呪術廻戦ネタバレ215話|裏梅の本気?!虎杖も真希と合流するが……

鵺の攻撃を受けても無事だった真希が、虎杖に合流します。
身体能力と近接戦闘能力トップクラスの2人で宿儺に挑みますが、やはり宿儺の方が上です。

さらに裏梅まで到着してしまい、虎杖はまたしても宿儺に嘲笑われることになりました。

それでは、第215話「呪胎戴天ー漆ー」のネタバレです。

呪術廻戦前回214話のおさらい

だまし討ちに遭い、重傷を負った来栖はそのまま宿儺に振り落とされました。
何かが潰れるような音がするその現場を、何とも言えない表情で見上げていました。

次の瞬間、ビルを砕きながら宿儺のもとへ殺到する虎杖。
そのパワーは、宿儺が軽く目を見張るほどでした。
それが羂索の細工に由来するものだと、宿儺は勘付いたようです。

何故不幸を振り撒くのかと、虎杖は宿儺に問います。
対する宿儺は、永い幸福を願う人間の方こそ理解できないと言い放ちます。

そんな宿儺に、「オマエも不幸(オレ)を噛み潰してろ」と返す虎杖。
宿儺が放つ斬撃を受けつつ、前進を続けます。

その頑丈さに、不信感を抱く宿儺。
虎杖が頑丈なのではなく、自身の呪力出力が下がっていることに気づきます。

それは、内なる伏黒の抵抗によるものでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話215話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話215話の考察|虎杖は反転術式を使っている?

214話にて、宿儺の斬撃を浴びてなお、歩き続けていた虎杖。
よく見ると、攻撃されて負傷したはずの耳が、次のコマでは治っているように見えます。

作画ミスでは、との声もありましたが、これは反転術式なのではという考察が、実は読者から上がっているんですよ。

ちなみに、反転術式説にはほかにも根拠となるコマが存在しています。
おなじく214話、来栖のことを虎杖が下から見上げている箇所ですね。

ここで、ビルを貫通して吹っ飛ばされたときの傷が、治癒しているようにも見える、というものです。

これらが示すとおり、虎杖が無意識に反転術式で治したのだとしたら、これも虎杖が羂索に何らかの細工をされている証拠になりそうですね。
また、反転術式でないにしても、虎杖にまだ隠された何らかの要素があることの伏線になるという可能性もあります。

現状、虎杖が羂索によって仕組まれて生まれた存在らしいことは、現状ほぼ確定と思われています。
(そのため、脹相とも実質的な血のつながりがあると言われてもいます)

問題は、「じゃあ羂索は、虎杖悠仁にどういった細工をしているのか」という点です。
213話以前時点での最も有力な考察は、「宿儺の器として相応しい素質を与えた」というものでした。

しかし、「器ではなく檻」という宿儺の言葉から、虎杖は必ずしも「器として最高の素質を持っている」わけではなかったらしいことが判明しています。

そうなると羂索は、「檻としての性質を持った頑丈な人間」として、虎杖を生み出したと考えられるのですが、どうなのでしょうか。

器ではなく檻を用意した何らかの理由が、おそらくはあるものと思われます。

呪術廻戦ネタバレ最新話215話の考察|来栖生存説について

生存は絶望的と思われる来栖ですが、意外なことに生存説もささやかれています。
コガネによる死亡宣言がされていない、というのがその理由ですね。

たしかに、来栖は天使の受肉体ですから、もしかしたらまだ生きている可能性は考えられます。

しかし、そもそもの肉体の強度が高い、という話は、来栖に関してはこれまで語られていませんよね。

来栖と同じ、自我を保つことのできる受肉体である虎杖は、どうやら本人の頑丈さがそもそも規格外、という話がされています。
その虎杖を引き合いに出して、「受肉体だからきっと頑丈でしょ」と片付けてしまうのは、ちょっと根拠として甘い気もしますね。

とは言え、五条悟の解放に欠かせないと言われた存在であることもまた、過去に語られた点にはなります。

来栖本人が伏黒に片思いしていることもありますし、助かってほしいキャラであることは、間違いないですね。

呪術廻戦ネタバレ215話

呪術廻戦ネタバレ215話|低下する呪力出力

虎杖の拳を受けた宿儺でしたが、さほどダメージを受けているようには見えませんでした。
「伏黒恵め」と呟きながら、自分の状態を確認する宿儺。
ムラこそあるものの、ひどいと呪力出力は1割以下まで落ちる瞬間があるようです。

