
目次
ドレスローザ編やワノ国編で登場した「CP‐0(サイファーポール"イージス"ゼロ)」
エッグヘッド編でも活躍しており、今後も物語に関わって来そうです。
今回はそんなCP‐0のメンバーの正体や能力などについてまとめました。
CP‐0(サイファーポール"イージス"ゼロ)とは?
まずはCP‐0がどんな組織なのか、基本情報を解説していきます。
CP‐0は"世界最強の諜報機関"

CP‐0とは世界政府の諜報機関「サイファーポール」のうちの一つで、"世界最強の諜報機関"と呼ばれています。
サイファーポールには
- 通常のCP-0~CP-8
- 非協力的市民や政府と敵対する者の殺害を許可されている非公開のCP-9
が存在します。
中でも今回の主役「CP-0」は他のサイファーポールと違って「世界貴族直属」であることが特徴です。
また、ロビンによると「CP-0が動いた時に良い事は起きない」とのことで、CP‐0がそれだけ重要な任務に就く組織だという事がわかります。
ただCP-0には、直訳すると「世界政府の未来のために犠牲になってくれ」といえる内容の指令が下されることもあるため、働きの割には報われない組織ともいえます。
CP‐0はドレスローザやワノ国で何をしていた?
次はCP‐0がドレスローザやワノ国で何をしていたのかみていきましょう。
ドレスローザ編

CP-0が初めて登場したのはドレスローザ編です。
ドレスローザ編ではドフラミンゴが一時王下七武海の称号を剥奪されましたが、CP-0が登場し「王下七武海の称号を剥奪というのは誤報」だと国民に説明しました。
実際はドフラミンゴがCP-0に手をまわし、ドフラミンゴと敵対したくないCP-0が剥奪を撤回したのだと考えられます。
この敵対したくない理由というのが「マリージョアの国宝」です。
国宝について詳しいことは判明していないのですが、国宝は「存在自体が世界を揺るがす」と言われるほど重要な存在であり、そもそもごく一部の人しか知りません。
その存在をドフラミンゴは知っていたため、天竜人直属のCP-0も動かすことができたというわけです。
なお、国宝についてはこちらの記事でも考察しています。
CP-0に命令を出している天竜人についても詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
ワノ国編

また最近ではワノ国編でもCP-0が登場しており、話題になりました。
というのも、
- 武器取引をしていた黒炭オロチから、カイドウがバックに着いているのをいいことに無理難題を押し付けられていた
- 大戦争の最中にロビン捕獲のため動いていた
- カイドウとの戦闘を邪魔してでもルフィを消せと命令された
- 戦闘を邪魔され怒ったカイドウにより殺された
など、社畜を彷彿とさせるようなかなり不憫な状況だったからです。
加えて「意図的にニカ状態のルフィの写真を手配書に使った」疑惑もあり、天竜人に対する反乱の可能性もあるのではと、ワンピースの謎に近い存在として注目されています。
ちなみに、ニカ状態のルフィの新しい技「ギア5」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
こちらもぜひチェックしてみてください!
CP‐0の能力や強さとは
CP-0の強さや能力について、現時点では戦闘シーンが少ないため詳細は分かっていません。
しかし、元CP-9としてウォーターセブン編で異様な強さを見せたロブ・ルッチとカクも現在はCP-0のメンバーであることや、"世界最強の諜報機関"と呼ばれていることからもやはり強者揃いであると考えられます。
また、
- マスクを着けたメンバーはCP-0の中でも別格
- ミンク族から異常な強さと言われている
- スクラッチメン・アプーはCP-0に敵わないと判断し逃走
- X・ドレークを(手負いだったとはいえ)一時撃破した
- (既に重傷ではあったが)イゾウと相討ち
- 五老星が一人失うだけでもかなりの痛手と考えている「特級のエージェント」
などの情報が判明しています。
CP‐0のメンバー一覧➀
ここではCP-0として初めて作中に登場したメンバーについてみていきましょう。
CP‐0一人目:”名称不明” リーダー格の男

