
目次
ワンピース長年の謎である『ジョイボーイ』彼は一体何者なのでしょうか。
そして、1043話ラストの「ジョイボーイが帰ってきた」とはどういうことなのでしょう。
今回はジョイボーイについて、徹底解説と考察をしていきます!
ワンピースの謎の人物である「ジョイボーイ」とは?
ジョイボーイとは「空白の100年」に実在していた人物です。
ジョイボーイについて考察していくために、まずはこれまでの情報を振り返りましょう。
ジョイボーイの初登場は何巻何話?

前述のようにジョイボーイは「空白の100年」に実在した人物で、その存在の多くは謎に包まれており、正体は未だ判明されていません。
そのため、ジョイボーイ本人が登場したことはなく、“ポーネグリフに名前が刻まれていた”ことで初めて読者の知る存在となりました。
その名前が初めて登場したのは第628話“大掃除”で、ロビンが魚人島にあるポーネグリフを読んだシーンです。
ポーネグリフについては後ほど解説しますが、ジョイボーイが登場するまでは
- 「空白の100年」を語る石『真の歴史の本文(リオポーネグリフ)』
- ラフテルに行く為の赤い石『ロードポーネグリフ』
- 石(リオポーネグリフ)のありかを示す石『ポーネグリフ』
と考えられていました。
しかしジョイボーイの登場によって、上記に該当しない情報を持つポーネグリフの存在が明らかになったのです。
これまでとは毛色の違うポーネグリフと謎多き存在ジョイボーイの登場は、ワンピース読者に衝撃を与えました。
これまでに判明していること
ジョイボーイについてこれまでに判明していることは以下の通りです。
- 「空白の100年」つまり現在のワンピース世界で900年〜800年前に存在していた。
- 魚人島にジョイボーイから当時の人魚姫へ宛てたポーネグリフが存在する。その内容は「魚人島との約束を破った事への謝罪文」だとネプチューンから語られているが、“約束”の内容は判明していない。
- ラフテルに至ったロジャーのセリフ「とんでもねェ宝を残しやがって…!!!」から、“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を残した人物とされている。
これだけみても、ワンピースの世界においてどれだけ重要な人物なのかがわかりますね。
そして、さらに重要視するべきポイントがこちらです。
- 魚人島の王族には、『ジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる』という伝説が伝わっている。
- おでんは『いつか“ジョイボーイ”が現れる日』のためにワノ国を開国しようとしていた。
このことから、ジョイボーイとは『「空白の100年」に実在していた人物』だが、『当時の人物とは別に世界にとって重要な人物の“称号”』でもあるということが推察できます。
空白の100年とは
そもそも「空白の100年」とは一体どんなものなのでしょうか。
ジョイボーイについて考察するためにも欠かせない「空白の100年」というキーワード。
ここで一旦、「空白の100年」について少し振り返りましょう。
「空白の100年」とはワンピース上の歴史において、その間の出来事が一切伝わっていない期間とその間の歴史そのもののことを指します。
この間に何があったのかを研究することは世界政府によって禁じられており、ロビンの故郷であるオハラもこの禁忌を破ったとして消されています。
また、オハラの学者クローバー博士は研究がバレた際、“五老星”相手に「空白の100年」について立てた仮説を報告しましたがその瞬間に射殺されてしまったため、世界政府にとって不都合なことが起きたのは確実でしょう。
シャボンディ諸島ではレイリーが「空白の100年」に何があったのかを知っていると話していましたが、同時に、自分達やオハラの学者達は急ぎすぎたのかも知れないとも語っていました。
ジョイボーイが存在した「空白の100年」は非常に重要なポイントですが、世界をひっくり返すには「真実を知る」だけでは足りないということかも知れません。
ジョイボーイの強さや能力は?
ワンピースの世界で非常に重要なポジションにいるジョイボーイですが、強さや能力はどれくらいのものだったのでしょうか。
ジョイボーイはゴムゴムの実の能力者だった?

