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親友の「ふみ」
釘崎野薔薇の過去に出てくるもう一人の人物「ふみ」。彼女は、釘崎野薔薇の地元の幼馴染みで、親友でもある人物です。
小学校の入学時に、釘崎野薔薇の地元へと引っ越してきた「ふみ」。仲良くなったきっかけは、ランドセルを強引に釘崎野薔薇に交換させられた事でした。田舎では珍しい「ふみ」の水色のランドセル。そのことがきっかけで、2人は一緒にいるようになります。
黒髪で控えめな、釘崎野薔薇とは全く逆と言っていい雰囲気を持っている「ふみ」。それでも親友の釘崎野薔薇の上京時には、寂しさと応援の気持ちでいっぱいの、大粒の涙を流し見送る場面もありました。
【呪術廻戦】釘崎野薔薇の名シーン3選
①「懸けられるわ 私が私であるためだもの」 単行本1巻4話より
単行本1巻4話の「鉄骨娘」でのシーン。
実地試験として、呪いを祓うことになった釘崎野薔薇と虎杖悠二。無事に呪いを祓い終え、虎杖悠二に「なんでオマエ呪術高専来たんだよ?」と聞かれた釘崎野薔薇。田舎が嫌で東京に住みたかったと返事をすれば、「そんな理由で命懸けられんの?」と再び問いが。その答えとして返したのが、このセリフです。
あのまま村にいたら死んだも当然だった、と真剣に答えた釘崎野薔薇の表情。かつて慕っていた「沙織ちゃん」を想い、決意があってこその上京だという事が分かる一幕でした。
➁「私は『釘崎野薔薇』なんだよ!!」 単行本5巻41話より
これは、単行本5巻41話の「京都姉妹校交流会」での一幕。京都校の3年生である西宮桃(にしみやもも)と対峙した釘崎野薔薇。
不幸なら何しても許されんのか?と西宮桃の考え方に同意できず、「完璧も理不尽も応える義務がどこにある?テメエの人生は仕事かよ」と言い返した釘崎野薔薇。同じ生い立ちでも、真衣より禪院真紀(ぜんいんまき)が好きな事、殺されようとしている虎杖悠二の事、2人を思っての発言に絆の深さが伺えます。
「私は綺麗にオシャレしてる私が大好きだ!!強くあろうとする私が大好きだ!!」、そして最後にこのセリフ。釘崎野薔薇の生き様が現れた、彼女のかっこ良さを最大限感じられる場面です。
③「我慢比べしよっか」 単行本7巻60話より
単行本7巻60話の「起首雷同(きしゅらいどう)」でのシーン。釘崎野薔薇・虎杖悠二・伏黒恵の1年生3人で向かった任務。
そこで別件の乱入者として現れた受胎九相図の兄弟である壊相(えそう)・血塗(けちず)と対峙した釘崎野薔薇と虎杖悠二。最初はおされていたものの、自分の腕を犠牲にし「共鳴り」で反撃し始めた釘崎野薔薇。その時のセリフがこれでした。
ひたすら打ち込まれる五寸釘、その痛さにどちらが耐えられなくなるかの我慢比べ。見ている読者の方が痛くなるようなこの場面。ただただ、釘崎野薔薇の本当の強さをみれる一幕です。
【呪術廻戦】釘崎野薔薇は死んだ?
死亡シーン 単行本14巻124話より
単行本14巻124話・単行本15巻125話にて、釘崎野薔薇の死亡説がささやかれています。
真人(まひと)との戦闘で、虎杖悠二とともに攻撃を繰り返していた釘崎野薔薇。しかし、攻撃に夢中になるあまり、無為転変(むいてんぺん)の術式を持つ真人の掌(てのひら)への警戒を解いてしまっていたのです。
それにより、顔面に無為転変を受けてしまった釘崎野薔薇。術が発動するまでの間、走馬灯のようなものを見ていました。そして虎杖悠二に「悪くなかった!!」と言い残し、左目が消失するほどの威力で、顔面が吹き飛び倒れてしまうのです。
現在の行方
現在、単行本18巻の時点では、釘崎野薔薇の行方は不明のままです。生きているかも死んでいるのかも、現状ではまだはっきりしていません。ただ、「死んだ」という明確な発言が出てきていないので、生きている可能性もまだまだ捨てきれないでしょう。
【呪術廻戦】釘崎野薔薇は生きている?
考察① 伏黒恵の返答
「死亡説」が濃厚とされている釘崎野薔薇ですが、なぜ生きている可能性があるとされるのか。その理由のひとつが、伏黒の返答にあります。
単行本17巻144話で虎杖悠二に「釘崎はどうなった」と聞かれた伏黒恵。この返答で伏黒恵は無言を返事としています。虎杖悠二はその無言を「死んだ」と受け取っているようですが、伏黒恵は「死んだ」とも「生きている」ともはっきり言っていないのです。
本当に「死んだ」の無言である可能性もありますが、「生きている」が動けない状態にある、とも取れるので、生きている可能性は0ではないと言えます。