ドレスローザ編で初登場しており、CP-0が登場するときには基本的にこのキャラクターが発言している点やセンターに立っていることからリーダー格と思われます。
しかしワノ国編では、前述の「カイドウとの戦闘を邪魔してでもルフィを消せ」というような内容の命令が下り、ルフィを死の間際まで追い込むものの邪魔されたことに腹を立てたカイドウの手によって殺害されます。
CP‐0二人目:”ゲルニカ” シルクハットを被っている手長族

明言されているわけではないですが、その姿から手長族だと思われます。
こちらもドレスローザ編で初登場しており、ワノ国編でも登場しました。
しかし基本戦闘には参加しておらず、ワノ国編でも鬼ヶ島を無事脱出します。
ただ、ルフィの新しい手配書に使われた「ニカ状態のルフィの写真」はこのキャラクターからの提供だと言われており、五老星の意向に反するため「天竜人に対する反乱の可能性」がありそうです。
CP‐0三人目:”名称不明” 赤い仮面の男

ドレスローザ編と世界会議編に登場しました。
しかし発言しているシーンはなく登場も少ないため、詳細は判明していません。
CP‐0四人目:”マハ” ひょっとこ面

ワノ国編で初登場しました。
百獣海賊団に所属する”古代巨人族”のナンバーズを撃破するものの、その後鉢合わせたイゾウと戦闘を繰り広げ相討ちとなり死亡しました。
CP‐0五人目:”ステューシー” 歓楽街の女王

万国編での初登場では「歓楽街の女王」と呼ばれ、裏社会の大物の1人としてビッグ・マムのお茶会に出席していました。
新登場のキャラクターですが、前述の四名ではなくロブ・ルッチたちと行動を共にすることが多く、六式を習得していることも判明しています。
なお年齢は最重要機密事項と言われており、正確な年齢を知る人はいないそうです。
エッグヘッド編で、違法科学チームMADSに作られた複製人間の成功体第1号と判明。
自分の意志で、20年以上CP-0の諜報員として活動していました。
世界政府に忠誠を誓っているわけではなく、自分を作り出したベガパンクを助けるためにCP-0を裏切っています。
背中にコウモリのような翼を持つ姿に変身可能で、悪魔の実の能力者と思われます。
不意を突いたとはいえ、ルッチ・カクをあっさり無力化するほどの強さを見せました。
オリジナルは、ロックス海賊団の一員だったステューシー・バッキンガムです。
CP‐0のメンバー一覧➁(元CP‐9)
では次に、CP-9のメンバーとして既に登場していたキャラクターについてみていきましょう。
CP‐0六人目:”スパンダム” 元CP9司令長官
2年前のウォーターセブン編で登場しており、当時はCP9の司令長官をしていました。
しかし、皆様ご存じのようにスパンダムは親のコネで長官を務めていただけで、本人の戦闘能力はかなり低いです。
恐らく現在CP-0に所属しているのも親のコネか何かだと思われますが、CP-0では一転下っ端として扱われています。
CP‐0七人目:”ロブ・ルッチ” 元CP9➀
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こちらも2年前のウォーターセブン編で登場しており、CP-9史上最も強く、冷酷な"殺戮兵器"としてその異様な強さを披露していました。
スパンダムが長官だったCP-9のころは実質のリーダーであり、エッグヘッドに上陸した3人のCP-0の中でもリーダー的ポジションです。
エッグ編では黒い衣を纏った人獣型になっており、ネコネコの実モデル"豹"が覚醒した姿を披露しました。
ルフィを四皇と認めていないと言って海軍の要請を無視して戦ったり、ベガパンクの研究所を破壊しようとするなど独断専行する場面が多いです、
CP‐0八人目:”カク” 元CP9②

2年前のウォーターセブン編で登場しており、ロブ・ルッチに次ぐ副リーダーのような存在でした。
こちらも、ロブ・ルッチとの立場や関係性は昔も今もあまり変わりないようです。
エッグヘッド編では黒い羽衣を纏った人獣型に変身しており、ルッチ同様にウシウシの実モデル"麒麟"を覚醒させた可能性が高いです。
CP‐0九人目:”ジャブラ” 元CP9③

