地下深くのようで、取り出すためには、ワノ国を囲んでいる巨大な壁を取り払い「開国」する必要があるそうです。

プルトンの威力は一発で島一つを丸ごと消し去るほどらしく、これまでにクロコダイルやCP-9が実物や設計図を手に入れようとしてきました。

プルトンについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、是非チェックしてみてください!

ポセイドン

古代兵器ポセイドン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

一番情報が明かされている古代兵器で、作中では2番目に登場しました。

その正体は「海王類と会話し行動を操ることができる人魚姫」のことで、現代のポセイドンはしらほし姫です。

ポセイドンは数百年に一度生まれてくるそうで、海王類たちはポセイドンのことを「王」と呼んでいます。

悪意の元に使えば世界を海に沈めてしまうほどの強力な力らしいのですが、ポセイドンが生まれる魚人島の王族には「ポセイドンの元には正しく導くものが現れる」と言い伝えられています。

ポセイドンについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、是非チェックしてみてください!

ウラヌス

ウラヌスは本記事で紹介する古代兵器で、一番謎に包まれている代物です。

いつ造られたのか、誰が何のために造ったのかだけでなく、どのような形をしているのかすら明かされていません。

そんなウラヌスは現在、様々な内容の考察が登場しています。

  • 元々は月にあったのではない
  • 空を飛ぶ物体ではないか
  • 気象を操れるのではないか
  • 海軍が所有しているのではないか

ウラヌスの在り処とポーネグリフの場所はどこなのか

次にウラヌスの在り処とポーネグリフの場所について考察していきましょう。


古代兵器には在り処を示すポーネグリフが存在する

ポーネグリフには、それぞれの古代兵器の在り処を示すポーネグリフが存在します。

誰がどのような意図で遺したのかは判明していませんが、ポーネグリフは空白の100年に作られたもののため、古代兵器はその以前から存在していたことになります。

また、現代で唯一古代文字を解読できるロビンも、ウラヌスなどの古代兵器のことを「古代兵器」と呼んでいることから、ポーネグリフにも「古代兵器」と記されている可能性があります。

そうなると、空白の100年の時点ではすでに「古代から存在する代物」として扱われていたということになるため、もしかしたらウラヌスなどはもっとずっと前から存在しているのかもしれません。

なお、ポーネグリフや古代兵器の研究は世界政府が禁じており、それらの在り処はその土地の王族などの限られた人にしか伝わっていないようです。

空白の100年についてはこちらの記事で解説・考察していますので、是非チェックしてみてください!

ポセイドンの在り処とポーネグリフの場所

ポセイドンのポーネグリフ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ポセイドンの在り処は魚人島です。

レッドラインの上には天竜人が住む聖地マリージョアがあるのですが、魚人島はその真下の海底1万mの場所にあります。

現代のポセイドンはこの魚人島にあるリュウグウ王国の人魚姫です。

在り処が記されているポーネグリフは、スカイピアという空島のアッパーヤードと呼ばれる土地にあります。

アッパーヤードはジャヤ島ともいい、このジャヤ島にはシャンドラの鐘という巨大な鐘があるのですが、ポーネグリフはこの鐘の鐘楼の中に収められていました。

プルトンの在り処とポーネグリフの場所

プルトンのポーネグリフ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

プルトンの在り処はワノ国です。

世界政府の非加盟国で、島全体を囲む巨大な壁から常に流れ出ている水が滝となり、正規の入国方法以外では滝を登らないと入国できないという珍しい地形になっています。

そんな国の地下深くにプルトンは眠っており、取り出すためには「開国」と言って、島を囲う巨大な壁を取り除かなければいけないそうです。

在り処が記されているポーネグリフは、アラバスタにあります。

アラバスタの王宮近くには葬祭殿と呼ばれる場所があり、ここには王家の墓が安置されています。

ポーネグリフは、この葬祭殿にある隠し階段から進んだ先の地下祭殿にありました。


ウラヌスの在り処とポーネグリフの場所を考察

ウラヌスの在り処とポーネグリフの場所を考察するために、現在在り処が判明しているプルトンとポセイドンに共通すると言われる法則をみていきましょう。

神話との関連の法則

モデルになった神話に関連している法則

ポセイドン
モデルの神話海洋神
在り処海底にある魚人島
プルトン
モデルの神話冥府神
在り処ワノ国の地下

真逆の法則

ポセイドン
モデルの神話上空1万メートルの空島
在り処海底1万メートルの魚人島
プルトン
モデルの神話砂の国アラバスタ
在り処海に沈んだワノ国

ウラヌスとポーネグリフの場所

上記二つの法則に沿ってウラヌスとポーネグリフと場所を考察すると、以下の場所にある可能性が高いと言えます。

  • 神話のウラヌスは「天空神」のため、「天」「空」に関係している場所にある
  • ”宝樹アダム”があるエルバフ
  • ”陽樹イブ”がある聖地マリージョア

後ほど解説する1060話で登場した「巨大な何か」がウラヌスであった場合、現在世界政府の手中にあることになり「”陽樹イブ”がある聖地マリージョア」にあるという場所の考察とも合致します。

また、神話から場所を考察する説では、天空神という名前から空島にあるのではないかとも言われていましたが、こちらも「天」繋がりで、天竜人の元にあると考えることもできそうです。

天竜人についてはこちらの記事で詳しく解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!

