【ワンピースネタバレ考察】ジニーの病気は天竜人が原因!?時系列も踏まえ考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ジニーの死の原因となった「青玉鱗せいぎょくりん」。
治療法のない難病とされ、かつてボニーもこの病に冒されていました。

なぜ彼女たちは「青玉鱗」に発症したのか?時系列なども踏まえ考察していきます。

青玉鱗は天竜人が持つ奇病?

マリージョアの環境が原因?

マリージョア
出典:『ONE PIECE』 (C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ジニーが病気を持ち帰ったこと。
また娘のボニーが同じ病気にかかっていることから、マリージョアで発生する病気であることは間違い無いでしょう。

では何が原因で「青玉鱗」が発生するのか?

考えられる要因のひとつとして、マリージョアの立地が考えられます。

マリージョアは世界で最も太陽に近く、そして植物すら自生しない場所となっています。

そんな場所で太陽を浴びることは、下界の人間によくない影響を与えているのではないでしょうか?

太陽が原因の皮膚病は現実にもある

太陽が皮膚を硬化させる原因になるなんて、突拍子もないと思いますか?

しかし、現実にも太陽が原因で皮膚が硬くなる病気は存在します。
それが日光角化症

長年畑仕事やスポーツなど、太陽を浴びる仕事をしていた人に見られる症状です。

紫外線のダメージが蓄積することで、表面に角質やかさぶたが表れます。

このように、太陽が人体に影響は大きいものです。
勿論、マリージョアのように太陽に近い場所では、尚更人体に悪影響を及ぼすでしょう。


天竜人には耐性がある?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ジニーのようなマリージョアに行った下界人に見られる「青玉鱗」。

しかし、現在作中で登場した天竜人の中で、この病気にかかっているものはいません。

なぜ天竜人は「青玉鱗」に発症しないのか?
考えられる要因としては、耐性を持っているからです。

人間は置かれた環境に適用できるよう、長年かけて進化していきます。

山で過ごす人の肺活量が常人より優れているように。
天竜人も聖地マリージョアで過ごす中で、太陽に近い場所で生きられるよう進化してきたと考えられます。

なぜ青玉鱗は下界で見られるようになったのか?

フィッシャータイガーの奴隷解放が原因?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

マリージョア由来の「青玉鱗」ですが、作中では「近年稀に見られる」と語られていました。

なぜマリージョア以外でも見られるようになったのか?

ひとつはフィッシャータイガーの奴隷解放が考えられます。

マリージョアから種族問わず奴隷を解放した、フィッシャータイガーによる奴隷解放。
その際、「青玉鱗」を発症していた奴隷も、マリージョアから逃れたのでしょう。

そのため、下界でも「青玉鱗」が見られるようになったと考えられます。

奴隷解放と流行り始めた時期は一致する

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

実はフィッシャータイガーの奴隷解放は、ジニーが下界へ帰ってきた4年前。
ボニーが発症する8~9年前に行われました。

そして近年という言葉は、主に「5年から10年」の範囲を指して使われます。

そのため、奴隷解放と「青玉鱗」が流行り始めた時期は、ちょうど一致するのです。

そのため、「青玉鱗」はマリージョアから解放された奴隷が持ち帰った病気と考えて、まず間違いないでしょう。

稀に見られるというのも、奴隷から解放された人間しか発症していないと考えると、納得のいく発言です。

青玉鱗の治療法はエッグヘッドにあった?


ボニーは幼い頃エッグヘッドに訪れている

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

作中では「治療法はない」として、医者からも見放された「青玉鱗」。

ですが、この病気を発症し10歳までの命とされたボニーは、今も元気に生活しています。
一体どのようにして「青玉鱗」は治療されたのでしょうか?

そのヒントはエッグヘッドにあります。
「ワンピース」1062話にて、ボニーは子供の頃エッグヘッドを訪れたと語っていました。

ボニーは5歳の頃には病気を発症し外に出られなくなったので、ただ遊びに訪れたとは考えにくいでしょう。

そのため、病気の治療で訪れたと考えるのが自然です。

ドラゴンがベガパンクを紹介した?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

なぜボニーはエッグヘッドを訪れたのか?
その理由はドラゴンがベガパンクを、くまに紹介したからだと思われます。

ドラゴンとベガパンクといえば旧知の仲。
そして、ドラゴンは「青玉鱗」を治療できる医者を、独自に探してくれていました。

その中で治療できる可能性がある存在として、ベガパンクをくまに紹介したのでしょう。

そしてくまはベガパンクに希望を託し、ボニーと共にエッグヘッドへ訪れたものと考えられます。

900年前の技術が関係している?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ベガパンクには「青玉鱗」の治療法が分かっていた。

ではどこでベガパンクはその治療法を手に入れたのでしょう?

ヒントはエッグヘッドの技術が、900年前に存在した文明の再現という点です。

900年前といえばDの一族と、現在の世界政府が争っていた時代。
そして当時はまだ「青玉鱗」は、Dの一族にとっても天竜人側にとっても、一般的な病だったのかもしれません。

そして、彼らは治療法も確立していたと考えられます。

ベガパンクはその治療法を再現し、ボニーに施したのではないでしょうか?

ジニーの病気についての考察まとめ

「ワンピース」にはローが発症していた珀鉛病など、恐ろしい病が度々登場します。

その中でも「青玉鱗」はマリージョアでしか発症しないような、非常に稀な病気です。

そのため治療法もないのですが、果たしてボニーはどのようにして救われたのでしょうか?

そしてその為に犠牲になったくまの行く先は……。

おすすめの記事