2年前のウォーターセブン編で登場したCP9の1人で、元々はルッチに次ぐ道力を持っていました。
イヌイヌの実モデル"狼"の能力者です。
1083話で、革命軍と海軍大将の戦いを見ているCP-0のメンバーの1人として登場。
天竜人の命令でビビを誘拐したようですが、途中で逃げられました。
CP‐0十人目:”カリファ”元CP9④

2年前のウォーターセブン編で登場したCP9の1人で、アワアワの実の能力者です。
1083話でCP-0のメンバーとして描かれ、ビビが捕まっているシーンでも登場しています。
劇場版FILM REDにも登場しています
CP‐0十一人目:”ブルーノ”元CP9⑤

2年前のウォーターセブン編で登場したCP9の1人で、ドアドアの実の能力者です。
1083話でCP-0のメンバーとして描かれ、ビビが捕まっているシーンでも後頭部が見えています。
劇場版FILM REDにも登場しており、コビーやヘルメッポと協力するシーンもありました。
CP‐0十二人目:”クマドリ”元CP9⑥

2年前のウォーターセブン編で登場したCP9の1人で、身体のあらゆる部分を操作できる生命帰還の使い手です。
1083話でCP-0として登場し、革命軍と海軍大将の戦いを見ていました。
CP‐0十三人目:”フクロウ”元CP9⑦

2年前のウォーターセブン編で登場したCP9の1人で、相手の道力を測る技を持っています。
1083話でCP-0として登場した際は、サングラスをかけていました。
CP‐0メンバーの元ネタは絵画?
ここではCP-0の元ネタを考察していきましょう。
ゲルニカの元ネタ
ニカ状態のルフィの写真を提供したと言われているゲルニカというCP-0の元ネタは、有名なスペインの画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」だと思われます。
このゲルニカという絵画は、1937年に内戦状態にあったスペインで、反政府側を支援するナチス・ドイツ軍がスペイン北部の町ゲルニカを無差別爆撃した際のネガティブな感情を描いたものとされています。
また、発表当初の評価は高くなかった様ですが、現在は「反戦や抵抗のシンボル」となっているようです。
マハの元ネタ
ワノ国編でイゾウと相討ちになったマハというCP-0の元ネタは、こちらも同じくスペインの画家であるフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた「裸のマハ」や「着衣のマハ」だと思われます。
どちらも同じ女性を同じ構図で描いた絵画ですが、この女性のモデルとなった人物は判明していないようです。
なお、マハという名前は個人を指すものではなく、スペインの民族衣装を着た女性のことを指しているそうです。
エッグヘッド編でのCP-0の動向
ベガパンク暗殺指令を受けてエッグヘッドに上陸

エッグヘッド編では、ベガパンク暗殺指令を受けたルッチ・カク・ステューシーの3人がエッグヘッドに上陸することになります。
CP-0は、サテライトを含めた7人のベガパンクを全員暗殺する命令を受けていました。
CP-0はセラフィムのS-ベアを借りており、S-ベアの返却を口実にエッグヘッドに入り込もうとします。
しかし、上陸を拒否されたことで、3人はS-ベアのニキュニキュの能力を使ってエッグヘッドの中に飛ぶことに成功。
その場に居合わせたルフィとルッチの戦闘になります。
エッグヘッドには威権順位3位の戦桃丸がいたため、セラフィムはルッチたちの敵に。
ルッチは戦桃丸を倒し、セラフィムを自分たちの味方にすることに成功します。
ステューシーの裏切りでルッチ・カクが捕らえられる

