
秤金次は呪術高専東京校の3年生です。
五条悟から高く評価されるほどの実力者ですが、ギャンブル好きでかなりユニークな術式を使います。
呪術廻戦の秤金次の強さや術式、領域展開、性格などについて解説します。過去のエピソードもまとめました。
秤金次のプロフィールや性格
プロフィール・生年月日は?

プロフィール | |
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名前 | 秤金次 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校 |
学年 | 3年生 |
年齢 | 18歳~19歳 |
誕生日 | 不明 |
術式 | パチンコの演出を具現化する術式 |
領域展開 | 座殺博徒 |
等級 | 不明 |
身長 | 不明 |
秤金次は、呪術高専東京校に在籍している2人の3年生のうちの1人です。
11話で3年生は停学中と言われており、12話で名前も判明しますが、実際に登場したのは153話でした。
生年月日は、明らかになっていません。
高専では留年はしていませんが、中学で留年にしているため、年齢は18歳~19歳です。
回想シーンで2度登場し、153話で本格的に登場しますが、その度に雰囲気が大きく変わっています。
現在は紫の髪に切れ目を入れた眉毛が特徴的で、10代とは思えない貫禄がある風貌です。
五条悟や乙骨憂太から実力を高く評価されており、最強クラスの呪術師だと期待されていました。
死滅回遊編ではその実力を存分に披露しています。
停学になった後は術師が戦う賭け試合の胴元をしていた

秤金次は2017年の12月に停学になり、その後は呪術高専東京校には通っていません。
作中で呪術高専が描かれた際に秤は全く登場せず、禪院真希が停学中と言っているだけです。
渋谷事変後に所在が判明し、術師が殴り合う賭け試合の胴元をしていたことが判明。
賭け試合をしている賭博場の名前は、「ガチンコファイトクラブトーナメント」です。
賭け試合が違法である上に、非術師の観客に術師が戦う姿を見せるのは呪術規定8条の「秘密」に抵触する行為です。
賭け試合の胴元をしているのがバレたら、停学どころではすまないかもしれません。
しかし、秤は呪術規定を改定して、ファイトクラブを規定で認められた組織にする野望があるようです。
ギャンブル好きで粗暴だが優しい性格

秤金次は、さまざまな情熱を「熱」と表現する相当なギャンブル好きです。
熱が感じられるギャンブルをこよなく愛しており、ファイトクラブで日本の熱を支配するのが野望。
停学になった理由は保守派の呪術師を殴ったからで、かなり粗暴な性格です。
やっていることを考えると完全な危険人物ですが、実は優しい性格でもあります。
東京が壊滅したことでヤケになって暴れるシャルル・ベルナールを力づくで止めた後に、漫画家として成功するように激励しています。
術式や領域展開が相手を傷つけるための能力ではないのは、本質的に相手を傷つけるが嫌いだからなのかもしれません。
秤金次の強さ・能力・術式の考察
ノッてるときは特級呪術師の乙骨より強い?

秤金次は五条悟から自分に並ぶ術師になると評価されており、乙骨憂太からはノッてる時は僕より強いと評価されていました。
実際に大当たりが出た時は、ほぼ不死身になるので乙骨の言っていることは嘘ではない言えます。
ノッている時の強さは、特級呪術師並みと言えるでしょう。
ただ、単独で国家転覆ができる能力ではないので、等級は1級術師の可能性が高いです。
また、大当たりが出ない場合は、実力を発揮できません。
当たりがでないと領域展開で呪力を無駄になる可能性もあり、運が悪いとかなり弱くなります。
強さも運に左右されるのが、非常にギャンブル的で秤らしいと言えるでしょう。
呪力がざらついているのも武器

秤金次は呪力に特性があり、五条悟からはざらついていると言われています。
ざらついた呪力を込めた打撃は、殴られた痛みに加えてやすりで削られたような痛みを与えるようです。
助力を込めた攻撃に、激しい痛みが付与されるのでかなり攻撃向けの特性と言えます。
ただし、痛みが増すだけで、攻撃の威力そのものが上がるわけではありません。
術式はパチンコの演出を具現化する能力?