とは言え、体の動きの方はそれほど問題が生じていないようです。
どの程度問題ないかと言うと、虎杖を簡単に始末できる程度には。

「何事にも仕上げが必要」と言いつつ、仕上げの前に虎杖を始末する気でいるようです。

呪術廻戦ネタバレ215話|真希、合流

そこへ真希が合流します。
鵺の一撃を受けたはずの彼女でしたが、外傷もないようでした。

「状況を簡潔に頼む」と言う真希に、「コイツは殺しても死なない」と返す虎杖。
『伏黒を器とし、宿儺が顕現した』という事実の経緯ではなく、目の前の存在の危険さを説明する様子が、伏黒への気遣いのようだという声も見られました。
(真希に「どの程度の手加減が必要か」を、最低限度の言葉で伝えているようにも見える、とのことです)

一方で真希を観察しつつ、「雑に間引ける女ではなかったか」と評価する宿儺。
おそらくはこの瞬間に、真希が呪力を持たない存在であることを察知している可能性があります。

呪術廻戦ネタバレ215話|2対1

虎杖から話を聞いた真希は、怒涛の殴打を伏黒宿儺に浴びせます。
しかしあくまで小手調べだったようで、それほど痛手にはなっていないようでした。
もっとも、受ける宿儺の側も小手調べだった様子はありましたが。

鉄柵に叩きつけられた宿儺を、柵ごと捉える虎杖に、なおも「オマエは本当につまらんな」と宿儺は言い放ちます。

そんな宿儺を、思いっきり蹴り飛ばす真希。
平然と立ち上がる様子を見て、「恵の面で喧嘩が強いと違和感凄ぇな」と呟きます。

ともあれ、これで虎杖が簡潔に述べた言葉の意味を、真希はだいたい把握しました。
目標はあくまで、アレを殺してでも捕まえること。
もっと速くしても、虎杖がくらいついてくること。
上記2点を確認し、ふたりは再び動き始めました。

呪術廻戦ネタバレ215話|勝ち逃げ

先ほどよりも激しい波状攻撃で、宿儺に殺到する真希と虎杖。
同朋を傷つけるとき、伏黒が宿儺を拒絶して呪力出力を下げることに気づいた宿儺は、地面に向かって「捌」を放ちます。
「蜘蛛の糸」という技名のとおり、蜘蛛の巣状に広がった斬撃が、広範囲の地面を破壊。
足場を崩された真希へ、宿儺は狙いを定めました。

殴られても平然としている真希に、愉快そうに「いいぞ!」と言い放つ宿儺。
そこへ、裏梅が到着します。

出力最大の「霜凪」で虎杖と真希の動きを封じた裏梅は、どうやら真希の方に呪力を偏らせ、霜凪を放ったようです。
その判断を、評価する宿儺。
「肉体を仕上げる」と言い、“浴”を行うと裏梅に告げます。

既に準備はされており、宿儺と裏梅は鵺で移動を始めます。
そのとき、凍結の甘かった虎杖が氷から脱け出してきました。

追いすがろうとする虎杖を見下ろし、宿儺は嘲笑います。
勝負は宿儺が優勢のまま、勝ち逃げした形になりました。

呪術廻戦ネタバレ215話のまとめ

いかがでしたか?

真希と虎杖、身体能力トップ2の共闘は、見ていてやはり迫力がありましたね。
その二人を、呪力出力が低下した状態でなお、軽くいなしてしまう宿儺。
こちらもやはり呪いの王、呪力なしで渡り合うには限界があるのでしょうか。

ただ、今回真希は、真依が残した釈魂刀のレプリカを使っていませんでした。
かわいがっていた後輩であり、身内でもある伏黒の肉体ということで、やはり多少の手加減が生じたのでしょうか。

もしそうだとしたら、加減なし全力の真希が、宿儺にどこまで対抗できるのかも見てみたいところですよね。

そしていよいよ裏梅が再登場し、長らく気にしている読者も多かった“浴”が始まるようです。
どこで何をするのか、有力そうな考察としては「禪院本家で呪霊と戦う」説が浮上していますが、どうなのでしょうか。

宿儺の「播磨の」という発言も引っかかる中、ひとつストーリーに区切りがついたと言えるでしょう。
髙羽や万がどうなったのかも含めて、次回以降も楽しみにしたいですね。

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