【チェンソーマン】ポチタの正体をネタバレ考察!そもそも悪魔じゃない?
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

ポチタは、チェンソーマンに登場する子犬のようなかわいいキャラクターです。
チェンソーマンの中でも非常に重要な存在ですが、その正体などポチタには多くの謎があります。

チェンソーマンのポチタの正体についてネタバレ考察します。

ポチタの正体は何者なのか?

プロフィール

ポチタをチェーンソー代わりにするデンジ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

名前ポチタ
性別不明
正体チェンソーマン
契約者デンジ
誰かに抱きしめてもらうこと
声優井澤詩織

チェンソーがついた子犬に見える悪魔

ポチタの事が気がかりなデンジ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタは、顔にチェンソーが付いた子犬のような見た目の悪魔です。
尻尾がチェンソーのスターターのようになっており、尻尾を引っ張ると顔のチェンソーが回転します。

ポチタは、傷ついて倒れていたところを主人公のデンジに助けられ、血を飲む代わりに助け合う契約をして一緒に生活することに

第1話ではデンジはもぐりのデビルハンターをしており、ポチタと一緒に悪魔と戦っていました。
ポチタをチェンソー代わりにして、木を切るシーンも描かれています。

かわいらしい見た目で言葉も話せないポチタですが、デンジの夢などに現れる時は理知的で高い知性を感じさせる口調で話をします。


最後は契約してデンジの心臓に

デンジの心臓になるポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタは、心臓となることで死亡したデンジを復活させました。
力を合わせて生活していたデンジとポチタは、ゾンビの悪魔によってバラバラにされてしまいます。

死体はごみ箱に捨てられますが、デンジの血が口に流れ込んだことでポチタは蘇生します。

デンジは、「自分が死んだらポチタに体を上げるから普通の生活をして、普通の死に方をして欲しい」と言っていました。

ポチタは、「私の心臓をやるかわりにデンジの夢を見せて欲しい」と言い、デンジを復活させます。
現実の世界でのポチタの登場は、第1話が最後です。

しかし、ポチタは死んだわけでなく、デンジと共に生きています。

ネタバレ!本当の姿はチェンソーマン

真チェンソーマン登場
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタの本当の姿は、地獄のヒーローと呼ばれるチェンソーマンでした。
ポチタはゾンビの悪魔に雑魚悪魔呼ばわりされていましたが、相当強力な悪魔です。

デンジはポチタと融合したことで、胸のスターターを引くとチェンソーマンに変身できるようになりました。
デンジのチェンソーマンの強さは本来の姿には及びませんが、並みの悪魔よりはるかに強いです。

また、殺されても胸のスターターを引くことで、復活することができます。
戦争の悪魔は、「何度殺してもチェンソーマンは立ち上がってくる」と言っていました。

戦争の悪魔と戦ったのは武器人間になる前なので、チェンソーマンはただの悪魔だった頃から死んでもすぐに復活する能力があった可能性があります。

助けを呼んだ者を助けに現れる地獄のヒーロー

地獄のヒーローチェンソーマン
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマンは、助けを呼んだも者の前に現れる地獄のヒーローと呼ばれています。
地獄にいた頃のチェンソーマンは助けを求めた悪魔の前に現れ、原因になった悪魔を殺していました。

しかし、助けを求めた相手まで殺してしまうため、悪魔から最も恐れられる悪魔とも呼ばれていたようです。
マキマから「チェンソーマンはやる事全部がめちゃくちゃでなきゃいけないの」と言われています。

悪魔から最も恐れられる理由は、食べた悪魔を概念ごと消滅させてしまう能力を持っているからです。
ただし、現世でコベニの助けに応じて現れた時は、人間のコベニは殺していません。

悪魔と違って人間は転生できないため、助けを求めたコベニは殺さなかったのかもしれません。
チェンソーマンに殺されて転生した悪魔もいるため、助けを求めた悪魔は食べていない可能性があります。

ポチタの正体は何の悪魔なのか考察


正体はチェンソーの悪魔ではない?

武器人間と戦うチェンソーマン
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタの正体は、チェンソーの悪魔ではない可能性があります。
デンジはチェンソーの悪魔になれると言われており、普通に考えればポチタの正体はチェンソーの悪魔のはずです。

しかし、チェンソーマンは、食べた悪魔を概念ごと消滅させる能力を持っています
トマトの悪魔がソーマンに食べられた場合、悪魔が消滅するだけでなくトマトの概念が世界から消えてしまうのです。

チェンソーマンに食べられたことで、核兵器や第2次世界大戦などが消滅し、人間の記憶からも消えてしまったようです。

チェンソーと関連性がなく、規格外の能力のためにポチタはチェンソーの悪魔とは別の悪魔の可能性があります

正体は神の悪魔?

