
目次
1072話で正体が明かされ、話題となっているステューシー。しかし未だ謎に包まれている部分も多く、ルフィ達の味方とも言い切れません。
本記事ではそんなステューシーの、正体や能力について徹底解説・考察していきます!
【ワンピース】ステューシーのプロフィール
歓楽街の女王として君臨

ステューシーは「ワンピース」の860話・ホールケーキアイランド編にて初登場しました。金髪のショートヘアーと、つばの広い帽子を被っているのが特徴です。
身長179cmと抜群のスタイルで、一目で美しいと分かるビジュアルをしています。また裏社会の帝王の1人で、「歓楽街の女王」と呼ばれています。
ホールケーキアイランドへ訪れた際には、住民から歓声が上がっており、大衆からの人気も非常に高いことが伺えます。

ステューシーの実年齢は?

その淡麗な容姿と清楚な振る舞いから、読者からも「かわいい」と人気のステューシー。しかし実年齢はかなり高齢であるとされています。
その根拠として、ホールケーキアイランド編のあるやりとりが挙げられます。原作862話において、シャーロット・プリンの花嫁姿を見たステューシーが、「昔の私を見てるみたい」と漏らしていました。
それに対してル・フェルドは「何十年前の話やネン」と返したのです。
またビッグ・マムを「リンリン」と呼び捨てにしていることからも、非常に付き合いが長い仲、もしくは歳が近いと考えられます。ビッグ・マムは68歳なので、そこからステューシーの実年齢は50代から60代だと考えられる訳です。
ビッグ・マムについては下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!
モデルはマリリン・モンロー?
犬は私には決して噛み付きゃしません。
— 前向きな言葉 (@maemukikotoba1) March 11, 2023
裏切るのは人だけです。
マリリンモンローpic.twitter.com/9H1BO3mACG
ステューシーはその美しさも相まって、巷では「ステューシーのモデルはマリリン・モンローではないか?」と囁かれています。
マリリン・モンローといえば美しいブロンドの髪が特徴の、50〜60年代のハリウッドを代表する女優です。その魅力的なスタイルから、「ハリウッドの最も永続的なセックスシンボル」とまで評されました。
ブロンドの髪、抜群のプロポーションという点は、確かにステューシーのモデルになったと言われても、不思議ではありません。
余談ですがマリリン・モンローは、ベガパンクのモデルとされるアインシュタインと交流があったという話も残っています。
実はCP0の一員!

裏社会の女王として君臨していたステューシーですが、その正体はCP-0の一員だったのです!
CP-0といえば、世界政府の諜報機関サイファーポールの最高位で、仮面の殺し屋とも呼ばれています。ステューシーもその例に漏れず、任務に忠実で冷酷な性格です。
例えば、先ほどまで親交を深めていたル・フェルドを、容赦無く撃ち殺し玉手箱を奪う。またその場面を見ていた「世界経済新聞」のモルガンズに情報操作を依頼するなど、抜け目のなさもあります。
CP-0として活動している際は、仮面をつけて任務にあたっています。仮面をつけているメンバーの実力は、「CP-0の中でも別格」とされており、ステューシーもかなりの猛者でしょう。
CP-0については下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!
【ワンピース】ステューシーの正体はバッキンガムのクローン!?
本名はミス・バッキンガム・ステューシー

世界政府の手先として恐れられていたステューシーですが、1072話にて驚愕の正体が明かされました。なんとあの「白ひげの愛人」を自称するミス・バッキンの、クローンだったのです。
それと同時にバッキンの本名が、ミス・バッキンガム・ステューシーであること。そしてロックス海賊団との関係者だったことも判明し、驚愕した方も多いでしょう。
またその余りの見た目の違いにも、度肝を抜かれたはずです。
ステューシーの見た目は若い頃のバッキンのままのはずですが、余りにも現在のバッキンとはかけ離れています。時の流れとは残酷ですね。
MADSのクローン実験成功体第一号

またステューシーは、MADSのクローン実験の成功体であったことも明かされています。
MADSといえば、あのベガパンクやシーザー、サンジの父であるジャッジも所属した科学者集団です。
そしてMADS所属時代に、ベガパンクが開発した血統因子が、ステューシー誕生の鍵となっています。
血統因子は「生命の設計図」とも呼ばれるもので、現実世界でいうDNAに近いものと言えるでしょう。この血統因子を利用することで、クローンが生成可能となります。
ジェルマ66の複製兵は、この技術を利用して制作されました。
また海軍のパシフィスタも、この技術が使われています。つまりステューシーは、これらクローン技術の最初の成功体ということになるのです。
ベガパンクについては下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!
オリジナルのバッキンはMADSの関係者?