ワンピースを考察している人の間では、ジョイボーイはゴムゴムの実の前任者だったのではないかと言われています。
その理由をまとめてみました。
968話:海王類のセリフ「2人の王がまた出会う」「今度はきっと上手くいく」
- つまり、過去に2人の王が出会ってはいたが、上手くいかなかった?
576話・968話・985話:白ひげ・おでん・カイドウは、これから“世界を巻き込んだ大戦”が来ると予期している。また、おでんやカイドウはそれに対して対策(ワノ国を手に入れることや開国すること)しようとしていた。
- 過去にも“世界を巻き込んだ大戦”が起こっていて、それがどのようなものだったのかを知っていたから?
1037話:五老星のセリフ「(ゴムゴムの実は)過去何百年も“覚醒”する事などなかった」
- 逆に考えると、何百年か前には“覚醒”していた?
どうでしょう?
これらの考察が当たっているとすれば、
- 「空白の100年」には大戦があり
- ジョイボーイはゴムゴムの実を覚醒させていて
- ジョイボーイが大戦における重要人物だったから
- 大戦とゴムゴムの実の存在を世界政府が隠した
ということではないでしょうか。
ゴムゴムの実と五老星の関係については、以下の記事でも考察しています。
ジョイボーイはどれくらい強かった?
ジョイボーイがゴムゴムの実の前任者だったのでは?という説について考察してみましたが、強さはどれくらいだったのでしょうか。
ワンピース世界の中心人物とも言えるジョイボーイですから、かなり気になるところですよね。
しかし、残念ながらジョイボーイが強かったかどうかを判断する情報は未だ出てきておりません。
その理由はやはり「空白の100年」と言われるほど、歴史ごとその存在を世界政府に隠されてしまったことでしょう。
ただ、もし本当にゴムゴムの実(ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”)の前任者でしかも覚醒までしていたとするならば、やはり現在のルフィかそれ以上に強かったと考えられます。
また、世界政府がわざわざ大掛かりに存在を隠したことこそが、『ジョイボーイが強かった』ことの証明のように思えます。
『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”』の真の力を手に入れたルフィの強さについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ジョイボーイと繋がりの強いキャラクターは?
謎多きジョイボーイですが、ワンピース作中ではジョイボーイについて知っている人物が何人か登場しています。
その中で特に繋がりが強く、健在のキャラクターたちとジョイボーイの関係性を見ていきましょう。
カイドウとキング

まずは四皇であるカイドウとその部下キングです。
この2人は作中で健在であるキャラクターの中でも、ジョイボーイについてかなり詳しい方だと思われます。
その理由は、キングの回想で登場したカイドウとキングの会話です。
また、それ以外でもカイドウ自身がジョイボーイの名前を口にしています。
その情報で重要と思われるポイントをまとめてみました。
1036話:キングの回想から、キングはカイドウのことをジョイボーイだと思っていた
- キングはジョイボーイの人物像について知っている。
1014話:カイドウのセリフ「お前もジョイボーイにはなれなかったか」から
- ジョイボーイだけでなく、「なれなかった人」も知っている。
これらの情報を、古代文字を読むことができないはずのカイドウとキングが知っているということは、
- 伝説などで他の国よりも詳しく伝わっている
- 実際に会ったことがある
- ジョイボーイに詳しい存在が身近にいた
ということが考えられます。
少なくとも、現在”現役で戦いの前線に立つ”キャラクターたちの中では、ジョイボーイについて1番詳しいでしょう。
ネプチューン
次に解説するのはネプチューンや魚人島との関係です。
既に本記事でも触れていますが、ジョイボーイは魚人島にあったポーネグリフで初めて読者の知る存在となります。
そして、ジョイボーイが「空白の100年」に存在していたこともネプチューンの口から明らかになりました。
また、この時以外にもネプチューンからジョイボーイと関係するセリフがでています。
それらの考察を以下にまとめました。
- オトヒメの夢見る世界は、遠い先祖が試みて無念のまま潰えた夢そのもの
- この遠い先祖と一緒に夢を叶えようとした人物が、ジョイボーイであると考えられる。
- ノアの方舟は数百年もの遥か昔に交わした”偉大なる人物”との約束を待っている。
- ジョイボーイたちが交わした約束には、ノアの方舟が必要であると推測できる。
どうやらネプチューン自身と直接繋がりがあるようではないですが、「これまでに判明していること」でも触れたように、王族にだけジョイボーイに関する伝説が伝わっていることから、ネプチューンは今後のワンピースの展開で重要な役割なのかもしれません。
ズニーシャ(象主)