膝まづくチェンソーマンの眷属
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタの正体は、神の悪魔とも考えられます。
チェンソーマンには眷属がおり、名前はセラフィム・ビーム・カルガリ・ドミニオン・ヴァーチェ・パワー・プリンシ・エンジェルです。

チェンソーマンの眷属は、悪魔ですが名前が天使の階級になっています。
眷属は従属する存在ですが、天使が従属する存在は神以外にありません。

天使の名前の眷属を持つチェンソーマンが、神に該当する存在なのは確かでしょう。
チェンソーマンが悪魔なら、神の悪魔の可能性が高いです。

チェンソーマンの世界は神の概念がないため、神の悪魔はチェンソーマンに食べられているという考察もあります。

しかし、第2部で「神様」という単語が登場したため、神の概念は消滅していない可能性が高いです。

正体は悪魔ではなく神そのもの?

ビームに跨るチェンソーマン
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマンは、神の悪魔ではなく、神そのものとも考えられます。
チェンソーは神と関係ないように見えますが、そうとは言い切れません。

キリスト教では神は、回る炎の剣をエデンに置いたとされています。
回る炎の剣は詳しく描写されていません。

しかし、刃が回転して火花も出るチェンソーは、回る炎の剣のようとも解釈できるのです。
チェンソーマンは、回る炎の剣を持つ神の姿とも解釈できます。

デンジのことを常に考え、自分を追い回したマキマにまで慈悲の心を持つポチタはとても悪魔に見えないという意見もあります。

ポチタの正体に関する考察・なぜ犬なのか?

見た目が犬の姿なのは弱っているから

デンジと食事するポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタが、犬の姿なのはチェンソーマンが弱った状態だからと考えられます。
マキマは、チェンソーマンが弱った状態で生きていたと言っていました。

地獄にいた頃のポチタは、いつもチェンソーマンの姿だったようです。
チェンソーマンは地獄で最も恐れられた悪魔なのに、ポチタの姿は知られていません

チェンソーマンがポチタの姿になることはほとんどなかったことになり、相当弱体化している可能性が高いです。

弱体化した戦争の悪魔もヨタカの姿になっているので、悪魔は弱体化すると動物の姿になるのかもしれません。

地獄の番犬ケルベロスがモチーフだから

吠えるポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマンの弱った状態が、犬なのはケルベロスがモチーフになっているからかもしれません。
ケルベロスは地獄の入り口を守る存在で、3つの首を持つ地獄の番犬として有名です。

デンジの夢に登場する扉を開けようとすると、ポチタが止める様子は番犬を連想させます。
夢の扉は地獄に通じていたわけではなかったですが、デンジを守るために扉を持っていたのは確かです。

地獄で死んで転生した悪魔は、死ぬ前の記憶としてチェンソーマンのエンジン音を聞いていました。
「死亡=地獄の門を通る」時にチェンソーマンと出会うと考えると、チェンソーマンは地獄の門を守る存在とも考えられます。

「DOG」を逆にすると「GOD」になることから神の仮の姿説も

デンジと歩くポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタが人間の姿をしているのは、神の仮の姿が犬だからとも考えられます。
犬は英語では「DOG」であり、逆さに読めば神を表す「GOD」です。

ポチタの正体が神、もしくは神の悪魔であることを示唆するために、弱体化した姿を犬のようにしたのかもしれません。

ポチタが倒れていた謎について考察

銃創があったのは銃の悪魔にやられたから?

傷ついたポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタに銃創のような傷があったのは、銃の悪魔にやられたからと言われています。
ポチタは、初めてデンジの前に姿を見せた時に銃創のような怪我をしていました。

ポチタが銃の悪魔と戦って、傷を負ったのなら銃創が付いているのは当然でしょう。
銃の悪魔は世界中で恐れられる悪魔ですが、13年前に何者かに倒されています。

この時期はデンジとポチタが出会った重なる可能性があり、デンジは銃の悪魔を倒した直後のポチタと出会ったのかもしれません。

弱っていたのは四騎士と闘った後だから?

チェンソーマンは4人の騎士と戦っていた
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタが弱っていたのは、4人の騎士や直後だった可能性があります。
87話で、マキマはチェンソーマンが4人の騎士や武器の悪魔たちと戦っている最中に消えたと発言

その後、チェンソーマンを探しても見つけることができず、瀕死の姿で生きていたから見つからなかったと言っていました

このことから、チェンソーマンが消えて間もなく、ポチタの姿になってデンジと出会ったと考えられます。
デンジと出会う少し前に、銃の悪魔と戦ったと考えても矛盾はありません。

チェンソーマンには地獄と現世を行き来する能力がある?