そしてオリジナルのバッキンガム・ステューシーも、1073話にてMADSの居候であったことが判明しました。
肩書きは「自称科学者」となっており、MADS所属時代は研究にも携わっていたとも予想できます。また自身とウィーブルの関係を証明できる人間として、ベガパンクの名前をあげていました。
更に正体が判明する2話前の1070話にて掲載された扉絵に、若かりし頃のベガパンクを始め、MADSのメンバー達が描かれています。
その中にステューシーと思われる、つば広めの帽子を被った長身の女性も確認できるのです。
これらのことから、バッキンがMADS所属時代にベガパンクに血統因子を提供し、クローンであるステューシーが生まれたと考えられるでしょう。
【ワンピース】ステューシーの登場回まとめ
初登場はホールケーキアイランド編

初登場となったのは86巻の860話、ホールケーキアイランド編です。ビッグマムが開いたプリンとサンジの結婚式も兼ねたお茶会に、招待客の1人としてやってきました。
お茶会には何度も訪れている様子で、ビッグマムとの親密さも伺えます。
その後ルフィが乱入し混沌としたお茶会の裏で、魚人島の秘宝である玉手箱を手に入れるため密かに暗躍します。
先に玉手箱を狙っていたル・フェルドを容赦なく殺害し、その様子を見ていたモルガンズと結託しました。
満を辞して玉手箱を開こうとしますが、ル・フェルドが倒れた拍子に玉手箱は落下。しかも玉手箱が落ちた拍子に爆発し、ホールケーキアイランドは半壊してしまいました。
なんと玉手箱の中身は、爆薬だったのです。その後は混乱に乗じてモルガンズと共にホールケーキアイランドを脱出し、マリージョアへと帰還します。
エッグヘッド編

その後は世界会議編などで天竜人の護衛として登場しましたが、本格的な再登場はエッグヘッド編からとなります。
空白の100年の歴史に触れてしまったベガパンクを、抹消することに決めた世界政府。
その任務を遂行するため、CP-0としてルッチ達と共にエッグヘッド島に赴きました。
以前エッグヘッドへ訪れた際に手に入れた情報を、ルッチ達に共有しながらベガパンクの元へ進軍します。
戦桃丸やセラフィムとの戦闘を経て、とうとうベガパンクまであと一歩……と迫ったところで、ステューシーはルッチとカクを裏切ります。
彼女は20年以上も、諜報機関にスパイとして潜り込んでいたのです!これ以降、ステューシーはベガパンク側として、麦わらの一味と協力することとなります。
【ワンピース】ステューシーの強さ・能力を解説!
ステューシーの悪魔の実の能力はヴァンパイア?

現状ステューシーの能力については明言されていませんが、裏切った直後の描写から、ある程度能力を予想できます。
まずステューシーの能力は首元に噛みつくことで、対象を眠らせることが出来る力です。またカクを眠らせ本性を表した直後に、背中に悪魔のような羽が生えていました。
これらの描写からヴァンパイア、吸血鬼系の能力を有していると予想できます。
しかしベガパンクは、複製できる悪魔の実の能力は「超人系」のみと語っていました。そのためクローンであるステューシーが、「動物系」の能力を得ているとは考えられません。
また基本的に「超人系」の力は、概念的なものや、人工物がモチーフとなった能力です。そのため吸血鬼という生き物をモデルとした実を、ステューシーが口にしているとは考えられません。
そのため吸血鬼のような能力は、オリジナルのバッキンが、元から有していた体質のようなもの。もしくは注射などの、「血を吸う人工物」をモデルにした悪魔の実の能力者である可能性が高いです。
六式も取得済み!

