目次
アニメ「ゾンビランドサガ」の魅力
魅力① 時代を越えて集まったゾンビィアイドルたち
2018年に蘇って集められたゾンビィたち、天才子役や暴走族の特攻隊長など個性豊かな面々が揃っていますが、一番注目すべきは生きていた時代が違うことです。
古くは明治時代の花魁まで遡り、1980年代を生きたアイドルブームの火付け役、アイドル戦国時代の2000年代のアイドルグループのセンターと、様々な顔ぶれが集まりました。
時を越えて集ったゾンビィたちだからこそ、その世代を色濃く反映した個性を持っています。
魅力② アイドルアニメには欠かせない楽曲の数々
アイドルアニメには欠かせない楽曲、本作でももちろん名曲が揃っています。
死してなお、高みを目指して歩みを止めない様を力強く歌うOP「徒花ネクロマンシー」
第2話にしていきなり投入されたラップ「DEAD or RAP!!!」
クライマックスで流れる「ヨミガエレ」「FLAGをはためかせろ」
などなど多数の楽曲が物語を盛り上げます。
本作のベストアルバムには20曲近い楽曲が収録されています。
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魅力③ 好きな人にはたまらない!?ゾンビィ娘のグリーンフェイス
ゾンビィであるさくらたちの本来の姿は緑色の肌やぐるぐるに巻かれた包帯が印象的ないかにもゾンビィなものです。好きな人にとってはたまらないかもしれませんね。
それを幸太郎のハリウッド直伝の技術により、ゾンビィだと気付かれないようにメイクをします。好きな人は残念がるかもしれませんね。
しかし、四六時中メイクをしているわけでもありません。
メイクを落として温泉に入れば怪談騒ぎに、泥を洗い流そうとしたらうっかりメイクまで落としてゾンビィバレしそうになったりとたびたびトラブルが起こります。
ゾンビィ顔とメイクは見た目だけのものではなく、物語を盛り上げるのに一役買っています。
アニメ「ゾンビランドサガ」の感想(ネタバレ有)
物語の終盤、さくらの記憶が戻ります。
普通の女の子だと思われていたさくらですが、普通よりもつらい人生を送っていました。
小学校の学芸会で主役に選ばれても当日はおたふく風邪で欠席。
リレーの選手になれば入場行進の肉離れで欠場。
高校受験は当日の朝に具合の悪いおばあちゃんを助けて(エラい!)遅刻ギリギリで会場に到着し冷静さを欠いたまま試験を受けて結果は不合格。
何もやってもうまくいかない『持っていない者』として全てを諦めて生きていました。
その記憶を取り戻したさくらはアイドルも諦めようとしますが、幸太郎が叱咤します。
「お前が持っていなくても俺は持っている!だから俺はお前を見捨ててやらん!」
その後、他のメンバーの説得も受け、さくらはなんとかステージに立ちます。
ライブ中にトラブルが起きますが、それにもめげずにライブを成功させようとするメンバーの、幸太郎の姿を見てさくらも立ち上がって歌声をあげます。「ヨミガエレ」と。
自分は『持っていない者』と言っていたさくらですが、フランシュシュのメンバーや幸太郎との絆があります。
普通の女の子のさくらですが、彼女の築いた仲間たちとの関係は紛れもなく彼女たちだけが『持っている物』です。
世の大多数の人々は特別な才能も取り柄もない普通の『持っていない者』です。
ですが、そんな『持っていない者』という人達でも、他者と築いた関係は自分だけが『持っている物』です。
それを掴み取った者は紛れもなく『持っている者』と言えるのではないでしょうか。
胸を張って自分は『持っている者』と言えるように、そして自分と関係を築いてくれた誰かも『持っている者』だと自信をつけてくれるように、人との絆を大事にしていきたいものだと思いました。
アニメ「ゾンビランドサガ」の口コミ・評価
「ゾンビランドサガ」の口コミ
録り溜めてたゾンビランドサガ、見終わった♪
— AYA (@anyan0602) December 21, 2018
アイドル目指す女の子達、皆可愛い!所々ウルッとしたりもしつつ。
こーたろーさんの「お前がもってなくても俺がもっとるんぢゃー!」が良かったなぁ☆
あと、まさお!良かった!
ゾンビランドサガ最終回観たけど、これは2期か完結編みたいな感じで続きあるな…
— みゃー@ちゃんねるMyablue (@Myachannel_7) December 21, 2018
それはそれとして、素晴らしい最終回でした!
朝からめっちゃウルっとした(´;ω;`)
Blu-ray買おうかな…。。。
https://twitter.com/atamaitai__man/status/1076252335100162048
全話見た後に最初から見返すと、あれだけ笑えた1話が激重&激エモ回に変わるゾンビランドサガとかいうアニメなにもんだよ
— 魚理杏 (@uorianzu) December 21, 2018
感動の最終回でした。
特に最後のツイートを読んで改めて振り返りましたが、最初はゾンビの要素が、それもコメディ寄りで一番強かったように思えます。
そのバランスがアイドルの成長物語を丁寧に描くこと逆転し、最終回の感動のライブに繋がったと考えると感服です。