呪術廻戦ネタバレ194話|謎の新キャラ、桜島結界に参戦!

圧倒的な強さと速度を誇る呪霊直哉。
真希が回復する時間を稼ごうとする加茂には、ある覚悟がありました。

激化する戦いの最中、突如謎の闖入者が現れます。
彼らは一体、何者だというのでしょうか。

シリアスをぶち壊す新キャラに大困惑間違いなしの第194話「桜島結界④」のネタバレです。

呪術廻戦前回193話のおさらい

赤血操術を駆使し、加茂は直哉の攻撃をしのぎます。
しかし、赤鱗躍動や血液の盾を駆使してなお、直哉の方が一枚上手でした。

連携する真希と加茂に対し、直哉は余裕そうな態度を崩しません。
真希は、対峙している呪霊の正体が禪院直哉であることを、加茂に伝えました。
生前の直哉を知る加茂は、不自然さに愕然とします。

一方の直哉は、投射呪法を応用した新技も繰り出し、真希たちを翻弄します。
さらに加速してトップスピードで真希に突っ込むつもりなのでした。

迎撃して、カウンターで攻撃するよりほかない状況に、真希と加茂は立たされます。
加茂が罠を置き、真希が叩く。
そのつもりで待ち構えていた2人のもとに、なんと直哉はマッハ3の速度で突っ込んできました。

倒れ伏す真希を、見下ろす直哉。
重傷を負った真希を、直哉は嘲り、煽るのでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話194話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話194話考察|直哉を睨む真希

193話ラストで、地面に叩きつけられてしまった真希。
ダメージは大きそうに見え、心配の声も多数上がっていました。

しかし一方で、真希の目が直哉をしっかりとらえていることに注目している読者もいます。

このまま、真希がここで終わるとは思えないし、真希もそのつもりではないか。
との見方をしている読者がいるんですね。

というのも、直哉が叩きだした「マッハ3」という数字には、ちょっとした事情があるからです。
その事情があるという点もあって、「直哉、イキったあと叩きのめされるのでは」説が濃厚になっています。

呪術廻戦ネタバレ最新話194話考察|「熱の壁」とは

航空機に関連した用語に「熱の壁」というものがあります。
これは、航空機がマッハ3の速度付近で、飛行困難になることを指す用語とのこと。

物体が加速する際、空気抵抗によって摩擦が発生します。
これは速度を落とす要因になると同時に、熱も発生させます。

「マッハ3」という速度になると、大気が急速に圧縮される「断熱圧縮」が発生します。
これによって、移動している物体は加熱されてしまう、ということなんだとか。

ざっくり言うと、「マッハ3で動く呪霊直哉には、加熱という物理法則の壁がある」といった状況です。

真希を倒すために、さらに速度をあげれば最悪、溶けるか燃えるかしてもおかしくないんですね。

呪術廻戦ネタバレ最新話194話考察|里香と直哉は比較対象できる?

呪霊の正体が禪院直哉であることを知った際、加茂は祈本里香を引き合いに出していました。
そのため、「この2人を比較することで、何かわかるのでは」との意見も出たんですよ。

しかし残念なことに、里香と直哉を比較するのは難しそうだというのが現状です。

そもそも、里香と直哉では生前の立場や状況が異なり過ぎていて、比べることは難しいです。

里香は生前は、呪いとは無関係な一般人でした。
家系的にも呪術との関わりはなく、なぜ特級禍呪怨霊になったのかも当初は不明でしたよね。
当然、術式も持ってはいませんでした。
また、特級禍呪怨霊となった里香には、ほとんど自我が残っていなかったことも明かされています。

一方禪院直哉は、生前から呪術と深く関わっていた存在です。
特別1級術師の階級にあり、投射呪法という術式も持っていました。
呪霊となってなお、直哉としての自我が残っていることもわかっていますね。

ここまで条件が違う2人を、比べることは確かに難しいですね。

では、なぜ加茂は里香の名前を出したのでしょう。
それは里香が、呪霊として異例の存在だったからだと考えられます。

生前、呪術とまるで縁のなかった里香。
彼女が死後、特級禍呪怨霊になったのは、乙骨との間でバグのような縛りが成立したためです。
加茂はこういった事情を、ある程度把握していたのではないでしょうか。

だからこそ、呪霊になってなお自我を残している直哉を見て、「里香より納得がいかない」と感じたと推測できます。

呪術廻戦ネタバレ194話

呪術廻戦ネタバレ194話|時間稼ぎ

「以前はできなかったことができるようになった」という主旨の発言をする直哉。
生前は出せなかったスピードを、今は軽々出せるということなのでしょうか。
そして、以前の自分にはなぜそれができなかったかもわからない、みたいな言い方をしています。