吸血鬼のような能力だけでなく、政府の人間の戦闘術である「六式」もいくつか習得しています。
ル・フェルドを殺害する際には「飛ぶ指銃」を使用しているのが見られました。
更にルッチとの戦闘の際には、回避技である「紙絵"残身"」を使用しています。通常の紙絵とは違い、その場に残像が残るほどの高速移動で、相手の背後をとれる技です。
紙絵には他にも派生技があり、CP9の1人であるフクロウが、紙絵「軟泥(スライム)を使用していました。
またエッグヘッドの上部に登る際に、空中移動術である月歩も使用が確認されています。
これらの描写から、純粋な体術でも優れていることが伺えます。
ルッチやカクよりも強い!?

ここまで解説した通り、ステューシーの有している能力と、戦闘技術はかなり脅威です。
それを証明するように、1072話で正体を明かして早々ルッチとカクを戦闘不能にしてしまいました。
この描写から、一見この2人よりもステューシーは格上にも見えます。
しかし本人も「まともに戦うほど愚かではない」と話していることから、純粋な戦闘力であればルッチ達に軍配が上がるでしょう。
ですが、紙絵を使った不意をついた攻撃など、絡め手ではステューシーの方が上手だと思います。
他にも口紅に扮した海楼石のような、小道具を用いた戦闘はまさしく「殺し屋」です。そのためルッチやカクよりも、「相手を殺すこと」に秀でたキャラであると言えます。
【ワンピース】ステューシーに隠された謎
お茶会に呼ばれるほどビックマムと親しい

とうとう正体が明かされたステューシーですが、未だ残っている謎があります。そこでここからは残された謎について、順を追って解説していきます。
まずステューシーと、ビッグ・マムが親しい理由についてです。前述した通り、ステューシーはビッグ・マムを「リンリン」と呼び捨てにしています。
実はこの「リンリン」呼びは、2人の付き合いがかなり長いことの証なのです。その証拠に作中で四皇であるビッグ・マムを、「リンリン」と呼ぶのは、カイドウくらいとなっています。
そしてカイドウが「リンリン」呼びするのは、若かりし頃のビッグ・マムが自ら「リンリン」と名乗っていたからです。
そのため、この呼び方をする者は、ロックス海賊団時代から交流があった存在と推察できます。
そして、オリジナルのバッキンはロックス海賊団に参加していたことが判明しました。ですが、クローンであるステューシーまで、ロックス海賊団に参加していたとは考えにくいのです。
とすると、ビッグ・マムはオリジナルと勘違いして、ステューシーと関わっているのでしょうか?
今のバッキンは余りにも風貌が変わり過ぎているので、その可能性も否めません。
世界政府はなぜ玉手箱を欲したのか?

最後になぜ世界政府は、玉手箱を欲しがったのか?という謎についてです。
これに関しては、玉手箱が「魚人島の秘宝」であることが関係していると考えます。「ワンピース」の行く末を握っている3つの古代兵器。
それらの復活を、世界政府が恐れていることは、みなさんご存知だと思います。ウォーターセブン編では、政府が古代兵器を手に入れようと、様々な事件が引き起こされました。
そんな古代兵器の一つである「ポセイドン」は、魚人島が有しています。
そんな魚人島の「秘宝」となれば、世界政府が黙って見過ごすわけがありません。当然ポセイドンに関連する宝だと考えるはずです。実際はただの爆弾だったわけですが……。
ポセイドンについては下記の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください!
【ワンピース】ステューシーについてのまとめ
ここまでステューシーについて紹介してきました!
ただCP-0の一員だと思っていたキャラが、まさか物語の謎を紐解く重要人物になるとは、考えてもみなかったですね。
エッグヘッド編は状況が二転三転し、一瞬も目が離せない展開が続いていきます。その中で三重スパイだったステューシーは、どう立ち回ることになるのか?
最終的には裏切り者として、世界政府に消されてしまうのでしょうか?ぜひその目でお確かめください!