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ドリー・ブロギーが己の誇りをかけて黒転支配(ドミリバーシ)を力技でこじ開け、形勢はようやく逆転の兆しを見せた。ルフィの新技「ゴムゴムの白い雷将回転弾(ドーントールライフル)」がソマーズ聖を直撃し、神の騎士団にも確かなダメージを与えられることが証明された1176話。しかし戦局はまだ予断を許さない状況が続いている。
子供たちの人質は港へと進み続けており、軍子の中に宿るイムはロキの雷竜(ニーズホッグ)に鋭く反応して目つきを変えた。そして全員の中で最も不気味な動きをしているのが——単独で脱走したブルックだ。
1177話では、長らく謎とされてきた「ブルックと軍子(シュリ姫)の記憶」がついに核心へと踏み込む可能性が高い。もしブルックがシュリ姫の意識を呼び覚ますことができれば、イムを軍子の体から切り離す唯一の糸口となるかもしれない。今回は1177話までの展開を踏まえ、1177話で起こりうる展開を徹底予想・考察していく。
・ブルックが軍子(シュリ姫)と接触。過去の記憶が呼び起こされる
・ルフィとロキが並び立ち、イム(軍子)へ共闘で向かう構図が生まれる
・キリンガム聖がサンジの攻略を受けて覚醒。ゾロとの直接対決フラグ
・港付近でロード・ゲルズ・ゴールドバーグが子供人質の奪還作戦を展開
・イムがロキの雷竜(ニーズホッグ)の能力を奪おうと動き出す
1177話の前提|1176話までの現在地を整理する
1177話の予想を正確に行うためには、現在の戦場の盤面を正確に把握しておく必要がある。エルバフの陽界では複数の戦線が同時進行しており、それぞれの状況が絡み合いながら次の展開を規定している。
| 戦線・場所 | 1176話時点の状況 | 1177話への引き |
| 西の村 | ドリブロが黒転支配を解除。ゾロ・ハイルディン・スタンセンと合流 | ゾロの「策」が明らかになる? |
| 図書館・学校付近 | ODCでキリンガムを一時封じ。サンジが荊(イバイバの実)を熱で攻略 | キリンガムvsゾロの一騎打ちへ |
| 港方面 | 10人の子供人質が進行中。ロード・ゲルズ・ゴールドバーグが救出へ | ロードとビョルンの再会 |
| ブルック(単独) | 軍子拘束から単独脱走。行方不明 | 軍子(シュリ姫)への接触 |
| ルフィvsソマーズ聖 | 新技「ゴムゴムの白い雷将回転弾」がソマーズに大ダメージ | ソマーズ撃破後、イム(軍子)と対峙 |
| イム(軍子内) | ロキの雷竜(ニーズホッグ)に反応。目つきが変化 | ロキへの接触・能力強奪の試み |
特に注目すべきは、1172話でゾロが語った「策がある」という発言だ。ギャバンから覇王色認定を受けたゾロが「不安しか感じない」と言わしめた作戦の全貌が、1177話でいよいよ明かされる可能性が高い。また、1176話ラストでイムがロキの雷竜に強い反応を示したことで、「イムvs雷竜ロキ」という新たな構図が急浮上している。
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ブルックと軍子(シュリ姫)の真実|イム撃退の鍵はここにある
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11777話で最も大きな動きが期待されるのが、ブルックと軍子(シュリ姫)の接触だ。1173話で「軍子=シュリ姫」であることが明かされて以降、2人の関係性がエルバフ編全体の伏線として機能してきた。なぜブルックだけがイムの注意を引き、念入りに拘束されていたのか——その答えが1177話で示される可能性は極めて高い。
軍子=シュリ姫説の根拠と2人の接点
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ブルックと軍子の関係について、原作が積み重ねてきた根拠は以下の3点に整理できる。