ポチタとデンジの出会い
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェンソーマンは、地獄と現世を行き来できる能力があるのかもしれません。
チェンソーマンと4人の騎士が戦ったのは、地獄の可能性が高いです。

しかし、デンジとポチタ、現世で出会いました。
4人の騎士と戦った直後にデンジと出会ったなら、チェンソーマンは死なずに現世に移動したことになります。

チェンソーマンは、武器人間になる前から死なない可能性もあります。
チェンソーマンは自力で地獄から現世に移動したか、何者かに移動させられた可能性が高いです。

ポチタと関係の深いキャラクター

ポチタの夢を叶えたデンジ

デンジはポチタの夢を叶えていた
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

デンジは、ポチタと融合してチェンソーマンになる力を手に入れた少年です。
デンジは、苦しんでいたポチタを助け、家族として長年一緒に生活していました。

ポチタにとってデンジは、「誰かに抱きしめてもらいたいという夢」をかなえてくれた存在です。
デンジが死んだと時は、デンジの心臓になることで彼を復活させました。

デンジにとっても、ポチタはかけがえのない存在です
ポチタが死んだと思った時は、泣くことがほどんどないデンジも涙を見せていました

ポチタは、今後もデンジの心臓として共に生きていくと思われます。

チェンソーマンに執着し続けたマキマ

現在のチェンソーマンへの不満を訴えるマキマ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

支配の悪魔・マキマは、チェンソーマンに異常に執着している第1部の黒幕的存在です。
マキマはチェンソーマンの概念を消滅させる能力で、人間の社会をより良い世界に作り変えるのが目的でした。

一方で、マキマは地獄のヒーローだったチェンソーマンを崇拝しています。
真のチェンソーマンを復活させるために、デンジを幸せにしてから全てを奪って絶望させるほど、チェンソーマンに執着しています。

マキマはチェンソーマンを支配して概念を消滅させる能力を手に入れようとする一方で、自分が食べられて消滅することも望みでした。

チェンソーマンに異常に執着しながら、デンジを全く意識していなかったせいで敗北しました。

以下の記事ではマキマについて詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

チェンソーマンを殺そうとする戦争の悪魔

チェンソーマンに敵意を燃やす戦争の悪魔
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

第2部に登場する戦争の悪魔は、チェンソーマンを殺すことに執念を燃やす悪魔です。
戦争の悪魔はチェンソーマンに食べられて弱体化しており、チェンソーマンを倒して力を取り戻そうとしています

戦争の悪魔は第2部の中心人物の三鷹アサの体を乗っ取っていますが、アサと共存する特殊な関係です。
ある意味、戦争の悪魔とアサの関係は、ポチタとデンジの関係に近いとも言えます。

戦争の悪魔はアサの通う高校にチェンソーマンがいることに気づいていますが、デンジがチェンソーマンだとは知りません。

三鷹アサと戦争の悪魔については以下の記事で詳しく解説しています
興味のある方は是非チェックしてみてください。

ポチタの名言

名言①「私は……デンジの夢の話を聞くのが好きだった」

初めて喋るポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

ポチタが、デンジに初めて人の言葉で話しかけた時のセリフです。
今まで犬のように鳴くだけだったポチタが、落ち着いた口調で話し始めたため、多くの読者を驚かせました

この後、「私の心臓をやる」と言ってデンジを復活させました。

名言②「絶対に開けちゃダメだ」

開けてはいけないドア
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

デンジが夢の中でドアを開けようとした時に、警告するポチタのセリフです。
デンジが夢の中で、ドアを開けようとするといつもポチタが「開けちゃダメだ」と言って止めていました。

ポチタが強く止めていたため、ドアを開けると地獄から悪魔がやってくるなど、さまざまな考察がされていました。
その後、ドアを開けたことで虐待されていたデンジが、身を守るために父親を殺した事実が発覚

ドアは心の扉で、デンジが父親を殺してしまった辛い記憶をドアの向こうに封印していたのです。
正当防衛とはいえ、父親を殺したことを思い出したデンジは心が壊れてしまいます。

ポチタがドアを開けるのを止めていたのは、デンジの心を守るためでした。
ポチタのデンジを思う気持ちがわかる名言です。

名言③「デンジ…私の夢はね 誰かに抱きしめてもらう事だったんだ」

デンジに抱きしめられるポチタ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

第1部最終回の97話で、デンジの夢の中に現れたポチタが言ったセリフです。
強すぎる悪魔だったポチタは、誰かに抱きしめてもらうことができませんでした。

ポチタがデンジの夢を叶えようとしていたのは、自分が夢を叶えてもらったからなのでしょう。
ポチタの夢を知ってから、見返すと第1話でのポチタのセリフがより感動的になります。

ポチタは、支配の悪魔の家族を作りたいという夢も叶えて上げてほしいと言います。
どうすればいいのわからないデンジに、ポチタは「いっぱい抱きしめて上げて」と伝えました。

デンジが、生まれ変わった支配の悪魔・ナユタを抱きしめて眠るシーンも感動的です。

ポチタの正体についてまとめ

チェンソーマンに登場するポチタの正体について考察しました。
マスコットのように可愛いキャラですが、本当の姿はチェンソーマンでまだまだ謎は多いです。

ポチタの正体は物語の根幹に関わると思われ、第2部でも正体は明らかになっていません。
ポチタの正体が明らかになる時は、チェンソーマンが終わるときなのかもしれません。

チェンソーマンの今後の展開に期待しましょう。

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