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目次
ベガパンクは世界一の科学者として、シルエットだけ登場していたキャラクターです。
エッグヘッド編でベガパンク本人が登場し、世界中を騒がす事件が起こることになりました。
今回はワンピース世界で、様々な発明品を生み出すベガパンクについて解説・考察していきます!
天才科学者ベガパンクとは
まずは、ベガパンクについて判明している情報の中から基本的なこと振り返っていきましょう。
ベガパンクのプロフィール
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名前 | ベガパンク |
誕生日 | 8月9日 |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
星座 | しし座 |
出身地 | 偉大なる航路 バルジモア |
好物 | 不明 |
役職 | 研究チーム「MADS」?→世界政府海軍科学班(SSG)トップ |
通り名 | 天才科学者、世界最大の頭脳を持つ男、Dr.ベガパンク |
初登場 | 名前:45巻 433話 “その海の名は” ステラ登場:1066話 ”未来島エッグヘッド” |
ベガパンクは”未来国バルジモア”の出身

ベガパンクの出身国は偉大なる航路にある冬島「からくり島」の”未来国バルジモア”です。
ベガパンクはこの出身国で幼少期を過ごしました。
バルジモアといえば、麦わらの一味のフランキーにも大きくかかわりがある国です。
フランキーは2年前のシャボンディ諸島の一件で、バーソロミュー・くまによってバルジモアへと飛ばされました。
飛ばされた後に新聞で頂上戦争のことを知ったフランキーは、ベガパンクの研究所にあるという砕氷船で島を出ようと試みます。
しかし、研究所内で海軍と鉢合わせ追われることになり、なんとか海軍をまいて逃げ込んだ一室にあった自爆スイッチを自爆スイッチだと知らずに押してしまいました。
その爆発によって、兵器類の開発資料が隠されていた別の研究所への入口が現れ、フランキーはそこを拠点に2年を過ごし新たな技術を手に入れることになりましたが、侵入者がフランキーであることすら知らない海軍はこの件をバルジモアの悪夢と呼ぶようになりました。
ベガパンクの過去
冬島であるバルジモアは極寒の地で、常に雪が降っている環境です。
そのため幼少期のベガパンクは、国の人々に少しでも快適な暮らしを提供したいと、「島ごと温める”土暖房システム”」の開発に勤しみました。
結局その発明は、頭の中の完成図に対して、技術力や金銭面などの現実が追いついてこれず未完成のままで終わってしまいます。
しかし、国の人々のために開発に勤しみ、「みんなを楽にしてやれない」と泣くベガパンクの姿だけで、周りの人々の心は暖まったそうです。
ベガパンクはノミノミの実の脳みそ人間

ベガパンクは、ノミノミの実を食べた脳みそ人間です。
ノミノミの実は知識を際限なく記憶できる悪魔の実で、覚えた情報量が増えるほど頭が肥大化します。
ベガパンクは世界最大の頭脳を持つ男と呼ばれていましたが、比喩表現ではなく本当に世界一大きな脳を持つ人間です。
現在は大きくなりすぎた脳を切り離しており、巨大化した脳をパンクレコーズという外部記憶装置として使用しています。
パンクレコーズとベガパンク本体の脳はアンテナを通じて繋がっており、将来的には全ての人間とパンクレコーズの知識を共有しようとしています。
ノミノミの実は全てを記憶できるだけの悪魔の実で、知能が増すなどの効果はありません。
ベガパンクが世界一の天才科学者と呼ばれているのは、あくまで本人の能力です。
ベガパンクの登場回まとめ

エッグヘッド編開始前の登場回
エッグヘッド編が始まる前のベガパンクの登場回は以下の通りです。
- 名前のみ:45巻 433話 “その海の名は”
- シルエット:50巻 485話 “麦わらの一味・海賊狩りのゾロ”
- シルエット:69巻 684話 “やめるんだベガパンク”
ベガパンク本人がはっきり描かれることはありませんが、重要人物であることは強調されていました。
エッグヘッド編で本格的に登場
ワンピース1061話で初めてベガパンクを名乗る若い女性が登場。
ベガパンクはそれまで男性として扱われていたため、さまざまな考察がされました。
その後、ベガパンクには6人の分身である猫が存在し、本体は別にいることが判明。
ベガパンクを名乗る女性は、サテライトのベガパンクリリスでした。
1066話でベガパンクステラが、初めて登場します。
ベガパンクは世界政府から命を狙われている
エッグヘッド編では、エッグヘッドが舞台になる限り、ほぼ毎回ステラかサテライトの誰かが登場するほどベガパンクの出番は多いです。
ベガパンクの科学力は人類が500年かけて到達する域にあると言われており、エッグヘッドは未来島と言われていました。
しかし、エッグヘッドには900年前に高度な文明が存在しており、ベガパンクは古代文明の科学技術を再現しようとしていることが判明。
ベガパンクは古代文明を再現するために、空白の100年の歴史の研究にまで手を出していました。
禁断の研究に手を出したベガパンクは、世界政府から命を狙われることに。
ベガパンクは、麦わらの一味と協力して脱出を試みます。
しかし、エッグヘッドは包囲され、ベガパンクを人質にした立てこもり事件として世界中に報道されています。
ベガパンクと研究組織
次にベガパンクと関わりのある研究組織とその研究内容についてみていきましょう。
違法で非人道的な研究を行う科学者集団:MADS