秤金次の術式は、パチンコの演出を具現化する能力と考えられます。
術式の名前は明かされていません。
パチンコの演出を具現化し、当たりが出た場合に秤の強化などが行われる術式です。
大当たりでは不死身に近い状態となり、体が欠損しても元に戻ります。
疑似連は秤の状態を少し前に戻せるため、受けたダメージをなかったことにすることも可能。
当たりが出た場合の効果は秤が決めているようですが、術式でどこまでできるのか不明です。
また、術式は自分の強化に使うもので、敵を攻撃する能力はありません。
術式にコンプラ的な問題があるから留年設定が追加された?
術式にコンプラ的な問題があるせいで、秤金次の年齢は18歳以上になった可能性があります。
漫道コバヤシで、作者の芥見下々は秤の術式にいコンプラ的な問題があると明かしていました。
秤の術式はパチンコに関係したものなので、秤の年齢が18歳以上でないと問題があります。
秤は高専の3年生で留年もしていないため、年齢は18歳か17歳です。
秤はパチンコができない年齢の可能性もあるわけです。
しかし、登場した直後の154話で中学で留年していたという設定が明かされました。
秤がパチンコをしても問題ない年齢にするために、中学で留年したという設定が追加されたのかもしれません。
秤金次の領域展開について解説
領域展開坐殺博徒(ざさつばくと)は「CR私鉄純愛列車」がモデル

領域展開の坐殺博徒は、「CR私鉄純愛列車1/239ver.」をモデルにしています。
私鉄純愛列車は、呪術廻戦の作中に登場するラブコメ漫画です。
CR私鉄純愛列車1/239ver.は私鉄純愛列車を元にしたパチンコで、座殺博徒はこのパチンコの演出を具現化する領域展開です。
秤本人しかパチンコに干渉できず、領域内にいる相手は秤がパチンコをしている様子を見せつけられることに。
領域に入った相手にとって演出は無害ですが、当たりを引くと秤が強化されます。
パチンコを止めるには秤の呪力が尽きるまで待つか、秤を倒すしか方法はありません。
必殺効果はなく必中効果もパチンコの情報を開示するだけ

座殺博徒は、必中効果しかない異色の領域展開です。
秤金次の術式は相手を攻撃する能力ではないので、領域展開に必殺効果がないのはデメリットになりません。
座殺博徒は具現化したパチンコのルールを説明するだけで、領域内にいる相手には無害な領域展開です。
一見意味のない領域展開に見えますが、無害であることが縛りになっています。
領域を展開するスピードが異常に速く、押し合いにも強いため、相手の領域展開をつぶす効果は非常に高いです。
大当たりのボーナスで呪力切れがなくなり、反転術式はフルオート

大当たりを引き当てると、無限の呪力が秤の体に4分11秒間流れ続ける状態になります。
大当たり中は呪力切れが無くなり、秤自身の呪力出力も上がります。
作中では電気の特性を持つ鹿紫雲の攻撃を受けても、特性を無効化するほど秤の防御が強化されていました。
また、反転術式がフルオートで発動するため、不死身に近い状態に。
致命傷を負っても一瞬で元に戻り、毒を受けた場合でも全自動で毒素を除去します。
意識的に治療を行う必要がないため、意識が無くなった場合でも自動で回復可能です。
相手の領域展開をつぶす効果と大当たり時の強さで、最強クラスの領域展開と言われています。
大当たりの後は領域展開の連続使用が可能

秤金次は、大当たりを引いた後なら領域展開の連続使用も可能です。
領域展開は莫大な呪力を消費するため、連続して領域を展開できる呪術師はほとんどいません。
領域を展開した直後は、術式も焼き切れて使用できない状態です。
しかし、大当たりを引いた状態なら領域を展開が終了しても、呪力は完全に回復した状態になっています。
秤は大当たりが続けば無限に領域を展開可能で、焼き切れたはずの術式も使用可能です。
発動時の掌印は弁財天印で金運に関係している?