海軍は艦隊が到着するまで四皇麦わら海賊団との戦闘は待つように要請しますが、ルッチはベガパンクに逃げられると言って拒否。
麦わらを四皇と認めていないと言ったルッチは、自分たちだけでベガパンクを暗殺しようとします。
研究層の防御システムが解除されたことで、ルッチたちは研究層に侵入します。
ベガパンクは麦わらの一味に頼み込み、一緒にエッグヘッドから逃げることに。
ルッチたちはサニー号を破壊しようとしますが、船番をしていたゾロと戦闘になります。
ルッチはセラフィムに命令して研究層を破壊しようとしますが、突如裏切ったステューシーに噛みつかれてカクは気絶。
ルッチはステューシーを攻撃しますが、海楼石で動きを封じられたところを噛みつかれて意識を失います。
セラフィムを倒すために麦わらの一味と共闘

ステューシーの裏切りでルッチとカクは拘束されますが、ベガパンクヨークの命令でセラフィムがベガパンクたちを攻撃する事態に。
セラフィムに苦戦するルフィたちに対してルッチとカクは、共闘を持ち掛けます。
戦いが終わったら「大人しく錠にかかる」というカクの発言を信じたルフィは、2人の錠を解くことを許可。
全力を出してもセラフィムに傷をつけることはできませんでしたが、ヨークを捕まえてセラフィムを拘束することに成功。
カクは負傷しましたが、大きなダメージを受けていないルッチも拘束されませんでした。
海軍が到着した直後にルッチはベガパンクステラを攻撃し、庇ったステューシーに重傷を負わせます。
ルッチはゾロと戦闘を開始し、互角の攻防を繰り広げています。
CP‐0の今後を考察
それでは本記事の最後に、今後のCP-0について考察していきましょう。
CP‐0の”3人”は世界政府の反乱分子?
結論から言うと、本記事では「CP-0には反乱の可能性があるメンバーがいる」と考察しています。
反乱の可能性が最も高いメンバーは「ゲルニカ」であり、次いで「マハ」となります。
また、この二人ほど可能性は高くないかもしれませんが、ワノ国編でカイドウに倒され死亡した「リーダー格の男」も含めた3人である可能性があります。
その理由については、本記事をここまで見てくださった方にはなんとなく伝わったのではないでしょうか。
一番大きい理由としては、やはり「ニカ状態のルフィの写真を提供した」という点です。
前述のように、これは明らかに五老星の意向に反する行動であり、また、ゲルニカ自身がニカの重要性を理解していないとできない行動だと思われます。
政府がニカの存在を隠す理由は「空白の100年」と「ジョイボーイ」が深く関係していると考えられているため、「空白の100年」とCP-0の関係性についてはこの後考察していきましょう。
「ジョイボーイ」についてはこちらの記事で考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
空白の100年には「政府軍 vs 反政府軍」の大戦があった?

筆者は「空白の100年には ”政府軍 vs 反政府軍” の大戦があった」と考えています。
これはオハラのクローバー博士のセリフから推察できる内容です。
また、この大戦には「解放軍」としてニカの能力を得た当時のジョイボーイが参戦していた可能性もあると考えています。
この考察の元となったクローバー博士からの情報はこちらの記事でまとめているので、さらに詳しく知りたい方はぜひチェックしていただきたいのですが…
CP-0のゲルニカの行動をこの構図と照らし合わせると、彼は「解放軍」推しである可能性が高く、現代で再び起こる大戦に向けての行動であると考えられるのではないでしょうか。
加えて、「ゲルニカ」の元ネタが反戦のシンボルであることや、「マハ」の元ネタも同じくスペインに関係している点、二人が回想シーンで登場した「羊の家」の子どもとそっくりであることから、政府に対して反抗心があったとしてもおかしくありません。
CP‐0についてのまとめ
今回はCP-0についてまとめてみました。いかがでしたか?
ワノ国編のCP-0は出番が少なく、不憫な役割でした。
ジョイボーイやニカ、ギア5などなど大量の情報が判明したこともあり、CP-0のインパクトは弱かったです。
しかし、ワノ国編のCP-0の行動をを振り返ってみると、重要な役割を担いそうな要素が多いです。
エッグヘッド編のCP-0は最初にベガパンクを殺しに来た勢力で、まだまだエッグヘッド編での役割はありそうです。
CP-0の今後の活躍に注目しましょう。