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【文豪ストレイドッグス】死の家の鼠のキャラクター、能力一覧

フョードル・ドストエフスキー

文豪ストレイドッグス
出典:「文豪ストレイドッグス」公式サイト

 

ロシアの異能組織「死の家の鼠」の首領です。ロシア帽を被り、マントをはおった血色の悪い男です。

性格こそ正反対ですが、太宰治に匹敵するほどの頭脳の持ち主で、双方ともライバルとして意識しているところがあります。

・モデルになった文豪「フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー」

ドストエフスキーは。ロシア帝国時代の作家で、代表作に「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」等があります。

「第二のゴーゴリ」と称されるほど人気を得ますが、社会主義のサークルに入ったことから、逮捕されて刑務所に収監されてしまいます。

その後も賭博にのめりこむ等、破天荒な人生を送っていました。

・関連作品

漫画「罪と罰」

手塚治虫は「罪と罰」に感銘を受けており、本作を漫画化しました。また、漫☆画太郎も本作をギャグマンガに変えて、漫画化したことでも有名です。

・異能力「罪と罰」

名前はドストエフスキーの名作「罪と罰」からです。現時点では、まったく正体不明の能力です。

ドストエフスキーがこの能力を使って人間に触れると、血を噴き出して死ぬことから、かなり恐ろしい能力であることが伺えます。

イワン・ゴンチャロフ

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「死の家の鼠」の侍従長です。頭に巻いた布と長髪が特徴の男です。ドストエフスキーを狂信的に崇拝しており、彼の命令であれば、自分の顔を剥ぐことを厭いません。

ドストエフスキーの外科手術によって、脳の不幸を感じる部位が切除されています。

・モデルになった文豪「イワン・アレクサンドロヴィチ・ゴンチャロフ」

ロシア帝国時代の作家で、体表作「オブローモフ」をはじめとした多くの小説を執筆しています。

また、日本を含めた多くの国を旅したことから「ゴンチャローフ日本渡航記」という旅行記も執筆しています、

・異能力「断崖」

名前の由来はイワン・ゴンチャロフの作品「断崖」からです。岩を操る能力で、巨人のような形状にしたり、岩を分解して泥のようにすることもできます。

アレクサンドル・プシュキン

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モヒカン頭の小太りの男です。豚のような笑い声をあげ、卑屈な人間性をしています。

ドストエフスキーに対する忠誠心も皆無で、逮捕されてしまうと、組織のことを喋りつくしてしまいます。

・モデルになった文豪「アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン」

名前の呼び名は、プーシキン以外にもプーシュキンであったり、プシュキンであったりします。

ロシア近代文学の先駆けともいうべき人物で、ドストエフスキーも彼を評価していました。

文ストのキャラクターとは違い、豪胆な人物でも知られています。

・異能力「黒死病の時代の饗宴」

名前はプーシキンの詩が元になっています。ウイルス型の異能生物を使役する能力です。

プシュキンは、ウイルスを二人の人間に宿し、48時間以内に片方が死ねばウイルスが解除されるという「共食い」という作戦を行いました。

小栗虫太郎

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蝶ネクタイとスーツを纏ったきざな男です。元々は「隠滅屋」という裏社会の情報操作の専門家でしたが、ドストエフスキーに腕前を見込まれて、彼の協力者となったのです。

一見ひねくれた男に見えますが、実は友達思いの男です。

実は、特務課ともつながりがあり、太宰のマフィア時代に犯した罪状を浄化したのも彼でした。

・モデルになった文豪「小栗虫太郎」

小栗虫太郎は昭和初期に活躍した文豪で、主に探偵小説を執筆しています。

代表作は「黒死館殺人事件」で、夢野久作の「ドグラ・マグラ」と共に、日本探偵小説「三大奇書」と呼ばれています。

文ストでは「ヨコミゾ」という親友がいますが、実際の小栗虫太郎は、病床に就いた横溝正史の代理でデビューしたことから、横溝正史と縁があります。

この時に発表した作品が「完全犯罪」です。

・異能力「完全犯罪」

名前の由来は小栗虫太郎の小説「完全犯罪」からで、名前の通り、犯罪の証拠を消してしまう能力であり、探偵の天敵ともいうべき能力です。

【文豪ストレイドッグス】異能特務課のキャラクター、能力一覧

坂口安吾

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メガネを掛けたスーツ姿の男です。参事官補佐をしているほど優秀な男で、ポートマフィアの潜入捜査官をしていたことがあります。

