オリジナルのバッキンはMADSの関係者?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そしてオリジナルのバッキンガム・ステューシーも、1073話にてMADSの居候であったことが判明しました。

肩書きは「自称科学者」となっており、MADS所属時代は研究にも携わっていたとも予想できます。また自身とウィーブルの関係を証明できる人間として、ベガパンクの名前をあげていました。

更に正体が判明する2話前の1070話にて掲載された扉絵に、若かりし頃のベガパンクを始め、MADSのメンバー達が描かれています。
その中にステューシーと思われる、つば広めの帽子を被った長身の女性も確認できるのです。

これらのことから、バッキンがMADS所属時代にベガパンクに血統因子を提供し、クローンであるステューシーが生まれたと考えられるでしょう。

【ワンピース】ステューシーの登場回まとめ

初登場はホールケーキアイランド編

ステューシー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

初登場となったのは86巻の860話、ホールケーキアイランド編です。ビッグマムが開いたプリンとサンジの結婚式も兼ねたお茶会に、招待客の1人としてやってきました。

お茶会には何度も訪れている様子で、ビッグマムとの親密さも伺えます。

その後ルフィが乱入し混沌としたお茶会の裏で、魚人島の秘宝である玉手箱を手に入れるため密かに暗躍します。
先に玉手箱を狙っていたル・フェルドを容赦なく殺害し、その様子を見ていたモルガンズと結託しました。

満を辞して玉手箱を開こうとしますが、ル・フェルドが倒れた拍子に玉手箱は落下。しかも玉手箱が落ちた拍子に爆発し、ホールケーキアイランドは半壊してしまいました。

なんと玉手箱の中身は、爆薬だったのです。その後は混乱に乗じてモルガンズと共にホールケーキアイランドを脱出し、マリージョアへと帰還します。

エッグヘッド編

ステューシー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

その後は世界会議編などで天竜人の護衛として登場しましたが、本格的な再登場はエッグヘッド編からとなります。

空白の100年の歴史に触れてしまったベガパンクを、抹消することに決めた世界政府。
その任務を遂行するため、CP-0としてルッチ達と共にエッグヘッド島に赴きました。

以前エッグヘッドへ訪れた際に手に入れた情報を、ルッチ達に共有しながらベガパンクの元へ進軍します。

戦桃丸やセラフィムとの戦闘を経て、とうとうベガパンクまであと一歩……と迫ったところで、ステューシーはルッチとカクを裏切ります。
彼女は20年以上も、諜報機関にスパイとして潜り込んでいたのです!これ以降、ステューシーはベガパンク側として、麦わらの一味と協力することとなります。

【ワンピース】ステューシーの強さ・能力を解説!

ステューシーの悪魔の実の能力はヴァンパイア?

ステューシー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

現状ステューシーの能力については明言されていませんが、裏切った直後の描写から、ある程度能力を予想できます。

まずステューシーの能力は首元に噛みつくことで、対象を眠らせることが出来る力です。またカクを眠らせ本性を表した直後に、背中に悪魔のような羽が生えていました。

これらの描写からヴァンパイア、吸血鬼系の能力を有していると予想できます。
しかしベガパンクは、複製できる悪魔の実の能力は「超人系」のみと語っていました。そのためクローンであるステューシーが、「動物系」の能力を得ているとは考えられません。

また基本的に「超人系」の力は、概念的なものや、人工物がモチーフとなった能力です。そのため吸血鬼という生き物をモデルとした実を、ステューシーが口にしているとは考えられません。

そのため吸血鬼のような能力は、オリジナルのバッキンが、元から有していた体質のようなもの。もしくは注射などの、「血を吸う人工物」をモデルにした悪魔の実の能力者である可能性が高いです。

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