第一に、軍子だけがブルックを念入りに個別拘束した事実だ。アロアロの実の能力で麦わらの一味全員を包帯で縛ったにもかかわらず、軍子はブルックを他のメンバーと切り離して別途グルグル巻きにした。これは偶然ではなく、軍子の深層心理にブルックへの特別な感情が残っていることを示している。
第二に、1173話でのブルックとの「一瞬の邂逅」の描写だ。ブルックの顔を見た軍子が、まるで正気を取り戻すかのように一瞬だけ表情を変えた。間髪入れずにイムが軍子の精神を支配し直したが、あの一瞬の反応こそが「シュリ姫の意識がまだ残っている」ことの証明だ。
第三に、ブルックが持つ「魂魂の実」の能力がイム対策として機能しうるという点だ。ブルックは霊体を肉体から切り離して行動できる。イムが軍子の精神を支配している構造を逆手に取り、ブルックが霊体でシュリ姫の意識に直接アクセスする——という展開は、原作の能力設定と完全に一致する。これは他サイトでほとんど言及されていない視点だが、1177話の最大の見どころになりうる。
ブルック接触で生まれうる2つのシナリオ
ブルックが軍子(シュリ姫)と接触した際に考えられる展開は、大きく2パターンに分かれる。
Aパターン:シュリ姫の意識を呼び覚まし、イムが軍子から離れざるをえなくなる。これが最も理想的な展開で、イムが軍子の体を「器」として使えなくなることで戦局が大きく動く。1176話でビビが「器」として求められているという考察が示されていたが、軍子が使えなくなればイムは次の器を探しに後退せざるをえない。
Bパターン:シュリ姫の意識は一瞬蘇るが、イムに再び押さえ込まれ、ブルックが危機に陥る。こちらは1178話を「引き」として終わらせる展開だ。ただしこのパターンの場合でも、シュリ姫がブルックに何らかの情報を伝える場面が挿入される可能性が高い。イムの弱点や、エルバフの伝承に関する重要な情報だ。
いずれにせよ、ブルックの動きはエルバフ編における「個人戦」の中で最大の伏線回収になると見ている。ナマクラ島での「悪魔王サタン」エピソードで描かれた五芒星と、エルバフの五芒星アビスの類似性も含め、ブルックはこの物語の「黒幕イム」に対して特別な役割を担わされている。
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ルフィとロキが並び立つ日|エルバフ伝承「太陽の神vs戦さ神」の逆転
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エルバフには古くから「太陽の神と戦さ神が対立した」という伝承が語り継がれている。現代ではルフィ(太陽の神・ニカ)とロキ(戦さ神・ニーズホッグ)がその役割に対応するとされているが、1175話・1176話の展開を見ると、2人が「対立」ではなく「共闘」する流れが急速に整いつつある。1177話はその共闘が初めて画面に映し出される回になるかもしれない。
伝承の「逆転」が示すテーマ的意味
エルバフの伝承では太陽の神と戦さ神は対立していたとされている。しかし現代エルバフでは、ルフィとロキは敵対するどころか明らかに同じ方向を向いている。この「伝承の逆転」は3つの理由から非常に重要な意味を持つ。
第一に、ワンピースという作品全体のテーマ「自由と連帯」との一致だ。かつて対立していた者たちが手を結ぶことで世界が変わる——これはロジャーとガープがロックスを倒したゴッドバレー事件と同じ構造だ。歴史は繰り返されるが、今回は「手を結んだ側」が世界政府と戦う。
第二に、ロキという存在の「解放」に関わる問題だ。ロキは14年間、冤罪を背負い続けてきた。ヤルルのスピーチによって国民の誤解は解かれ始めたが、本当の意味での解放は「ハラルドが守り続けたエルバフを自分の手で救う」という行動によってのみ実現する。ルフィとの共闘こそがロキの「解放」の完成形だ。
第三に、イムがロキの雷竜(ニーズホッグ)を欲しているという構図だ。1175話でイムが「そうか ニーズホッグ ヌシア‥そこにいたのか」と呟いた描写は、イムがロキの能力を狙っていることを明示している。つまりロキは麦わらの一味にとって「守るべき存在」であり、ルフィがロキの側に立つことには必然性がある。