この時、太宰と織田作之助と友達になっていましたが、自身がスパイをしていたことで、織田を間接的に死なせる要因をつくってしまいます。

・モデルになった文豪「坂口安吾」

坂口安吾は、無頼派と呼ばれる作家で、同時期に生きていた太宰、織田作之助と親友同士でした。

文学だけでなく、囲碁や将棋の観戦記や、「堕落論」のような随筆まで執筆しています。

・関連作品

「ヤミの乱破」

戦後の日本を舞台にした細野不二彦のスパイ漫画です。主人公の勤める出版社で発行している雑誌の名は、「堕落画報」で、坂口安吾の「堕落論」から名付けられています。

・異能力「堕落論」

能力の名前は、戦後に発表された坂口安吾の随筆にして思想書「堕落論」からです。

物や人に触れると、その物に残った記憶を読み取ることができる能力です。

・類似能力

「サイコメトラーEIJI」

主人公である明日真映児の超能力「サイコメトリー(物に宿った記憶を読み取る能力)」そのものです。

種田山頭火

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内務省異能特務課長官で、坊主頭の壮年の男性です。

清濁をあわせもった人物であり、探偵社の設立に尽力を注ぐ一方、マフィアに坂口安吾を潜入させ、森鴎外とつながりを持とうとします。

又、太宰を探偵社に推薦した張本人でもあります。

・モデルになった文豪「種田山頭火」

種田山頭火は大正から昭和初期にかけて活躍した俳人です。雲水姿で日本各地を放浪し、多くの句を残したことで有名です。

・異能力「鉄鉢の中へも霰」

異能力の呼び方は、「てっぱちのなかへもあられ」です。

能力は、自分の近くで異能が発動された場合。瞬時にその異能の性質を把握する能力です。

【文豪ストレイドッグス】猟犬のキャラクター、能力一覧

福地桜痴(ふくちおうち)

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軍警最強の特殊部隊「猟犬」の隊長です。豪快な性格をしている一方、怜悧な判断力の持ち主で、猟犬を統率してゆきます。

元々戦場で多くの功績をのこした英雄であり、多くの信奉者がいます。

又、猟犬は福地を含めて、全員が身体強化の手術を施されています。

福沢諭吉の幼なじみで、時折、酒を酌み交わす仲でもあります。

・モデルになった文豪「福地桜痴」

福地桜痴はジャーナリストから議員、小説家など幅広い活躍をした人物です。

生まれたのは幕末で、幕臣となりましたが、江戸時代が終わりを迎えようとするころに「江湖新聞」という新聞を創刊した後、大蔵省に入省しました。

福沢諭吉とも懇意であり、二人そろって「二福」と呼ばれていました。

・異能力「鏡獅子」

名前は「かがみじし」と読みます。由来は福地桜痴の小説からです。手に持っている武器の力を五倍にする能力です。

武器と認識したものであれば、鉄パイプや松明の炎でも、五倍の力になります。

大倉燁子(おおくらてるこ)

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「猟犬」の副長。見た目はサイドテールにした幼女ですが、異能力で年齢をコントロールしているため、本当の年齢は不明です。

拷問の達人であり、悪魔すら平伏すとまで言われるほどです。

・モデルになった文豪「大倉燁子」

大倉燁子は明治から昭和にかけて活躍した女流作家で、探偵小説を執筆したことで有名な作家です。

・異能力「魂の喘ぎ」

能力の名は「たましいのあえぎ」と読みます。由来は大倉燁子の探偵小説からです。

自身を含めて、触れた相手の年齢をコントロールする能力です。

・類似能力

「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」

ザ・グレイトフルデッド(老化の能力を持つスタンドです)

条野採菊(じょうのさいぎく)

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優れた感覚能力を持つ「猟犬」の一員です。目だけは見えていませんが、他の感覚がずば抜けて鋭く、心拍数の変化を聞いただけで敵の嘘を見破ってしまいます。