ウラヌス説がでている1060話をネタバレ考察

ワンピース1060話で登場した「巨大な何か」がウラヌスである説をネタバレ考察していきます。

サボの潜伏先がルルシア王国だと判明

サボ
出典:pixiv@如月

 

ワンピース1060話では、一時期死亡説が飛び交うほど長らく消息不明だったサボから、革命軍宛に通信が入るシーンが描かれました。

海軍がその通信を逆探知したところ、サボはルルシア王国から通信していることが判明し、潜伏先が海軍にバレてしまいます。

この時の海兵の説明によると、ルルシア王国は「8か国革命」に参加していた国の一つらしく、「サボが潜伏するにはうってつけ」の場所だそうです。

このシーンの後ルルシア王国の様子も描かれるのですが、確かにセキ王とコマネ皇女は牢に入れられており、革命の最中であることがみて取れます。

潜伏先を聞いた五老星の意味深な発言「運のない男だ……」

五老星とイム様
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

海兵がサボの潜伏先を突き止めた時、五老星もその報告を聞いていました。

そして、このような意味深な発言をします。

「運のない男だ…」

「いやこれが運命…」

この後ルルシア王国は攻撃を受けて壊滅してしまいます。

話の流れからして「運のない男」とはサボのことでしょう。

つまり、ルルシア王国はサボが潜伏していたから攻撃された訳ではなく、元々壊滅させられることが決定しており、その場にサボがいたことで運のない男と言われたのだと考えられます。

ちなみに、五老星とは天竜人の最高位であり、世界政府の最高権力者である5人の総称です。

五老星についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ルルシア王国壊滅と「そんな国は元々ないではないか…」という発言

前述の五老星のセリフの後、サボが革命軍のメンバーに「コブラ王暗殺の犯人はおれじゃない!!」と伝えます。

それに続けて、「マリージョアでとんでもないものを見た……!!」と伝え、その内容を話そうとしますが、その瞬間ルルシア王国が攻撃を受けます。

また、ルルシア王国が攻撃を受けた時、誰かが以下のような発言をしていました。

「「ルルシア王国」?そんな国は……元々…ないではないか…」

このセリフは五老星もしくはイム様のものと思われますが、誰が放ったセリフなのかは明らかになっていません。

この時のルルシア王国を壊滅させた攻撃こそが、古代兵器ウラヌスのものではないかと言われています。

ワンピースのウラヌスの正体と強さ

本記事の最後にウラヌスの正体と強さについて考察していきましょう。

ウラヌスの詳細は不明

ウラヌスの正体ですが、ワンピース作中では一切明かされておらず、ウラヌスという名前以外何も判明していない状態です。

ワンピース作中では三番目に名前が登場した古代兵器で、その初登場は魚人島編です。

1060話でルルシア王国を襲った攻撃がウラヌスによるものと考察されることが多いのですが、その場合、「巨大な何か」か「イム様」のどちらかがウラヌスであると考えられるでしょう。

説①ルルシア王国を壊滅させた巨大な何かがウラヌス?

ルルシア王国壊滅の攻撃
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

一つ目の説は「巨大な何かがウラヌス」です。

1060話でルルシア王国が壊滅した時、突如王国の頭上に巨大な影が現れました。

国民もそれを見て「何?あの影……!!」と話しています。

そしてその影が強い光を放ち、国民は思わず目元を隠しつつその巨大な影を見つめました。

ルルシア王国が壊滅したのは、その直後です。

巨大な影が眩しく光だしたと思ったら、その影から光の矢が降り注ぎました。

光の矢を受けたルルシア王国を中心に巨大な爆発のようなものが広がり、ルルシア王国は焼け焦げたように壊滅します。

これらの状況から、ルルシア王国の上空には「攻撃を放った巨大な何か」があったことはほぼ間違いなく、この巨大な何かがウラヌスなのではないかと言われているのです。

説②イム様がウラヌス?

イム様と麦わら帽子
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

二つ目の説は「イム様がウラヌス」です。

前述のように、ルルシア王国が巨大な何かから攻撃を受けたこと自体は間違いないでしょう。

しかし、その巨大な何かではなく、イム様自身がウラヌスなのではないかという説も多く見られます。

ルルシア王国が壊滅するまでの一連の流れの中で、2コマだけイム様が描かれました。

相変わらずシルエットのみでセリフもなく、イム様が何かをしていた描写はありません。

しかし、イム様の1コマ目では「ゴゴゴゴ…」という擬音が一緒に描かれており、まるでイム様から音が発しているようにも見えます。

そしてイム様の2コマ目では、イム様の超ドアップが描かれ、イム様の特徴的な瞳が印象的なコマになっています。

たった2コマですが、これで何もないという方が不自然なほど異様に意味深な雰囲気を醸し出していたため、イム様自身がウラヌスであり、ウラヌスの能力で巨大な何かを操作して攻撃したのではないかと言われています。

なお、イム様についてはこちらの記事で詳しく解説・考察しています。こちらも併せてぜひチェックしてみてください!

