「母さんも僕も人の心に呪われたって言うのか」

吉野順平の心の叫び
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦4巻26話で、虎杖悠仁いたどりゆうじに向けて放ったセリフです。
吉野順平は、真人の「人に心なんてない」という言葉に救われています。

虎杖と知り合ったことで考えを改めますが、その直後に母親を殺されました。
人に心があると認めてしまったら、母親は人の心に呪われて殺されたことになる。

順平にとって、人に心があると認めるのは辛すぎたのでしょう。

最後に「なんで?」と言ったのは自分の境遇を嘆いたから?

吉野順平の最後のセリフ
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

吉野順平は、死亡する前に「ゆうじ…なんで?」と言って息を引き取りました。
このセリフに関してさまざまな考察がされていますが、正確なことはわかりません

単純に考えると、母親が殺されたことや自分が改造人間になって死んでいくこと嘆いているように思えます。

また、虎杖のことをゆうじと名前で呼んだことから、順平は虎杖とクラスメイトになった幻を見ていたとも言われています、

順平は「なんで」と自問しながら戦っていたので、錯乱して「なんで」とつぶやいただけかもしれません。

ただ、無為転変の能力と真人の性格を考えると、虎杖の動揺を誘うために真人が言わせた可能性もありそうです。

【呪術廻戦】吉野順平の死亡理由・生き返る可能性を考察

死亡理由は真人に声をかけたことがきっかけ

真人に声をかける吉野順平
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

吉野順平の死亡理由は、特級呪霊の真人に声をかけたことです。
人を簡単に殺せる力を持った真人に、好奇心で声をかけたことが死につながったと言えます。

真人は順平に優しい言葉をかけていましたが、内心では馬鹿にしていました。
最初は面白半分で順平に付き合っていただけで、特に殺すつもりはなかったようです。

ただ、途中から虎杖と順平が親しくなるように仕向けていました
また、宿儺の指を順平の家に置いて、母親が死ぬように仕組んでいます。

順平を改造人間にしたのは宿儺に助けさせるつもりだった?

自分の事が見える吉野順平に興味を持つ真人
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

真人が順平を改造人間にしたのは、虎杖が宿儺の力で順平を元に戻すのを期待していました。
順平を元に戻す代わりに、虎杖が宿儺有利の縛りを結べば真人たちには都合が良かったようです。

実際、虎杖は「何でもするから順平を治してくれ」と頼んでいます。
しかし、宿儺はあっさり断り、順平は死亡しました、

結局死亡しましたが、真人は順平は助かると考えていた可能性が高いです。
ただ、「楽しいよ 愚かな子供が死ぬのは」と言っており、助かった順平を虎杖の目の前で殺すつもりだったのでしょう。

死亡確定しているので生き返る可能性はほとんどない

改造人間にされた吉野順平
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

吉野順平の死に方はあまりに救いがないため、復活を望む声は多いです。
ただし、反転術式で改造人間を元に戻すのは不可能で、無為転変以外に治す方法があるのかも不明です。

ファンブックには順平の年齢の欄には享年と記載されており、死亡が確定しています。
受肉して登場する可能性はありますが、普通の人間として復活する可能性はないでしょう。

【呪術廻戦】吉野順平についてまとめ

呪術廻戦の吉野順平について詳しく解説しました。
吉野順平はアニメではOPに登場し、主人公の仲間になりそうなのにあっさりと殺されてしまいます。

最後まで救いのない死に方をした悲劇的なキャラクターですが、吉野順平のエピソードは呪術廻戦という作品の方向性を決定づけたと思います。

吉野順平の死と真人との戦いを経て、虎杖悠仁は七海健人に呪術して認められました。
悲しいエピソードですが、虎杖悠仁が呪術師になるためには吉野順平の死が必要だったのでしょう。

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