秤金次が領域展開する際の掌印は、弁財天印と思われます。
弁才天印は両手を平行に構えて、右手の親指と人差し指で輪を作る形です。
弁才天は弁財天と書かれることも多く、金運を司る神としても有名です。
秤の領域展開は直接金運と関係ありませんが、ギャンブラーだから弁財天の掌印を使うのかもしれません。
秤金次と関係の深いキャラクター
星綺羅羅

星綺羅羅は呪術高専東京校の3年生で、秤金次の同級生です。
秤と一緒に行動しており、高専が舞台の時は登場しませんでした。
呪術廻戦10話で3年は停学中と言われていたので、綺羅羅も停学中なのかもしれません。
ギャル風のファッションで女性にしか見えませんが、実際は男性です。
秤と恋人のように見えますが、実際の関係はわかっていません。
綺羅羅は術式の星間飛行で秤を守っており、マーキングされた人間は秤の部屋に近づけない状態になります。
五条悟

五条悟は呪術高専東京校の教師で、現代最強の呪術師です。
五条は、秤のことを自分に並ぶ術師になると言うほど評価していました。
秤は高専の人間を嫌っていましたが、五条のことは恩人として慕っていたようです。
五条が封印されたと聞いて、かなりショックを受けていました。
以下の記事では五条悟について詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
伏黒恵

伏黒恵は、呪術高専東京校の1年生です。
死滅回遊を終わらせるために、戦力になる秤金次を探してファイトクラブにやってきます。
伏黒は停学中だった秤と面識はなく、野良の呪術師のフリをして秤に接触しようとしていました。
自分が賭け試合に出ようとしましたが、秤には信用されまず、代わりに虎杖が試合に出ています。
虎杖が秤に信用された後も、伏黒の印象は良くなかったのかウニ頭と呼ばれていました。
しかし、伏黒が禪院家の当主だと明かすと、秤の態度は急変。
禪院家の権力を利用して呪術規定を改定したい秤は、「伏黒君 仲良くしようネ」と笑顔で言っていました。
以下の記事では伏黒恵について解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
虎杖悠仁

虎杖悠仁は、呪術廻戦の主人公で呪術高専東京校の1年生です。
秤金次を味方にするために、伏黒と一緒にファイトクラブにやってきます。
伏黒が信用されなかったために、代わりに賭け試合に出ることに。
虎杖は観客を盛り上げる試合ができることを気に入られ、秤に会うことに成功します。
正体がバレてしまい秤に殴られますが、説得に成功し秤が仲間になるきっかけを作りました。
秤金次の過去の活躍とは?
1年前の交流会にも参加している可能性が高い

秤金次は、2017年の交流会に参加していた可能性が高いです。
2017年の交流会は、乙骨憂太がリカを呼び出して圧勝したことがわかっています。
そのため、秤は交流会ではあまり活躍していないでしょう。
とはいえ、16話で東堂葵は、最低でも3年を引っ張り出すと言っていました。
3年は秤と星綺羅羅の2人だけです。
1年前の交流会で秤と対戦して、多少意識していたと考えられます。
百鬼夜行では京都で戦闘

夏油傑が起こした新宿・京都百鬼夜行でも、秤金次は戦っていたことが判明しています。
東京校の学生ですが、なぜか京都に出向して戦っていたようです。
百鬼夜行での秤の活躍についてはほとんど言及されていません。
多くの描写が追加された劇場版「呪術廻戦0」でも、秤の戦闘は描かれませんでした。
術式のことで保守派と揉めて停学に

秤金次は、百鬼夜行で京都に出向した際に保守派の人間を殴って停学になりました。
揉めた理由は、秤の術式が新しいテクノロジーに関係したものだったからです。
術式の種類は非常に豊富で、ニューテクに関連した術式も生まれています。
保守派の呪術師は、新しい術式を問題視する人間が多いです。
パチンコを通して発動する術式が批判されたせいで、秤は保守派の人間をボコボコにして停学になったようです。
秤金次の登場シーンをご紹介
11話で初登場!