現時点のワンピースにおいて一番ジョイボーイと近い存在なのは、やはりズニーシャでしょう。
1040話にてモモの助のセリフから、『ズニーシャとジョイボーイは仲間だった』ということが判明しています。
ズニーシャとは、ミンク族が暮らす「モコモ公国」を背中に乗せたまま新世界を歩き続けている、巨大な象のことです。
ジョイボーイが存在した800年前に何かしらの罪を犯したことが歩き続けている理由であり、1000年以上前から存在していることが判明しています。
そのため、罪”とはジョイボーイに関することではないかという考察が有力です。
そして、本記事冒頭でも紹介した「ジョイボーイが帰ってきた」というセリフは、ルフィが「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」を覚醒させたのと同時に、ズニーシャが発した言葉です。
ただ現段階では、ズニーシャが指す「ジョイボーイ」という言葉が、本記事でも考察している”称号”のことなのか、はたまたルフィに”ジョイボーイの何か”が宿ったということなのかは分かりません。
ジョイボーイと同じように、謎の深いズニーシャ。
今のところ唯一ジョイボーイと直接関わりのあるキャラクターですから、注意深くチェックしていきたいところです。
ジョイボーイと太陽の神「ニカ」との関係は?
それでは、この謎多きジョイボーイという人物は、ワンピースにおいて重要な存在の「太陽の神ニカ」と何か関係があるのでしょうか。
解放のドラムとは
解放のドラムとは、ワンピース作中で登場する「ドンドットット」というリズムのことです。
これまででは、
253話:空島での宴
1043話:鬼ヶ島でルフィがギア5を発動させたとき
に、このドラムが鳴っています。
空島にある黄金都市シャンドラでは「太陽の神」を信仰しており、ルフィのギア5発動も「太陽の神ニカ」の力が覚醒した瞬間です。
つまり、解放のドラムとは「太陽の神ニカ」の力やそのものが、この世に現れたときに鳴るBGMなのではないでしょうか。
そして、1043話に解放のドラムが鳴った時、ズニーシャは「800年ぶりに聞く」と言っています。
800年前、それはズニーシャとジョイボーイが仲間だった頃の話です。
このことから、「ズニーシャが聞いた解放のドラムはジョイボーイが鳴らした」という可能性が高そうです。
このことについて、さらに詳しく見ていきましょう。
『ジョイボーイ』=『太陽の神ニカ』なのか?