物腰は穏やかで礼儀正しいですが、本当はかなり冷酷な人物です。

・モデルになった文豪「条野採菊」

条野採菊は、幕末から明治にかけて活躍した作家で、息子は日本画で有名な「鏑木清方」です。

福地桜痴らと「江湖新聞」を創刊し、ジャーナリストとしても活躍しました。

・異能力「千金の涙」

体を粒子の集合体に分解して、実体を失くしてしまう能力です。ある一定量の粒子が破壊されると元に戻れなくなるという欠点があります。

・類似能力

映画「ガス人間第一号」

作中に登場する、科学実験の失敗によって誕生したガス人間。体をガス状に変える能力を持っています。

「COPPELION(コッペリオン)」

市川迷砂(自身の体を流砂状に変化させることができます)

末広鐵腸(すえひろてっちょう)

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「猟犬」の一人で、優れた剣技を持つ武人です。単純な戦闘力だけなら、猟犬の中では最強の分類になります。

基本的に正義感の強い性格をしていますが、異様なほどマイペースなうえに、味覚をはじめとする感覚がおかしく、条野から嫌われています。

・モデルになった文豪「末広鉄腸」

名前は末広鐵腸とも書きます。幕末から明治にかけて活躍した作家で、新聞記者や衆院議員も勤めていました。

政治小説を多く執筆したことで、有名です。

・類似能力「雪中梅」

能力の名前は「せっちゅうばい」と読みます。具体的にいかなる能力なのかは不明ですが、使っている刀の形状を変化させる能力のようです。

立原道造(ネタバレあり)

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「猟犬」の一人です。当初はポートマフィアで潜入捜査官をしていたので、正体不明の五人目の猟犬とされていました(ポートマフィアの項も参照)。

マフィアに潜入していたころは、典型的なチンピラ風の若者でしたが、実際の立原は、実直で律儀な性格をしています。

坂口安吾が抜けた後にマフィアに入り、鴎外を監視していました。

・異能力「真冬のかたみ」

名前の由来は立原道造の詩からです。金属を操る能力で、金庫をあけたり、爆発の破片を防いだりと、かなり細かい作業ができる能力です。

ただし、巨大な物体を操ることはできません。

・類似能力

「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」

メタリカ(磁力によって鉄を操るスタンド。)

【文豪ストレイドッグス】天人五衰のキャラクター、能力一覧

ゴーゴリ(アニメ版ではニコライ・G)

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天人五衰のメンバーです。見た目はマジシャンと道化師を合わせたような恰好をし、喋り方も、人を食ったような感じで、腹の内がわからない人物です。

ドストエフスキーを親友と言う一方で、彼を殺そうとするなど、行動原理もまったく不明な人物です。

・モデルになった文豪「ニコライ・ゴーゴリ」

ゴーゴリはロシア帝国時代の作家ですが、本来はロシア人ではなくウクライナ人(当時はロシア帝国領)です。

妄想や幻想を現実化したような、奇抜な作風が最大の特徴です。

・異能力「外套」

名前の由来はゴーゴリの短編小説「外套」からです。ゴーゴリが纏っているマントの内側に、別の空間をつなげてしまう能力。

この能力を利用して、別の場所にある物体を取り出すことができます。

・類似能力

ドラえもんの秘密道具「とりよせバッグ(別の場所にある物をとりよせるバッグ)」

フョードル・ドストエフスキー

死の家の鼠の項を参照

神威(ネタバレあり)

「天人五衰」のボスで、その正体は、猟犬のリーダーである福地桜痴です。

多くの戦場を駆け、様々な功績を成した福地ですが、一方で自身も汚れ仕事を行うようになり、そして凄惨な戦場を目の当たりにしていくようになります。

そして、いつの日か、福地は国家の存在に疑問を持ち、アナーキストとなったのです。

尚、天人五衰とは、「天人」すなわち為政者に死をもたらすという意味で付けられています。

シグマ

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出典:「文豪ストレイドッグス」公式サイト

 