現在ベガパンクは世界政府の海軍科学特殊班に所属しトップを務めていますが、その前は「MADS」と呼ばれる科学者集団に所属していたのではないかと言われています。
直接的に「所属していました」と言われていないためまだギリギリ確定事項ではないものの、当時所属していた他のメンバーのセリフなどから、ほぼ確実に所属していたと思われます。
また、ジャッジが所属していた研究チーム(十中八九MADSのこと)が、ベガパンクが逮捕されたことで解散したと言われているため、ベガパンクはMADSのリーダーのような存在だった可能性が高いです。
ヴィンスモーク・ジャッジ
ジャッジはサンジの血縁上の父親であり、ジェルマ王国の国王とジェルマ66の総帥を務めています。
MADSに所属していたことが確定しており、人体の改造やクローンの製造を得意とする科学者です。
ジャッジについて息子のヨンジが語ったセリフでは、ベガパンクがMADSに所属していたとは言っていないものの、共に研究していたと話しています。
このセリフが有力な根拠となり、ベガパンクもMADSに所属していたと考えられています。
「(ジャッジは)おれ達が生まれる前は海外の無法な研究チームに所属し かのDr.ベガパンクと共に兵器の研究をしていた」
クイーン
クイーンは現在カイドウが率いる百獣海賊団の大看板を務めています。
MADSに所属していたことが明言されており、生物兵器(ウイルス)の開発やカラクリ武器の製造を得意とする科学者です。
クイーンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてください!
シーザー・クラウン
シーザーは1061話公開現在、扉絵連載の中でジェルマ66と行動を共にしている様子が描かれています。
人間の巨大化に関する研究や人造悪魔の実SMILEの開発をしている科学者です。
ベガパンクと同じくMADSへの所属が明言されているわけではありませんが、他のメンバーのセリフからほぼ確実にMADSに所属していたと思われます。
その他のメンバー
その他のメンバーとして、自称白髭の愛人のバッキンガム・ステューシーがMADS居候として在籍していました。
以下の科学者たちもその実力などからMADSと関係しているのではないかと言われています。
- リンドバーグ
- ドクトル・ホグバック
- Dr.インディゴ
海軍特殊科学班:SSG
ベガパンクが現在所属しているのが、海軍特殊科学班です。
英語表記だと「Special Science Group」で、略してSSGと呼ばれています。
SSGという名前は海軍大将である藤虎と緑牛の会話の中で登場しましたが、組織としての登場はまだなく、詳細は不明です。
しかし、新型パシフィスタ「セラフィム」についてはSSGの発明であることが判明しています。
研究内容

ベガパンクがこれまでに研究してきた内容をみていきましょう。
海楼石の加工
巨大な海王類の住処であるカームベルトも、軍艦の底に海と同じエネルギーを発する海楼石を付けることで素通りすることが可能になりました。
バブルシールドなどの装備に、海楼石が使用されているのかもしれません。
人工生物
パンクハザードで、護衛用にドラゴンを造り出しました。
悪魔の実を物に食べさせる
悪魔の実の伝達条件を研究したことにより、その後無機物にも悪魔の実を食べさせることができるようになりました。
サイボーグ
バーソロミュー・くまを元にした人間兵器パシフィスタを開発しました。
バーソロミュー・くま型はプロトタイプで、現在はセラフィムと呼ばれる新型が登場しています。
パシフィスタについては、本記事でも後ほど詳しく解説・考察していきます。
血統因子
「生物の設計図」である血統因子を発見しました。
この血統因子は、ジェルマ66のクローン兵や後述の人造悪魔の実の開発などにも利用されています。
人造悪魔の実
ベガパンクは前述の血統因子を応用し、人造のウオウオの実を造っていました。
作中では失敗作と呼ばれていますが、幻獣種であるウオウオの実の能力を再現できているところも多く、何をもって失敗作とされているのかは判明していません。
元になったウオウオの実については、こちらの記事で詳しく解説・考察しています。
なお、シーザーもベガパンクの血統因子の技術を応用して人造悪魔の実を造り出しており、こちらはSMILEと呼ばれています。
人造悪魔の実SMILEについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
その他:人体の巨大化
シーザー曰く「また人体の巨大化に失敗したそうだな!!」とのことで、成功はしていなかったようですが、ベガパンクも研究していたようです。
ベガパンクの主な功績「パシフィスタ」
次はベガパンクの功績の中でも特に注目されているパシフィスタについてみていきましょう。
バーソロミュー・くまをベースにしたプロトタイプ

