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ガープ率いる海軍vs黒ひげ海賊団の死闘が続くハチノス島。
皆さんが気になるのは「ガープは生き残れるのかどうか?」でしょう。
本記事では、「ワンピース」1087話に隠された伏線も用いて、ガープの生死について考察していきます!
ハチノス島の戦闘はマリンフォード頂上戦争のオマージュ!?
熾烈な戦いが繰り広げられるハチノス島の戦闘ですが、ある戦いをオマージュしているのではないか?と思われます。
それが、あの白ひげとエースが亡くなったマリンフォード頂上戦争です。
ここからはマリンフォード頂上戦争とハチノス島の類似性と、隠された伏線を紹介していきます。
「ワンピース」1087話の扉絵にエースが描かれた意味

1087話でまず目を引かれるのは扉絵です。
ハチノス島の戦闘を描く今話の扉に、かつて頂上戦争で死亡したエースが描かれています。
それだけでは本編との繋がりがあるとは言えませんが、「ワンピース」といえば何気ない扉絵に伏線が貼られていることで有名です。
扉絵で描かれた描写の通り、エースが死んだというという前例すらあります。
そのため、エースと同じ末路をガープが辿る……なんてことも?
白ひげとガープの動向が酷似

次に言及したいのはガープが、頂上戦争で死んだ白ひげと重なる描写が幾つかあるという点です。
分かりやすくするため、下記に頂上戦争での白ひげとの類似点を纏めてみました。
- 囚われた仲間を救うため奇策で敵の本拠地を襲撃
- 不意をつかれ刺される
- クザンに凍らされる
- 大将を地中に落とす
- 巨人を一撃で倒す
こうして並べてみると作者の尾田氏が、意図して頂上戦争と重ねているのは確定と言えます。
ここまでオマージュされている以上、最後は仲間を守るためガープも白ひげと同じ末路を辿る可能性はかなり高いでしょう。
ガープが頂上戦争で学んだ「迷う奴は弱い」

また描写だけでなく、ガープの思考の面からも頂上戦争との繋がりがありました。
例えばハチノス島の戦いでは、ガープが頂上戦争で学んだことが活かされています。
それが「迷う奴は弱い」という気づきです。
2年前の戦争でガープは、ルフィと戦うことや、エースが処刑されることに迷いが多く、本気を出せないまま戦っていました。
その時の過ちを活かし、ハチノス島では愛弟子であったクザンを容赦無くボコボコにしているのです。
ガープはクザンに勝てない!?
多くの死を思わせる描写があるガープですが、そこに追い討ちをかけるような事実も判明しています。
それがクザンの実力と、ガープの実力が拮抗していることです。
ガープとクザンの覇気は拮抗している?

まずガープとクザンの実力が拮抗しているという事実。
これは覇気の激突する描写を見れば分かります。
戦闘の最中、2人の覇気を纏ったパンチはお互いの顔を捉え衝突し、大爆発を巻き起こしました。
覇気を纏って相手を殴っただけでは爆発は起こらないので、これは覇気の衝突による爆発でしょう。
そして、爆発のあとお互いに吹き飛ばされているため、2人の覇気はかなり近いレベルにあると分かります。
勿論ガープは腹を刺された直後なので、弱っているとも考えられますが……。
ガープとクザンの腕力は同レベル!

次にクザンとガープの腕力がほぼ同じであることです。
1087話にて初めて明かされたクザンとガープが行っていた"軍艦バッグ"。
軍艦をサンドバックに見立て、覇気も能力も使わずに殴って鍛えるという人間離れした修行です。
そんな日課にクザンは何十年も付き合い、直近ではガープと同じくらい軍艦を凹ませているように見えます。
つまりクザンの腕力は、今の時点ではガープとほぼ同格と見ていいでしょう。海軍の大将恐ろしすぎますね……。
能力がある分クザンの方が有利?
さらに恐ろしいのは、ガープ並みの覇気、ガープ並みの腕力に加えて、クザンにはヒエヒエの実の能力もあることです。
本来悪魔の実の能力は、自分より覇気の力が上回っている相手には通用しません。
しかし、今のクザンの覇気がガープに近いレベルとなると、凍結が通じる場面もあるでしょう。
また、ガープは他の四皇幹部も相手にして戦っているため消耗が激しく、クザンが有利になることも考えられます。
ガープとクザンの実力差について詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください!
ガープが生存する可能性はあるのか?
黒ひげが帰還した場合生存は絶望

ここまでガープが絶対絶命に陥ってると強調してきましたが、さらに状況が悪くなることも見込まれます。
それは島を留守にしてた黒ひげが帰ってくることです。
そして黒ひげの実力は、今のガープより上であることも1087話で示唆されていました。
それがガープにかけられた懸賞金です。
大将レベルとされるガープの懸賞金は30億。
黒ひげの懸賞金39億9600万ベリーには及びません。
更にガープと同格レベルのクザンも残っているので、黒ひげが帰還した場合ガープの生存は不可能となるでしょう。
「正義は勝つ」という言葉の意味

しかし、まだガープの死亡が確定したわけではなく、生存への希望も残っています。
そのひとつが「正義は勝つ」というガープのセリフです。
なんの変哲もないセリフですが、実はこのセリフがそのままタイトルになっている回があります。
それがマリンフォード頂上戦争編真っ只中の556話。
この回で思い出深いのは、ラストでルフィ達が空中からマリンフォードに落下してくることです。
つまり、囚われた仲間の救援のため、予期しない場所から味方が現れる。
これこそ、ガープが生存する伏線となるのではないでしょうか?
センゴクとおつるは救援にくる?
そして今ガープを救援にくる可能性が最も高いのは、元海軍元帥のセンゴクとおつるでしょう。
ガープと共に抗戦するコビー達SWORDは、海軍のコードを返却している海兵であって海兵ではない存在です。
つまり、例え窮地に瀕していようと救援する義務はないため、海軍本部は救援に向かうことはありません。
しかし、半隠居状態である2人であれば、ガープ達の救援に自分たちの判断で迎えるはずです。
かつて海賊達を恐怖に陥れた英雄ガープ、仏のセンゴク、大参謀おつるの並びが見れると思うと胸熱ですね。
ガープの生死に関する考察のまとめ
ガープの圧倒的な強さに興奮しつつも、徐々に追い詰められていく様にハラハラさせられた1087話。
このままガープは死んでしまうのか?それとも救援がやってきて生き延びるのか?
そしてクザンとの対決の行方は?今から次の話が気になって仕方ありません。
およそ3ヶ月ほど主人公が本編に登場していませんが、それでもここまで面白い「ワンピース」は偉大ですね。