「天人五衰」の一人で、天空カジノの総支配人です。本名はおろか、すべての経歴が謎に包まれた存在です。

正体は、現実改変の力を持つ「本」の力によって生み出された存在です。

生まれも育ちも、本人にはまるでわからないため、アイデンティティが希薄であり、そのためカジノを自分の「家」と認識し、強く執着しています。

・モデルになった文豪「不明」

・異能力「不明」

相手に触れることで、「自分の知識の中で相手が最も知りたい情報」と「相手の知識の中で自分が最も知りたい情報」を入れ替える能力です。

ブラム・ストーカー

「天人五衰」の一人で、普段は棺の中で眠っています。陽光に弱い体質である一方、不死の肉体を持ち、古い時代から生きながらえています。

現在は首だけで生きており、本心では殺しや災厄を望んでいませんが、首に突き立てられた特殊な剣により身動きを封じられ、福地桜痴の「武器」として扱われています。

自身の棺に隠れた幸田文をかくまったことから、彼女と行動を共にします。

・モデルになった文豪「ブラム・ストーカー」

ブラム・ストーカーは「吸血鬼ドラキュラ」の原作者として有名な作家です。

尚、ドラキュラは、ワラキア公国の君主である「ヴラド・ツェペシュ」をモデルにして生み出されています。

・異能力「吸血種」

吸血鬼ドラキュラのように、噛むことで人をヴァンパイアにする能力です。

【文豪ストレイドッグス】時計塔の従騎士のキャラクター、能力一覧

デイム・アガサ・クリスティ爵

https://twitter.com/wasavi_touken/status/975645378702852096

 

欧州政府の異能力集団「時計塔の従騎士」の近衛騎士長の地位にある女性です。

現時点では活躍をしていませんが、英国女王と国家を守る地位にあり、その権限と能力はかなり高いものと思われます。

・モデルになった文豪「アガサ・クリスティ」

英国ミステリーの女王と呼ばれる女流作家で、エルキュール・ポアロやミス・マープルなどの探偵達の生みの親です。

ちなみにデイムとは、英国で女性に付けられる叙勲(じょくん)で、男性で言うと「騎士(ナイト)」に該当する称号です。アガサ・クリスティは1971年に、この称号を授かりました。

・異能力「そして誰もいなくなった」

名前の由来は、アガサ・クリスティの推理小説からです。

現時点では一切が不明です。

【文豪ストレイドッグス】その他のキャラクター、能力一覧

夏目漱石

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インバネスコートに山高帽、そしてステッキを持った初老の男です。

神出鬼没の謎の異能力者で、政府の要人にも顔の効く人物です。

漱石は、昼が軍警と特務課、夜がマフィア、そして夕刻を探偵社に守らせることによって、ヨコハマの治安を維持する「三刻構想」という案を立ち上げました。

探偵社のうしろだてとなった人物でもあります。

・モデルになった文豪「夏目漱石」

夏目漱石は明治の文豪で、近代文学を代表する人物であり、東京帝国大学講師を勤める傍ら小説を書いていました。

社会を客観的に見つめる怜悧な作風である一方、「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」のように、エンターテイメント性の強い作品も書いています。

・関連作品

「坊ちゃんの時代」

森鴎外の項でも紹介した明治の文豪たちが活躍する漫画です。本作では夏目漱石が主人公格となっています。

・異能力「吾輩は猫である」

猫に変身できるということ以外、詳細は不明です。太宰に言わせると「万物を見抜く最強の異能」であるとのこと。

田山花袋

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メガネをかけた冴えない風貌の男で、国木田の旧友でもあります。

元は探偵社に勤めていましたが、いかなる理由なのか退職してしまい、現在はハッカーとなっています。

国木田とは現在でも交友があるようですが、出不精のうえに、愛用の蒲団から出てこようとしないため、会うのにも困難な人物です(蒲団には芳子と名付けている)。

女性と話すのが苦手で、一目惚れした相手(芥川の妹である銀)にも、まったく近づけない有様です。

・モデルになった文豪「田山花袋」

田山花袋は、明治から大正時代にかけて活躍した文豪で、自然主義文学の推進者でもあります。

国木田独歩と交流があったことでも有名です。

・異能力「蒲団」

電子機器をコントロールする能力で、その精度の高さは軍の電脳戦部隊に匹敵するとのことです。

ただし、愛用の蒲団の中に入っていないと力を発揮できません。

名前の由来は田山花袋の小説「蒲団」からで、蒲団の名前「芳子」の由来は同名の小説に登場するヒロインの名前からです。

・類似能力

「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」

ハーミットパープル(電子機器にアクセスしたり、あらゆるものを媒介にして情報を読み取る能力)