パシフィスタとは、ベガパンクが造り出した人間兵器のことです。
プロトタイプはバーソロミュー・くまをモデルに造られており、全ての個体がバーソロミュー・くまの見た目をしています。
パシフィスタの製造番号はバーソロミュー・くまの「PX-0」を始めとして、「PX-〇〇(数字)」で表されます。
プロトタイプの性能は以下の通りです。
- 鋼鉄以上の硬度を持つ身体
- 口と両掌から鉄をも溶かす高熱のレーザーを発射できる
- 両目に賞金首の顔・名前・懸賞金の識別機能
なお、バーソロミュー・くまについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
また、1061話で「ベガパンクに用がある」と話していたジュエリー・ボニーは、バーソロミュー・くまの娘ではないかと考察されています。
詳しくはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
バーソロミュー・くまがベースのマークⅢ

エッグヘッド編では、プロトタイプの発展型であるマークⅢも登場しました。
詳細な機能は不明ながら、プロトタイプをはるかに凌ぐ性能を持っているようです。
またベガパンクの発明した最強の盾と呼ばれるバブルシールドを装備。
バブルシールドは、防御能力に優れた泡をさまざまな形状に変えることで攻撃を防ぎます。
バブルシールドには海のエネルギーも配合されており、能力者を無力化する海楼石のような効果も持っています。
能力者に対して非常に強力な戦力であり、悪魔の実の能力を持つセラフィムに対抗できる装備を持っているとも言えるでしょう。
完成版パシフィスタ”セラフィム”

完成版のパシフィスタは、セラフィムと呼ばれています。
詳しいことはまだ判明していませんが、セラフィムには血統因子の技術が応用されていると思われます。
自我を持っていることも明らかになり、命令通りに動く兵器のままでは終わらない可能性が高いです。
セラフィムのベースはルナーリア族のキング
まず、セラフィムのベースはルナ―リア族のキングだと思われます。
セラフィムは現在2体登場しているのですが、2体ともルナ―リア族の「白い髪、褐色の肌、黒い翼、発火する背中」という特徴を持っています。
キングはかつて政府の実験施設に囚われていたため、その時に血統因子を抽出されたのでしょう。
セラフィムはルナーリア族の耐久力を持っており、背中の炎が消えない限り、あらゆる攻撃が通用しないと思われます。
キングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
こちらの記事ではルナ―リア族について考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
グリーンブラッドで悪魔の実の能力を付与
セラフィムはグリーンブラッドで、悪魔の実の能力が付与されています。
グリーンブラッドは、悪魔の実の能力者の血統因子から作り出した人口の血液。
グリーンブラッドを投与することで、元の悪魔の実の能力者と同じ能力を付与することが可能です。
ただし、ロギア系の悪魔の実の能力は複製できないことが分かっています。
セラフィムのモデルは七武海
最新1103話の時点でセラフィムは7体登場しており、初期の七武海の7人のクローンを改造しています。
ただし、外見は七武海の幼少期の姿で、これから成長していくようです。
またルナーリア族の血統因子のせいか、体格はオリジナルより大きいです。
ハンコック型のS-スネーク、ミホーク型のS-ホークが女ヶ島を攻撃する際に登場。
くま型のS-ベアはCP-0の任務に駆り出されており、ジンベエ型のS-シャークはエッグヘッドで登場しました。
その後、S-スネーク・S-ホーク・S-ベア・S-シャークの4人はエッグヘッドに集結し、麦わらの一味や海軍と戦っています。
クロコダイル・ドフラミンゴ・モリア型はエッグヘッド外で行動
クロコダイル型・ドフラミンゴ型・モリア型のセラフィムも登場していますが、最新1103話の時点ではエッグヘッドにいません。
海軍の戦力として駆り出されているようで、各国の反乱を収めるために戦っています。
3体が登場したのは過去回想なので、後からエッグヘッドにやってくる可能性もありそうです。
ステラ(本体)とサテライト(猫)の関係性