呪霊となって、強さが増しているらしいことが伺えます。

そんな直哉に、攻撃を加える真希と加茂。
加茂は体外の血液も循環させることで失血を防ぎつつ、攻勢に出ています。

「しんどいやろ」と直哉に言われても、加茂は諦めません。
真希が、5分で回復できると断言したこと、その時間を稼ぐことを決意していました。

呪術廻戦ネタバレ194話|「約束はできない」

「死ぬんじゃねえぞ」と言う真希に、加茂は「約束はできない」と返しました。
厳密には、加茂自身の生死はもはやさしたる問題ではない、とのことです。

そしてそこに描かれていたのは、仲睦まじい親子三人の様子でした。
これが誰なのかは、のちのち判明します。

身を隠した真希を、直哉は探知できません。
ひとり、直哉に立ち向かいながら、加茂は冷静に情報を整理していました。

直哉のスピードは、他に類を見ないほど高速であること。
しかし硬さに関しては、花御よりだいぶマシであること。
トップスピードに乗るのは、亀のように丸く変形した状態のときであること。
(これは自分の速度で自滅しないよう、加速するときのみ硬度が上がると加茂は分析しています)

直哉も呪霊である以上、強い力には縛りが存在しています。
加速するときに硬度を上げるというバフの反動として、通常時の硬度はそれほどでもないのでした。

そして、呪霊にとって有毒である赤血操術の術者の血に反応を見せていることも把握しています。

呪術廻戦ネタバレ194話|命を燃やせ

直哉の猛攻を受け、加茂も大きな負傷をしています。
しかし、傷口からの出血を逆手に取る戦法で、逆に直哉にダメージを与えていました。

吸入口に血液を浴びせることで、トップスピードを封じる加茂。
そこへさらに、「穿血」で追い打ちをかけます。

加茂がここまで、身を削って戦う理由は、彼の母親にありました。

幼い日に母と別れた加茂は、いつか加茂家当主となって母親を迎えに行くつもりでした。
しかし、次期当主の座は羂索に奪われてしまい、叶わなくなってしまっています。

そんな加茂が見たのは、新たな家庭で幸せになっている母親の姿でした。
先ほど描かれていた親子の光景は、加茂の母親の新しい家族の様子だったのです。

母親の居場所を作ることができなかった。
そして加茂自身の居場所も、もう加茂家にはないのです。

呪術廻戦ネタバレ194話|謎の闖入者登場!

自分はもう、誰にも必要とされていない。
加茂はそのように感じていました。
だからせめて、仲間のために命を燃やそうと考えていたのです。

しかし、そんな悲壮な覚悟を秘めた攻撃も、直哉にとっては「がんばり賞」程度の効果しかありません。

大量の出血をし、それでも直哉に立ち向かおうとする加茂。
そこに、謎の人物が2人、登場します。

ひとりは、着流しと思しき着物姿の男性。
「刀ぁーーーー!!!」と叫びながら、どうやら泣いているようです。

もうひとりは、「河童」としか形容のしようがない外見の、おそらくは男性です。
こちらは「相撲だぁーーーー!!!」と叫んでいますから、やはり河童で間違いなさそうです。
彼も泣いているようなのですが、何があったというのでしょうか。

というか、彼ら2人はいったい、何者だというのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ194話のまとめ

いかがでしたか?

加茂がどんな思いで戦いの場に立っているのかが分かる内容でしたね。
再放送のアニメでちょうど、加茂と母親の別れが描かれたタイミングでもあり、さまざまな感想が飛び交っていました。

真希と加茂の境遇の類似についても、辛いものがあります。
2人とも、大切な人の居場所を作りたくて、それが叶わなかった、という共通点があります。

真希は既に目的を見出していますが、加茂はまだのようですね。
彼の覚悟が、捨て身の特攻という選択につながらないことを祈るばかりです。

……というシリアス展開を、最後の最後でブチ壊しにしてくれた、謎の新キャラは何者なのでしょうか。
今のところ、「河童」と「オジサン」という特徴しかわかっていない状況です。
プレイヤーであろうことは理解できるのですが、あの場面に割り込んできたのはなかなかスゴいですよね。

混迷の様相(と、ギャグの気配)が漂い始めてきた桜島結界の戦い。
次回明かされるであろう、新キャラたちの詳細に注目ですね。

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