「800年前にズニーシャが聞いた解放のドラムは、ジョイボーイが鳴らした」
本記事ではこのように考察していますが、ジョイボーイは何故ドラムを鳴らすことができたのでしょうか。
筆者はこの答えを、
『「太陽の神ニカ」が「ジョイボーイ」を選んでいるから』
だと考えています。
詳しく解説しましょう。
まず前述のように、「ジョイボーイ」というのは個人名であると同時に”称号”であると仮定します。
そして、その称号を手にできるのは「何らかの条件」をクリアした者のみ。
また動物系の悪魔の実には”意思が宿る”と言われており、事実、「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」は800年もの間世界政府の手中には収まりませんでした。
さらに、「太陽の神ニカ」と「ジョイボーイ」が同一人物だとしたら、わざわざ名前が2つ存在することは少し違和感があるように思います。
このことから、
『太陽の神ニカとジョイボーイが同一人物』
もしくは
『「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」を覚醒させた人がジョイボーイ』
なのではなく、
『ジョイボーイ足る人物の元に「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」が姿を現す』
という考え方が1番自然なように感じます。
ポーネグリフから考察するジョイボーイ
壊せぬ書物と呼ばれているポーネグリフは、「空白の100年」を知るための重要な情報源です。
ここでは、そんなポーネグリフの情報からジョイボーイがどんな人物だったのか考察していきましょう。
ポーネグリフとは
ポーネグリフとはワンピースの世界に存在する石碑で、様々な情報が書かれている非常に重要な物です。
本記事で既に触れたように、以下の3種類が存在すると考えられています。
『真の歴史の本文(リオポーネグリフ)』
→9つ存在し、全てを繋げると「空白の100年」について知ることができる。
『ロードポーネグリフ』
→他とは違う赤い石で、4つ存在する。それぞれに記された場所の交点にラフテルが存在するとされている。
通常の『ポーネグリフ』
→別のポーネグリフの在り処について記されている。主に古代兵器について書かれており、アラバスタでは「プルトン」空島では「ポセイドン」について書かれたものが登場している。
そして、唯一上記に該当しないものが、本記事の主役「ジョイボーイ」による謝罪文です。
なお、内容は全て古代文字で掘られており、ポーネグリフを読むことができる人は限られています。
- 万物の声を聞ける人物
- 第3の目が“真の開眼”を果たした三つ目族
- 光月一族
- オハラの考古学者
ただ、ルフィの力は内容を知れるほどではなく、プリンもまだ真の開眼ができません。
また、モモの助には読み書きが伝承されていないので、現時点ではオハラ唯一の生き残りであるロビンにしか読むことができないとされています。
リュウグウ王国:人魚姫への謝罪と魚人との約束
ジョイボーイはリュウグウ王国に、約束を破ったことへの謝罪文を残しています。
その約束とはズバリ、『王国を地上に移し、魚人たちが人間と共存すること』でしょう。
先にも触れていますが「オトヒメの夢見る世界は、遠い先祖が試みて無念のまま潰えた夢そのもの」と判明していますので、この考察はほぼ間違いないと考えられます。
ここで注目したいのは、その謝罪文を何故わざわざ「ポーネグリフに記したのか」ということ。
ポーネグリフは砲弾を受けても傷一つつかないほどの頑丈さで、“壊せぬ書物”と呼ばれています。
そして作ることができたと判明しているのは光月一族のみのため、謝罪文を残すには少々大掛かりすぎる気もします。
ただ、逆に考えると「約束がそれほどまでに重要なもの」だったと推察できます。
筆者としては、「約束を果たすことこそできなかったが、種族など関係なくあなたたちを大切に思っています。」という、ずっと風化しない魚人族たちへのメッセージのようにも感じられます。
そしてリュウグウ王国の王族たちも、そんなジョイボーイのことを心から信じているから伝説として語り継いだ。
なんとなくジョイボーイがどんな人物だったのか想像できますね。
オハラ:巨大な王国との関係

ジョイボーイの正体に迫る重要な情報は、オハラの話にも出てきます。
それは、今は跡形もなくなってしまった「ある巨大な王国」です。
この国についても深掘りしていきたいところですが、本題はジョイボーイとの関係性です。
現在ワンピースファンの間では、この巨大な王国とジョイボーイの関係について様々な考察が展開されています。
その中でも筆者が有力だと考える説をまとめてみました。
『ジョイボーイが巨大な王国の王だった』
- 理由1:ジョイボーイも巨大な王国も「空白の100年」に存在し、その後政府によって存在そのものを隠されている。
- 理由2:巨大な王国は名の通り巨人族の国だったのではないか。
- 理由3:610話のマダム・シャーリーの予言「魚人島が滅ぶ」というのは地上に出られない今の状態が壊されるということではないか。だとしたら、「麦わら帽子を被った人間」というのは称号としてのジョイボーイのことであり、マリージョアの最新部に保管されている巨大な麦わら帽子はジョイボーイのものではないか。
- 理由4:968話の海王類のセリフ「2人の王がまた出会う」で過去に会っていた2人とは当時の人魚姫とジョイボーイなので、文字通りジョイボーイは王なのではないか。
まだまだ謎が多い国ですが、ジョイボーイと関係があるのは間違いなさそうです。
”古代兵器”の名付け親がジョイボーイ?