ベガパンクには本体であるステラのほかに、サテライトと呼ばれる分身が存在しています。
ステラとサテライトはパンクレコーズを通じて、すべて知識や体験を共有しています。
ただし、記憶を共有するには同期が必要です。
サテライトはそれぞれ異なる人格を持ち、ベガパンクの感情や欲求を表現しています。
ここでは、サテライトそれぞれの見た目や役割について解説していきます。
PUNK-01:正(シャカ)

シャカは、サテライトの中で「正」を担当しており、正義感の強い真面目な性格です。
サテライトの中のリーダー的存在で、政府に命を狙われた際は自分達サテライトよりも、ステラを助けることを優先しています。
1064話で、革命家ドラゴンと無線で会話している描写が登場しました。
ステラとドラゴンは旧知の仲ですが、シャカとドラゴンも親しい関係のようです。
1077話でヨークに銃撃され、1090話で死亡したことが語られました。
また、銃弾を受けた際に血が飛び散っていたため、シャカは機械ではなく人間の可能性が高いです。
1101話でベガパンクが想定していたサテライトは5人だけで、シャカの役割も含まれていませんでした。
そのためシャカはサテライトではなく、ベガパンクとは別人という考察もされています。
死亡したのはミスリードの可能性もありそうです。
PUNK-02:悪(リリス)

リリスは、自分勝手な性格で世界政府や海軍に反抗的です。
その反面、可愛らしい見た目で読者からの人気が高いキャラクターです。
麦わら一味がエッグヘッドに到着する直前、巨大ロボットの中からベガパンクを名乗り現れました。
ベガパンクの悪の面を象徴する性格と思われ、正のシャカのことを嫌っています。
しかし、シャカとピタゴラスが死んだのを泣いて悲しんでおり、情に厚い面もあるようです。
PUNK-03:想(エジソン)

サテライトの中でも一番小柄で、ロボットのような見た目をしているのが特徴です。また、エジソンは関西弁で話し、一人称は「ワイ」です。
ベガパンクの発想の人格を持ち、新しい発明を閃名たり、図面を書くことが得意です。
名前の由来は発明王「トーマス・エジソン」で、本体のテスラが電流を発明した「ニコラ・テスラ」だとすると、2人はライバル関係にあります。
そのため、ワンピース1076話時点では、サテラをさらった黒幕と考察されていました。
1090話でリリスはシャカ・エジソン・ピタゴラの名前を叫んで泣いて叫んでいますが、エジソンは生存しています。
PUNK-04:知(ピタゴラス)

ピタゴラスの名前の由来は「知」を意味する古代ギリシャの数学者・哲学者ピタゴラスから来ていると思われます。
ロボットのような見た目で、頭に大きなゼンマイがあるのが特徴的です。
エジソンに敬語を使っている描写があったため、上下関係があるのではないかと推測できます。
サテライトの中で、実験データの収集など科学的な役割を担っています。
1078話でS-スネークに踏みつぶされて爆発。
1090話で死亡したことが語られました。
PUNK-05:暴(アトラス)

アトラスの名前の由来は「暴」を意味するギリシャ神話の巨人アトラスから来ていると思われます。
男勝りな性格で、能力についてはまだ詳しく描かれていませんが、他の猫(サテライト)と同じくベガパンクステラと連携して行動しています。
暴れるのが仕事言っていることから、ステラの代わりに暴れてストレスを発散する役目かもしれません。
また、可愛らしい見た目に反して背丈が大きく、ルフィから「カイドウくらいでけー!!」と言われています。
ルッチの六王銃で頭部を破壊されましたが、修復されて登場しました。
PUNK-06:欲(ヨーク)

ヨークは、そばかす顔をしており、他のサテライト分の食事、排泄、睡眠を代行しています。
本編では、ヨークの「KDN」という行動が出てきましたが、おそらく人間の3代欲求である「食う・出す・寝る」の頭文字を取っています。
のんびりした言動から人畜無害の存在と思われましたが、実はステラを攫った黒幕であることが1077話で判明。
「天竜人になりたい」と発言しており、他のベガパンクを殺すことには何のためらいもないようです。
他のベガパンクと同様に世界政府に命を狙われますが、マザーフレイムを提供することを条件に自分が天竜人になることを認めさせました。
しかし、1089話で麦わらの一味と他のベガパンクたちに拘束されていることが判明し、現在は世界政府に対する人質となっています。
ベガパンクが作ったマザーフレイムとは?
マザーフレイムは古代兵器のコピー?