説③虚の玉座はウラヌスのコクピット?

虚の玉座に座るイム様
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

パンゲア城の虚の玉座が、ウラヌスのコクピットだという考察もあります。

ルルシア王国が壊滅する直前にイム様がドアップになるのと同時に、サボが通信で虚の玉座について話していました

サボが虚の玉座に座るイム様の事を話そうとした時に、ルルシア王国は攻撃を受けて消滅します。

描写的に虚の玉座に座るイム様がウラヌスを動かしているようでもあり、虚の玉座に座がウラヌスのコクピットの可能性があるでしょう。

虚の玉座がウラヌスのコクピットなら、誰も座れない玉座とは古代兵器を隠すための方便だったと考えられます。

また、虚の玉座は座った者の命を吸い取るという予想もあり、不老のイム様以外が虚の玉座に座ると死んでしまうとも言われています。

ウラヌスの強さ

本記事の考察通り1060話の攻撃がウラヌスによるものであるという前提で強さを考察しますが、ここまでお読みいただいた方であればすでに十分に伝わっているであろうほど、ウラヌスは異常な強さを持っていると思われます。

プルトンは一発で島一つを吹き飛ばすと言われており、ポセイドンは世界を海に沈められる力を持っているそうです。

そのため説明文だけだと明確な力の差はあまり感じられず、古代兵器の中での強さランキングはまだわかりませんが、ポセイドンと比べるとウラヌスは明らかに「攻撃特化型」と言えるでしょう。

攻撃できる回数や時間などの制限にもよってくるとは思いますが、空を飛んでいるという時点で対抗手段がかなり限られるため、もしかしたら古代兵器の中で一番厄介ではあるかもしれませんね。

ウラヌスが起動したのはマザーフレイムのおかげ?

ルルシア王国を攻撃したのがウラヌスだとすると、なぜ世界政府は今までウラヌスを使用しなかったのかという疑問が残ります。

作中のセリフからウラヌスが起動したのは、ベガパンクがマザーフレイムを開発したからではないかと考察できます。

ベガパンクが開発したマザーフレイムはウラヌスの燃料?

マザーフレイムに関するヨークと五老星の会話.
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ベガパンクが開発したマザーフレイムは、ウラヌスを動かす燃料の可能性があります。

1060話でルルシア王国が攻撃される直前に、イム様は「ベガパンクが作ったマザーフレイムを使いたい」と発言しています。

この発言だけだと、ルルシア王国を攻撃した巨大な何かはベガパンクの発明のようでもあります。
しかし、マザーフレイムは一度使うと無くなるらしいことが判明

五老星はベガパンクヨークにマザーフレイムを作れるかと質問し、ヨークは「アレを作る融合炉はこの島にある」と答えました。

五老星とヨークの会話から、マザーフレイムは巨大な何かを動かすために必要な燃料の可能性が高いです。

エッグヘッドのパワープラントを奪われたら世界政府の勝利?

マザーフレイムの実験を行おうとする五老星
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

エッグヘッドにあるマザーフレイムを作るパワープラントを奪われたら、誰も世界政府に逆らえなくなるかもしれません。

五老星とヨークの会話から、マザーフレイムを作るためのパワープラントはエッグヘッドにあることは確実です。

五老星はベガパンクを抹殺する指令を出していますが、ヨークだけは生かしてパワープラントを手に入れるつもりです。

世界政府がパワープラントを確保したらマザーフレイムを量産できるようになり、ウラヌスを自由に使えるようになります。

島を簡単に消滅させられるウラヌスを自由に扱えるようになったら、世界は完全に世界政府に支配されてしまうでしょう。

ワンピースのウラヌスについてのまとめ

今回はワンピースの古代兵器ウラヌスについて見てきましたが、いかがでしたか?

そのほとんどが謎に包まれており様々な考察も溢れているウラヌスですが、ワンピース作中で五老星やイム様の登場が増えてきたこともあり、世界政府側が所持しているのではないかという考察が有力なように感じます。

世界政府の所有する兵器がウラヌスとは確定していませんが、五老星は「その力を自在に使えたら長い戦いを終わりにできると考えています。

それだけの力を持つ兵器を世界政府を所有していることは間違いなく、マザーフレイムを作れるエッグヘッドの戦いは非常に重要になっています。

これから革命軍などのこれまで作中での登場回数が少なかったキャラクターたちの活躍も増えてくると思われますので、古代兵器についても進展が期待できそうですね!

ウラヌスの謎が明かされる時を楽しみに待ちましょう!

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