箕浦

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探偵社の取次ぎをしている刑事で、時折、乱歩と共に事件を追っています。

当初は、乱歩の能力に懐疑的でしたが、彼が事件を解決してからは、信頼関係を結んでいます。

名前の由来は、江戸川乱歩の小説「孤島の鬼」の登場人物からです。

幸田文

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出典:「文豪ストレイドッグス」公式サイト

 

関西弁を喋る10歳くらいの少女です。地下鉄の爆発事件に巻き込まれたところを国木田に助けられます。

その後、天人五衰の事件で、黒幕が福地であることを知ってしまい、ブラムの棺の中に隠れたことから、彼と行動を共にすることになります。

・モデルになった文豪「幸田文」

戦後に活躍した女流作家で、父親は明治時代の文豪である幸田露伴です。

尚、幸田露伴は「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクター、岸部露伴の名前の由来となった文豪です。

露伴は娘への躾がかなり厳しかったらしく、文の随筆「幸田文 しつけ帖」にそのことが記されています。

【文豪ストレイドッグス】人間関係は?

コンビ、相棒は?

文ストのキャラクター達は、時折、コンビで動いています。主人公の中島敦であれば、太宰治(正確に言うと師)、泉鏡花、そしてライバルである芥川等とコンビを組んでいます。

太宰治は、マフィア時代は中原中也、探偵社時代は国木田を相棒にしており、時代と共にコンビが変わっています。

また、現在では対立していますが、福沢諭吉と森鴎外は、以前コンビを組んで戦っていたことがあります。

他にも、江戸川乱歩は箕浦とコンビを組んでいますが、こちらはホームズとワトソンのような間柄となっています。また、乱歩はポウとも組んで動くことがあります。

師弟関係は?

太宰治は、中島敦を弟子としています。一方、マフィア時代の頃は芥川を弟子にしていました。

中島敦は、国木田からも探偵の実務を時折教わっており、国木田も敦の師でもあります。

泉鏡花はマフィア時代、尾崎紅葉の弟子(というよりは妹分)のような扱いを受けていました。

これは文豪の泉鏡花が尾崎紅葉の弟子であったことが由来となっています。

又、太宰は少年時代に鴎外の弟子のようなポジションであり、その証として、黒いコートを与えられました。そして、太宰が芥川の弟子としたときは、同じ黒いコートを与えています。

これはポートマフィアの習わしで、自分が勧誘した新人に、何か身に着けるものを与えるという決まりがあるためです。

敵、ライバルは?

文ストのライバル関係は以下の通りです。

中島敦は芥川、太宰治はドストエフスキー、乱歩はポウ、福沢は鴎外です。

ライバルと言っても、キャラクターごとに関係性は違っており、敦と芥川は、反目しあいながらもどこか相手の理解者となっており、太宰とドストエフスキーは似たもの同志でありながら、平行線をたどる間柄です。

福沢と鴎外は、過去にパートナーとなっていましたが、現在は反目しあう間柄となっています。

乱歩とポウは、最初は敵対していましたが、近年は友達のような間柄になっています。これは文豪の乱歩が、エドガー・アラン・ポーに影響を受けていたのが由来となっているようです。

恋愛関係は?

中島敦は、泉鏡花とモンゴメリーの双方から恋心を持たれており、いわゆる三角関係になっていますが、肝心の本人が朴念仁であるため、どうにも恋愛関係に発展する様子が見えません。

一方、芥川は樋口から恋心を持たれていますが、こちらは戦いの事ばかりで、樋口の気持ちに気づいている様子はありません。

【文豪ストレイドッグス】全キャラ一覧のまとめ

文ストのキャラクター達は、単に文豪をモデルにしているだけでなく、秘密の多いキャラクターが多いので、これからも驚くような事実が出てくるかもしれません。

手掛かりとなるのは、実在の文豪たちの作品や逸話なので、本作をきっかけに文豪たちの本を読んでみてください。

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