マザーフレイムは、ベガパンクが開発した古代兵器のコピーの可能性があります。
ワンピース1060話では、謎の兵器の攻撃でルルシア王国が消滅しました。
イム様は「ベガパンクが作ったマザーフレイムを使いたい」と言っており、実験先として名前が挙がったのがルルシアです。
このことから、ルルシアはマザーフレイムによる攻撃を受けて消滅した可能性があります。
五老星が「試してみなければアレが本物かどうか分からない」とも言っており、マザーフレイムが何らかのコピーである可能性があります。
島を消し飛ばすほどの兵器のコピーと考えると、マザーフレイムは古代兵器のコピーの可能性が高いでしょう。
古代兵器を今まで使わなかった理由も、マザーフレイムが最近作られたコピーと考えれば説明がつきます。
マザーフレイムは古代兵器の燃料?

マザーフレイムは、古代兵器の燃料の可能性もあります。
世界政府は、すでにマザーフレイムを手に入れています。
古代兵器は使い捨てとは考えにくいため、一度作ったら繰り返し使えるでしょう。
マザーフレイムを開発したベガパンクを殺しても、問題ないはずです。
しかし、五老星はヨークに「マザーフレイムはお前にも作れるんだな?」と質問。
ヨークは「アレを作る融合炉はこの島にある」と言っています。
これらのセリフから、マザーフレイムは融合炉で作る燃料の可能性が高くなりました。
世界政府の持つ古代兵器は燃料が無いせいで使用できなかったのが、マザーフレイムのおかげで使えるようになったと考えられます。
ベガパンクの正体を考察
本記事の最後に、ベガパンクの正体について考察していきましょう。
ベガパンク”未来人”説
ベガパンク未来人説は、こちらのバーソロミュー・くまのセリフによって考察されるようになりました。
「奴の科学力はすでに…これから人類が500年をかけて到達する域にいるといわれている」
セリフの通り、実際に500年先の未来から来たのではないかと言われています。
ベガパンクは幼少のころ、自分の頭の中の設計図に対して現実が追いついてこないという壁にぶち当たっています。
そのため、500年先の未来では実現できていたものが、現代では実現できずに悩んでいたという事なのではないかと考察されているわけです。
また、ベガパンクの故郷が”未来国”と呼ばれていることにもつながりがあるかもしれません。
もし未来人であれば、タイムカプセルを所有していたか、トキトキの実のようにタイムトラベルできる悪魔の実の能力を使った可能性が高いでしょう。
また、ワンピースの世界ではこれから大戦が起こると言われていますので、ベガパンクはこの時代の大戦に干渉することで未来を変えようとしているという可能性もあるかもしれませんね。
ただ、ベガパンクがエッグヘッドに存在した古代文明の技術を再現しようとしていることが判明したため、未来人の可能性は低くなりました。
ベガパンク”月の民”説
ベガパンク月の民説は、扉絵連載で登場したツキミ博士の存在から考察されるようになりました。
ツキミ博士はすでに亡くなっていますが、扉絵連載で月にいるエネルと行動を共にしているカラクリロボットを生み出した科学者で、その高い技術力が注目されています。
そんなツキミ博士が生み出したカラクリロボットですが、実は月にも見た目がほとんど同じのカラクリロボットが眠っていました。
そのため、ツキミ博士は月の技術を持っていたと考えられています。
加えて、ツキミ博士の出身国は「”未来国”バルジモア」であることも判明しています。
どちらもルフィたちが住む世界では到底誰も到達できないような領域の頭脳を持ち、故郷の名前が同じであれば、ベガパンクとツキミ博士が全く関係のない人物だとは思えません。
しかし難しいのが、ベガパンクの故郷のバルジモアは冬島の”からくり島”にあるのに対し、ツキミ博士の故郷のバルジモアは雪が降っていない”カラクリ島”にあるという点です。
名前の読み方は同じでも、表記や環境が違うことから、この二つのバルジモアは別々の国ではないかと考えられており、パラレルワールドなのではないかという意見もあります。
二つの島の関係はまだ謎に包まれていますが、少なくともベガパンクが月の技術と同様の技術を持っている可能性は非常に高く、月から移住してきたもしくは月の民の末裔と考えることができそうです。
ベガパンクについてのまとめ
今回はベガパンクについてみてきましたが、いかがでしたか?
長らく名前とシルエットの登場しかなく謎に包まれていたベガパンクですが、エッグヘッド編で物語の中心人物となっています。
ベガパンクは麦わらの一味と行動を共にすることになり、仲間になる説まで飛び出しています。
ベガパンクの開発したセラフィムも、今後出番が増えそうな存在です。
技術面においてワンピースの世界で唯一無二の存在であるベガパンクの活躍に、これからも注目していきましょう!