ジョイボーイについて、他にも興味深い話があります。
それは、古代兵器の名付け親がジョイボーイということです。
967話:レイリーのセリフ「おれ達が欲しいのはそれを「兵器」と名付けた奴らがこの世に残した莫大な“お宝”だ!!!」
これまでの話で、莫大なお宝(ワンピース)をラフテルに残したのはジョイボーイだと判明しています。
それは同時に、ジョイボーイ達がしらほしや他の二つの“者や物”に“古代兵器”と名付けたということに他なりません。
ですが、巨大戦艦であるプルトンはまだしも、ジョイボーイ自身が解放を約束した魚人族の姫に対して“兵器”と名付けるのは普通なら考えられません。
しかし、兵器と名付けること自体に意味があったと考えれば辻褄があいます。
本記事の考察では、ジョイボーイは太陽の神ニカのように、人を笑わせ苦悩から解放できるような人物として考えています。
今回もそれに則って考えると、ジョイボーイは兵器と名付けポーネグリフに刻むことで人々の関心を誘い、歴史からその存在が消されないようにしたのではないでしょうか。
まるで、自分の存在が歴史から消されることを予期していたように感じます。
もしかしたら、自分では約束を果たせない可能性も計算に入れていたのかも知れません。
ジョイボーイの正体は誰なのか
それでは最後に、ここまでの考察からジョイボーイの正体に迫っていきたいと思います。
ジョイボーイは”ルフィ”?

結論から言うと、現代のジョイボーイはルフィです。
当時のジョイボーイの仲間であったズニーシャが言うのですから、間違いありません。
そして本記事でも何度も触れたように、“ジョイボーイ”はある条件を満たした者に付与される“称号”でもあるでしょう。
加えて、“当時のジョイボーイ”も“称号を与えられた何者か”であり、本名があったという可能性も捨てきれません。
ジョイボーイに“なる”ための条件について、有力なものをまとめてみました。
- 魚人島との約束を果たしに来る者
- ポセイドンとタイミング良く“出会う”ことができ、正しく導くことができる者
- “巨大な戦”の主役になる者
- 「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」に選ばれ、覚醒させること
そして、
- “D”の一族であること
他にもまだ条件はありそうですが、今のところ全てルフィに当てはまりそうですよね。
最後に、ワンピースの物語の中心に常に存在する、『Dの一族』とジョイボーイの関係についても考察しましょう。
『ジョイボーイ』と『Dの一族』の関係

先ほどお話しした「ジョイボーイになるための条件」ですが、その中でもやはり『Dの一族であること』はとても重要じゃないでしょうか。
その理由は、カイドウの存在にあります。
キングはカイドウがジョイボーイ足り得る人物だと考えていました。
しかし、ジョイボーイにはなれなかった。
カイドウのセリフ「お前もジョイボーイになれなかったか」
には、自分自身のことも含まれているのかも知れません。
また、カイドウはロックス・D・ジーベックと繋がりがあります。
もしかしたらロックスもまた、「ジョイボーイになれなかった」人物なのかも。
そして、Dの一族が重要であることを裏付ける証拠となるのが、999話におけるヤマトのセリフです。
「だってルフィの名前には“D”がついてるんだもん!!!」
ヤマトはこのセリフを“おでんの日誌”を見ながら発しています。
そしてその日誌には、おでんたちが知った「世界の全て」について書かれていると思われます。
そこには当然ながら、Dの一族の重要性についても書かれていたでしょう。
ジョイボーイになるための条件をどれだけ満たしていようとも、『Dの一族であること』を満たせなければジョイボーイにはなれないとみて間違いなさそうです。
ワンピースのジョイボーイについてまとめ
いかがでしたか?
ジョイボーイがワンピースの世界において、どれほど重要な人物なのかが伝わったのではないでしょうか。
また、ジョイボーイ本人についての直接の情報はかなり少ないですが、これまでの物語の至る所でジョイボーイに繋がる情報が出てきていましたね。
もしかしたら、まだ誰も気づいていない伏線が他にもあるかも知れません。
過去のジョイボーイ、そして現代のジョイボーイであるルフィの今後が、ますます見逃せませんね。