秤金次の初登場は、呪術廻戦2巻11話です。
五条悟が、将来自分に並ぶ優秀な呪術師として乙骨憂太と秤の名前を挙げています。
五条のイメージの中での登場なので、セリフはありません。
秤の横顔も描かれていますが、実際に登場した時と髪形などがかなり違います。
10話の時点でも、禪院真希が「3年のボンクラが停学中」が言っており、秤の存在は示唆されていました。
153話で賭け試合の堂本として登場

秤金次が本格的に登場したのは、渋谷事変が終わり、死滅回遊編直前の153話です。
11話で名前が登場してから、現在の姿が描かれるまで140話以上かかりました。
天元から秤は、術師が殴り合う賭け試合の胴元をしていることが明かされます。
虎杖悠仁と伏黒恵は、秤を仲間にするために賭け試合の会場がある栃木に向かうことに。
伏黒は賭け試合に参加することで、秤に会おうとします。
伏黒のハッタリが成功し、虎杖は賭け試合に参加することに。
対戦相手が仲間のパンダというまさかの展開になりますが、虎杖は秤に気に入られて会うことに成功します。
158話で死滅回遊の平定に協力すると宣言

伏黒とパンダも秤金次に会おうとしますが、星綺羅羅に阻まれます。
虎杖も高専の人間であることがバレてしまい、秤の攻撃を受けることに。
虎杖は反撃せず、秤の攻撃も避けずに説得しようとします。
自分は、呪いを祓う部品だという虎杖の態度に秤は激怒。
しかし、殴られても立ち上がってくる虎杖の態度に、秤は確かな熱を感じ始めます。
綺羅羅に「熱くなってるんじゃない?」と言われた秤は、虎杖たちの話を聞くことに
五条の封印や夜蛾の死を聞かされた秤は、死滅回遊の平定に協力することを約束します。
その代わり、伏黒たちも呪術規則の改定に協力するように要求しました。
182話では東京第2結界でシャルル・ベルナールと対戦

呪術廻戦の182話では、死滅回遊の結果以内で初めて秤金次の戦いが描かれます。
術式が使えるようになった漫画家志望の青年シャルル・ベルナールと戦いました。
シャルルは未来を見る術式を使いますが、秤は死角に移動して攻撃。
術式を使わずに、1秒先の未来を見るシャルルと互角以上に渡り合います。
2秒先の未来を読めるようになったシャルルに対し、秤は182話のラストで領域展開坐殺博徒を披露。
183話で坐殺博徒のルールが解説され、秤は大当たりを引き当てます。
秤は「実力で運を掴むんだよ」と言い、強烈な蹴りでシャルルを倒しました。
190話で鹿紫雲一に勝利し、仲間にする

185話ではパンダが鹿紫雲一に倒され、大当たり中の秤金次が助けに現れます。
鹿紫雲は電気の特性を持つ呪力で攻撃しますが、秤は大当たり中の呪力量で攻撃を防御。
秤は腕を吹き飛ばされても、瞬時に治るほどの反転術式を披露。
秤は何度も致命傷を負いますが、大当たりを引き当てながら戦い続けます。
188話では領域が消えた状態で脇腹を抉られますが、直後に領域を展開。
即座に大当たりを引き当てる豪運ぶりを見せます。
秤は電気の特性を持つ呪力を持つ、鹿紫雲を海に落として呪力切れを狙う作戦に。
秤の狙いは的中しますが、鹿紫雲は水蒸気爆発を起こします。
秤は左腕を失いますが何とか勝利、鹿紫雲が宿儺と戦うつもりだと知ります。
秤は鹿紫雲と交渉し、宿儺と戦わせる代わりに仲間にすることに成功しました。
秤金次についてまとめ
呪術廻戦の秤金次について解説しました。
最強クラスの呪術師として期待された秤金次ですが、チートと呼ばれるほど強力な領域展開を披露。
十分に期待に応える強さを見せました。
ギャンブラーらしく、運で実力が左右されるのも面白いところです。
今後の展開次第では、まだ活躍シーンがあるかもしれないので期待しましょう。