「海賊王」はクロコダイルのかつての夢

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルは「海賊はビジネス」と語っていますが、実は「海賊王」という夢を持っていました。

これは扉絵連載「ミスG・Wの作戦名ミーツバロック」にて、判明しています。
扉絵にてGWの能力で「理想の姿」が実現された際に、クロコダイルは海賊王の姿になっていました。

またクロコダイルは若い頃白ひげに惨敗した後に大人しくなり、アラバスタに目を向けたという経緯を持っています。
このことからクロコダイルはかつて、「白ひげに海賊王の夢を打ち砕かれた」と考えられますね。

つまりバギーの語った「現状に甘んじた腰抜け」という言葉は、期せずしてクロコダイルの心に刺さっていたのです。

部下を煽ってクロコダイルの逃げ道をなくす

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

また1082話にてバギーがクロコダイルの面々を煽った際、クロコダイルが必死にバギーを止めようとしていました。

このことからクロコダイルには、「バギーを超えるカリスマ性」はないように見えます。
またクロスギルドが動き出したなら、クロコダイルがそれについていくしかない立場とも見て取れるでしょう。

事実、海軍が「クロスギルドの脅威」に気づいている現状に孤立してしまえば、クロコダイルは真っ先に海軍に狙われます。

そのため、バギーを操っているように見えるクロコダイルも、バギーが組織の舵を取れば、従わざるを得ないのです。

1082話のクロスギルド考察まとめ

ここまで1082話の描写から、クロスギルドの現状について相差してきました。いかがだったでしょうか?

元々は「バギーに上手く出し抜かれた面白組織」くらいにしか、筆者は考えていませんでした。
しかし今回初めて被害者が出たこと、バギーのカリスマ性を見たことで、クロスギルドの実態が掴めつつあります。

これから「ワンピース争奪戦」のダークホースとして、彼らがどのように活躍するのか楽しみですね!

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